二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ほらまた躓いた(ポエムNO.3-63)

2020年05月17日 | 俳句・短歌・詩集
   (2010年8月 撮影地榛名山)



人間はすぐに意味をほしがる。
なにをするにしても。
で・・・意味は?
とだれかを あるいは自分を問いつめたくなる。
意味のないことをしたくないのだ。

カミュの論文で有名なシーシュスポスの神話。
意味のないことをするのが どれほどたえがたいことか教えてくれる。
だけど 意味のあることのうちに
意味のないことが 必ず一つ二つ混じっている。
本を読んでいて。や、に躓くように。

人間は“意味のないこと”をときどきやらかす
したくはないにもかかわらず。
そういう生きものなのだ。
ほら また躓いた つまらない小石に。
どんな意味があるの

たとえば 明日のきみにとって。



※ 「。や、に」は、くてんやとうてんに・・・とお読み下さい。

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