(管弦楽の魔術師と呼ばれたラヴェル。画像検索によるいただきもの)
マニア垂涎の、あるいは五つ星確実の、びっくりするような動画をご紹介しよう。
こんなのがYouTubeにUPされているのだ。
ミケランジェリとチェビリダッケですぞ!
よくもまあ、気むずかし屋の二人のアーティストが、こんな記録を残してくれたものだなあ。
https://www.youtube.com/watch?v=8kuQqfKr8DQ
演奏曲が、ラヴェルの「ピアノ協奏曲ト長調」というのも注目しないわけにはいかない。
なぜかというと、わたしは現在この協奏曲を“お勉強中”なのだ。
ディスクは3枚手許にある。しかし・・・、どの演奏も、現段階では、一介の聴取者として十分納得したとはいえない。
第一楽章は愉しめる。
ところが、第二楽章でだれてしまって、聴く姿勢がそこで折れてしまうのだ(=_=)
所有ディスクはつぎの3枚。
1.ピアノ:サンソン・フランソワ アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団
2.ピアノ:マルタ・アルゲリッチ クラウディオ・アバド指揮 ベルリン・フィル
3.ピアノ:ミケーレ・カンパネッラ ジャンルイジ・ジェルメッティ指揮 シュトゥッガルト放送交響楽団
1と2は、ベストテンにしばしば名があがる、俗にいう名盤。
「左手のためのピアノ協奏曲」という、左手だけで演奏するピアノ曲もあり、この「ピアノ協奏曲ト長調」とともに双璧をなし、現在でもラヴェルの代表曲としてよく演奏されているようだ。
この動画、なみの演奏会へ出かけていくより、わたしには10倍おもしろい(*゚ー゚)v
(“お勉強中”のラヴェルの評伝 音楽の友社)
この動画の中で、ミケランジェリのピアノに向かう端正な姿は、特筆に値する。fでもffでも腕の動き以外姿勢がほとんど変化しない。
しかも、やわらかい指のタッチからくり出される、なめらかな潤いに満ちたピュアなパッセージは、このピアニストがただ者でないことを証明している。
チェビリダッケはミケランジェリを「最高の芸術家」と持ち上げたうえで「曲全体に一貫した流れを保ちつつクライマックスをつくれる稀有な演奏家」と評価している。
そうか、ミケランジェリとはこういうピアノストだったのか。
ほかの彼の動画もあるが、本動画がサイコーに興味深い。
オケはロンドン交響楽団とのこと。
CD発売されているのか、いないのかさがしてみたが見つからない。
作曲者はラヴェル。それに対し、演奏者はミケランジェリとチェビリダッケの組合せ!
こんな偶然二度と起こらない。じっさい、起こりはしなかった。
そういう意味で貴重極まりない動画なのだ♪ 記憶にとどめておく価値がある、削除されるかもしれないから。
こちらは一昨日手に入れたばかりのCD。
(ミケランジェリ「謝肉祭 ほか」シューマン)
ミケランジェリはどこへいくにも、「自分のピアノ」を会場まで運搬していったという、とんでもないピアニストとして有名。1台じゃなく2台ものグランドピアノを(ノ_σ)
それでいて“キャンセル魔”で通っていたのだから恐れ入る。
もう一方のチェビリダッケは、録音を拒否しつづけたことで、一部から変人あつかいされていた。
現在出まわっている彼の録音は、本人の同意なしのものがほとんどといわれている。
そういう2人の演奏なのである。
心してこの動画を拝聴すべし(~o~)タハハ
マニア垂涎の、あるいは五つ星確実の、びっくりするような動画をご紹介しよう。
こんなのがYouTubeにUPされているのだ。
ミケランジェリとチェビリダッケですぞ!
よくもまあ、気むずかし屋の二人のアーティストが、こんな記録を残してくれたものだなあ。
https://www.youtube.com/watch?v=8kuQqfKr8DQ
演奏曲が、ラヴェルの「ピアノ協奏曲ト長調」というのも注目しないわけにはいかない。
なぜかというと、わたしは現在この協奏曲を“お勉強中”なのだ。
ディスクは3枚手許にある。しかし・・・、どの演奏も、現段階では、一介の聴取者として十分納得したとはいえない。
第一楽章は愉しめる。
ところが、第二楽章でだれてしまって、聴く姿勢がそこで折れてしまうのだ(=_=)
所有ディスクはつぎの3枚。
1.ピアノ:サンソン・フランソワ アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団
2.ピアノ:マルタ・アルゲリッチ クラウディオ・アバド指揮 ベルリン・フィル
3.ピアノ:ミケーレ・カンパネッラ ジャンルイジ・ジェルメッティ指揮 シュトゥッガルト放送交響楽団
1と2は、ベストテンにしばしば名があがる、俗にいう名盤。
「左手のためのピアノ協奏曲」という、左手だけで演奏するピアノ曲もあり、この「ピアノ協奏曲ト長調」とともに双璧をなし、現在でもラヴェルの代表曲としてよく演奏されているようだ。
この動画、なみの演奏会へ出かけていくより、わたしには10倍おもしろい(*゚ー゚)v
(“お勉強中”のラヴェルの評伝 音楽の友社)
この動画の中で、ミケランジェリのピアノに向かう端正な姿は、特筆に値する。fでもffでも腕の動き以外姿勢がほとんど変化しない。
しかも、やわらかい指のタッチからくり出される、なめらかな潤いに満ちたピュアなパッセージは、このピアニストがただ者でないことを証明している。
チェビリダッケはミケランジェリを「最高の芸術家」と持ち上げたうえで「曲全体に一貫した流れを保ちつつクライマックスをつくれる稀有な演奏家」と評価している。
そうか、ミケランジェリとはこういうピアノストだったのか。
ほかの彼の動画もあるが、本動画がサイコーに興味深い。
オケはロンドン交響楽団とのこと。
CD発売されているのか、いないのかさがしてみたが見つからない。
作曲者はラヴェル。それに対し、演奏者はミケランジェリとチェビリダッケの組合せ!
こんな偶然二度と起こらない。じっさい、起こりはしなかった。
そういう意味で貴重極まりない動画なのだ♪ 記憶にとどめておく価値がある、削除されるかもしれないから。
こちらは一昨日手に入れたばかりのCD。
(ミケランジェリ「謝肉祭 ほか」シューマン)
ミケランジェリはどこへいくにも、「自分のピアノ」を会場まで運搬していったという、とんでもないピアニストとして有名。1台じゃなく2台ものグランドピアノを(ノ_σ)
それでいて“キャンセル魔”で通っていたのだから恐れ入る。
もう一方のチェビリダッケは、録音を拒否しつづけたことで、一部から変人あつかいされていた。
現在出まわっている彼の録音は、本人の同意なしのものがほとんどといわれている。
そういう2人の演奏なのである。
心してこの動画を拝聴すべし(~o~)タハハ