二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

フィルムな写真を満喫しよう ~郷土遊覧記番外編

2020年10月03日 | Blog & Photo
   (田んぼの真ん中に聳える巨大な貯蔵庫)



この種の記事を、これまでずいぶん書いてUPしてきた。
何かが原因で気分がダレることがあっても、しばらくすれば、また「フィルムな写真を満喫しよう」とな~る(ˊᗜˋ*)
青春時代からそんなことのくり返し。
「デジタルですぞ、時代は・・・」といわれても、この2~3年で、お安くなった金属製のアナログ機材をいっぱい仕入れたため、寝かせておくだけじゃなく、やっぱり使ってみたくなるというもの。フィルムが高くなったとはいえ、手が出せる範囲なので。

・・・というわけで、先日撮影した写真の中から7枚ばかりセレクトし、いつものように簡単なコメントを付しておこう(^^♪


1. トップに掲載した一枚。
これが何かというと、牧草の貯蔵庫。小規模なものはよく見かけるが、これほど巨大な貯蔵庫は、ほかで見たことはない。
まるで学校の校舎だにゃ、大げさか(^o^) 
わたしのスーパーお気に入り。



2. これもたぶん、倉庫。近くに食肉工場があるので、肉類の貯蔵庫だと思われる。
よく見ると、入り口のゲートのサイズが異なる。はてさて、どんな理由があるのか?



3. 味わいのある色をしたスクーター。近くにオーナーの姿はなかった。
ほどよく傷がつき、くたびれかけている。そこにディープなテイストを感じた。
ピカピカ新品だったら意味がない。
フィルムならではのコクのある発色といえる。



4. 道端に咲いていた真っ赤なバラ。横を向いてしまうので、わたしが手を添えている。
デジカメだと、この色が出てくれないので、そちらのショットは苦労してレタッチ!
コダックのこちらの発色は「記憶色」(きおくしょく)に非常に近い(´Д`) 
フィルを侮ってはいけないのです。



5. 畑でしばしば見かける、お父さんの隠れ家をのぞかせてもらった。椅子が4脚と
テーブル。
ここで缶コーヒーか缶ジュースでも飲むのだろう。手作りの仮設なので固定資産税はかからない。
奥様には内緒の“よからぬ”(悪事という意味ではない)相談に花が咲く、咲く♪タハハ



6. 神社の境内をふらふらしていたら、こんな絵馬を発見!
時代じゃのう、中小企業はいまや火の車となっているところがとても多いと聞く。「㈱I.K」だって。好感度抜群の優しい文字、撮影させていただきました。



7・これが何をするための機械かわかる人はまずいないだろう。わたしもプレートの表示を読むまでチンプンカンプン。
何と「製縄機」と書かれていたのだ。せいじょうきとでも読むのか? つまり縄を綯うための装置。
豚舎があったのか、それともほかの家畜を飼っていたのか・・・いまや潰れて、建物やこの製縄機が形骸をさらしていた。


どのショットも、時間をかけて、一枚一枚撮影している。何が写っているのか、どう写っているのか。フィルムな味は、それがわかる人にしかわからない。とくにネガカラーは現像されてくるまで予測がつかないところがある。
しかーし、フィルムは昆虫でいえば「絶滅危惧種」みたいなもの。
見方をかえれば、写真にこだわっている少数者からいわせてもらえば・・・ということだが、こんな贅沢な時代はないといえる。過渡期なので、デジタル、フィルムの両方が味わえるからだ。

まなざしは好奇心のかたまり。
世界は小さな驚きと意外性に満ちみちている。


※使用フィルム:Kodak Color Plus 200 35mm用


// 以上おしまい。
ご覧いただき、ありがとうございました。

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