(クリムトのひまわり 画像検索によりお借りしました)
ある朝 目を覚ましたら
後頭部の深いところにチェンバロのような楽器があってね
協奏曲を奏でている ヴィヴァルディの音楽みたいな。
よくあることといえばよくあることだけど。
きみのおでこに衝突した飛行船。
粉々になった船内から十九世紀の遺物が飛び散って
とてもカラフルに 庭を埋めつくす。
好きなものを選んでいいのだそうだ。
クリムトだろうがバルザックだろうが
過去の遺物には他のものにはかえられない価値がある。
その価値を知る人にとっては。
・・・酸素を活性化する チェンバロの響き。
いま書いているこの詩が
百年後二百年後まで生き延びていればいいのだけれど
そんなこと期待できないことはわかっている。
飛行船が出発するとき
だれかが積み込んでくれるかな?
そのとききみもぼくも すでにこの世にいないのだから。
バーチャルな世界でいつまでも鳴りやまぬ音楽
・・・を目指していま ささやかなことばを解き放つ。
ある朝 目を覚ましたら
後頭部の深いところにチェンバロのような楽器があってね
協奏曲を奏でている ヴィヴァルディの音楽みたいな。
よくあることといえばよくあることだけど。
きみのおでこに衝突した飛行船。
粉々になった船内から十九世紀の遺物が飛び散って
とてもカラフルに 庭を埋めつくす。
好きなものを選んでいいのだそうだ。
クリムトだろうがバルザックだろうが
過去の遺物には他のものにはかえられない価値がある。
その価値を知る人にとっては。
・・・酸素を活性化する チェンバロの響き。
いま書いているこの詩が
百年後二百年後まで生き延びていればいいのだけれど
そんなこと期待できないことはわかっている。
飛行船が出発するとき
だれかが積み込んでくれるかな?
そのとききみもぼくも すでにこの世にいないのだから。
バーチャルな世界でいつまでも鳴りやまぬ音楽
・・・を目指していま ささやかなことばを解き放つ。