二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

Love Camera 2

2013年07月27日 | Blog & Photo
いまものすごい、迫力満点の雷雨が通りすぎたばかり。
稲光と豪雨。こんな雷雨らしい雷雨は久しぶりだ。まさに上州名物といえるが、落雷による被害もあったのではないか。
自宅のPCだいじょうぶかな? 電源抜いてこなかった´Д` 過去に二度、大被害をうけているってえのに、油断していた。
いくらか涼しくなるかしら、気温が下がって。

昨日も管理している駐車場の草刈&除草剤まき。1時間そこそこで終わるかと予想したけど、甘かった。2時間コースで、さほど体力を消耗するわけではないが、大敵は蒸し暑さ。汗が眼に入るので、しばしば作業を中断し、汗拭き、汗拭き(ρ_・)

田舎暮らしでは、夏場は雑草とのたたかいで日が暮れる。アハハ~と笑ってばかりもいられない。

さてさて、カメラの肖像「Love Camera」第二弾はローライフレックス3.5F(プラナー付)としておこう。



ローライフレックスは、数あるカメラの中でも、機能美で群を抜いている。眺めているだけで、わたしのようなカメラマニアは、つい舌なめずりしてしまう(笑)。
2.8Fのプラナーも欲しいけれど、AB並品以上は高価なため、とてもとても手が出ない。
ハッセルと違うのは、レンズ交換ができないこと、近距離撮影ではパララックスがあること、ブラックアウトがないから、レンジファインダー機と同様、写ったその瞬間が「見えて」いること、レンズシャッターのシャッター音が、ささやくように静かなこと。

レンズ交換ができないから、交換レンズが欲しいという邪念が起こらない。
「この組み合わせで、なんでも撮ってやろう」と思うから、視神経がなんというか・・・鋭敏になり、純化されてくる。
フォトグラファーは手にしたカメラで、その視神経が変化する存在なのである。





ローライやヤシカの二眼レフはこれまでも出かけたさきで、1枚2枚撮っては、いろいろなアルバムにバラバラに収めてあった。
今日はヒマがあったので、近所の公園や郊外を散歩しながら、ローライのポートレイトを撮影した。
バルナックライカやM型ライカの美しさも、デザイン性がどうのというより、機能美といったほうが当たっているとおもう。
中古カメラショップのショーケースの中、�gやM3のクラシカルな輝きといったら、ほかに比べるものがない。

いつかはこういうカメラを手にして、イタリアの古都や、ニューヨークを心ゆくまで撮り歩いてみたいと、若いころから夢想していた。
エド・ヴァンデル・エルスケンの写真集を見ながら、あるいはリー・フリードランダーの、ロバート・フランクのそれを見ながら、ため息をついていた。
ライカやローライは、撮影に連れ出さなくとも、きっと、もっているだけで、満足ができるカメラなのである。
「それって、やっぱり邪道でしょう」
そう何回となく自身にいい聞かせるが、なにかの加減で理性のようなものがマヒした瞬間には、使う使わないは問題でなくなる(笑)。

そこが怖いところ! 
なぜかというと、「衝動買い」はそういう瞬間に起こるのだから。
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