二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

旅に出ます、探さないで下さい(七夕まつりの一コマ)

2014年07月13日 | Blog & Photo
猛暑のため自重し、実時間で2時間あまりだったが、祭り日のMAEBASHIで路上スナップを満喫した。
短時間にこれだけ撮影すると、いくらノーファインダーとはいえ、かなり体力を消耗する。
祭り日には、旧市街の路上がステージに変わる。日常の“ケ”の空間から“ハレ”の空間へと。
舞台に上がる役者が衣装をまとうように、人びとは着飾って、晴れやかな顔をして、街の中心部へ繰り出す。
「七夕ですからね。七夕を愉しみましょうよ」
いろいろなイベントも開催されているが、わたしはそういうものにはほとんど関心がない。







この3枚には、同一人物が写っている(・・・たまたま)。
Tシャツの背中に「旅に出ます、探さないで下さい」と書いてある。
じっさいに行方をくらますわけではなく、旅の気分・・・自由で気ままな非日常をこよなく愛するおじさんなのであろう。
衣装がとても凝っていて、このおじさんの美意識がつたわってくる。







なにがいいのか、どこがいいのか?
たくさん撮りすぎたので、自分のフォトのよしあしがわからない。
時間がたって、撮影したときの熱がひいてくると、アラが目立ってくる。
いつものことといえば、その通りだけれど。

人を迎えるこころと、開放感と、漠然とした「未来への」希望の感情が、表情を明るませる。
祭りの主役は、半分は子どもたち。
わたしはそういう被写体を探して歩き、カメラで記録していく。
この人たち、この子たちは、普段はどこでなにをしているのだろう。





わずか数時間の、あるいは半日のタイムスリップ。
つつましい庶民たちの享楽は、伝統に裏付けられた儀式と隣り合っている。クリスマスやハロウィンは商業資本主導で、バタくさい臭いがムンムンだけれど、織姫と彦星の伝説は、わが国の庶民にすっかり根付いている・・・とわたしはおもう。

撮影総数およそ470枚。
まだいくらか時間はとれたし、未練があったけれど、猛暑のため、自重して午後1時ころには引き上げてきた。
ほんとうに暑い、暑い七夕まつりだったな*´∀`)ノ
顔がザラザラするので撫でて、その手を舐めてみたら塩辛かった。



※mixiアルバムはこちら。よろしかったら、のぞいて見て下さいませ。(ただし、友人まで公開)
「前橋七夕まつりSELECT20 ~2014」忙しい方のための20枚
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000091346500&owner_id=4279073

「前橋七夕まつりスナップ ~2014<The Others>」時間がとれる方のための77枚
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000091348819&owner_id=4279073
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