二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

出番がほとんどない1本のレンズ ~AFニッコール24ミリF2.8

2014年07月06日 | Blog & Photo
マイミクのカタマウンテンさんが「レンズ追加」という日記をアップしていらした。
キヤノンの50ミリF1.8Ⅱという標準レンズ。
それを読んでいたら、なぜかある1本のレンズを思い出し、クルマに積んで、会社へもってきた。

AFニッコール24ミリF2.8

わたしが若かったころは、広角レンズといえば、28ミリが定番。
24ミリはカメラを水平に構えないと、外界が歪んでしまって、使いこなしがむずかしいなどといわれていた。
植田正治さんが、カメラ雑誌の「あなたの愛用レンズは?」というインタビューに「24ミリと85ミリ」とお答えになっていたのを、なぜか鮮明に覚えている。

わたしはキヤノンFDレンズ時代に、キヤノンの24ミリを持っていた。
しかし、そのときも出番がほとんどなくて、もっぱらズームレンズばかり愛用していた。単焦点系では、50ミリF1.4、85ミリF1.8、そして100ミリF4マクロをときどき使った。

NewFD24ミリレンズは、買っただけで出番がないレンズだった。
このAFニッコール24ミリも同じ(´∀`*)゜
写りはこの時代のレトロフォーカスタイプの広角レンズとしてはごく平均的なもので、開放時四隅をのぞいて、問題なくよく写る。
その後Dタイプ化され、たしか現行品としてカタログに掲載されていたはず。

ではなぜ使わないかというと、一つは旧時代のモーター駆動のため、駆動音が気になることと、距離合わせのローレットがピント移動のたびに、ぐいんぐいんと動くのがなんとも古臭い。
いっそのこと、マニュアルフォーカスのほうがいいな・・・と思ってしまう´Д`

その上、外装仕上げはプラスチック。いまのエンジニアプラスチックなるものも褒められたものではないが、一連のAFニッコールもAiニッコール時代と比較し安っぽいといわざるを得ない。
ニコンF4のころのレンズだから、仕方ないといえばいえるが。

出番がないレンズは信玄袋みたいなポッシェに入れて、そこいらに放りだしておき、そのうち忘れてしまう。
作品撮りに使ったことはいっぺんもないな~~ヽフ~ムム
さっき調べたら、Fマウントレンズは、現在11本が手許にある。



AFニッコール24ミリ、ほぼ最短撮影距離30センチ付近の描写、絞り開放。近距離性能は、さすが単焦点レンズ・・・だと思うけれど、いかがなものか?


絞り開放、前ボケと後ボケ。前ボケはやや硬いが、後ボケはごく一般的。点光源のようなものでないかぎり、問題ないだろう。


遠景描写。可もなく不可もないかな。こういうものはPCのディスプレイで見ていたのでは、コンデジと区別できない(笑)。


ニコンD7000とタムロン90ミリマクロ(旧タイプ)。D7000に装着すると、135ミリの中望遠マクロとなる。
その右がこのレンズ。
24ミリといっても、APS-Cタイプのカメラだと、36ミリ相当となる。さらにその右はDX用40ミリF2.8マイクロ。
この時期だと、マクロレンズの出番が、俄然多くなる。
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