
アカボシゴマダラの噂をはじめて耳にしたのは、6月半ば、秩父盆地へカメラ旅したとき、長瀞ですれ違ったおじさんから。
「へええ、埼玉北部で見られるなら、群馬も時間の問題でしょうね」
そうしたら、このあいだ利根川左岸の河川敷公園を歩いているとき、在来種のゴマダラチョウだとおもって撮った一枚にマイミクさくらいさんが「これはアカボシですよ。どちらで撮影しましたか」とコメントを下さったので、びっくりo(゜∀゜)o
わたし的には、まだ半信半疑だった。
今日は前橋地方、最高気温は32.2℃という真夏日だった。
以前よく通っていた樹液場が去年あたりから枯れてしまったので、近場で容易に近づくことができるクヌギやコナラを下調べし、昆虫酒場になりそうな場所を探していた。
http://blog.goo.ne.jp/nikonhp/e/74f13b072e4e71f3b725e63a8e73b5b4
これは2010年にアップしたわたしのblog。駐車場にあったのに、わたし以外には関心をしめす人がいなかった*´∀`)ノ
会社から10分程度でいける場所で、樹液を出してくれそうな木は、そう多くはない。


ここは利根川右岸の河川敷公園の一角。
コムラサキかゴマダラチョウ、またはコクワガタがきていないかと考えて、ふらりと立ち寄ってみたら。
なんとアカボシが樹液をもとめて、カナブンと餌場を争っていたのだ。
気候温暖化の影響で、いろいろな植物や昆虫が、日本列島を北上中。
その典型が、5-6年まえから、普通種といっていいほど頻繁に見られるようになったつぎのチョウ、ツマグロヒョウモン。


上が♂、下が♀。
わが家二草庵にも、6月中旬くらいから姿をあらわしている。神奈川、東京あたりでは、ナガサキアゲハも見られるという記事を読んだことがある。
それらは温暖化によって、棲息領域を拡げている種なのだそうだけれど、このアカボシゴマダラは違う。
このあいだもご紹介したように、ぷてろんワールドのこのページがわかりやすいので、再掲させていただこう。
http://www.pteron-orld.com/topics/classfication/nymphalidae/apaturinae/assimilis.html
つまりタブーを犯して人為的に何者かが自然の世界にアカボシを放ったのである。
・・・というわけなので、まあおおよろこびするわけにはいかないということ。
今後どうなるのか? 在来種との競合や、他の昆虫への影響が懸念されているらしい。
しかし・・・まあ、わたしみたいに撮影だけを愉しんでいるマニアにとっては、新しい被写体の出現なので、単純な意味で興味深いものがある。
酒場をしばらく観察していたところでは、カナブンのほうが強引で、アカボシは遠慮しながら、おずおずと口吻をのばしていた。
「新顔のくせに、でかい顔するなよ」といわれているのかな!!( ・_・)
野生の世界を生き抜くのは、ラクじゃない。
病院もなけりゃ、年金もないし、生活保護制度もない。しかも天敵はそこいら中にいて、いのちを狙っている。
食物連鎖の頂点に立つ人間がいかに恵まれているか、くどくど書くまでもないだろう。
こうなったからにはアカボシを責めても仕方ないと、わたしは考えているが、はて、どんなものか。
「へええ、埼玉北部で見られるなら、群馬も時間の問題でしょうね」
そうしたら、このあいだ利根川左岸の河川敷公園を歩いているとき、在来種のゴマダラチョウだとおもって撮った一枚にマイミクさくらいさんが「これはアカボシですよ。どちらで撮影しましたか」とコメントを下さったので、びっくりo(゜∀゜)o
わたし的には、まだ半信半疑だった。
今日は前橋地方、最高気温は32.2℃という真夏日だった。
以前よく通っていた樹液場が去年あたりから枯れてしまったので、近場で容易に近づくことができるクヌギやコナラを下調べし、昆虫酒場になりそうな場所を探していた。
http://blog.goo.ne.jp/nikonhp/e/74f13b072e4e71f3b725e63a8e73b5b4
これは2010年にアップしたわたしのblog。駐車場にあったのに、わたし以外には関心をしめす人がいなかった*´∀`)ノ
会社から10分程度でいける場所で、樹液を出してくれそうな木は、そう多くはない。


ここは利根川右岸の河川敷公園の一角。
コムラサキかゴマダラチョウ、またはコクワガタがきていないかと考えて、ふらりと立ち寄ってみたら。
なんとアカボシが樹液をもとめて、カナブンと餌場を争っていたのだ。
気候温暖化の影響で、いろいろな植物や昆虫が、日本列島を北上中。
その典型が、5-6年まえから、普通種といっていいほど頻繁に見られるようになったつぎのチョウ、ツマグロヒョウモン。


上が♂、下が♀。
わが家二草庵にも、6月中旬くらいから姿をあらわしている。神奈川、東京あたりでは、ナガサキアゲハも見られるという記事を読んだことがある。
それらは温暖化によって、棲息領域を拡げている種なのだそうだけれど、このアカボシゴマダラは違う。
このあいだもご紹介したように、ぷてろんワールドのこのページがわかりやすいので、再掲させていただこう。
http://www.pteron-orld.com/topics/classfication/nymphalidae/apaturinae/assimilis.html
つまりタブーを犯して人為的に何者かが自然の世界にアカボシを放ったのである。
・・・というわけなので、まあおおよろこびするわけにはいかないということ。
今後どうなるのか? 在来種との競合や、他の昆虫への影響が懸念されているらしい。
しかし・・・まあ、わたしみたいに撮影だけを愉しんでいるマニアにとっては、新しい被写体の出現なので、単純な意味で興味深いものがある。
酒場をしばらく観察していたところでは、カナブンのほうが強引で、アカボシは遠慮しながら、おずおずと口吻をのばしていた。
「新顔のくせに、でかい顔するなよ」といわれているのかな!!( ・_・)
野生の世界を生き抜くのは、ラクじゃない。
病院もなけりゃ、年金もないし、生活保護制度もない。しかも天敵はそこいら中にいて、いのちを狙っている。
食物連鎖の頂点に立つ人間がいかに恵まれているか、くどくど書くまでもないだろう。
こうなったからにはアカボシを責めても仕方ないと、わたしは考えているが、はて、どんなものか。