二番煎じの論文とその意図ーアスベスト問題

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO44546180U2A800C1CR8000/


名古屋大学のチームが発表。アスベストの周りの鉄が過剰に沈着して、中皮腫が
発症と発表。何が新しい知見なのでしょうか？　鉄が細胞を癌化させる過程を
解明して初めて、今回の論文は意味があるのです。


ご存じの様に、岡山大学で既に、アスベストが鉄を含む重金属を引き寄せる事を
証明しています。驚くことなかれ、放射能のラドンが1000万倍も濃縮される
事も証明しています。その内部被ばくの放射能が明らかに発癌メカニズムに
関与していることは、常識的に想像できますし、現実的です。

単に二番煎じのデータをあたかも新奇な事かの様に発表するその態度はまるで何か
意図的な感じがします。問題点は以下です。是非真摯に答えてほしい。

１．鉄の過剰がもたらす、その具体的な発癌メカニズムは如何に？
２．既に他大学での発表があるが、それに対する見解は如何に？
３・既発表の論文はラジウムの濃縮と発癌との関係を指摘しているが、それを
　　否定するなら、その根拠を御提示願いたい。
４．今の時代、つまり福島の事故以来、被曝の問題で盛んに議論が起こっている。
　　名古屋の発表は意図的にラドンの問題＝内部蓄積のメカニズムを無視しているが
　　何故なのか？　意図的なのか？　
５．この研究の援助は、原発等の関係者が関係しているのか？すべての援助者の公表を。

このラドンの蓄積のメカニズムと発癌の研究は、ノーベル賞に匹敵する世紀の発見
と私は思います。又低濃度の放射性物質の摂取に対する問題点を、
つまり、内部被ばくの怖さを、一気に解決するものです。

私は岡山大学とは何の関係もないが、やはり、一見新奇な発見を装い、既発表の
論文の価値をおとしめるとしたら重大である。