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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)3月17日(金曜日)
通算第5228号
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北朝鮮には「新しいアプローチ」が必要とティラーソン国務長官
過去二十年、アメリカは135億ドルも投じて北を支援したのに
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3月16日、急遽、来日したティラーソン国務長官は安倍首相と一時間会談。そのあと外務省飯倉公館に場所を移し、岸田外相と夕食をともにしながら「日米同盟」の重要性などを話し合った。
その後、ティラーソン国務長官は岸田外相とともに記者会見に応じ、アジア三ヶ国訪問の主目的は「北朝鮮問題」だと示唆しつつ、北朝鮮には「新しいアプローチ」が必要だとした。じつは国務長官就任から六週間、ティラーソン国務長官が記者会見に応じたのは、これが初めてなので、米紙も大きく報道している。
ティラーソン国務長官は記者の質問に対して、「過去二十年、アメリカは135億ドルも投じて北を支援したのに、ミサイルの実験を強行した。過去のアプローチの方法では、対応できない」とした。同長官は18日に中国を訪問する。
ニューヨークタイムズによれば、ティラーソン国務長官は、日本のあと北京を訪問するが、北朝鮮への制裁、核開発凍結などで中国の展開してきたいい加減な遣り方につよく警告し、米国の要求に従わない場合は、米国進出の中国の銀行に制裁を課すことも検討中であると伝えるという。
米国の軍事筋は「戦略的忍耐」から「あらゆる選択肢」に舵を切ったトランプ政権の、「あらゆる選択肢」には先制攻撃というオプションも当然入っているとしている。
中国は「韓国へのTHAAD配備が原因であり、米韓軍事演習はただちに辞めるべきだ」(王毅外相)などと、まだ寝言を並べているが、北京で18日、何が起こるか?
▽△◎み□◇▽や□◎○ざ◎□○き○□◇
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● ヤクザに恐喝されてお金を渡したのに、ヤクザが約束を守らなかったと
言っているようなものです。基本的に恫喝されてお金を渡すものが
おかしいのです。ヤクザ≒武人の性格を分かっていなかったのです。
● しかし、トランプ氏はヤクザの世界を理解できますから、事態は変わるでしょう。
同時にそのこと自体が、世界の混乱と第三次内戦型世界大戦の勃発と
その後に起こるUSA・大西洋先進資本主義の崩壊を齎すのです。
● 実際は270年の、西欧先輩先進資本主義国の寿命が来ることが原因ですが、
しかし、西欧の老化と世界をコントロールできない現状は、北朝鮮も
中国もしっかり見ていますから、絶対USAの言うことは聞きません。
● 中東に侵攻したのに、全く秩序を作ることが出来ないばかりか、新たなる
ISISなどという脅威を作り出し、サウジが隣国を爆撃し、中東全体に
むしろ大混乱は広まっているのが、現実です。
● これらの現実を無視して、北朝鮮に軍事力を使うのは、あまりにも冒険的すぎますが
しかし、やらざるを得ないのが、武人の本懐を持つトランプ大統領なのです。
● 金と名誉と社会的実力もまだある人ではあるが、しかしならず者は彼(=USA)の老化に伴う
皺をしっかり確認していますから、絶対に妥協はしないでしょう。
同時に実力者(=USA)はもはや選択肢がないことを確信した以上、
● 両者の衝突は必然なのです。ソ連の崩壊、中東の崩壊と大混乱、そしてアジアの
今後起こる新しい混乱は、世界内戦型第三次大戦に相応しい世界の
大混乱を作り出すのです。
● 北朝鮮への軍事力の行使は、同時に韓国にも大混乱の波及を齎し、同時にチャイナへの
波及≒つまり裏庭での少数民族の蜂起を誘発して、世界はますます内戦型の
大混乱へと移るのです。これは必然的な歴史の法則と言えましょう。
● 言い換えれば、フラクタルの理論(複雑性の理論)とエリオット波動理論
(歴史経済波動学)とカタストロフィー(破局の理論)とが織りなす
科学の必然性なのです。
● 秋の次は冬、という四季が織りなす必然性、と全く同じなのです。
● トランプ氏の誕生から、USA・大西洋先進資本主義の崩壊と第三次内戦型世界大戦への
時代の変換が見えなくてはいけないのです。それが国家の指南役の役割です。
時代は新たなる、中世の世界へと移り行くのです。
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)3月17日(金曜日)
通算第5228号
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北朝鮮には「新しいアプローチ」が必要とティラーソン国務長官
過去二十年、アメリカは135億ドルも投じて北を支援したのに
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3月16日、急遽、来日したティラーソン国務長官は安倍首相と一時間会談。そのあと外務省飯倉公館に場所を移し、岸田外相と夕食をともにしながら「日米同盟」の重要性などを話し合った。
その後、ティラーソン国務長官は岸田外相とともに記者会見に応じ、アジア三ヶ国訪問の主目的は「北朝鮮問題」だと示唆しつつ、北朝鮮には「新しいアプローチ」が必要だとした。じつは国務長官就任から六週間、ティラーソン国務長官が記者会見に応じたのは、これが初めてなので、米紙も大きく報道している。
ティラーソン国務長官は記者の質問に対して、「過去二十年、アメリカは135億ドルも投じて北を支援したのに、ミサイルの実験を強行した。過去のアプローチの方法では、対応できない」とした。同長官は18日に中国を訪問する。
ニューヨークタイムズによれば、ティラーソン国務長官は、日本のあと北京を訪問するが、北朝鮮への制裁、核開発凍結などで中国の展開してきたいい加減な遣り方につよく警告し、米国の要求に従わない場合は、米国進出の中国の銀行に制裁を課すことも検討中であると伝えるという。
米国の軍事筋は「戦略的忍耐」から「あらゆる選択肢」に舵を切ったトランプ政権の、「あらゆる選択肢」には先制攻撃というオプションも当然入っているとしている。
中国は「韓国へのTHAAD配備が原因であり、米韓軍事演習はただちに辞めるべきだ」(王毅外相)などと、まだ寝言を並べているが、北京で18日、何が起こるか?
▽△◎み□◇▽や□◎○ざ◎□○き○□◇
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● ヤクザに恐喝されてお金を渡したのに、ヤクザが約束を守らなかったと
言っているようなものです。基本的に恫喝されてお金を渡すものが
おかしいのです。ヤクザ≒武人の性格を分かっていなかったのです。
● しかし、トランプ氏はヤクザの世界を理解できますから、事態は変わるでしょう。
同時にそのこと自体が、世界の混乱と第三次内戦型世界大戦の勃発と
その後に起こるUSA・大西洋先進資本主義の崩壊を齎すのです。
● 実際は270年の、西欧先輩先進資本主義国の寿命が来ることが原因ですが、
しかし、西欧の老化と世界をコントロールできない現状は、北朝鮮も
中国もしっかり見ていますから、絶対USAの言うことは聞きません。
● 中東に侵攻したのに、全く秩序を作ることが出来ないばかりか、新たなる
ISISなどという脅威を作り出し、サウジが隣国を爆撃し、中東全体に
むしろ大混乱は広まっているのが、現実です。
● これらの現実を無視して、北朝鮮に軍事力を使うのは、あまりにも冒険的すぎますが
しかし、やらざるを得ないのが、武人の本懐を持つトランプ大統領なのです。
● 金と名誉と社会的実力もまだある人ではあるが、しかしならず者は彼(=USA)の老化に伴う
皺をしっかり確認していますから、絶対に妥協はしないでしょう。
同時に実力者(=USA)はもはや選択肢がないことを確信した以上、
● 両者の衝突は必然なのです。ソ連の崩壊、中東の崩壊と大混乱、そしてアジアの
今後起こる新しい混乱は、世界内戦型第三次大戦に相応しい世界の
大混乱を作り出すのです。
● 北朝鮮への軍事力の行使は、同時に韓国にも大混乱の波及を齎し、同時にチャイナへの
波及≒つまり裏庭での少数民族の蜂起を誘発して、世界はますます内戦型の
大混乱へと移るのです。これは必然的な歴史の法則と言えましょう。
● 言い換えれば、フラクタルの理論(複雑性の理論)とエリオット波動理論
(歴史経済波動学)とカタストロフィー(破局の理論)とが織りなす
科学の必然性なのです。
● 秋の次は冬、という四季が織りなす必然性、と全く同じなのです。
● トランプ氏の誕生から、USA・大西洋先進資本主義の崩壊と第三次内戦型世界大戦への
時代の変換が見えなくてはいけないのです。それが国家の指南役の役割です。
時代は新たなる、中世の世界へと移り行くのです。