歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

通貨安・競・争の意味が分かっていないジム

2013年12月16日 18時58分30秒 | 金融・経済
http://president.jp/articles/-/11570

日本は資源から食品まで、多くのものを輸入に頼っています。円が安くなれば生活必需品の値段が上がる。●なぜ2%のインフレを目指すのですか?

ただし、別にデフレがいいわけではありません。インフレでもデフレでもなく、自国通貨を安定させ、
●健全な状態で現実的な成長を目指すべきなのです。

今、日本が抱える急激な少子化や巨額の債務、移民の拒否など根本的な問題は何1つ解決していません。もし私が日本の首相であれば、●お金を刷るのをやめて債務を減らす努力をし、人口減を解決すべく、移民を増やすなどの政策をとる。

               カツ!

2%のインフレはインフレとは言いません。これは潜在成長率のレベルであり、自然状態でも
例えば人口が増えなくとも、細かい改善等の効率化で2%の成長が予想されると言う、
自然に備わっている成長率です。従ってこれを下回るのが異常なのです。

成長率がマイナスに成るとデフレと言う考えが間違っています。2%はインフレではなく
リフレと呼ばれている、自然の状態です。日本はその自然状態から大きく下方に乖離して
世の中がおかしくなったのは、直近の歴史が証明しています。逆でしょう。

 お蔭で、22年間もおかしくなり、その合間に企業は中韓へと出ていき、ひどい国家を育てて
今後悔しているところです。自然状態に戻すための、紙幣印刷であり、ジムにはこれが
まるでわかっていない様である。

もしお金を印刷せずに、債務を減らすとどうなるのか。つまり、株価を下げて円高をもたらし
政府の支出を半減し、公共工事を減らし、公務員の給与を半減し、欧米並みに20%に
消費税を上げたらどうなるのかと?いう事です。

そんなことは、計算するまでもなく、日本の崩壊を齎すことは、馬鹿でも分かります。
この簡単な現実が分からない所に、ジムのアンバランスな知識が見られます。
これは、政治を全く考慮しないジムのアンバランスが、更に経済の知識の
アンバランスで、この人大丈夫かと思わせます。

1971年からのニクソンショックから、管理通貨制度に突入し、実はこの時から通貨戦争が
始まっているのであり、ただ日本のみが参加せずにひどい目に遭ったのが歴史そのものです。
その時の、垂れ流しがジムが活躍した商品の膨大なバブルを生み、これで彼は大儲けして
膨大な資産を築いたのです。垂れ流しバブルで儲けた、恥を知るべきです。

歴史は高橋是清の政策が、日本を世界恐慌からいち早く回復したと言うのは今や世界の常識であり
バーナンキさんもその高橋さんを尊敬していると言われています。1929年からの
恐慌もお金を十分注ぎ込まなかったから起こったと言うのも常識です。

そもそも、政府は債務を返さないのが歴史であり、現実であり、事実です。返さないのに
何故おかしくならないのか? これがインフレのマジックです。インフレと言う名の
税金で返しているのです。終戦直後の、預金封鎖後のような強引な政策は最早
取れません。つまり、一日で通貨の価値を1/100にすることは国民に
大きな怒りを齎します。

戦後すぐの時なら、国民もショックで麻痺していますから、預金封鎖をしても耐えられますが、
今はそのような事は必要がないのです。それならどのようにして返すか?
これはインフレ状態を続けることで返すのです。

下の図を見てください、日本の債務は減る事はなく、増え続けています。ただお金の価値が毎年
減ってくるので、返さなくてもやっていけるのです。例えば戦前は一人あたりの負債は
90円とありますが、当時に給料は1円程度ですから、給料の90倍が国家の
一人あたりの負債です。
               
今の段階で一人800万円とした場合は、給料が平均20万円とすれば、一人あたりの負債は
800÷20=40倍です。実は戦前よりも一人あたりの負債は軽くなっているのです。
この様にしてインフレを徐々に起こせば、相対的に国家の債務は減ります。

従って国家は債務を返した歴史が無いし、返す必要もないのです。これがインフレと言う
政策のマジックです。この歴史事実を分からないのが、ジムの問題点です。
実際この100年で給料は1円から20万円につまり、20万倍に
なったのが事実です。

今後100年で更に20万倍に成ったら、貴方の給料は400億円に成ります。これなら
一人あたりの借金が400億円でも耐えられるでしょう。これが時とインフレの
相乗効果です。これがマジックです。従って負債を軽減するのはお金を
ジャンジャンするしか方法はないのです。

◎ それともジム言うように、

● 政府の支出を半減しますか? つまり公務員の給料を半減すると言う事です。
  更に公共事業も半減、年金も半減、医療費の補助も半減。全て半減。

● 勿論それでも十分でないのですから、消費税を30%にします。

● 更に貴方の預金を全部国家にあげれば、一人当たり1000万円の負担は多分返せるでしょう。

◎ それとも、終戦直後の様に、預金封鎖をして、預金封鎖を解いた時に、預金の100円が
  1円の価値に成るようにする=つまり貴方の預金が100万有ったとすれば、
  これを一万円にするのです。そうすれば、国家の1000兆円の借金は
  10兆円に成ります。

   逆に言えば、給料を2千万にしても良いのです。そうすれば物価の全てが100倍に成りますが
  預金や、借金は100分の一に成るのです。

どちらもいやでしょう? だから徐々にインフレにして、借金を返すのです。もうこれしか
返す方法はないでしょう。  どう思いますか? ジムさん?



追記 12月19日 http://nyanko001.blog.ocn.ne.jp/kabu/2007/01/post_9f01.html
ネオさんの指摘の様に、戦前は100円前後が給料だったようです。訂正します。
従って、今は当時の2000倍の給料に成りますから、100年後も同様にインフレで
給料が上がれば、4億円になります。訂正しお詫びします。
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今後の円相場の予測・120円台

2013年12月16日 12時17分10秒 | 金融・経済
株式市場もエリオット波動と言う、フラクタル≒自然の法則に従う事は、人間の知性と感情も
結果として自然の波動に従うと言う事です。国際関係の力学で、今までは円高に成りました。
円高に反対しても円高に成ったように、次は円安と言うのが法則です。問題は何時
どの様な程度で円安に成るかです。全ての要因をコンピューターに入れれば、
分かるでしょうが、データの少ない私は、波動の形を主体に予測します。

今回の予測は、勿論今年の円安の勢いを考慮に入れて、更に最低2年間は量的緩和をすると言う
黒田さんの言葉を信じ、更に緩和中止後1年半前後で株式市場の大崩壊が始まると言う
過去のデータと、大統領選挙の前後に崩壊が来るのではないかと言う予測を織り交ぜます。

更に1973年から始まった、衝撃波は①までに5年、②から③までに12年余かかっています。
又③から④までのトライアングル調整にやはり12年余かかっています。④から⑤までは
5年程度です。従って③から⑤までは17年余かかっています。
これらの数字が重要と思われます。

衝撃波5波①②③④⑤の次の調整波は、当然の事として、調整波ⒶⒷⒸ波動=3波を形成します。
今までの黒田さんの緩和の勢いから、そのⒶⒷⒸ波動は、ZIGZAG調整と予測します。
これらを総合すると、偶然にⒸの時期は2029年となり、英米型のサイクルの
最後の始まりに、ピタリと一致します。

ZIGZAGのⒶ波は、5波を形成します。つまり上向きの衝撃波です。従って6月から
11月までの波は、株式と同様に円相場もきれいなトライアングルを形成していますから、
これは第4波に表れますから、次は5波が有ると言う事です。

この5波が何処まで上がるか=円安に成るかで今後の相場が決まります。図は5波の勢いによって

● 前回2007年の時の124円前後まで上がる=円安としたのが、(1)の図です。
                
             
● 勢い余って150円/ドルまで上がると見たのが(2)の図です。
  ○ これは紙幣増刷はそれ自体が麻薬中毒の様に、やめにくいと言う事と、
  ○ 世界のデフレ傾向で中々リフレにならない場合に緩和しすぎると言う事も考えられるからです。
                  

● 調整のⒷはどのような調整波も取りますが、つまりZIGZAG,FLAT,TRIANGLE
  等を取りえますが、前回の④波が大きなトライアングルでしたので、これに倣い▲としました。
                                

● Ⓒの波は、Ⓐと同様に5波を形成し、Ⓐと同じ程度の大きさにしました。

● 2029年=Ⓒから、英米型の資本主義の最後のサイクルⅤ=スパーサイクル(Ⅴ)
  =グランドスーパーサイクル((Ⅴ))の崩壊が始まると予想されますから、
  以後は基本的に円高のトレンドが今世紀末まで続くと思います。
                 
● 図のⒶは株式市場が大崩壊するときです。次の米の大統領選挙前後としました。
   それまでは、円安トレンドですから、株式市場も基本的には上昇波です。
                


◎ 浜矩子教授は相も変わらず円安を拒否していますが、人類の感情、欲望の総意たる自然の波に
  抵抗する事は愚かな行為です。叫んでも泣いても円安は来るのです。一個人の感情で
  世界は動きません。動くと考えるなら、単なる妄想・カルトのレベルです。
                  
◎ 経済学者は、その波を分析し予測し、その理屈付けをするのが仕事です。又、法則を見つける
  のが仕事です。ヒステリックに叫ぶことでは有りません。自分が妄想にとらわれて
  いないかどうかを再検討した方が良いでしょう。
                
◎ 2014年に世界は大崩壊すると言う本を書いていますが、残念ながらそのような
  気配はありません。逆に日本の黒田バズーカで世界の株式市場がカムバックしました。
                   
◎ また老いは楽し”という本を書いて日本の資本主義の黄昏を暗示していますが、残念ながら
  日本の資本主義は今が最盛期です。安倍さんを見れば分かります、米でさえも中国に
  遠慮して物をはっきり言わず、へりくだっていると言うのに、親分を差し置いて
  中国包囲網を形成しようとして中国を怒らせているいる日本は、まるで
  親分の代わりに世界のリーダーに成ると言っているようなものです。
                 


◎ エリオット波動は、このように1個人の感情にも、大きな時代の流れが映されるのです。
                 
◎ 英米型の資本主義の崩壊過程は、2029~2046年です。日本は2110~2038です。





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現代医学の誤った方向性

2013年12月15日 10時51分00秒 | 宇宙・自然・法則
http://news.nifty.com/cs/item/detail/mnwoman-20131126-mw1221831/1.htm
自分の体が自分のものであるとわかるスキルはボディ・アウェアネスと呼ばれ、自分と他人の間にきちんと境界線を引くために、大切なものです。
これをうまく働かせることのできない子どもは、自閉症などになりやすいと言われています。
ボディ・アウェアネスは主に見ることと触ることによって、発達していきますが、このプロセスは赤ちゃんには早すぎると思われていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
このことから、赤ちゃんは生まれたばかりなのにも関わらず、自分がどんな顔をしているのかわかっており、またボディ・アウェアネスの機能がすでに働いているということが明らかになったのです。

今まで全く知られていなかったこの事実が、子どもの自閉症を将来防ぐために効果的な方法が見つかる重要な鍵になるかもしれないと多くの研究機関が期待を寄せています。    ・・・・・・アホか。


                  本末転倒

● 自閉症とは、脳の全般的発達障害であり、物理的現象です。脳の機能は脳の構造に依存しているのであり、
  従って機能が悪いのは、物理的な問題が有るからです。つまり、特に脳神経細胞の発育や
  その神経線維の発育・つまり成長過程に問題が有るからです。だから発達障害が起こるのです。

● 上記ボディアウェアネス云々の機能は脳の機能のごく一部の問題でであり、脳の障害の結果として、
  出てくる現象であり、原因では有りません。脳の血管が詰まり、脳細胞が死・滅・す・れ・ば
  半身不随になるようなものです。動かない手足だけを見つめても、脳の問題は理解できません。

● 他の体の細胞と同じです。例えば肝炎は肝臓毒や肝臓を好むウイルスにより起こりますが、そのせいで
  肝炎、肝硬変、肝がん等が起こるのです。分かれば簡単です。肝細胞の一つ一つが
  死・滅・し・て・い・るのであり、肝機能障害の結果としての全身倦怠感のみを
  見つめても、何も分かりません。

● 従って脳の発達障害とは=脳神経の発達障害そのものであり、神経細胞の発達を阻害し
  死・滅・さ・せ・る因子を見つけるのが本筋です。

● つまり、妊娠時の脳発育時の胎内環境が最も問題になります。又生まれてからの環境も問題になります。

①重金属などの神経毒、特に水銀等。口内アマルガム等。
 水俣病を見るまでもなく、水銀等はわずかでも神経に悪影響を与えることは分かっています。
 この反省がないところには、神経医学の発展もないでしょう。 

②環境ホルモンと言う神経毒、
 男性ホルモンや女性ホルモンが脳の発育や機能に大切なことは既に分かっています。
 従ってそれを傷害する、環境ホルモンは脳そのものの発育を破壊します。

③神経への感染症、神経が大好きなウイルスは沢山います。

④栄養傷害、子供の発育は、当然栄養に依存します。
⑤その他が問題になるのです。

● 特に近代工業の発展により増大している事は、正に①と②が主因である事を暗示させます。

● 物理的な脳の成長発展が問題なのです。わずか一個の細胞が、1000兆と言う細胞に成るのです。
  その発達過程での問題が、自閉症と言う事は、最も常識的な発想です。

● もう少し,①や②や③の問題を真剣に考えたらどうでしょうか?お母さんの愛情が足りからではなく
  脳そのものの物理的発育が問題なのです。事実と真剣に立ち向かいましょう。

● 膨大な費用をかけているのに、一つの難病にも対処できない西洋医学は、その限界は見え見えです。
  新たなる代替医療・医学の援助が求められます。

● 病気の研究は政治などの領域を超えた世界が必要です。病気を政治問題化するアホな文系と
  臆病な理系の研究者が、医学の発展を阻害するのです。




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犯罪的な獅子身中の虫と危険な歴史の流れ

2013年12月14日 22時16分00秒 | 戦争
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131214-00000058-jij-sctch

北京時事】月面探査のため中国が打ち上げた無人探査機「嫦娥3号」は14日夜、月面への軟着陸を試みる。搭載している探査車「玉兎号」を降ろし、さまざまな観測を実施する計画。着陸が成功すれば、旧ソ連、米国に次ぎ世界で3カ国目となる。

                カツ!

何故この様な国が、援助を受ける資格があるでしょう? 援助と言う名の下の、利権を
求める、一部の官僚や政治家は、正に日本国民を危険に晒す大犯罪者とも言えます。

ソ連や中国を援助したり、その共産主義を助けたからと、ロスチャイルド系やロックフェラー
系やブッシュ系の国際金融機関や大財閥等が、悪の帝王などと非難されています。
幾らでもその悪口は書かれています。しかし少なくともソ連の国民は憎しみに
凝り固まり、他の国を核で破壊しろと言う国民の憎しみは有りませんでした。

それでもアフガニスタン侵攻で悪の帝王にされました。隣国の復讐心に燃えた国民性や
現実のチベットやウイグル等の侵略弾圧虐殺を行いつつ世界を米と2分しようと言う
野心などは、ソ連と比較してもその異常さは抜きんでています。

ロックフェラーやブッシュの企業やユダヤの企業が援助や取引をソ連とした為に、悪の帝王扱い
されるなら、日本の一部親中政治家や官僚・マスコミ等は何と非難されるべきでしょうか?
自分の利権や儲けのために、ソ連よりも危険な中国を助け育てる人たちはなんでしょうか?

お馬鹿な悪の帝王と呼ぶだけでは、済まされないものです。今はお人好しの国日本と
云われてますが、後世からはこれは日本の滅亡を狙う悪の帝国主義隣国を手引きし
育てた大悪人と言われるでしょう。お人好しに悪が重なれば、
救いようがないどころか歴史の笑われ者です。

これ以上発展させるのは、日本を滅亡に導くことに成りますから、早く隣国を元の
レベルまで下げさせるのが大切です。日本には出来ます。おバカな安い賃金を
求める企業も対処する必要が有ります。これが戦争を防ぐ最も確実な方法です。

獅子身中の虫こそ、早く確実に処理すべき対象です。早く駆虫剤を飲みましょう。
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ELLIOTT WAVE の問題点

2013年12月14日 19時13分18秒 | 金融・経済
全てが完全と言う事は、何事にも有りません。アインシュタインの理論で全てが終わるわけが
ないのと同じように、エリオット波動もその理論は、当然発展途上と考えるべきです。

私のエリオット波動による分析の問題点は

① 他人のデータを利用している事。従ってデータに微妙な差異がある場合に、どの
  データを利用するかは、私の好み=感情≒欲望に左右されます。
① 全てに必要な、完全なデータを集めきれない事。個人の限界が露呈するときです。
① 私の分析方法に問題があり得る事、これも私の好みに影響されます。
  つまりまだ十分に理論をマスターしていないと言う事です。

従って分析は、あくまでも今後の大まかな方向を予測するための参考とすべきでしょう。
最終的にどの予測を取るか”これが投資と言う事でしょう。


さて、今の私の分析で迷っている事、つまり確実とは言えない事が2つ有ります。

● 一つは、今現在進行形の、6月末からの波は、衝撃波の始まりかどうかという事です。
  これは6月末で、貴金属の調整が終わったかどうかという事に成ります。
  これは何れにしろ、大きな波ではないので、直ぐに分かる事でしょう。

● もう一つの問題点は、今回の2000年からの商品のサイクルをサイクル第Ⅲ波とするか
  又はサイクル第Ⅴ波=スーパーサイクル第(Ⅰ)とするかの悩みです。

○ 第Ⅲ波とすれば、2029年からと思われる、第Ⅴ波の商品の時代は更なる貴金属の
  暴騰が予想されると言う事です。今の所は金価格は7~10万ドル/1㌉の予想。
  この場合の、今回2017年前後の金価格の予想、つまり第Ⅲ波の頂点の予想は
  6000~1万8千㌦/㌉となりますが、低めの予想が無難でしょう。

  この場合のサイクル第Ⅰ波は、1966~1980年となります。

○ 今回をサイクル第Ⅴ波とすれば、2029~2046年間の金価格の予想は、サイクル第Ⅴ波
  =つまりスーパーサイクル第(Ⅰ)波の強力な調整の後の波と言う事に成ります。

  すると2029~2046年間は次のスーパーサイクル第(Ⅲ)波のサイクル第Ⅰ波と
  いう事に成ります。つまり価格は今回の2016~2017年の間に来ると予想
  される値に近くなると予想されます。この場合は、サイクル第Ⅰ&Ⅱ波は
  1934~1966年となり、1966~1980年はサイクル第Ⅲ波となります。

  この場合の2017年前後の予想は、つまりサイクル第Ⅴの頂点の予想は、
  約6000~1万8千ドル/㌉と予想しますが、高めが確率は高くなります。
  これは、商品の第5波は、一般的に第3波より高い為です。

● これは以下の1934年からの金価格の上昇を、第Ⅰ波と見るか、無視できる波と見るかの
  違いで起こります。つまり今回のスーパーサイクル第(Ⅰ)の始まりを、1934年と見るか
  1966年と見るかで異なると言う事です。何れにしろ過去数百年間の貴金属の調整は
  終わりましたから、今後は上昇がトレンドと言う事に成ります。
 


● 銀価格は以下のチャートから、波の形ははっきりとしています。つまりまだ
  プライマリー第⑤波を形成していませんので、明らかにまだ最後の衝撃波が残っています。

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知恵者の崩壊・遅れている栄養・医療行政・今度は健康を破壊

2013年12月14日 16時16分47秒 | 栄養学
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131214-00000031-mai-soci
加工食品の表示基準を検討する内閣府・消費者委員会の「栄養表示に関する調査会」は、取りすぎると脳心血管疾患のリスクが高まる ●「飽和脂肪酸」と、日本人が不足気味の●「食物繊維」の2成分を、「義務表示」と「任意表示」の中間として新設する「推奨表示」とする方針を決めた。食塩の主成分の「ナトリウム」については「食塩相当量」という表示を義務付ける方針。消費者団体の主婦連合会は「摂取量が計算できて良い。健康に関係する項目の推奨表示はもっと増やすべきだ」としている。
                 
               カツ!

● 20年遅れの栄養学と、それを見抜けない内閣・消費者委員会。内閣に属していれば、
  栄養学が分かるとでも言うのでしょうか? ついでに難病の手術でも内閣付属機関に
  やってもらいましょう。肩書と言う下らないもので、科学を弄る
  アホ丸出しの消費者委員会にはほとほと呆れます。

● 今問題なのは、トランス脂肪酸の量であり、ω6とω3の割合の問題です。これは既に
  世界の学界で常識となっている問題です。既に発展途上国でも、トランス脂肪酸の
  表示は行っているのであり、あとはω6と3のバランスの問題のみです。

● 食物繊維が少ない西洋食を食べれば、日本人はとり過ぎと言う事は分かるはずです。
以前に、英国のマスコミが、ウサギ小屋でウサギの様にぼりぼり野菜を食う
  日本人を揶揄しました。ただでさえ、日本人は世界一大豆や野菜を食べるのに
  更にモットと言う、精神構造はいかがなものでしょうか?

● この様に、理系の知識のない国家官僚が支配すると、国家の衰退が起こる事は、この22
  年間で分かりそうであるが、わからないのが知恵者の崩壊と言う事でしょう。2029年までは
  知恵者官僚の時代が続きそうであると予測しましたが、やはりそうなのでしょう。

● 人間の皮下脂肪の殆どは、飽和脂肪酸と言う事が理解できないレベルである。そのうち、
 “皮下脂肪=飽和脂肪酸の多い女性は、理論上は男性より早死にすべきだが、何故男性より
  長生きするか不思議だ”と、物知り顔で悩むのが見えます。

● 内閣はやる事は沢山あるはずですから、この様な栄養学の世界は、専門家に任せて、
  委員会を第三者機関に委ねましょう。ぼろが出る前に。

○ これらの問題は、勿論委員の能力の問題と、一度先輩のえらい権威者が決めたことは
  代えられない日本独特の社会構造の問題とが有ると予想されます。

○ 一度覚えた事は、とことんまで追求しないと済まない、潔癖症。
○ 能のないものが政府を牛耳っている事。
○ 先輩の間違いを指摘できない、権威優先の社会構造。

○ これらが相まって、いつまでも古い知識を、国家と言う権威をまといながら、世界から
  笑われ続け、子供の裸のオオさまと言われても気付かないシステム。

○ これは、三重野総裁以下白川まで、世界に非難されても独自の世界に通用しない論理構造で
  何時までも日本経済を崩壊させ続けて、中韓の台頭と、日本国民の安全を危機に曝した

○ 財務官僚の頭の構造にそっくりです。お蔭で、多くの真面目な日本人が自殺し、
  不真面目な大陸人の台頭を齎したのです。

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Elliott Wave の原則

2013年12月14日 08時20分02秒 | 金融・経済


◎ エリオット波動の、3つの大原則

 ① Wave 2 does not fall below the starting price of Wave 1
   第2波は第1波のスタート時点を割る事はない。

 ② Wave 3 is not the shortist wave by price movement when compare to wave 1 & wave 5
   第1波、第3波、第5波の中で第3波が最も短いと言う事はない。
    つまり、第1波が最も長くなる時は、最も短い波は第5波である。
    第5波が最も長くなる時は、第1波が最も短い波となる。

 ③ Wave 4 does not overlap the range of wave 1
   第4波は、第1波と重なる事はない。  
   

◎ Big Picture から読まないと、目先の判断では狂いが生じがちです。特に暴落時は恐怖が
  生じますから、改めて原則の確認と、大きなBig Pictureから入るべきでしょう。
原則とは、上記の僅か3項目です。実際は更に細かいガイドラインは有りますが
これは、確率的に考えるべき基準です。つまり、調整波はどのパターンを
とるかは、確率の問題であり、ガイドラインと言うべきでしょう。

◎ 何故金が1万ドル/1㌉前後に成るかは、今までも何回も書いてきました。
  又1000㌦/1オンス前後までは、③の原則の範囲内ですから、普通にみられる現象です。
もし前回の2波の底750㌦前後を割る事が有れば、今回の商品のバブルは
終わったと言う事に成りますが、理論上も状況上も、あり得ません。

◎ エリオット波動の原則がわずかに破られる現象は見られますが、大きく逸脱する事は有り
  ません。今回の価格が1000㌦前後まで下がる事は、③の原則から判断できます。
つまり前回のプライマリー第①波の頂点は1000㌦/1㌉前後でしたから
今回の暴落の下方の抵抗線は、1000㌦前後と言う事に成ります。

◎ ジム・ロジャースは950㌦前後まで下がる可能性も指摘していましたが、これは原則から
  少し逸脱しています。原則からの少しの逸脱は、エリオットが分析したころと今とは
少し事情が異なるとせいだと思われるます。つまり、

● コンピューターの進歩の為に、早いスピードで大量の売却が出来る事により、
  行き過ぎが瞬間的に起りえる事。特に機関投資家はスーパーコンピューター等を使い
  又、自動トレーディングをしていますから、極端に早いスピードで、暴落が過剰に
  起こりうる事です。

● 売買取引上のレバレッジが簡単に出来るようになり、わずかの証拠金で大量の売買が
  出来るようになり、行き過ぎが起こりうる事。

  つまり、大量の資金を持つ機関投資家の、強引な価格誘導が起こりうる事。

● 1971年ニクソンショック以来、ゴールド保有量に関係なく大量の紙幣が増刷される
  ことにより、市場には膨大な資金が溢れている事、等です。
  例えれば、家の生活費は今までとあまり変わらないのに、お父さんの博打の費用が
  大きく増え、博打場の掛け金が膨大になる=バブルが膨大になるようなものです。

  云えば、この金融が家計を超えて、膨大な博打場と化するのが資本主義の崩壊の直前の
  現象とも言えます。

◎ 従って、一瞬の暴落が起こりうる博打場では、前回の第②波の範囲、1000㌦~750㌦の
  範囲まで暴落は起こりえますが、750㌦を超えて下がる事は、理論上はあり得ません。
  従って、このまま貴金属を持った場合は、数割程度の更なる暴落は起こりえますが、
  円安が進行すると思われますから、円換算では少し暴落が和らぐと思われます。

◎ 前回の私の予想=6月末が底であると採るなら、このまま持っても良いでしょう。

◎ もし、ゴールドマンやジム・ロジャースの言うように1000㌦前後まで下がると言う予想を
  採用するなら、少し戻した段階でいったん売ってから、1000ドル前後で再び買い取ると
  いう手は有ります。

◎ 又は長期的に何れ上がるからと思うなら、後数年はほっておいても良いのです。
  ジム・ロジャースは未だバブルは来ていないとの立場ですから、
  下がれば更に買い足す予定の様です。

◎ ゴールドマンサックスも前にも書いたように、商品からは全面的には撤退していません。
  
◎ 予想に反して、日本の量的緩和が成功しているので、つまり世界にお金が出ていく=
  円安になっているので、世界の株式市場が活気づき、株の時代がまだ続く事による
  商品からの資金の逃避が、一時期的な判断の混乱を招いているのでしょう。

◎ もし今回の商品のバブルが終わったと見るなら、以下の事は自動的に起こりえる事に成ります。
  
 ● 株価の調整も終わったので、2009年からの上昇は次の好景気サイクルの始まりである。
 ● 商品の時代は終わったので、資源国の例えば豪の株や商品の価格の崩壊が起こる。
   つまり、原油や鉱物、食料品なども全て、価格が崩壊する。

◎ これは今までの経験やエリオット波動の原則に反します。

  好景気と不景気は略同じ期間を要した”過去の経験を無視する事に成ります。
  1929年の崩壊は調整に1949年までかかりました。つまり第二次大戦を経て初めて調整が
  終わったのです。直前の好景気は2020~2029年でしたから、合計9+20=29年。

  前回の不景気は1966~1982年で、好景気は1949~1966年で、合計16+17=33年。

  今回直前の好景気は1982~2000年=18年でしたから、今回の不景気も18年が予想されます。
  2000年~2018年までです。

  もしバブルが終わったとすれば、2009年の3月が底に成りますから、不景気は9年となり
  極端に短くなり、今までの過去の例から合いません。むしろ調整期間は好景気より
  長いのが経験であり、理論上もサイクルの山と谷は同じです。

◎ 商品のサイクルの理論、すべてエリオット波動を破る事に成ります。
  例えば銀の前回1979年のサイクル第Ⅰ波の頂点は50ドル弱でしたので、今回の第Ⅲ波は
  少なくとも100㌦を超えないといけない事に成りますが、前回と同じように50ドル弱で
  終わるなら大原則の②と③を破る事に成り、すべての理論が崩壊する事に成ります。

◎ 又このまま価格が暴落すれば、鉱山の経営は今がぎりぎりと言う事ですから、これも全て
  崩壊と言う事に成ります。又崩壊は好景気の期間を通じて徐々に起こるのが過去の
  経験です。つまり好景気の終わり頃が商品の価格は最も低いのです。

◎ 実を云えば、価格が暴落していく資源を使って、工業国の新たなる好景気が始まるのが
  サイクル理論であり、ジムの需給論です。この論理も完全に崩壊する事に成ります。

◎ つまり、もしこのまま商品のバブルが終われば、次は工業国にすべての好景気が訪れてしまい
  資源国は略崩壊してしまい、又今までの経済の理論が全て崩壊する事に成ります。

◎ つまり、過去の経験も、エリオット波動論も、一般の経済理論も、世界の状況も
  全てが商品のバブルは残っている事を示している訳ですから、バブルは続きます。

◎ 私の今回の波動での悩みは、小さな波動の読み違いが有る可能性を示したので有り、大きな
  波の事では有りません。つまり6月末が底で有ったのか、ジムやゴールドマンが言う
  1000㌦前後が底に成るのか?”が予測の能力を超えたと言う事です。

◎ ジムもソロスも私も予測するように、例え1000㌦が底でも、次は2000㌦をはるか越えて
  10000万ドルまで行くのですよと言っているのです。こればバブルであり、
  ゲームなのです。投資は実はお金儲けのゲームなのです。

◎ 貴金属も1971年のニクソンショック以来、他の商品と同じゲームの世界に入ってきたのです。
  食料品とは異なり、貴金属が上がったからと特に食えなくなる国は有りませんから、
  幾らでもバブルに成る可能性が有ります。

◎ 小麦粉でさえもゲームの対象に成り、暴騰し世界各国で暴動が起こるように、儲けのゲームは
  革命を誘発するのが原則です。その商品≒原油を求めて、世界は世界大戦を2度も
  起こしたのです。今回のゲームによる中東の混乱はこれからが本番なのです。

◎ 平和を求める日本人の心に合わせて、中国が日本と永遠に仲良くなると言う事が無いように、
  必ず、儲けのゲームは完結するまでは終わりません。

◎ そもそも、アジア全域に軍を進めてアジア全域を一時的にとはいえ、支配したのは
  理由が何であれ、それは日本です。何故中国が同じことをしないと言う保証が
  有るのでしょう。平和は求めても、来ない時はこないのです。

◎ 好き嫌いに関係なく、欲する欲しないに関係なく、サイクルは回り、欲望は肥大し、
  投機は消えることなく、資源や景気はバブルを作り、、
  革命や戦争は起こるのが人間の世界です。




   

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御目出度い・エマヌエル トッド・文明のランデブー

2013年12月12日 18時48分48秒 | 戦争
文明の衝突に対して、エマヌエル トッドの文明の接近=ランデブーが出版されました。
此処にも西洋人の傲慢さが現れています。

               
この問題点を簡単に列記します。問題なのは文明のランデブー等と耳あたりの良い言葉を使い、
過去の白人文明の非人間的残虐行為を結果として、擁護している事にあります。
つまり、これを読めば、過去の出来事は全てランデブーであり、

● まるで白人の有色人種に対する虐殺は無かったかのように、書いています。
  これはイスラムとの問題を扱っていますが、内容は全ての問題に拡大できます。

● 例えば、南アメリカではインディオの文明は破壊され、殆どの男は殺され、女はレイプされて
  混血を生まされています。混血が生まれた事は、現象面から見れば男女の下半身の接近と
  いう事でしょうが、これは日本の戦争中の“慰安婦と言う売春婦の問題”に比したら
  何千倍もの犯罪行為そのものです。

● 北米でも殆どのインディアンは虐殺されて、生き延びたものも、わずかな居留地に
  ゲットウさながら押し込められて、その土地さえも資源が見つかったからと
  殆ど強奪されたのが現実です。

● 有色人種は白人にレイプされて混血を生むことは、幸せと言う白人の無意識の傲慢さが
  この様な、似非左翼ゴトキにも表れています。これがトッドの言う接近です。
  これは衝突を超えた、一方的な人類学的犯罪であり、人口問題とか
  教育問題とかで、どの様に繕っても、殺人であり虐殺であり、
  支配収奪であり、強盗殺人レベルを超えた、大いなる犯罪です。

● イスラムに対しても同じです。ブッシュジュニアは、中東の侵略にさいして、これは
  現代版の十字軍であると語りました。非難は浴びましたが、正に此れが本質を
  表しています。ブッシュさんの方が正直です。訳の分からないデータを示し、
  データと地域の革命が正の相関だから、これが原因であると言うのは、
  これは統計の単なるマジックと言えます。

● つまり極端な例えをすれば、日本が経済的発展をしている時期に、ある国で成長した
  産業が有れば、これは日本の経済と正の相関をしているから、日本のお蔭と言う
  ようなものです。世の中には、関係はなくても偶然に正の相関をする現象は
  沢山あります。教育や出生率のデータも単に時代に相関しているのであり
  何ら革命とは関係が有りません、進歩する歴史の単なる偶然です。

● 西洋が1912年から、オスマントルコに侵略開始し、崩壊させ分裂支配し、第一次大戦
  第二次大戦、戦後と石油を奪ったのは誰でも知っている歴史です。これは、810年前
  の十字軍の再来であり、その意味ではブッシュさんが正しいのです。

● 全ての過去を、文明の接近と言うオブラートに包み、隠そうとするのは卑しいものです。
  これは、最近のシリアも問題、イランとの和解等の現象からも分かるように、
  現代版の十字軍はその崩壊の危機に瀕していのであり、その意味からも
  
● 西洋に対する復讐を和らげる為にも、今までの過去の犯罪を、知恵者の知恵で隠す必要が
  有るのでしょう。正に知恵者の崩壊そのものです。彼もフランスの知恵者ですが、
  オランド大統領の様に、米英に代わって、マリや中央アフリカに侵攻して
  孤軍奮闘している状況を、はたから支援しているようにも見えます。

● 1912年からの100年以上にわたる中東への侵略が過激派を生んでるのであり、
  何もないのに、過激派に成る人はいないでしょう。殆どは怒りという復讐心です。

● このようなおめでたい人がいるから、直前まで状況を判断できずに、突発的な混乱を
  人々の間に齎すのです。今のイスラムの反乱は、十字軍への反抗そのものです。

● 過去の真実を出来るだけ検証し暴き、国民に知らせるのが知恵者の責務ですが、これも
  お金万能の風潮が、知恵者の目を曇らせていると言えるかも知れません。
  その意味でも、お隣の国のこの100年の主張は99%嘘と言う
  可能性が有りますから、ちゃんと歴史的検証が必要です。

● お隣の国は逆の意味で、歴史を歪曲し、お人好しの日本から収奪し・復讐しよう
  と言う卑しい根性が見えます。

● 西洋の語る真実・接近・民主主義云々は、復讐を避けるための、単なる言い逃れでしょう。

● 私も自分のポジションを言い訳するために、波動を読む癖が有りますから、これは
  ご愛嬌で判断してください。 人のふり見てわがふり直せ。

○ 一言でいえば、西洋は歴史の復讐が怖くて言い訳をし、東洋の貧しい国はお金持ちの
  お隣のお金が欲しくて、嘘と卑しさで攻撃し、私は欲に目がくらみエリオット波動
  の解釈に狂いが生じる、と言う事でしょう。

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ボルカールールはマスターベーション

2013年12月11日 22時45分14秒 | 金融・経済
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MXMQRL6JTSEC01.html

 12月11日(ブルームバーグ):ウォール街の銀行は、自己勘定取引を規制する「ボルカールール」によるマーケットメーキング(値付け)業務への打撃を最も恐れていたが、

①● 適用除外が盛り込まれたことで最悪の事態を回避することに成功した。

ボルカールールの細則が米国の5つの監督機関によって最終承認されたことを受けて、収入に占めるトレーディング業務の割合が最も大きい大手米銀の一つである

②●ゴールドマン・サックス・グループ の株価は10日、約3カ月ぶりの高値に上昇した。

③● 確定した細則では、年間400億ドル余りの収入をもたらす銀行のマーケットメーキング担当デスクの適用除外が拡大された。

米銀ウェルズ・ファーゴのリチャード・コバチェビッチ元最高経営責任者(CEO)は電話インタビューで、最終的に採択されたボルカールールについて、「銀行業界が共存可能な妥当な内容のように思われる。しかし、悪魔は常に細部に宿るものだ。ルールを監督当局がどのように執行するかが問題だ」と語った。

法律事務所サリバン・アンド・クロムウェルのロジン・コーエン上級会長は、ボルカールールが対象とするビジネスが驚くほど複雑であることを監督当局も承知していると指摘。「自己資本基準7%と言えば、それは計算することはできるが、

④● マーケットメーキングも自己勘定取引も定量化は困難だ。明確なルールを整備しようがない」と話している。

     原題:Wall Street Exhales as Volcker Rule Seen Sparing Market-Making(抜粋)

 
                カツ!

○ 銀行の金融取引は複雑で、定量化は困難で、400億ドル以上稼ぐ銀行は除外と書いてあるが、これでは
  ザル法である事は一目瞭然である。関係者も、明確なルールを整備しようがないとハッキリ書いてある。

○ 要するに資本主義の根幹である、市場を規制しようとするのが間違いなのでしょう。
  これは、日本の戦国時代に、戦い方のルールを武将同士で決めるようなものです。
  例えれば、“奇襲攻撃は卑怯だから正々堂々と”ルールを作ったとしても無意味です。

○ 織田信長は奇襲で大軍を破ったのであり、勝てば官軍であり、相手を滅亡させるわけですから、
  誰がそのルールを守る監督となり権力をふるえるのでしょう。誰が信長を抑えるのです?

○ つまり、資本主義の支配階級を抑え、資本主義のルールの基本を変えることは出来ません。
  中国は共産党一党の独裁国家=人治国家ですから、一言で簡単になんでも変えられますが、
  これは共産主義≒擬態資本主義だから出来るのです。

○ ボルカールールに対する対抗策

  ① 銀行でないファンドに化けたり、又はファンドを沢山作る。

  ① 自己勘定部門の収益が400億ドル以上に成るように操作するか、又は銀行同士合併する。

   そもそも、金融帝国末期の戦いは、前回も書いたように共食いであり、潰し合いです。
   相手を食べるのみでなく、自ら作った企業を潰して儲けるのが、その究極的な姿です。

  ① 従って、沢山のお金を集めて派手な投機を行い、別の息のかかった組織に儲けさせて、
    最終的にその自らのファンドを潰して被害者顔する。国が助けてくれれば、
    行きがけの駄賃となる。

○ この上記の末期の金融帝国主義をどのように規制しようと言うのです。共食いの世界に身を投ずれば
  貴方も共食いの対象に成るのみです。従って、マルクスの言うように、崩壊が必然であり、
  共産主義=武人の時代=戦国時代に成るのが必然でしょう。

○ 私に言わせれば、人間も寿命が来たら死ぬように、単に270年間の制度疲労が齎す末期像とその崩壊と
  革命の過程と言う事に成ります。親は必ず死に、その子供が新しい時代を担うようなものです。

○ 従って、ボルカールールが有ろうがなかろうが、米のダウの拡大型トライアングルの最後のE波の
  到来は必然である事は、エリオット波動から読めます。

 
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そろそろ中小企業にもお金が回る? ジャブジャブのジャか?

2013年12月11日 14時08分09秒 | 金融・経済
①● http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20131211/ecn1312110722004-n1.htm
    メガバンクが中小企業向け融資で攻勢をかけている。金融庁が金融機関に対し中小企業向け融資を伸ばす   よう働き掛けていることが、その背景にある。なかには都内の優良建設業者に「ゼロ金利」での融資を提示   した事例も出ており、過当競争が懸念されている。

②● http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MXM5H76KLVS501.html
    米財政合意で強制歳出削減を緩和へ、期間2年-政府閉鎖回避

③● http://bylines.news.yahoo.co.jp/kubotahiroyuki/20131210-00030525/
    テーパリング(=量的緩和縮小開始)を決定する条件は整いつつある


黒田総裁は始めから2年後にはマネーサプライを2倍にすると言ってますし、今までに全くブレは
有りません。米が共和党の抵抗でゴタゴタしていましたが、やっと今後2年間はゴタゴタ
は止みそうです。予想以上に米の12月の雇用情勢が回復したようです。これを受けて
③は緩和縮小を予想していますが、せっかくの日本の垂れ流しも有り、景気も
回復しつつあるのに、わざと腰を折るのは馬鹿でしょう。

後2年間は共和党が妥協すると言っているし、日本も2年は緩和するでしょう。従って株式市場を
今暴落させる理由は有りません。③は考えすぎでしょう。今暴落させれば、共和党の責任に
されますから、共和党としても2016年前後に賭けるのが本筋でしょう

①では、0金利でも良いから借りてくれと言うケースが有ると言う事ですが、全くうらやましいものです。
何れにしろ、そろそろ中小企業にもお金が流れそうです。庶民へもジャブジャブとは
いかないでしょうが、ソロソロ中小企業のお零れが回って来そうです。

これらを総合すれば、やはり2016年大統領選挙を巡って、株式市場も動きそうです。その意味では、
2014年は株価は基本的に上昇が予想されます。今の予測では、“暴落は2016年の暮れか?”
又、役人のボーナスも上がるようですが、2029年までは役人天国は続く
と言う私の予想=エリオット波動予測も当たりそうです。

10年物国債金利の底入れは終わったと思われます。直前の1波の0.6弱(0.57?)を割る事はないと
言うのが波動の基本ですので、0.6前後からの反転はこのまま続き、前回の1強を超すと
予想されます。基本的には、株が上がり続ける間は、金利も上がるでしょう。

問題は2016年と予想される株の暴落後に、再び国債金利が下がりますが、“何処まで下がるか”
と言う事でしょう。これも今年の3月?の史上最低値0.4台以下まで下がる事はない
と言うのが波動の原則です。つまり、最低値は今後は更新しないと言う事です。








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真の安全保障とは・ヤクザを強くする事ではない

2013年12月08日 19時03分41秒 | 戦争
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MXDHU26S972B01.html

12月6日(ブルームバーグ):安倍晋三首相は6日、日本と中国は経済面で緊密な関係にあり、2006年に自らが訪中して当時の胡錦濤国家主席と合意した戦略的互恵関係の原点に戻って首脳会談を行う必要があるとの認識を示した。官邸で行ったブルームバーグ・ニュースの単独インタビューで語った。

                    カツ! 

何を失礼な事を云っているのです、中国の時代は変わり、今は習であり胡錦濤では有りません。
戦略的互恵関係などと何を妄想じみた事を云っているのです。中国人が舌を出して
笑っているのが見えます。普通の感覚なら、それは見えるでしょう。

今までで、経済は黒田総裁のお蔭で完全に合格であったが、その他の問題点では不合格に成りそうである。
1971年のニクソンショック、1990年のソビエト崩壊後の日本潰し政策、2013年からの
本格的な尖閣侵攻、アメリカの衰退に伴う中東の変化等の意味が分かっていない様である。

国内でスパイ法を作り、JCIA等を作れば安全が保障されると考えているとしたら、大きな間違いである。
沖縄の漁民の権利を侵害し、まま子扱いし、まるで尖閣の権利は中国にも有りますよと言わんばかりの、
台湾漁民への操業を認めた先日の台湾への譲歩は、これは中国への譲歩と同じである事は前回書きました。

真の安全とは経済を強くするのみでなく、敵国へは塩を送らない事です。戦国時代の1武将の物語
であれば可愛げもあるが、大国を率いて、侵略国家に対峙するリーダーとしては全く失格である。
経済以外を理解できない、経団連のお偉方の代わりに、政治家やその他の安全保障の専門家が
必要なのであり、企業の利益のみを考えるのは既にスパイ防止法に違反しているとも言えます。


● 第一に中国の本質を全く分かっていない。ある意味では冷戦時代のソ連よりも危険な存在が
  中国なのです。経済的にも軍事的にも人口の面でも、更に復讐心に燃えていると言う点でも
  最も危険な国なのです。ソ連は世界に復讐する心はなくても、その共産主義思想で
  世界に挑戦したのです。共産主義+ナショナリズム+復讐心
  ≒ヒットラー+ソ連+復讐の鬼は最も危険なのです。

● 米はその大量の核兵器が有ったので、一国でもソ連と対峙できたのです。

● ウイグルやチベット、内モンゴル等の虐殺弾圧を見れば、その共産主義の本質が分かるはずである。
  共産主義の本質は、世界中を共産主義化するのが使命と考える事であり、其処に最大の
  侵略性が有るのです。キリスト教と言う教義の名のもとに、新大陸やアジアを教化し
  最後は軍隊で侵略支配し虐殺弾圧収奪した白人国家と同じ発想である。

● 1神教の宗教と共産主義は同じではないが、その代替品である事は歴史を見れば分かります。
  共産主義が崩壊したロシアは代わりに、既にロシア正教がその代替品となっています。

● ソ連の共産党が滅んだので、中国も民主主義になると考えているとしたら、歴史を知らない、
  単なるおめでたい人である。共産主義は今後も繁栄する事は書きましたが、たとえ
  中国は共産主義でなくても、そのナショナリズムは、幼い時から国民を反日教育し
  必ず復讐すると語っているのですから、その意味ではヒットラーよりも危険なのです。

● 反日教育は徹底しており、それを変えたりすることは全くできないどころか、殆どの国民が
  復讐の鬼に成るのです。その意味が分かっていないのが、日本人はお人好しと言う事です。

● 一部市場経済を取り入れた為にその共産主義の正統性が疑われたので、共産党はナショナリズム
  に活路と求めたのです。防空識別圏の設定時の発言でも分かるように、日本一国のみが
  彼らのターゲットなのです。彼ら自身がそう語っているのです。

● 彼ら国民の一般的な感情は、“核で日本を破壊しろ”が普通なのです。

● 日米安保が有るから大丈夫だと言いますが、確かに今は抑止力になっています。しかし
  リーマンショック以降のアメリカの経済の弱体化、オバマ登場後の軍事力の弱体化
  中東からの撤退にもみられるように、最早USAは以前の米国ではないのです。

● 2029年から2046年までに、USAの経済は最後の崩壊が起こり、英米型資本主義の崩壊は既定の
  神の=エリオット波動の宿命です。最早日本を守るどころか、国内の市民戦争で米が
  崩壊するのが歴史の宿命なのです。永遠の帝国が無いのは歴史を見れば分かります。

● たまたま270年で一時代が崩壊する必然を見つけましたが、これは西欧・東洋でも当てはまる事は
  見てきました。これはエリオット波動の理論にもマッチし自然のサイクルである事は見てきました。
  これを少し真面目に考える事が大切であり必要な事です。歴史が語るのです。

● つまり2029年からは、遅くても2046年からはUSAの支援はなくなるのです。日本は一人で中国や
  朝鮮と対峙しなくてはいけないのです。これを理解した一部の政治家は、中国にすり寄り、
  彼らの覇権を認める行動を行い、結果として選挙で惨敗しました。

● 日本人は、大陸の支配下に入る事はキッパリと断ったのです。歴史でもそのような下僕の歴史は
  有りません。今は正にチャンスなのです。徐々に中国から撤退して他の国に
  経済的なスタンスを移す、最高の機会なのです。

● これ以上お金と技術と人材を投資するのは、正に自らの首を絞める事なのです。早くこれを自覚
  するのが大切なのです。ヤクザをこれ以上強くしては絶対駄目です。チャンスは
  たまにしかやって来ません。 チャンスは掴まなくてはいけません。
  これが日本の生きる道です。





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天下のゴールドマン・サックスの予想を図示すると

2013年12月08日 03時15分32秒 | 金融・経済
今回の円ドル・為替の予想や、日経225の予測は、トライアングルからの上昇と言う事で
まずまずの予測でしたが、貴金属の価格の動きが予想から段々と乖離しつつあります。
従って、ゴールドマンサックスが予測した、

●“今後2014年にかけて調整が起こり金では1050㌦/㌉まで下がる可能性がある”は
  現実味が出てきました。

日本の金融緩和が日経225のみならず、世界の株価の上昇に貢献しているわけですから、
貴金属に投資している場合ではないと言う事でしょう。

● 貴金属から株に資金が逃げるのは当分続く可能性が有ります。

また中東の動乱は、シリアへの攻撃中止からイランとの和解まで、予測をコトゴトク裏切ってきました。
長い目では、西欧の中東侵略は、810年前の十字軍の終わりが、イスラムの勝利で終わったように
、今回もイスラムの勝利で終わる事は理解できますが、意外と早くやってきました。

但し、フランスはアフリカでイスラムと戦いを継続していますが、これは仏の資本主義崩壊は
英米型よりも10年遅れる事の表れとも言えます。言い換えれば、英米に代わって
今後10年間は仏がイスラムと戦うと言う事です。大雑把な予測ですが・・。

動乱が減る事は良い事ですが、マリや中央アフリカでの動乱のみでは、商品へのインパクトは
少ないでしょう。前回1980年の貴金属の高騰は、1979年末のソ連のアフガニスタン
への侵略を切っ掛けとして、最後の暴騰が完成しています。

● 従って今回の中東の動乱を前提にした、貴金属価格の上昇は少し狂いが生じてきました。

いずれ金属が暴騰する前の、動乱や内乱・戦争等は今後も有ると予想しますが、具体的には
何とも言えません。

従って、ゴールドマンの予想を図示する事は、今後の価格変動予測の助けとなると思われます。
言い換えれば、6月末の価格は貴金属の底との予測でしたが、GSの言うようにまだ
調整期間中の可能性が高いと言う事です。

○ ①の図は、今までの私の予測を前提にした価格の変動です。今後はこのまま上がると言う事です。

○ ②の図は、6月末からの上昇と調整は、フラット=サイドウェイ型の調整と見て、これから
  ある程度上昇してから、最後の小暴落が起こると言う予想です。

○ ③の図は、既に最後の小暴落に入っていて、今後は少し戻してから、小暴落が完成すると
  いう予測です。

○ ④の図は、可能性としては少ない方ですが、調整なら考えておくべき形です。
  つまり、今後小さいトライアングル型の調整が起こってから、
  最後の小暴落が起こると言う予想です。

②と④のパターンは、期間的には約1年ほどかけての調整の様に見えます。つまり、GSの言う2014年は
下がり続けると言う予想に合います。どの図を取るかは自己責任でお願いします。

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NEW MACROECONOMY・経済の新しい見方・

2013年12月07日 12時42分46秒 | 金融・経済
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE9B502520131206
コラム:米国は日本に学べるか、「長期的停滞」からの脱出策   By Nicholas Wapshott

米国経済は停滞の海をさまよっているのだろうか。少なくともサマーズ元米財務長官はそう考えているようだ。   サマーズ氏は先月開かれた国際通貨基金(IMF)の経済フォーラムで、

● 米国の需要や成長力などが低迷している現状を「長期的停滞」と表現した。

  「われわれは今後数年にわたって、どのように経済を動かしていくのか十分に考える必要があるだろう。

● 現状ではゼロ金利が経済活動を慢性的かつ体系的に抑制しており、潜在能力を下回るレベルに経済を押し   とどめている」と語った。・・・・・・・・・・。

●サマーズ氏は 「大規模バブルでさえも、超過需要を生み出すには十分ではなかった」と批判的だ。

● 同氏は、こうした金融政策が現在の苦境を解決するための手段として不適切だと指摘。その理由として、   完全雇用を達成する「自然利子率」がマイナスである可能性を挙げた。・・・・・・・・。

● 量的緩和は目的の達成に有効だったかもしれないが、今となっては力不足の政策だ。さらに、量的緩和が   繰り返されると市場がそれに依存するようになり、バーナンキFRB議長が緩和縮小(テーパリング)を示  唆するたびに混乱することになる。

● 気を付けなければ日本のようになってしまう──サマーズ氏はこう警告しているように思える。日本は過   去20年、成長力の低下が賃金の下落を誘い、それが需要低下を招き、さらに雇用の悪化を呼ぶという負の  スパイラルに陥ったが、米国も同じ状況に直面する恐れがあるのだ・・・・・・・・・・・・。

● ところが、20世紀末までに日本は深刻な事態に陥った。成長には急ブレーキがかかり、資産バブルがは   じけた。政府は公共事業への投資で景気を刺激しようとしたが、こうした政策はうまくいかなかった。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

● 昨年、日本では安倍晋三首相が「アベノミクス」として知られる先鋭的なプログラムを導入した。日銀は   資金供給量(マネタリーベース)をわずか2年で2倍に引き上げる異次元緩和を実施し、円高に歯止めをか  けることで輸出の競争力を高めた。金融政策に加え、安倍政権は積極的な財政出動や増税も打ち出した。こ  れは前例のない試みであり、日本はIMFの支援や他国の影響なしで、谷底から脱け出す道を歩き始めた。

安倍首相が示した治療薬を服用してから1年、回復の小さな兆しがわずかに見え始めた。・・・・・・・。

● ただ、明るい話題だけではない。賃金はなかなか上がらず、設備投資も十分とは言えない。しかし安倍首   相は、世界経済が上向けば、日本も利益を得られるだけでなく世界に繁栄をもたらすことができると自信を  見せる。ただ、これはあくまでも仮定の話だ。米経済がこのままの状態を続ければ、日本の成長へのスピー  ドも加速させることはできない。

● 他の国もリーダーとしての米国の復活を切望している。人員整理や債務削減など、自分たちのことで手一   杯の欧州は、米国が欧州を低迷から引き上げてくれるのを心待ちにしている。

サマーズ氏が先月警告したように、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

● 一部の議員らは、選んでくれた国民にどれだけ損害が出ようと、自分たちの目指す「小さな政府」の達成   を望んでいる。だが、自らの利益を賢明に追求することが、知らず知らず自らを傷つけることもある。政府の関与を縮小すれば、米国は日本のようになりかねず、米国民は何十年にもわたって低成長にあえぐ可能性がある。

● 「虎穴に入らずんば、虎子を得ず」という日本のことわざがある。危険を冒さなければ、大きな成果は挙   げられないという意味だ。安倍首相は日本経済の低迷に終止符を打つため、勇気ある第一歩を踏み出した。米議会では共和党の少数派が鍵を握る状態にあるが、これが続く限り、われわれは日本が犯した過ちを繰り返すだけではなく、世界中を泥沼に引きずりこむことにもなる。

          (2日 ロイター)    By Nicholas Wapshott


私の批評

◎ 上記の記事の悩みは、すべて経済の再帰性を理解できない所からくるのです。

世界的投資家のソロスは、リーマンショック後の議会証言で、経済は再帰性であると語りました。
ジムロジャースは、商品の価格は原則として、需給の関係で決まると語り、1998年まだ株価が
崩壊していない時期に、需給の関係から見て、既に商品の時代の到来を見ていました。

そしてこのブログでも、価格の上がり方や調整の仕方が、エリオット波動の理論に従う事を見てきました。
価格は、自然の波動の一部であるので、人間の英知で、ある程度の修正を加える事は出来ますが、
本質的な変更は出来ません。つまり2000年から始まっている不景気を1982~2000年の好景気に
することは絶対できません。不景気の期間も、好景気とほぼ同じ時間を要するのです。

◎ これが再帰性であり、需給の関係によるサイクルであり、エリオット波動であり、フラクタルなのです。
  ある程度の修正は出来ると書きましたが、これは具体的には以下の様に修飾します。

○ CT=収縮型トライアングルを、ET=拡大型トライアングルへ
○ ZIGZAG=ジグザグ修正を、SIDEWAY=サイドウエイ修正に替えることは出来ます。
○ 上記の調整波動を、推進波=上昇波=impuls型にすることは出来ません。

◎ 一言でいえば、急激に縮小する形を、エネルギー=お金を注入して、滑らかな波に変えて、
  激しい暴落と混乱-1929年のような事態を防ぐことです。この政策は、

○ 1966~1982年の米の不景気をサイドウエイにしたし、2000年~(2018)からの今回のトライアングルを
  拡大型トライアングルにして、日本の様なsharp=ZIGZAG型の急激な低下を防いでいます。

○ アンプの様に電気で音の増幅が出来るように、エネルギー=お金をつぎ込めば、増幅により急激な
  低下を防ぐことは出来るのです。つまり急激なGDPの低下を防ぐことが出来るのです。
  USAは1929年の恐慌から学んだのです。過去に日銀をけなしたのは正解ですが、
  今後は日本の様になると卑下したりする必要はないのです。
  政策を尽して、天命を待てば良いのです。

◎ ただ、敵は本能寺、獅子身中の虫が問題なのです。量的緩和=増税を嫌がる共和党やティーパーティの
  抵抗は歴史の必然です。つまり810年前の英国で、1215年のマグナカルタで、貴族が反乱を起こし
  増税は貴族の許可なくすることが出来なくなり、王の権限は奪われました。

◎ この時代、1215年~1485年は武人の時代=戦国時代ですので、王は軽んじられ=下剋上、100年戦争
  1337~1453年へと続く事になったのです。サーカー氏の社会循環論の正しさが分かります。
  現在の共和党の反乱は、810年前の貴族の反乱と同じなのです。

◎ 貴族=共和党の反乱と、王=大統領の増税の権利の制限は、その後に続く資本主義の崩壊と
  戦国時代の到来を意味します。ただ私の分析では、このまま崩壊ではなく2018~2029年の
  最後の繁栄後に、英米型の資本主義が崩壊(2029~2046年)すると見ています。

◎ つまり、日独伊を除く米英型の金融資本主義の崩壊と戦国時代への移行=中国・朝鮮と同じ時代への
  移行ですから、世界史的なカタストロフィーが想像できます。810年前の英仏間の100年戦争が、
  世界的に展開したと思えば間違いないのではないでしょうか?

◎ 多分後世から見たら、第二次共産主義運動の時期と見られるでしょう。勿論第一次共産主義運動は
  ヨーロッパから起こり、最後はソ連・東欧・キューバ・中国・北朝鮮で成功した時代です。
  第二次では、英米型の国家が、その内部で共産主義と戦うと言う事に成ります。

◎ 日本では当分≒100年余は、共産主義の心配はしなくても良いですが、大陸の共産国家との
  100年戦争に突入したとみるべきでしょう。

コメント
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