歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

通貨安・競・争の意味が分かっていないジム

2013年12月16日 18時58分30秒 | 金融・経済
http://president.jp/articles/-/11570

日本は資源から食品まで、多くのものを輸入に頼っています。円が安くなれば生活必需品の値段が上がる。●なぜ2%のインフレを目指すのですか?

ただし、別にデフレがいいわけではありません。インフレでもデフレでもなく、自国通貨を安定させ、
●健全な状態で現実的な成長を目指すべきなのです。

今、日本が抱える急激な少子化や巨額の債務、移民の拒否など根本的な問題は何1つ解決していません。もし私が日本の首相であれば、●お金を刷るのをやめて債務を減らす努力をし、人口減を解決すべく、移民を増やすなどの政策をとる。

               カツ!

2%のインフレはインフレとは言いません。これは潜在成長率のレベルであり、自然状態でも
例えば人口が増えなくとも、細かい改善等の効率化で2%の成長が予想されると言う、
自然に備わっている成長率です。従ってこれを下回るのが異常なのです。

成長率がマイナスに成るとデフレと言う考えが間違っています。2%はインフレではなく
リフレと呼ばれている、自然の状態です。日本はその自然状態から大きく下方に乖離して
世の中がおかしくなったのは、直近の歴史が証明しています。逆でしょう。

 お蔭で、22年間もおかしくなり、その合間に企業は中韓へと出ていき、ひどい国家を育てて
今後悔しているところです。自然状態に戻すための、紙幣印刷であり、ジムにはこれが
まるでわかっていない様である。

もしお金を印刷せずに、債務を減らすとどうなるのか。つまり、株価を下げて円高をもたらし
政府の支出を半減し、公共工事を減らし、公務員の給与を半減し、欧米並みに20%に
消費税を上げたらどうなるのかと?いう事です。

そんなことは、計算するまでもなく、日本の崩壊を齎すことは、馬鹿でも分かります。
この簡単な現実が分からない所に、ジムのアンバランスな知識が見られます。
これは、政治を全く考慮しないジムのアンバランスが、更に経済の知識の
アンバランスで、この人大丈夫かと思わせます。

1971年からのニクソンショックから、管理通貨制度に突入し、実はこの時から通貨戦争が
始まっているのであり、ただ日本のみが参加せずにひどい目に遭ったのが歴史そのものです。
その時の、垂れ流しがジムが活躍した商品の膨大なバブルを生み、これで彼は大儲けして
膨大な資産を築いたのです。垂れ流しバブルで儲けた、恥を知るべきです。

歴史は高橋是清の政策が、日本を世界恐慌からいち早く回復したと言うのは今や世界の常識であり
バーナンキさんもその高橋さんを尊敬していると言われています。1929年からの
恐慌もお金を十分注ぎ込まなかったから起こったと言うのも常識です。

そもそも、政府は債務を返さないのが歴史であり、現実であり、事実です。返さないのに
何故おかしくならないのか? これがインフレのマジックです。インフレと言う名の
税金で返しているのです。終戦直後の、預金封鎖後のような強引な政策は最早
取れません。つまり、一日で通貨の価値を1/100にすることは国民に
大きな怒りを齎します。

戦後すぐの時なら、国民もショックで麻痺していますから、預金封鎖をしても耐えられますが、
今はそのような事は必要がないのです。それならどのようにして返すか?
これはインフレ状態を続けることで返すのです。

下の図を見てください、日本の債務は減る事はなく、増え続けています。ただお金の価値が毎年
減ってくるので、返さなくてもやっていけるのです。例えば戦前は一人あたりの負債は
90円とありますが、当時に給料は1円程度ですから、給料の90倍が国家の
一人あたりの負債です。
               
今の段階で一人800万円とした場合は、給料が平均20万円とすれば、一人あたりの負債は
800÷20=40倍です。実は戦前よりも一人あたりの負債は軽くなっているのです。
この様にしてインフレを徐々に起こせば、相対的に国家の債務は減ります。

従って国家は債務を返した歴史が無いし、返す必要もないのです。これがインフレと言う
政策のマジックです。この歴史事実を分からないのが、ジムの問題点です。
実際この100年で給料は1円から20万円につまり、20万倍に
なったのが事実です。

今後100年で更に20万倍に成ったら、貴方の給料は400億円に成ります。これなら
一人あたりの借金が400億円でも耐えられるでしょう。これが時とインフレの
相乗効果です。これがマジックです。従って負債を軽減するのはお金を
ジャンジャンするしか方法はないのです。

◎ それともジム言うように、

● 政府の支出を半減しますか? つまり公務員の給料を半減すると言う事です。
  更に公共事業も半減、年金も半減、医療費の補助も半減。全て半減。

● 勿論それでも十分でないのですから、消費税を30%にします。

● 更に貴方の預金を全部国家にあげれば、一人当たり1000万円の負担は多分返せるでしょう。

◎ それとも、終戦直後の様に、預金封鎖をして、預金封鎖を解いた時に、預金の100円が
  1円の価値に成るようにする=つまり貴方の預金が100万有ったとすれば、
  これを一万円にするのです。そうすれば、国家の1000兆円の借金は
  10兆円に成ります。

   逆に言えば、給料を2千万にしても良いのです。そうすれば物価の全てが100倍に成りますが
  預金や、借金は100分の一に成るのです。

どちらもいやでしょう? だから徐々にインフレにして、借金を返すのです。もうこれしか
返す方法はないでしょう。  どう思いますか? ジムさん?



追記 12月19日 http://nyanko001.blog.ocn.ne.jp/kabu/2007/01/post_9f01.html
ネオさんの指摘の様に、戦前は100円前後が給料だったようです。訂正します。
従って、今は当時の2000倍の給料に成りますから、100年後も同様にインフレで
給料が上がれば、4億円になります。訂正しお詫びします。
コメント (1)
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今後の円相場の予測・120円台

2013年12月16日 12時17分10秒 | 金融・経済
株式市場もエリオット波動と言う、フラクタル≒自然の法則に従う事は、人間の知性と感情も
結果として自然の波動に従うと言う事です。国際関係の力学で、今までは円高に成りました。
円高に反対しても円高に成ったように、次は円安と言うのが法則です。問題は何時
どの様な程度で円安に成るかです。全ての要因をコンピューターに入れれば、
分かるでしょうが、データの少ない私は、波動の形を主体に予測します。

今回の予測は、勿論今年の円安の勢いを考慮に入れて、更に最低2年間は量的緩和をすると言う
黒田さんの言葉を信じ、更に緩和中止後1年半前後で株式市場の大崩壊が始まると言う
過去のデータと、大統領選挙の前後に崩壊が来るのではないかと言う予測を織り交ぜます。

更に1973年から始まった、衝撃波は①までに5年、②から③までに12年余かかっています。
又③から④までのトライアングル調整にやはり12年余かかっています。④から⑤までは
5年程度です。従って③から⑤までは17年余かかっています。
これらの数字が重要と思われます。

衝撃波5波①②③④⑤の次の調整波は、当然の事として、調整波ⒶⒷⒸ波動=3波を形成します。
今までの黒田さんの緩和の勢いから、そのⒶⒷⒸ波動は、ZIGZAG調整と予測します。
これらを総合すると、偶然にⒸの時期は2029年となり、英米型のサイクルの
最後の始まりに、ピタリと一致します。

ZIGZAGのⒶ波は、5波を形成します。つまり上向きの衝撃波です。従って6月から
11月までの波は、株式と同様に円相場もきれいなトライアングルを形成していますから、
これは第4波に表れますから、次は5波が有ると言う事です。

この5波が何処まで上がるか=円安に成るかで今後の相場が決まります。図は5波の勢いによって

● 前回2007年の時の124円前後まで上がる=円安としたのが、(1)の図です。
                
             
● 勢い余って150円/ドルまで上がると見たのが(2)の図です。
  ○ これは紙幣増刷はそれ自体が麻薬中毒の様に、やめにくいと言う事と、
  ○ 世界のデフレ傾向で中々リフレにならない場合に緩和しすぎると言う事も考えられるからです。
                  

● 調整のⒷはどのような調整波も取りますが、つまりZIGZAG,FLAT,TRIANGLE
  等を取りえますが、前回の④波が大きなトライアングルでしたので、これに倣い▲としました。
                                

● Ⓒの波は、Ⓐと同様に5波を形成し、Ⓐと同じ程度の大きさにしました。

● 2029年=Ⓒから、英米型の資本主義の最後のサイクルⅤ=スパーサイクル(Ⅴ)
  =グランドスーパーサイクル((Ⅴ))の崩壊が始まると予想されますから、
  以後は基本的に円高のトレンドが今世紀末まで続くと思います。
                 
● 図のⒶは株式市場が大崩壊するときです。次の米の大統領選挙前後としました。
   それまでは、円安トレンドですから、株式市場も基本的には上昇波です。
                


◎ 浜矩子教授は相も変わらず円安を拒否していますが、人類の感情、欲望の総意たる自然の波に
  抵抗する事は愚かな行為です。叫んでも泣いても円安は来るのです。一個人の感情で
  世界は動きません。動くと考えるなら、単なる妄想・カルトのレベルです。
                  
◎ 経済学者は、その波を分析し予測し、その理屈付けをするのが仕事です。又、法則を見つける
  のが仕事です。ヒステリックに叫ぶことでは有りません。自分が妄想にとらわれて
  いないかどうかを再検討した方が良いでしょう。
                
◎ 2014年に世界は大崩壊すると言う本を書いていますが、残念ながらそのような
  気配はありません。逆に日本の黒田バズーカで世界の株式市場がカムバックしました。
                   
◎ また老いは楽し”という本を書いて日本の資本主義の黄昏を暗示していますが、残念ながら
  日本の資本主義は今が最盛期です。安倍さんを見れば分かります、米でさえも中国に
  遠慮して物をはっきり言わず、へりくだっていると言うのに、親分を差し置いて
  中国包囲網を形成しようとして中国を怒らせているいる日本は、まるで
  親分の代わりに世界のリーダーに成ると言っているようなものです。
                 


◎ エリオット波動は、このように1個人の感情にも、大きな時代の流れが映されるのです。
                 
◎ 英米型の資本主義の崩壊過程は、2029~2046年です。日本は2110~2038です。





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