5月21日にオーストラリアの
総選挙が実施され、政権交代
という記事をあげ10日以上。
その間の24日には東京で開催
された日米豪印のクアッド首
脳会議に、アルバニージー新
首相が参加していましたが、
今になり選挙結果が確定し、
予想通り首相率いる労働党が
単独過半数(下赤)を得て名実
ともに政権を樹立しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/f4/76947dde452710c404d1e2b11942e867.jpg)
9年間政権を担った保守連合
(自由党・国民党、上青)は大
敗を喫し、敗因は国民の不満
に応えられないまま労働党の
躍進を許したことと、「ティ
ール」と呼ばれる無所属議員
の出現といわれます。彼らは
10議席を得ました(上青緑)。
ティール(teal)は英語で青緑
を指し、保守のシンボルカラ
ーである青と環境を示す緑を
掛け合わせた、新しい勢力の
誕生を色に例えたものです。
ティールの成功は青緑革命と
も称され、二大政党制をとっ
てきたオーストラリアの国政
に風穴を開けるものとなり、
今後、第三の勢力となってい
くのか非常に注目されます。
ティール議員の特徴は各界の
著名な専門職(医師、弁護士、
議員など)の女性が多い点で、
あくまでも無所属であること
彼らの多くが主張していた、
①気候変動への早急な対応
②国政の透明性の改善
③女性登用など多様性実現
という点を自ら実践していく
実行力に期待されています。
一方で青緑議員の選挙資金を
同一の環境系ファンドが提供
していたのは注視され、この
点も透明性が求められそう。
ともあれ、どの国でも環境政
策は左派の理想論か、右派の
財界との馴れ合いの産物か、
いずれにしても実効性に乏し
いものになりがちな中で、青
緑という新しい概念が新たな
勢力になるのか、NZの来年の
総選挙にも影響しそうです。
総選挙が実施され、政権交代
という記事をあげ10日以上。
その間の24日には東京で開催
された日米豪印のクアッド首
脳会議に、アルバニージー新
首相が参加していましたが、
今になり選挙結果が確定し、
予想通り首相率いる労働党が
単独過半数(下赤)を得て名実
ともに政権を樹立しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/f4/76947dde452710c404d1e2b11942e867.jpg)
9年間政権を担った保守連合
(自由党・国民党、上青)は大
敗を喫し、敗因は国民の不満
に応えられないまま労働党の
躍進を許したことと、「ティ
ール」と呼ばれる無所属議員
の出現といわれます。彼らは
10議席を得ました(上青緑)。
ティール(teal)は英語で青緑
を指し、保守のシンボルカラ
ーである青と環境を示す緑を
掛け合わせた、新しい勢力の
誕生を色に例えたものです。
ティールの成功は青緑革命と
も称され、二大政党制をとっ
てきたオーストラリアの国政
に風穴を開けるものとなり、
今後、第三の勢力となってい
くのか非常に注目されます。
ティール議員の特徴は各界の
著名な専門職(医師、弁護士、
議員など)の女性が多い点で、
あくまでも無所属であること
彼らの多くが主張していた、
①気候変動への早急な対応
②国政の透明性の改善
③女性登用など多様性実現
という点を自ら実践していく
実行力に期待されています。
一方で青緑議員の選挙資金を
同一の環境系ファンドが提供
していたのは注視され、この
点も透明性が求められそう。
ともあれ、どの国でも環境政
策は左派の理想論か、右派の
財界との馴れ合いの産物か、
いずれにしても実効性に乏し
いものになりがちな中で、青
緑という新しい概念が新たな
勢力になるのか、NZの来年の
総選挙にも影響しそうです。