先日、アジリティーの練習に行った時のこと。
蒼太くんは、アジリティーが大好き。
走ること動くこと、身体を動かすことでテンションが上がって行くタイプ。
走り始めると気持ちが集中して、その集中は犬の中でもハードなタイプ。
1点を貫いて、越えてしまうと弾けて、自分をどう抑えていいのかわからない感じ。
なので、走る、飛ぶ、超える、くぐる、などの変化に富んだアジリティーは
ややもすると異常な興奮を生んでしまう。。。と、思っていた。
だから、走る前は極力昂奮を落として、、、冷静にさせ、、、抑えて、、、
これが蒼太と走るためには重要事項、必須事項だと思っていた。
先日の練習でS先生に、「競技会で昂奮するんだったら、興奮した状態で走らせないと。」
って言われて、「え~~~???」って思ったo-mama。
興奮させたら練習できないし、、、一緒には走れないし、、、「ぜ~ったい無理!!」
と思ったけど、
「競技会での興奮を抑えきれないわけでしょ!」って言われると、「うぅ、、、そうだよね。」
欧介兄さんは、エンジンがかかるのが今一つなので、興奮させるけど、
蒼太くんはどうなんだろ~~やってみるしかないよね。。。
そしたら、最初に「吠えろ」とかで、こちらに集中したよい昂奮を得ることで、
1点を貫くことが無い、MAXの集中の状態を持続できることがわかりました。
そして、o-mamaも超楽しかった~~。
今まで、蒼太くんとは、まるで修行のようにアジリティーをやってきた。
修行僧のごとく、瞑想し、気持ちを落ち着けて、それが蒼太に反映するようにしてきた。
それはそれで、楽しいんですが。。。(^_^;)
やっぱり、一緒に興奮状態で楽しむって言う方が、もっと楽しかった(爆)
こんな風に蒼太とも楽しんでよかったんだ~って思ったら、気持ちも楽になった。
そして、訓練でも規定課目や選択科目になる練習はするけど、
いわゆる遊びの中でのトリックは教えるのが面倒だったし、嫌だった。
何故かと言うと、私がテンションをあげると、蒼太が興奮しちゃって、
「ひぃぃ~っっ」とか言っちゃって、教えるどころの状態じゃ無くなっちゃう。
興奮を抑えきれないことを蒼太に悟られたくなかったし、
グルグル回りだしたり走られたりすると、大きな蒼太くんを止めることもできない。
下手すると、ぎっくり腰になるか、指の1本でも折りかねない。。。
だったら、まじめ~な顔して、地道に課目だけをやっていた方が楽だったのだ。
昨日は、欧介兄さんと取り組んでいる、「バックスルー」というのを
蒼太くんと練習してみた。
案の定、遊びだと理解した蒼太くんは、興奮してフガフガ鼻を鳴らし、
吠えてはグルグル走りだしたり、止まっては足踏みをしながら、「ひぃぃ~~っ」。
だけど、抑えようと言うよりは、理解させようと気持ちを切り替えた。
今までだったら、「違う!!」ってキッパリと言うところを、
「あはは、、、違うよ~、わっかるかな~っ?ママはこう言ってるんだよ~」と
欧介にするようにやってみた。
抑えようとしていた時には、同じ興奮でも力が入っていた蒼太の身体が、
す~っと力が抜けているのを感じた。
そして、あっけなく正面停座からリードを動かして、お尻をo-mamaの足の間に
バックスルーさせることができた。
先週は、鉛のように重たかった蒼太のお尻が、軽々とo-mamaの左手で
足の間に誘導できたのだ。
バックスルーができたことよりも、蒼太と遊んでる、コミュニケーションをとれてることが
すごく嬉しかった。
不思議に見えるだろうけど、今までだって、いろんな事ができるようになって、
十分すぎることができて、蒼太は楽しそうにやっているにも関わらず、
自分は必死だった。。。楽しむより、必死に教え、必死に取り組んでた。
そろそろ楽しんでも良いよ、そういう状態に来てるよ、そういうことなんですね^^