旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

相国寺

2007年01月22日 | 旅 歴史
 相国寺は相国寺門前町にある臨済宗相国寺派の大本山です。開山は夢窓国師です。足利三代将軍義満が、後小松天皇の勅命を受けて1382年(永徳2年)に創建しました。京都五山の第二位に列せられた名刹です。
 応仁の乱の戦乱など、数度の焼亡・再建を繰り返した後文化年間(1804-1818)に至って再建完備されました。五山の中枢として絶大な権勢を誇り、多くの高僧を排出しています。明治9年に分離独立して相国寺派を形成し、現在同派寺院は99を数えます。
 現存する塔頭には、大光明寺・鹿苑院・慈照院・大通院・光源院などがあります。本尊は釈迦牟尼如来です。寺宝に本堂(重文)・無学祖元墨跡四幅(国宝)・十六羅漢像(重文)など多数あります。
 重要文化財の法堂の天井には,「鳴き竜」で知られる絵が描かれてい ます。この法堂は豊臣秀頼により再建されたもので日本最古の法堂だそうです。
 寺内にある放生池に架かる天界橋は,細川晴元と松永久秀によって、天文の乱(応仁の乱)の合戦の火蓋が切られたところです。
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