旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

奄美空港

2011年05月22日 | 旅 歴史
 鹿児島県大島郡笠利町にある奄美空港です。
 奄美大島の空の玄関口「奄美空港」です。本土からは鹿児島空港・伊丹(大阪)空港・羽田空港と結ばれています。その他、与論島以外の奄美諸島(与論は沖永良部経由)、沖縄の那覇空港と結ばれています。
 空港ターミナルビルの特徴は、屋上にある高倉(この地方で昔使われていた倉庫)を模した三角形の屋根が三つあることです。
 以前の奄美空港は現在の空港から南側に車で5分くらいのところにありました。滑走路は1200mしかなくYS11ぐらいしか就航できませんでした。そこは今は奄美パークになっています。
 空港にはアイノコと呼ばれる舟が飾られています。奄美のイタツケ(板付舟)と沖縄のサバニーの長所をとって折衷した形でこの名前になりました。大正時代に考案され今でも漁に使われているそうです。 
 現在の奄美大島空港は、珊瑚礁のリーフを埋め立てて作った空港です。着陸態勢になったときに窓を見ると美しい珊瑚の中に突進していました。
 これらの珊瑚が死に絶えないように祈るばかりです。石垣空港も同じやり方で建設しようという計画がありましたが、猛烈に反対され結論は出ていないようです。

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奄美大島

2011年05月22日 | 旅 歴史
 鹿児島県の奄美大島です。 
 奄美大島は南に接する加計呂麻島(かけろまじま)・請島(うけじま)・与路島(よろじま)を含め奄美大島と呼ばれています。
 島の周囲は405km、面積712km2と日本では沖縄本島、佐渡島についで3番目に大きな島なのです。島のほぼ80%は深い森で、平地が少ない島です。
 奄美大島は鹿児島県薩南諸島の南部にあり、鹿児島から南へ380km、沖縄本島から北へ300kmの位置にあります。
 奄美では、日平均気温が10度以下になる日がなく冬がありません。25度以上の夏の期間が約年間3分の1もあり、年平均気温21.3度の亜熱帯気候の島なのです。
 樹齢130年といわれる天然林が生い茂っている金作原原生林は天然記念物の鳥類なども生息、珍しいシダ類も多く、まさに東洋のガラパゴスです。降雨量も年間3000mmを越す地域なのです。
 約100万年前、陸続きだった大陸から地殻変動により、奄美、琉球列島が分かれました。 個々の島々に残った動植物が独自に進化し固有の生態系を現在でも残しているのです。
 「日本書紀」には海見、「続日本紀」には阿麻美という文字が残されています。鎌倉時代に入り琉球王国に入貢しました。慶長14年(1609)以降は薩摩藩の直轄地となりました。
 明治時代以降は鹿児島県に属しています。第二次世界大戦後、アメリカ軍の軍政下におかれ、臨時北部南西諸島政庁(のち奄美群島政府)から琉球政府の統治をへて昭和28年(1953)12月25日にようやく日本に復帰しました。

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