栃木県足利市家富町に鑁阿寺(ばんなじ)があります。
鑁阿寺の本堂である大御堂は大日堂ともiいい、鑁阿寺で最初に建てられ、本尊大日如来を祀っています。建久7年(1196)足利義兼が持仏堂として創建しました。その後天福2年(1234)足利義氏が大改修しています。弘安10年(1287)に落雷で炎上し、これを足利貞氏が復興しています。
現在の堂宇は正安元年(1299)に足利家時によって再建された建物です。間口5間、奥行5間、1重、入母屋造りで正面向拝3間、軒唐破風附、背面向拝1間の本瓦葺きです。構造は雄大で手法は剛健で鎌倉後期の唐様に和様を加味した建築様式です。内部の厨子も価値の高いものです。
脇本尊として護摩壇に薬師如来、左壇に聖観世音菩薩と聖天様を祀り、後方壇に弘法・興教大師、金剛界大日如来、鑁阿上人(義兼)像を安置しています。足利尊氏の百箇日に当たる延文3年(1358)に、ここで尊氏追善の曼陀羅供が修せられています。本堂は平成25年(2013)に国宝に指定されました。
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