昼から参宮橋の「代々木倶楽部」で開かれた「没後20年故清水幾太郎先生を偲ぶ会」に出席。久しぶりでスーツを着て行ったが、今日はそれほど暑くなくて助かった。清水幾太郎との個人的な思い出と、「社会と個人」という社会学の根本問題の視点からみた清水の思索の軌跡について話をさせていただいた。田中健五氏(元文藝春秋社長)、森田実氏(政治評論家)、横山滋氏(NHK放送文化研究所主任研究員)のスピーチも興味深く拝聴した。その後のパーティーでも学習院大学の清水ゼミの卒業生のみなさんと有意義な談話ができた。晩年の清水は、国家へのコミットメント(愛国)と並んでスモールグループへのコミットメント(社交)の必要性を説いたが、今日の催しへの参加はまさにその社交の実戦だった。会場には清水の写真が飾られていたが、会が終ってから、その写真の前に置かれていた花束を幹事の方から手渡される。受け取ってよいものかどうか一寸迷ったが、ありがたくちょうだいすることにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/5a/1cca5885bbad29bead1046845493b047.jpg)
夜、オリンピックのTV観戦。柔道男子66キロ級の内柴が金メダルを取った。彼の獲物を狙う獣のような身体の動きとまなざしがよかった。昨日の谷と平岡は試合中の表情に生気がなかった。女子52キロ級の中村の銅メダルは健闘したと思うが、試合後のインタビューで「金メダル以外は同じです」と無表情で答える姿に金メダル至上主義の影を見た。表彰式で同じ銅メダルの外国人選手が全身で喜びを表現していたのとは実に対照的であった。バトミントン女子ダブルスの「オグシオ」の戦いを見たが、私の知らないうちにラリーポイント制になっていたことを知って驚いた。バトミントンは私がこれまでの人生で一番一生懸命に励んだスポーツだが、なんだか別のスポーツになってしまったような気がする。「オグシオ」はショートサービスとスマッシュリターンがいまひとつで、苦戦を強いられたが、最後は相手のサービスミスでなんとか逃げ切った。次の相手は格上の中国ペアだから、かえって思い切ってやれるのではないか。男子バスケットのアメリカー中国戦は持ち味のまったく違うチーム同士の対戦で面白かった。途中までは接戦だったが、しだいに実力の差が出て、アメリカチームのショータイムのようになった。野口みずきの出場問題の会見をみたが、あの監督は選手のコンディション作りの失敗についての責任をどう感じているのだろうか。女子マラソンは今大会で一番楽しみにしていた種目なので、たとえ野口が出場することになったとしても、万全とはほど遠いコンディションでレースに臨むわけで、実に残念だ。
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夜、オリンピックのTV観戦。柔道男子66キロ級の内柴が金メダルを取った。彼の獲物を狙う獣のような身体の動きとまなざしがよかった。昨日の谷と平岡は試合中の表情に生気がなかった。女子52キロ級の中村の銅メダルは健闘したと思うが、試合後のインタビューで「金メダル以外は同じです」と無表情で答える姿に金メダル至上主義の影を見た。表彰式で同じ銅メダルの外国人選手が全身で喜びを表現していたのとは実に対照的であった。バトミントン女子ダブルスの「オグシオ」の戦いを見たが、私の知らないうちにラリーポイント制になっていたことを知って驚いた。バトミントンは私がこれまでの人生で一番一生懸命に励んだスポーツだが、なんだか別のスポーツになってしまったような気がする。「オグシオ」はショートサービスとスマッシュリターンがいまひとつで、苦戦を強いられたが、最後は相手のサービスミスでなんとか逃げ切った。次の相手は格上の中国ペアだから、かえって思い切ってやれるのではないか。男子バスケットのアメリカー中国戦は持ち味のまったく違うチーム同士の対戦で面白かった。途中までは接戦だったが、しだいに実力の差が出て、アメリカチームのショータイムのようになった。野口みずきの出場問題の会見をみたが、あの監督は選手のコンディション作りの失敗についての責任をどう感じているのだろうか。女子マラソンは今大会で一番楽しみにしていた種目なので、たとえ野口が出場することになったとしても、万全とはほど遠いコンディションでレースに臨むわけで、実に残念だ。