フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月19日(火) 晴れ

2008-08-20 03:13:32 | Weblog
  9時、起床。1時間ほど仕事してから、ベーコン&エッグ、肉団子、トースト、グレープフルーツジュースの朝食。空腹感を覚えてから食べるので、朝食はいつも美味しい。これは昼食の場合も同じで、今日は昼頃に母が東急プラザで買ってきた鯛焼きを1つ食べたので(毎月19日は「東急の日」で100円の鯛焼きや半額になるのだ)、なかなかお腹が減らず、昼寝の後(3時過ぎ)、散歩に出たときに「やぶ久」でスタミナ冷やし蕎麦を食べた。平皿に盛られたそばの上にレタスと若布のサラダと豚肉の生姜焼きがのっていて、サラダには胡麻だれをかけて食べる。温泉卵が付いてくるので、それも蕎麦にのせて、冷たいつけ汁をぶっかけて食べる。渾然一体、サッパリとしていて、かつ栄養満点である。「やぶ久」はとんかつの「鈴文」のように電車に乗って食べにくるほどの名店とはいえないが、わが町内になくてはならない蕎麦屋である。食事の後は、有隣堂で以下の本を購入し、「テラス・ドルチェ」で読む。

  内館牧子『エイジハラスメント』(幻冬舎)
  斉藤学『「家族神話」があなたをしばる』(NHK出版)
  辰巳琢郎『道草のすすめ』(角川書店)

  蒲田駅西口周辺でよく行く喫茶店は、「ルノアール」「テラス・ドルチェ」「珈琲館」「シャノアール」「カフェ・ド・クリエ」である(ブレンド珈琲の価格の高い順)。これらのうち「テラス・ドルチェ」以外はチェーン店である。個人経営の喫茶店はほかにもあるが、その多くは規模が小さく(小さすぎて)、長居をして読書がしたい私にとっては気詰まりな空間である。その点、「テラス・ドルチェ」はほどよい大きさで、混み合っているランチタイムを避ければ、4人掛け用のテーブルに一人で座っても問題ない。しかもちゃんとサイホンで淹れたいい香りの珈琲を出す。もう一つ、「テラス・ドルチェ」の特徴をいえば、これは時間帯によるのだろうが、私のよく行く平日の昼の遅い時間帯は、アルバイトの店員が男性であることだ。ウェイトレスではなくウェイターなのだ(他の店はウェイトレスあるいは男女混合である)。これはちょっと新鮮な感じがする。物腰の柔らかな青年で、客への目配りもちゃんとしている。私はお冷のお替りをよくするのだが、彼はこちらから要求しなくても、コップの水の量が少なくなると(全部を飲み干してしまう前に)水を注ぎに来てくれる。さきほどはブレンド珈琲の価格の高い順に店名を記したが、「お冷のお替りのサービス順」に並べ替えるならば、「テラス・ドルチェ」「珈琲館」「ルノアール」「シャノアール」「カフェ・ド・クリエ」となる(「カフェ・ド・クリエ」だけがセルフサービス)。これは私にとってはけっこう重要な基準なのである。
  店を出ると雨がパラパラと降っていたので、100円ショップで傘を購入。レジに並んでいたら、中年の男性客が店員に傘の値段を尋ねていた。ここが100円ショップであることは頭ではわかっていても、こんなにちゃんとした傘が本当に100円で買えるのかと疑心暗鬼になっているのだろう。以前、私も店員に同じ質問をしたことがあるので、その気持ちはよくわかる。