8時、起床。GW後半は曇天の日が続く。
午後、散歩に出る。玄関脇の棚には一昨日の散歩の帰りに花屋で購入したカーネーションの鉢。切花よりも高いが、切花よりもずっと長持ちがするので、鑑賞時間に換算すると割安である。近所の人の目に触れるという効果もある。
昼食は「天味」でとる。海老、キス、穴子、茄子、南瓜、海老。塩で食べたり、天つゆで食べたり。コースの最後のかき揚げをご飯少なめの天丼で食べた後で、お好みで、稚鮎とそら豆を揚げてもらう。稚鮎はレモン汁で、そら豆は塩で。春から夏への味覚。飲めないが、ビールが飲みたい。ごちそうさま。〆て2350円也。
腹ごなしに街を歩く。
「シャノアール」で読書。金子勇ほか『社会学の学び方・活かし方』(勁草書房)。団塊世代に属する著名な5人の社会学者の自伝的社会学理論探求史。週刊「図書新聞」から書評の注文があった。私は理論社会学は専門ではないないので、任にあらずと思ったが、ライフストーリー論的な観点からなら何か書けるかもしれないし、また、依頼のメールをくださった編集長のS氏は社会学専修の卒業生で私の授業も受けたことがあるというので、お引き受けすることにした。巻頭の金子勇先生の文章をまず読む。その勤勉さに圧倒される思いがする。たぶん他の4人の先生方も同様なのだろう。早くも書評を引き受けたことを後悔するが、ライスフトーリー論的視点から見れば、成功者の自伝は近代社会の自伝の主流であり(たとえば日本経済新聞の『私の履歴書』シリーズ)、経済人であれ学者であれ、そこに共通する特徴を備えている。その辺りを手がかりにして、読み解いていくことにしよう。