8時、起床。5月中の梅雨入りは記憶にない(1963年の東京の梅雨入りが5月6日と異様に早かったらしいが、記憶には残っていない)。梅雨入りが早いからといって梅雨明けが早いわけではあるまい。長い梅雨になるのだろうか。
昼前に家を出て、大学へ。昼食は「maruharu」でとる。食前にグレープフルーツのゼリー、本日のサンドウィッチ(茄子、ミート、チーズ)、アイスカフェラテ。現代人間論系4年生のYさんと顔を合わせる。私のゼミの学生ではないが、今期は私の演習と講義をとっていて、よく顔を見る。就活を最近終えたようで、「郵便局に勤めることになりました」とのこと。昔、私の妹は郵便局に務めていた。六郷の特定郵便局だったが、Yさんの言っているのは、日本郵政グループの1つ、郵便局株式会社に就職が決まったという意味である。おめでとう。
1時から早稲田社会学会の理事会。私は理事(編集担当)を2期(6年)続けて務めた。7月の総会で理事改選となるが、これでいくらか肩の荷が軽くなる。
理事会のあと、6時まで教務室で雑用。帰りがけにあゆみブックスで以下の本を購入。電車の中で読む。ただし、荒木の本はヌード写真なども掲載されているので、電車の中で広げるには注意が必要である。
荒木経惟『天才アラーキー写真ノ愛・情』(集英社新書ビジュアル版)
伊集院静『大人の流儀』(講談社)
「写真家の最低条件のひとつは、いま自分に見えている場面をとっさの反応でフレームインさせてシャッターを押すっていうことなんだね。もう、それだけだった言ってもいいくらいなのよ。そういう所作っていうかさぁ、そうすれば、いい状況で向うが入り込んできれくれるわけですよ。要するに素早いってこと、それだけ。」(荒木、166頁)
「俗にスナップなんて言ってるでしょ。信号待ちのときの横断歩道なんてもう最高だねぇ。車椅子のおばあちゃんが悠然と横断歩道を行くなんていうことがあるじゃない。お~、いいなーと思いますよ。なにかを待ってて、っていうのがいいのよ。屁理屈つけるとさ、人生を待つ、年を待つ、なにか楽しいことを待つ、・・・待ってる時間って、いいねぇ。それが重荷になっているやつがいたりするかもしれないけど、待ってるっていいですよ。」(荒木、170頁)
蒲田に着いて、TAKANOで枇杷とオレンジの苺のムースを買って帰る。梅雨にはカラフルな甘味がいいと思う。気持ちが明るくなる。