フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月20日(土) 晴れ

2013-07-21 02:51:42 | Weblog

  8時、起床。

  9時に家を出て、大学へ。3週続けて土曜日だけど会合がある。

  10時から大学院の推薦入学の面接試験。

  10時40分から修士論文の中間報告会。8名の院生が発表をする。1名あたり報告20分、質疑応答10分。3名が終わったところで昼食休憩。

  「たはかし」に食べに行く。豚肉生姜焼き定食にしようかなと頭では考えていたが、注文を聞かれて、気が付いたら、「刺身定食を」と注文していた。

  全員の報告が終わったのは4時頃。発表を終えたOさんと修論の副査をお願いしている長田先生としばし今日の発表内容についての反省会。

  大学を出たのは4時半。神楽坂で下車して、「SKIPA」で一服していくことにする。行きつけのカフェは何軒かあるけれども、一番のんびりできるのは「SKIPA」だ。沖縄の、本島ではなく、どこかの島にでも行ったような、そのゆる~い雰囲気がいい。お店の人(宙太さんとのんちゃん)とおしゃべりをするもよし、静かに本を読んだり、日誌をつけたりするもよし。そのときの気分で選べるところがよい。

  ホットドッグとアイスチャイを注文。追加で梅ジュース。

  「梅花亭」で麩饅頭とみたらし団子を家族への土産に買う。

   店を出て、見上げると、鱗雲が広がっていた。初秋のようにしのぎやすい。

   蒲田に着いて、駅前広場の上にも、さきほどの鱗雲が広がっている。白く輝いてきれいだ。写真を撮っている人がそこかしこにいる。 

  名古屋に就職した息子が、今日から月曜日までこちらに滞在する。夕食はステーキだった。デザートは私の買ってきた麩饅頭とみたらし団子。

  ゼミ一期生のゼミ長だったNさんからメールが届く。披露宴での挨拶(と乾杯の発声)は5分くらいでお願いしますと書いてある。5分は長いのではないかしら。3分くらいでいいんじゃないのかな。まあ、私は二番手だから、最初の方(新郎側主賓)よりも少し短めを心がけます。

  8月の2週目くらいに神戸から東京の新居に引っ越してくるので、そのときに研究室に挨拶に行きますと書いてあったので、大学は8月10日から18日まで夏季一斉休業で、その期間は私も大学へは出ていませんと伝える。


7月19日(金) 晴れ

2013-07-20 19:19:34 | Weblog

  8時、起床。体調は昨日よりはよい。

 10時に予約している歯科医院へ行き、歯の掃除をしてもらう。

 11時半頃、自宅を出て、大学へ。

 「maruharu」でテイクアウトのサンドウィッチ(ハムと卵)を購入。研究室で食べる。 

  研究室の窓からは新棟が見える。ということは、向こうからも研究室が見えるということだ。見られたくなければカーテンを下ろせばよいのだが、せっかくの(工事期間だけの)窓外の風景なので、カーテンを下ろすのはもったいない。見られるのは窓辺の周辺だかなので、開けたままにしておく。


渡り廊下があったドアの上が私の研究室

  3限は必修基礎演習。予想されたことだが、途中から声が出難くなる。少し早目に切り上げる。

  4限、Hさんが製本された卒研論文を持って研究室にやってくる。今日は9月卒業をめざす学生の卒論提出日。今日一日だけなので、何かアクシデントがあって提出できなかったら一大事である。製本された論文をパラパラとめくってみる。うん、大丈夫。Hさんが事務所に論文を提出し、再び研究室に戻ってきて、論文完成(提出)祝いのスイーツタイム(タマゴサンド付)。酒のみが何かにかこつけて酒を飲むように、甘党は何かにかこつけてスイーツを食べるのである。   


maruharuでテイクアウト

    5限・6限はゼミ。4年生のインタビュー調査のケース報告を3件と、3年生中心のテキスト講読。久しぶりに9時まで延長してやる。


本日のスイーツはスイートポテト

   ゼミを終え、夕食を「ワセダ菜館」に食べに行くと、もう閉まっていた(本日休業だったのかもしれない)。道路を挟んで向かいの「ラーメンジャンボ」で回鍋肉定食を食べる。

   10時半、帰宅。シャワーを浴びてから、『孤独のグルメ』の第2話(録画)を観る。今日は横浜日ノ出町の豚料理が名物の台湾料理の店だった。やっぱりあの健啖家ぶりは真似できない。もっとも私もブログの読者から「ほんとによくスイーツを食べるな」と呆れられているかもしれないから、人のことは言えない。


7月18日(木) 晴れ、夜に驟雨

2013-07-19 11:08:57 | Weblog

  夏風邪を引いてしまった。一昨日の「現代人間論系総合講座1」のときからその兆候(喉がいがらっぽい)はあったが、夕べはくしゃみと鼻水が止まらず、今朝は喉が痛んで、声がちゃんと出ない。ただし、症状は耳鼻咽喉周辺に限定され、熱や頭痛はなく、お腹にも来てはいない。とはいっても、声が出なければ授業はできないので、今日の授業は休講にする。事務所に連絡し、受講生にはメールで休講のお知らせと代替の課題を伝える。

  午前中は書斎で基礎講義のレビューシートへの返信などする。ときどきコンテンツを最後までちゃんと視聴しないで書いているようなレビューシートがある。そういうレビューシートには注意のコメントを書いて返信する。

   常備している風邪薬「パブロンSゴールド錠」を薬局で購入。90錠入り、65錠入り、45錠入りの3種類があるが、65錠入りを購入。しかし、よく考えてみると、65錠入りというのは変である。何が変なのかというと、大人は一回に3錠飲むのだが、65は3の倍数ではない。最後に2錠残ってしまう。 ここは66錠入りでないといけないのではないか。これまで誰もこのことを問題にしなかったのだろうか。あるいはみんな気づいているが、わざわざいうほどのことではないと、黙っているのだろうか。

   午後の数時間、自宅では妻が婦人会のみなさん相手にビーズ&ワイヤーの講習会を開いている。その間、私は外で時間をつぶす。声が出来にくだけで、本は読めるから、カフェの梯子をする。

  「まやんち」へ行く。4週間ぶりである。「まやんち」は木金土の週3日の営業なので、学期中は土曜日しかいけないのだが、このところずっと土曜日が用事で埋まっていて、ご無沙汰していたのである。店主のますみさんに「平日になんてお珍しいですね」と言われる。メニューを開くと、夏のメニューであるピーチメルバが出ていたので、野菜のサンドウィッチと紅茶(カナさんお勧めの〇〇茶園産のダージリン)とデザートにピーチメルバを注文する。ほぼ満席で、私以外は全員女性客である。この雰囲気、久しぶりである。

  続いて「ルノアール」でしばらく読書。

  そして〆は「phono kafe」。玄米のおにぎり(梅と昆布)セットを注文。待っている間にリンゴジュースをいただく。おにぎりセットは初めて注文したが、小腹が減ったときにちょうどいい。

   先日の土曜日はまれにみる混雑だったですねと大原さんに言うと、「ほんとうにたまたまなんです」と言った後で、「でも、今日は新しいお客さんが3人来てくださいました」という。完全菜食主義のカフェという特殊なカフェだから、ネットなどを通じて、じわじわと知られていくのではないかと思う。

  帰宅すると、玄関先に野良猫のなつがいた。日によってなついてくる来る日とそうでない日があるが、今日はなついてくる日だった。よしよししていやる。


7月17日(水) 曇り、夕方から雨

2013-07-18 01:08:12 | Weblog

   9時、起床。ちょっと喉が痛い。風邪の兆候なり。

   トーストにハンバーグ(自家製)とレタス、牛乳の朝食。

  お昼に家を出て、大学へ。

  3限は卒研指導。9月卒業のHさんは先週で指導を終えたが、通常の3月卒業をめざす4年生が2名いる。夏休み中に準備をして、夏休み明けから書き始めるというのが一般的なスケジュールである。夏休み中にどれだけ本を読めるか、どれだけ分析対象の作品を読める(観れる)かが勝負である。


スイーツタイムは続く

  卒研指導を終えてから、今日で閉店の「フェニックス」に昼食をとりに行く。

  これまで「フェニックス」で一番食べたチキンカレーを今日も注文する。食後にコーヒーを注文したら、サービスでスイーツが付いてきた。感謝の気持ちを込めて普段はしないコーヒーのお替りを頼んだら、それもサービスになってしまった。

  「フェニックス」は文キャンから一番近い場所にあるカフェで、中央の大きなテーブルが資料を広げて仕事をするのに適していたので、ときどき利用させてもらった。文学学術院の先生方にも常連さんは何人かいて、一緒になることもあった。馴染みの店が無くなるのは淋しい。私には大学周辺に馴染みの店が何軒かあるが、それらは線で結ばれて、一種の星座を形作っている。星座の名前は、いま考えたのだが、オアシス座。その星座を構成する1つの星が消える。星座の形が少し不恰好になる。

   マスターとマダムは私と同い年だ。お疲れ様でした。 

  「フェニックス」が入っているビルはお二人の持ちビルなので、少ししたら、会員制のラウンジのような新しい企画を考えておられるようだ。詳しいことがわかったら、ブログでお知らせします。

  4時半ごろから現代人間論系教室会議。6時半まで。

  いつのまにか雨が降り始めていた。

  7時半、帰宅。シャワーを浴びてから、夕食。なんとカレーライスだった。

  左右社のT氏からメール。7月26日(金)夜の、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店(東急百貨店本店7F)での拙著『日常生活の探究 ライフスタイルの社会学』の出版記念イベント(トークショー)、定員40人だが、予約状況は「余裕あり」とのこと。いろいろな方に動いていただいているが、私もまかせっきりというわけにはいかない。このブログをいつもご覧いただいる方で、お時間とご関心のある方は、遊びに来ていただけると嬉しいです。

   お申込みについては、下記サイトをご覧ください。

http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=1654


7月16日(火) 曇り

2013-07-17 02:10:42 | Weblog

   9時、起床。昨夜は涼しかった。今朝もその涼しさの余韻がある。

  11時前に自宅を出て、大学へ。

  途中、神楽坂で下車して、「SKIPA」で昼食をとる。私が本日最初の客のようである。日替わり定食を注文。飲み物は後でアイスチャイを注文しようと思っていたら、のんちゃんが「梅が解禁になりました」というので、梅シロップ入りのレモンスカッシュを注文する(炭酸抜きのレモンジュースもある)。夏季限定の「SKIPA」名物である。飲み終わってから、グラスの底の梅を取り出してかじるのが楽しい。

 

   3限は演習「個人化の社会学」。3人が発表をして、これで全員が発表を終えた。来週はレポートの提出。 口頭発表を下敷きにして、それを発展させたものが基本だが、他の学生の発表に触発されて、発表とは別のテーマでレポートを書くこともOKと言ってある。ネットから引っ張ってきた統計データについては元々の調査デザインがどのようなものであったかを確認しておくこと、参考文献は本文でどのように利用されているのかを明示すること、この2点は授業中に繰り返し指摘してきた点である。くれぐれも手を抜くことなかれ。

  本日のお八つは「梅花亭」で購入した麩饅頭とあんず餅。今シーズン初めてのあんず餅は、あんずをジャムにして白餡に練り込み求肥で包んだもの。甘酸っぱくて柔らかな夏の甘味。クーラーの効いた部屋で熱いお茶でいただく。

   5限は「現代人間論系総合講座1」の14回目。4人の担当教員全員が顔を揃えて、各自のシリーズの補論を述べる。来週は教場試験。4問(各教員が一問ずつ作成)の中から一問を選択して解答する形式。

   授業の後、最後の学生がリアクションペーパーを書き終えるまで教室にいたら、1年生が試験のことで質問に来た。元々心配性なのだろう、大学に入って初めての試験ということで、思わず笑ってしまうくらい心配している。出席状況を尋ねたら、全出席とのことである。授業をちゃんと受けている学生が答えられないような、単位を落としてしまうような、そんな問題は出しませんよと答える。これは私の別の講義でも話していることだが、独創的な(オリジナリティに富んだ)答案というものを私は期待していない。卒業論文であれば話は別だが、教場試験の場合、「この学生は授業の内容をちゃんと理解しているか」をみるのが試験の目的である。学生の側から言えば、答案とは、「私は授業の内容をちゃんと理解しています」というプレゼンテーションなのである。たかだか60分の試験だ。それ以上のことは求めていない。 

   雑用を片付けて、6時半に大学を出る。生協の書店で、以下の本を購入。

      『村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』をどう読むか』(河出書房新社)

      鈴木涼美『「AV女優」の社会学』(青土社)

      森博嗣『「やりがいのある仕事」という幻想』(朝日新書)