オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

2019年夏 北海道車中泊の旅 西興部の盆踊り 2019年Hokkaiderキャンプ西興部大会ファイナル 男前なK部長

2019-08-18 02:45:16 | 2019年夏 北海道車中泊の旅
8月15日

旭川のドライブイン路傍で昼食の後、西興部に向かって国道273号、通称「渚滑国道」を車を走らせる。









午後4時、峠からオレンジ色した西興部の町が見えてきた。
何故かこの町はオレンジ色の建物が多い。









ジャイアン兄からは盆踊りとしか聞かされていなかったけど、実際はライダーのアイテム「ツーリングまっぷる」の北海道版を制作する写真家小原さんが主宰する、
2019年Hokkaider(ホッカイダー)キャンプ西興部大会ファイナルが行われていて、北海道フリークのライダー(元ライダーも含む)が大勢集まっていた。

こういったことをちゃんと話さないところがまた「ジャイアン兄」と言われるゆえん。

当の本人のジャイアン兄はいない。やっぱジャイアンチックな兄だ。










盆踊りは夕方6時半からで、ホッカイダーのキャンプは5時スタート。

とりあえずその前にお風呂。








お風呂は「ホテル森夢(りむ)」の日帰り温泉を利用。
ここは天然鉱石である光明石を主な泉源した人口温泉なので本当の天然温泉ではない。










お風呂から戻ったら見慣れた顔が見えた。
3日前、道の駅マオイの丘公園の朝でばったり再会したバイク仲間のS君だった。

「やあ~っ」と声を掛けたとたん、甲高い声で隣の人が私の名前を呼んだ。


よく分からなかったけど大人の対応として、その人にも「や~」と挨拶するも、誰だかわからない。

するとタレントIKKOさんの「どんだけ~」ってな声で話しかけられてようやく誰だかわかった。

S君の結婚式の二次会で隣の席に座った彼の上司の方だった。(緑色のTシャツの人 一番右側の人は人間に似た「熊」です)

ノリの良いバイク仲間の集団と一般人の会社関連・友人のノリとは明らかに雰囲気が違っていたけど、なぜか一人だけ同じ臭いの(匂い?)のする
会社関係の人が私の隣に座っていた。
聞くとS君の上司で、やたらとテンションが高くて印象深かい人だった。

北海道ツーリングの楽しさを話したら「ええなあ~、わしも行ったろかなあ~」なんて話していたけど、その時はきっとその場のノリで、実際は「行こうと思ってんねんけど、仕事が」とか
言うんだろうなあと思っていたら、昨年から飛行機で参加していたという、ある意味プッツンな、いやっ男前な上司だった。










独身時代にライダーだった人も今は子持ちがいて、子供たち同士で公園内の遊具で遊んでいた。








北海道フリークのライダーも高齢化が進み、若い子は増えずにみなオッサン、オバサンばっかり。

恒例のじゃんけん大会で盛り上がり。









隣では盆踊りが始まっていて、西興部の小さな町がここだけ大賑わい。










この辺りでは子供の踊りと大人の踊りが別々で最初に子供の盆踊りが一時間続く。
一時間ぶっ通しで踊るのは結構きつい。一時間耐久盆踊り大会みたいなもの。








踊った子供には参加賞がもらえるのでみんな頑張って踊っていた。








晩御飯のおかず代わりに出店の食べ物を調達。
たこ焼きならぬ「エゾシカボール」







普通のたこ焼きと遜色なく美味しかった。










子供の踊りの後は大人の盆踊り。大人の盆踊りには仮装した踊りもあって大賑わい。

アンパンマンは本当にパンを配っていた。
美味しいと思ったらほんま物の西興部のパン屋さんだった。

ラムちゃんは当然ながら一番人気だった。









大人の盆踊りが始まるとどこからか突如現れた仮装したK部長。

ライダーじゃないのにライダー以上のノリノリ具合。










日本の二大バッテリーメーカーの管理職とは思えないこの出で立ち。

完全にやられました。









恥ずかしがるかと思っていたけど、大人の部にも参加したわが娘、










大人の部は時間の都合で45分間。結構暑い夜で仮装した人たちは皆汗だく。短くなってホッとしていた。
















ラブラブなジャイアン兄と娘。









私が死んでもとら母(嫁)と娘の面倒はちゃんと見ると、はよ死ねと言わんばかりのところがジャイアン兄。









趣味がマタギで狩猟犬を三匹飼っているジャイアン兄。輪太郎もそのうち手なずけられてしまうのだろうか。









ジャイアン兄は17歳の甥っ子を連れて来ていた。旅は楽しいかと聞いたら「楽しい」と笑顔で答えていた。
そんな彼に「そんな歳からこの世界を知ったら大人になったらダメになる。自分を見つけなおすといって外国に行って、勘違いしてダメになった若いやつを何人も見てきた」
なんて話したら、周りから「あんたのところはもっと小さいやろ」と総ツッコミされてしまった。


すこし彼らと距離を取ろうかと思っている一児の父である。









深夜0時。どこかからまだ宴会している声が聞こえる中、眠たくてブログを掛けずに寝ました。







本日の走行距離:少し頑張って143.1Km




ではまた


おまけ
初めて見た。夕張メロン味のかりんとう。





2019年夏 北海道車中泊の旅 カムイの杜公園 旭川市東山「ドライブイン路傍 (ろぼう)」

2019-08-18 01:02:16 | 2019年夏 北海道車中泊の旅
8月15日 旭川カムイの杜公園の朝。

とら母は朝6時に起床して輪太郎を連れて公園の周りを散歩してきた。

私は8時起床。

娘は散歩から帰ってきた輪太郎とまだ寝ていた。










昨年も来たこの公園。
公園内にキャンプ場や子供の遊ぶ遊具や屋内施設もあるステキな公園。










娘は朝から公園が待ち遠しくて待ちきれなくて走って行ってしまった。









大型遊具もあって子供連れの家族で賑わっていた。










ボール遊びが好きな輪太郎。









水遊び場は浅いので小さな子供もびしょ濡れになって遊んでいた。
ここでも知らない子供と遊ぶ娘。









「わくわくエッグ」という屋内遊戯場
最近、こんな立体的な遊戯場があちこちで見られるようになった。






















昼過ぎまで遊んで北を目指す。

今日の目的地は西興部(にしおこっぺ)というまち。
今日、ここで盆踊りがあって、それに参加するようにとバイク仲間のジャイアン兄からお達しが出た。

このジャイアン兄はその名の通りジャイアン的な兄貴分で、オッサンになった私でも子分なので「ノー」とは言えない。
おまけに娘を上手に手なずけて大ファンになってしまっているで、どうすることもできない。





私たちの北海道地図から稚内が無くなって、北へ行く用事もなくなったはずが、西興部まで行かなければならないのは、ライダーつながりの悲しい性。

国道40号を北上する。
こうべを垂れる稲穂。
のどかな田園風景が目に留まる。









昼ご飯をどうしようかととら母(嫁)に尋ねたら、ネットで出てきた評判の良いドライブインがあるというので行ってみることにした。

国道から逸れひと気のない道を進んだ先にあった古いドライブイン。










お店に入ると時代を感じる雰囲気が漂った。










魚料理を注文しようとしたら、お店のオヤジさんからジンギスカンが美味しいと薦められたので私はそれにした。
宇宙の胃袋を持つとら母は食欲に負けてカツカレーを注文。
娘はなぜか質素な料理が好きでおそば。

ワンカップのビンがコップなところが、時代を感じる。


折しも大型台風10号が西日本上陸するかという最中でニュースはその話題ばかりだった。









ジンギスカンは肉が柔らかくて美味しい。ご飯を大盛にしておくべきだったと後悔した。

とら母もボリュームもあって満足していた。









お店の横の道路が封鎖され通行止めになっていたので、店を出る際にオヤジさんに少し話を聞いてみた。

22年前、新しく道路ができてこの道は閉鎖になったらしい。
車の流れが変わり、人通りが途絶えて経営は厳しくなった。

補助金が出るわけでもなく、親の代からここで店をして来て、ここしかないからと頑張って店を続けてきたそうだ。

二代目になって50年。
最近北海道のテレビで紹介されて、お客さんが増えたと言っていた。

交通の流れが店の繁盛と衰退につながる時代が今やネット社会。
口コミでお客さんが来るようになってありがたいと言っていた。

私も紹介しておきますねというと嬉しそうに照れて写真を撮らせてくれた。








道が途絶えたと同時に時間もプッツリと止まってしまったように感じるこの空間。









今までに見た古いトンネルと違って、どこにでもありそうなちゃんとしたトンネル。
塞がれたトンネルが少し物悲しく感じた。








お店の名前の「路傍」
最初なんて読めばいいのか分からなかった。

「ろぼう」

昭和の40年代。私の年代の少し上の人たちが「青春」とか使っていた時代に聞いたのをふと思い出した。

哀愁のある名前ですねというと、嬉しそうにしていた。









旭川市東山、男山自然公園あたり。
国道40号の道端ののぼりが目印。
コンビニや道の駅で食事もいいけど、ここだけは近くを通ったらぜひ立ち寄ってみてほしいです。

時代の流れを感じることのできるお店です。





続く