前回の記事では「アルパこまくさ」のお風呂について書かせていただきましたが、入浴当日は高山植物が豊富な秋田駒ヶ岳へ登り、その際の汗を流すべく「アルパこまくさ」に寄ったわけです。そこで、前回の記事のついでみたいな形になっちゃいますが、昨年(2010年)に訪れた秋田駒ヶ岳の画像をご覧いただきたく思います。これからトレッキングなさる方の参考にして下されば幸いです。
※一応文中にてタイムを記していますが、けっこう早いペースですのであしからず。
秋田駒ヶ岳は8合目まで舗装道路が通じていますが、夏期は一般車の乗り入れは禁止されているため、田沢湖高原の「アルパこまくさ」から発着するシャトルバスで8合目へと向かうことになります。
(マイカー規制については仙北市のサイトを参照)
バス停前には朝から多くのハイカーが行列をつくっており、バスはほぼ満員でした。上述の仙北市のサイトでシャトルバスの時刻表も確認できますから、その時間に合わせてお出かけになるといいでしょう。
約20分で8合目に到着です。立派な小屋があって、山に関する情報が得られるほか、飲食物の購入もできます。目の前には水場もありました。
トイレを済ませ、水場で喉を潤したら、さぁ出発。見上げるとこれから目指すべき頂上もよく見えます。
登り始めて早々にこのような噴気帯と遭遇。8合目は日窒の硫黄鉱山跡ですから、おそらくこうしたガレ場は硫黄採掘が行われた跡なのでしょう。
そのガレ付近で早速お花を発見。ウメバチソウですね。
勾配が緩やかで歩きやすい道です。眺めも素晴らしい。ハエやアブが多くて鬱陶しいのが難点か…。
綺麗だわ。ちょっとブレてしまった…。
出発から20分で、片倉岳を通過。
見上げると男女岳の頂上が、見下ろすと雲下に水をたたえる田沢湖が、それぞれ眺望できました。
片倉岳を越えると勾配はさらに緩やかになり、やがて湿原に入り込み、木道の上を歩きます。そよ風が吹いてとっても爽快。
駒ヶ岳のカルデラ内部に入ると道が完全に平坦となり、そのまま快調に進んでゆくと、目の前が急に開け、小さな池が現れました。阿弥陀池です。池畔の木道をどんどん歩きます。
8合目のスタートから50分で阿弥陀池避難小屋に到達。まだスタートしてから1時間も経っていないので、ここでは休まず、まずは駒ヶ岳の中でも最も高い男女岳へ登ることにしました。
避難小屋から伸びる真っ直ぐな一本道を登ります。途中では阿弥陀池の全貌を見降ろせます。
避難小屋からわずか10分で男女岳頂上に到達(1637m)。三角点もきっちり撮影。
眺望もすばらしい! 岩手山や早池峰方面を望んでいます。この日は天候に恵まれ、最高の眺望が得られました。
つづいて男岳へ。一旦避難小屋へ戻り、池湖を歩いて男岳への登山道へ取り付きます。今回の行程では唯一山登りっぽい感じ。
この尾根の上をつたって歩いていきます。灌木帯なので日差しを遮る影はありませんが、下界は猛暑でも山の上はとっても涼しくて日差しがあまり気にならないほどで、むしろ時折ひんやりする風すら吹いてきます。
左側に開ける展望には、サザエの貝殻を思わせる小岳の火山丘が、可愛らしい形状を見せてくれました。
登って来た道を振り返ると、阿弥陀池、そして岩手山がクッキリ眺望できます。
避難小屋から20分弱で男岳の頂上に到達(1623m)。いままではひたすら快晴でしたが、運悪く、私が頂上にいるときだけは山裾に雲がかかってしまいました。それでも雲の隙間から田沢湖がちょこっと姿を現してくれましたので、まぁ良しとしましょう。
こんどは横岳へ。男岳を下り、池へは戻らず、男岳と横岳を結ぶ尾根「馬の背」を歩きます。
細い道の両側から灌木の硬い枝が繁っているため、結構歩きにくいのですが、高山植物はとっても豊富なので、その花々をでながらゆっくり歩くといいかもしれません。
火山丘の向こう側は国見温泉でしょうね。小岳の下の白い線は「馬場の小径」と呼ばれる登山道です。やがて右手に大焼砂が見えてきたら…
男岳頂上から25分で横岳に到着です(1583m)。今回のトレッキングはここでおしまい。
後は阿弥陀池へ下って、8合目へ戻るだけ。涼しいから下界に戻りたくない…。
8合目までバスでアクセスできる利便性、高山植物が豊富な点、勾配がなだらかな点など、どなたでも楽にトレッキングできる特長を有する素晴らしい山でした。
※一応文中にてタイムを記していますが、けっこう早いペースですのであしからず。
秋田駒ヶ岳は8合目まで舗装道路が通じていますが、夏期は一般車の乗り入れは禁止されているため、田沢湖高原の「アルパこまくさ」から発着するシャトルバスで8合目へと向かうことになります。
(マイカー規制については仙北市のサイトを参照)
バス停前には朝から多くのハイカーが行列をつくっており、バスはほぼ満員でした。上述の仙北市のサイトでシャトルバスの時刻表も確認できますから、その時間に合わせてお出かけになるといいでしょう。
約20分で8合目に到着です。立派な小屋があって、山に関する情報が得られるほか、飲食物の購入もできます。目の前には水場もありました。
トイレを済ませ、水場で喉を潤したら、さぁ出発。見上げるとこれから目指すべき頂上もよく見えます。
登り始めて早々にこのような噴気帯と遭遇。8合目は日窒の硫黄鉱山跡ですから、おそらくこうしたガレ場は硫黄採掘が行われた跡なのでしょう。
そのガレ付近で早速お花を発見。ウメバチソウですね。
勾配が緩やかで歩きやすい道です。眺めも素晴らしい。ハエやアブが多くて鬱陶しいのが難点か…。
綺麗だわ。ちょっとブレてしまった…。
出発から20分で、片倉岳を通過。
見上げると男女岳の頂上が、見下ろすと雲下に水をたたえる田沢湖が、それぞれ眺望できました。
片倉岳を越えると勾配はさらに緩やかになり、やがて湿原に入り込み、木道の上を歩きます。そよ風が吹いてとっても爽快。
駒ヶ岳のカルデラ内部に入ると道が完全に平坦となり、そのまま快調に進んでゆくと、目の前が急に開け、小さな池が現れました。阿弥陀池です。池畔の木道をどんどん歩きます。
8合目のスタートから50分で阿弥陀池避難小屋に到達。まだスタートしてから1時間も経っていないので、ここでは休まず、まずは駒ヶ岳の中でも最も高い男女岳へ登ることにしました。
避難小屋から伸びる真っ直ぐな一本道を登ります。途中では阿弥陀池の全貌を見降ろせます。
避難小屋からわずか10分で男女岳頂上に到達(1637m)。三角点もきっちり撮影。
眺望もすばらしい! 岩手山や早池峰方面を望んでいます。この日は天候に恵まれ、最高の眺望が得られました。
つづいて男岳へ。一旦避難小屋へ戻り、池湖を歩いて男岳への登山道へ取り付きます。今回の行程では唯一山登りっぽい感じ。
この尾根の上をつたって歩いていきます。灌木帯なので日差しを遮る影はありませんが、下界は猛暑でも山の上はとっても涼しくて日差しがあまり気にならないほどで、むしろ時折ひんやりする風すら吹いてきます。
左側に開ける展望には、サザエの貝殻を思わせる小岳の火山丘が、可愛らしい形状を見せてくれました。
登って来た道を振り返ると、阿弥陀池、そして岩手山がクッキリ眺望できます。
避難小屋から20分弱で男岳の頂上に到達(1623m)。いままではひたすら快晴でしたが、運悪く、私が頂上にいるときだけは山裾に雲がかかってしまいました。それでも雲の隙間から田沢湖がちょこっと姿を現してくれましたので、まぁ良しとしましょう。
こんどは横岳へ。男岳を下り、池へは戻らず、男岳と横岳を結ぶ尾根「馬の背」を歩きます。
細い道の両側から灌木の硬い枝が繁っているため、結構歩きにくいのですが、高山植物はとっても豊富なので、その花々をでながらゆっくり歩くといいかもしれません。
火山丘の向こう側は国見温泉でしょうね。小岳の下の白い線は「馬場の小径」と呼ばれる登山道です。やがて右手に大焼砂が見えてきたら…
男岳頂上から25分で横岳に到着です(1583m)。今回のトレッキングはここでおしまい。
後は阿弥陀池へ下って、8合目へ戻るだけ。涼しいから下界に戻りたくない…。
8合目までバスでアクセスできる利便性、高山植物が豊富な点、勾配がなだらかな点など、どなたでも楽にトレッキングできる特長を有する素晴らしい山でした。