温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

北港渓温泉 北港渓八沙渡假村 (台湾中部)

2012年05月11日 | 台湾
北港渓温泉「北港渓八沙渡假村」は埔里の北方に位置している冷鉱泉が自慢のリゾート施設。ゲストハウスプリのオーナーさんがお気に入りだということで連れて行っていただきました。夕食を食べてから、埔里の街を車で出発してひたすら北上、道の両側にブドウ畑が広がる農村を通り過ぎ、夜は街灯も何もなければ人家から漏れる明かりも全くない真っ暗闇な山奥のワインディングを走り抜けてゆき、ちょっとした峠を越えた向こうの谷を流れる北港渓という川のほとりを目指します。こんなところに本当にSPAや宿泊施設なんてあるのかと不安になる程、真っ暗な田舎の真ん中に、ポツンと照明の光が輝いていました。敷地内には受付や食堂棟の他、戸建のロッジが沢山建ち並んでおり、SPAは敷地の奥方です。なお建物群の画像は撮っておりませんのであしからず。


 
SPAエリアの一番奥にシャワールーム兼更衣室があるので、そこで水着&水泳帽に着替えます。シャワーから出てくるお湯はタマゴ的な知覚(味・匂い)がはっきり感じられ、強いツルスベ感も有していました。
まずはこちらの目玉である鉱泉プールへ。プールサイドでは監視員のおじちゃんがしっかり見守ってくれています。辺りは淡い照明に照らされ、とっても良い雰囲気でした。
温度は25℃くらいでしょうか。ちょっとひんやりしますが、慣れてくるとたまらなく爽快。体も軽くなって、いつの間にか平泳ぎしていました。プールには「天然冷泉」と記されたパイプが突き出ており、そこから鉱泉の源泉がチョロチョロと注がれています。無色透明で微かにタマゴっぽい知覚が感じられます。さすがにプールでは源泉100%というわけにはいかないのかもしれませんが、パイプから落とされている鉱泉はおそらくシャワーと同じ源泉なのでしょうね。



鉱泉プールの温度は、夏季が23~28℃、冬季が18~22℃なんだそうです。


 
こちらは温浴ゾーン。屋根の下にいくつかの槽が据え付けられています。奥へ行くほど温度が上がる設定のようです。一応各浴槽とも縁からオーバーフローしていましたが、源泉投入の上での半循環ではないかと思います。温浴槽のお湯からは特にこれといった知覚的特徴は感じられませんでした。


 
画像左は全方向から「攻撃」されるシャワー的打たせ湯。画像右は一番奥のジャクジー槽で、42~3℃という熱いお湯が好きな日本人にはもってこいなお風呂です。鉱泉プールに入り続けて冷えた体を熱いお湯で温め、再び冷鉱泉へ・・・、という冷温を繰り返す入浴がとっても爽快。



 
SPAエリアから敷地入口まで、「夜中長城」と称する空中回廊を歩いてみました。夜はこのようなイルミネーションの中を歩くことができましたが、日中は北港渓の向こうに美しい稜線が広がる風光明媚な景色を眺望できるんだそうです。日中と夜間、それぞれ異なった情景が楽しめるわけですね。とても静かで空気もおいしい自然豊かな環境で、冷鉱泉浴と温浴の両方をノビノビと楽しめる、寛ぎと癒しのリゾート施設でした。


南投県国姓里北港村北原路34-1号  地図
(049)2461776
ホームページ

平日16:00~22:00
土休10:00~22:00
300元
ロッカー(10元)・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★★
コメント
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