※2015年冬頃に閉館してしまったようです。
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宮城県蔵王町の「こもれび温泉」へ行ってきました。こちらは以前「ルビナスセンター」という名前で営業していましたが、一時休業の後、経営権変更の上で2009年12月に営業を再開しております。再開の報はかなり前から知っていたのですが、その後なかなか訪れる機会に恵まれず、先日ようやく訪問することができました。「ルビナスセンター」時代には1度利用していますし、営業再開後の様子もネットでチェックしていたのですが、先日訪問してみたら「あれれ?」と首を傾げたくなるポイントがいくつかあったので、その「あれれ?」な部分を今回レポートさせていただきます。
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玄関で靴を脱ぎ、福助が出迎える廊下を進んで奥へ。この辺りは以前とあんまり変わらず。
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帳場前の引き戸には料金と営業時間が貼ってありました。料金は450円。あれれ? 以前は400円でしたから、50円値上げしたんですね。営業時間もかつては夜11時までだったのに、今は8時で終了ですから、3時間短縮されたことになります。
この扉の向こう側には食堂コーナーの食券販売を兼ねた券売機が設置されていました。この券売機は以前には見られなかったかと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/42/108f4c990bd4854d62cf1c61923be3bc.jpg)
食堂コーナーと休憩室。食堂ではおばあちゃんが一人でラーメンをすすっていました。帳場のおばちゃんが厨房での調理も兼務。なお休憩室は有料で一人400円ですが、午後4時以降は無料とのこと。以前の館内はもっとゴチャゴチャしていたように記憶しているのですが、今ではある程度整理されており、むしろ物寂しげな雰囲気すら伝わるほどです。
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脱衣所入口にはルビナスセンター時代の分析表が掲示されたままです。
脱衣室内は表現の難しい妙な臭いが漂っていました。またコインロッカーは半分ほどが施錠できない状態でした。ドライヤーが無料で使えるのは嬉しいところ。
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さて浴室へ。以前と変わらず、広々としていながらも所々が崩れかかっており、かなり草臥れていますが、あれれ? 木の浴槽なんてあったっけ? この目新しい木の浴槽を含め、浴槽は3つに分かれており、残り二つは以前からあるものを若干改造しながら転用しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/e2/7cb90a319b0bacd59a45ce5fcc27a337.jpg)
湯口のお湯が直接注がれる木の浴槽は激熱でとても入れる湯加減ではありませんでした。そんな木の浴槽の激熱湯は浴槽縁の切欠から隣の槽へ、更にその隣へと一つの川のように順々に流れてゆき、そうして流れ落ちてゆく過程で徐々に冷めてゆくので、真ん中の槽ではやや熱い程度、そして一番奥の大きな槽では丁度良い湯加減となっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/29/a5103337627c1ad8fef2c46d9997313e.jpg)
洗い場にはシャワー付き混合栓が7基。以前はもっと水栓があったようですが、その半分近くは撤去されており、配管が封栓されている洗い場跡とおぼしき場所が浴槽の前に横たわっていました。洗い場にはシャンプーやボディーソープが用意されているものの、容器にはマジックで種別が手書きされていました。
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木組みの新しい湯口からお湯が供給されているのですが、今回最大の「あれれ?」はお湯の質です。以前は緑色がかった黄土色に濁る、金気をも帯びる食塩泉でしたが、いま目の前の浴槽へ注がれているお湯は無色透明でほぼ無味無臭の、知覚面ではとても特徴の少ない単純泉のようなものだったのです。浴槽内では細かな土気色の浮遊物が見られましたが、これが湯の華なのかあるいは単なる汚れなのかは不明。お湯の投入量も浴槽からオーバーフローしてゆく量も多いので、いわゆる放流式の湯使いが実施されているのでしょうけど、濁った食塩泉が全然癖の無い無色透明の単純泉へ変貌するとは、まったく予想だにできませんでした。同じ源泉で短期にここまで泉質が激変することはないでしょうから、源泉井戸を変えたのだろうと思われます(まさか沸かした真湯を放流式で使い捨てるわけないでしょうから、お湯は温泉なんだろうと思います)。
営業再開後に訪れた温泉ファンの方のレポートを拝見する限りでは、再開後も濁り湯の食塩泉だったそうですから、無色透明のお湯に切り替わったのはつい最近のことではないかと思われます。もしかしたら震災が影響しているのかな。どちらのお湯が良いかという問題は、利用する人の好みによるので、あえてここで論じるつもりはありませんが、毎日の入浴にはむしろ癖の無いお湯の方がいいかもしれませんね。
ナトリウム-塩化物温泉 45.0℃ pH7.3 溶存物質7425.0mg/kg 蒸発残留物7567mg/kg
Na+:2286mg(82.55mval%), Ca++:306.2mg(12.68mval%),
Cl-:3776mg(87.68mval%),
(平成5年1月6日)
宮城県刈田郡蔵王町大字曲竹字河原前1 地図
0224-33-2445
10:00~20:00
450円
ロッカー(100円リターン式)・シャンプー類・ドライヤーあり
私の好み:★★
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宮城県蔵王町の「こもれび温泉」へ行ってきました。こちらは以前「ルビナスセンター」という名前で営業していましたが、一時休業の後、経営権変更の上で2009年12月に営業を再開しております。再開の報はかなり前から知っていたのですが、その後なかなか訪れる機会に恵まれず、先日ようやく訪問することができました。「ルビナスセンター」時代には1度利用していますし、営業再開後の様子もネットでチェックしていたのですが、先日訪問してみたら「あれれ?」と首を傾げたくなるポイントがいくつかあったので、その「あれれ?」な部分を今回レポートさせていただきます。
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玄関で靴を脱ぎ、福助が出迎える廊下を進んで奥へ。この辺りは以前とあんまり変わらず。
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帳場前の引き戸には料金と営業時間が貼ってありました。料金は450円。あれれ? 以前は400円でしたから、50円値上げしたんですね。営業時間もかつては夜11時までだったのに、今は8時で終了ですから、3時間短縮されたことになります。
この扉の向こう側には食堂コーナーの食券販売を兼ねた券売機が設置されていました。この券売機は以前には見られなかったかと思います。
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食堂コーナーと休憩室。食堂ではおばあちゃんが一人でラーメンをすすっていました。帳場のおばちゃんが厨房での調理も兼務。なお休憩室は有料で一人400円ですが、午後4時以降は無料とのこと。以前の館内はもっとゴチャゴチャしていたように記憶しているのですが、今ではある程度整理されており、むしろ物寂しげな雰囲気すら伝わるほどです。
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脱衣所入口にはルビナスセンター時代の分析表が掲示されたままです。
脱衣室内は表現の難しい妙な臭いが漂っていました。またコインロッカーは半分ほどが施錠できない状態でした。ドライヤーが無料で使えるのは嬉しいところ。
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さて浴室へ。以前と変わらず、広々としていながらも所々が崩れかかっており、かなり草臥れていますが、あれれ? 木の浴槽なんてあったっけ? この目新しい木の浴槽を含め、浴槽は3つに分かれており、残り二つは以前からあるものを若干改造しながら転用しています。
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湯口のお湯が直接注がれる木の浴槽は激熱でとても入れる湯加減ではありませんでした。そんな木の浴槽の激熱湯は浴槽縁の切欠から隣の槽へ、更にその隣へと一つの川のように順々に流れてゆき、そうして流れ落ちてゆく過程で徐々に冷めてゆくので、真ん中の槽ではやや熱い程度、そして一番奥の大きな槽では丁度良い湯加減となっていました。
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洗い場にはシャワー付き混合栓が7基。以前はもっと水栓があったようですが、その半分近くは撤去されており、配管が封栓されている洗い場跡とおぼしき場所が浴槽の前に横たわっていました。洗い場にはシャンプーやボディーソープが用意されているものの、容器にはマジックで種別が手書きされていました。
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木組みの新しい湯口からお湯が供給されているのですが、今回最大の「あれれ?」はお湯の質です。以前は緑色がかった黄土色に濁る、金気をも帯びる食塩泉でしたが、いま目の前の浴槽へ注がれているお湯は無色透明でほぼ無味無臭の、知覚面ではとても特徴の少ない単純泉のようなものだったのです。浴槽内では細かな土気色の浮遊物が見られましたが、これが湯の華なのかあるいは単なる汚れなのかは不明。お湯の投入量も浴槽からオーバーフローしてゆく量も多いので、いわゆる放流式の湯使いが実施されているのでしょうけど、濁った食塩泉が全然癖の無い無色透明の単純泉へ変貌するとは、まったく予想だにできませんでした。同じ源泉で短期にここまで泉質が激変することはないでしょうから、源泉井戸を変えたのだろうと思われます(まさか沸かした真湯を放流式で使い捨てるわけないでしょうから、お湯は温泉なんだろうと思います)。
営業再開後に訪れた温泉ファンの方のレポートを拝見する限りでは、再開後も濁り湯の食塩泉だったそうですから、無色透明のお湯に切り替わったのはつい最近のことではないかと思われます。もしかしたら震災が影響しているのかな。どちらのお湯が良いかという問題は、利用する人の好みによるので、あえてここで論じるつもりはありませんが、毎日の入浴にはむしろ癖の無いお湯の方がいいかもしれませんね。
ナトリウム-塩化物温泉 45.0℃ pH7.3 溶存物質7425.0mg/kg 蒸発残留物7567mg/kg
Na+:2286mg(82.55mval%), Ca++:306.2mg(12.68mval%),
Cl-:3776mg(87.68mval%),
(平成5年1月6日)
宮城県刈田郡蔵王町大字曲竹字河原前1 地図
0224-33-2445
10:00~20:00
450円
ロッカー(100円リターン式)・シャンプー類・ドライヤーあり
私の好み:★★