長野県北部の小谷村にはたくさんの温泉が湧いていますが、その中でも大糸線の平岩駅から近く、姫川の右岸で新潟県境と跨るように位置している「姫川温泉」は、源泉貯湯タンクからの余り湯が道路に向かって滝のように落ちている光景が印象的な温泉地であります。
源泉施設のそばには、いつの間にやら足湯が設けられていたんですね。
当地には「白馬荘」と「朝日荘」という二つの旅館が建ち並んでいるのですが、2013年9月中旬に「朝日荘」の前を通ったら、その手前に現在工事中の施設を発見しました。
その工事中の建物の、コンクリ打ちっぱなしの外壁には、赤い温泉マークとともに、大きく「源泉かけ流し温泉 瘡の湯」と書かれていました。「瘡の湯」と書いて「くさのゆ」と読むんだそうです。
これだけ大きな文字でアピールしているのですから、地元民専用だとか老人福祉施設だとか、利用できる人が限られるような施設ではないかと思われます。どの程度工事が進捗してるのかわかりませんが、いずれにせよ、近いうちにこの新しい温泉入浴施設が営業を開始するのかもしれませんね。今後の動向に注目です。
なお「瘡の湯」といえば、姫川沿いで湧出する源泉名にも同じものが存在するのですが、その源泉とこの温泉施設は何か関係あるのでしょうか?
(参考:国土交通省松本砂防事務所「葛葉山腹工に伴う源泉調査」)(←PDFです)