温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

幕川温泉 水戸屋旅館 その2(白濁の露天風呂)

2013年09月28日 | 福島県
前回記事「幕川温泉 水戸屋旅館 その1」の続編です。


展望露天風呂から見えた青い屋根を目指すべく、一旦服を着てから玄関を出、宿の建物をグルっと周って裏手の駐車場を通り抜けて、敷地の奥へと向かいました。


 
源泉施設の脇を通り抜けて…



極めて質素な掘っ立て小屋の脱衣場で服を脱ぐと…


 
そこには神秘的なお湯を湛える露天風呂が広がっていました。内湯や展望露天で使われている幕川5号泉とは明らかに異なる源泉が張られているらしく、コバルトブルーを帯びた乳白色に強く濁ったお湯は透明度20cm程、燻製タマゴのような強い硫黄感と何かが燻された匂い及び味を有し、苦味や渋味も含まれ、また粉っぽい味や軟式テニスボール的な硫黄感も伴っています。



すぐ傍には清らかな沢が流れています。まさに渓流風呂。



シリカが多く含まれているのか、サラサラスベスベとした爽快な浴感が非常に心地よく、神秘的なお湯の色合いの美しさ、清らかな沢の流れ、浴感の良さ、そして秘湯めいたロケーションなどが私のハートを掴んで離さず、しばらくはこのお風呂から離れることが出来ませんでした。こんなところにこんなブリリアントな露天があるとは! 福島県の温泉って本当に素晴らしく、そして奥が深いですね。


分析表掲示なし
(内湯や展望露天で使われている幕川5号泉のデータは「その1」参照)

福島県福島市土湯温泉町字鷲倉山1-3  地図
0242-64-3316

日帰り入浴時間要問合せ 期間営業(4月下旬~11月中旬)
500円
ロッカー(100円有料)・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★★
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする