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11月8日(日)晴れ
先週の対面朗読は、夜回り先生の本だった。
前回読んだ人が、「思わず涙が出てしまったわ」と言うのを聞き、
うわぁ~嫌だなあ~
可笑しくて笑いをこらえながら朗読するというのも苦しいけど、
哀しい話を、涙こらえながら読むのはもっと嫌だなあと思った。
で、後半部分を、H田さんと読みはじめる。
覚せい剤から足を洗えないジュンと先生との往復書簡のスタイル。
前半を読んでいないので詳しいことはわからないのだが、
後半部は、この先生が警察に通報して逮捕させ、彼女は少年院に入ることになる。
良くマスコミとかでも取り上げられている夜回り先生であるが、
ワタクシはテレビを見たこともないし、著書を読んだこともなかった。
だが、世間一般での、この先生の評価は高いのだろうと勝手に思い込んでいた。
しかし、そうとは限らず、この少女が少年院(少女院っていうのか?)に入ったとき、
彼女は指導官から、この先生と連絡するのを禁じられる。
「本を書いてる人だから、君のことも、利用しているだけだ。」
そんなこんなもありながら、彼女は出院して、更正を誓う。
もう、本の終わりも近い。
読みながら、勝手に結末を想像する。
無事に更正した彼女が、幸せに暮らしましたとさ。
ところが・・・彼女は、またもクスリに手を出してしまう。
クスリに依存してしまう怖さ、彼女の心の弱さ、彼女を取り巻く環境の悪さに
愕然としているうちに、
本は終わりのページになる。
読み手二人と、聞き手一人、三人どんよりとした気分。
これが、10年にわたる闘いのあげくのことであり、さらにあとがきから、
彼女の父親も妹も逮捕された(何の罪状かは書かれてないが)という事実も知り、
ノンフィクションの残酷さに打ちのめされる。
救われない気分になりながら、あとがきの最後あたりの「その後のジュンの話ももうすぐお届けできる」というくだりに、少しだけ違和感を感じる。
この、不完全燃焼感全開の終わり方にしといて、その後の彼女を匂わせるのは、
本を売りたい気持ち満々なんじゃないの?
こういうところが、指導官をして「利用している」と言わしめるとこじゃないの?
あまりの読後感の悪さに、三人で商業主義への悪態をつく。
でも、続編出たら教えてねと、思いっきり商業主義に乗せられてたりもする・・・
今日、のりピーの判決が言い渡される。
更正への道はかなり厳しいことになるだろう。
でも、子供に二度も三度も辛い思いをさせないためにも、頑張るべきだよね。
先週の対面朗読は、夜回り先生の本だった。
前回読んだ人が、「思わず涙が出てしまったわ」と言うのを聞き、
うわぁ~嫌だなあ~
可笑しくて笑いをこらえながら朗読するというのも苦しいけど、
哀しい話を、涙こらえながら読むのはもっと嫌だなあと思った。
で、後半部分を、H田さんと読みはじめる。
覚せい剤から足を洗えないジュンと先生との往復書簡のスタイル。
前半を読んでいないので詳しいことはわからないのだが、
後半部は、この先生が警察に通報して逮捕させ、彼女は少年院に入ることになる。
良くマスコミとかでも取り上げられている夜回り先生であるが、
ワタクシはテレビを見たこともないし、著書を読んだこともなかった。
だが、世間一般での、この先生の評価は高いのだろうと勝手に思い込んでいた。
しかし、そうとは限らず、この少女が少年院(少女院っていうのか?)に入ったとき、
彼女は指導官から、この先生と連絡するのを禁じられる。
「本を書いてる人だから、君のことも、利用しているだけだ。」
そんなこんなもありながら、彼女は出院して、更正を誓う。
もう、本の終わりも近い。
読みながら、勝手に結末を想像する。
無事に更正した彼女が、幸せに暮らしましたとさ。
ところが・・・彼女は、またもクスリに手を出してしまう。
クスリに依存してしまう怖さ、彼女の心の弱さ、彼女を取り巻く環境の悪さに
愕然としているうちに、
本は終わりのページになる。
読み手二人と、聞き手一人、三人どんよりとした気分。
これが、10年にわたる闘いのあげくのことであり、さらにあとがきから、
彼女の父親も妹も逮捕された(何の罪状かは書かれてないが)という事実も知り、
ノンフィクションの残酷さに打ちのめされる。
救われない気分になりながら、あとがきの最後あたりの「その後のジュンの話ももうすぐお届けできる」というくだりに、少しだけ違和感を感じる。
この、不完全燃焼感全開の終わり方にしといて、その後の彼女を匂わせるのは、
本を売りたい気持ち満々なんじゃないの?
こういうところが、指導官をして「利用している」と言わしめるとこじゃないの?
あまりの読後感の悪さに、三人で商業主義への悪態をつく。
でも、続編出たら教えてねと、思いっきり商業主義に乗せられてたりもする・・・
今日、のりピーの判決が言い渡される。
更正への道はかなり厳しいことになるだろう。
でも、子供に二度も三度も辛い思いをさせないためにも、頑張るべきだよね。
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