経済なんでも研究会

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今週のポイント

2021-12-06 07:47:06 | 株価
◇ オミクロン + FRB議長の豹変 = ダウ平均は先週319ドルの値下がり。4週連続の下落で、この間の下げ幅は1700ドルを超えた。終り値は3万4580ドル、10月半ばの水準に落ち込んでいる。先々週はオミクロン変異株の出現に驚き、先週はパウエルFRB議長の‟変心”が売り材料となった。市場はパウエル議長の発言を消化し切れず、戸惑っている。

パウエル議長は、これまで一貫して「物価上昇は一時的なもの」と主張。この見通しを土台として「来年6月ごろまでに緩和政策の縮小を完了する」と説明してきた。それが11月30日の議会証言で一転「物価上昇は少なくとも来年半ばまでは続く。したがって緩和政策の縮小は数か月早く終えることを検討する」と発言。関係者を驚かせた。

日経平均は先週722円の値下がり。2週連続の下落で、この間の下げ幅は1700円を超えた。終り値は2万8030円、10月上旬の水準に落ち込んでいる。オミクロンの出現とニューヨーク市場の低迷が、下落の原因。史上最大の補正予算が編成されたが、成長戦略に乏しく好材料とはならなかった。ただ日米の株価は、カネ余りに支えられて大暴落する気配は見えない。

今週は7日に、10月の毎月勤労統計、家計調査、景気動向指数。8日に、7-9月期のGDP確定値、11月の景気ウオッチャー調査。9日に、10-12月期の法人企業景気予測調査。10日に、11月の企業物価。アメリカでは7日に、10月の貿易統計。10日に、11月の消費者物価、12月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が7日に、11月の貿易統計。9日に、11月の消費者物価と生産者物価を発表する。

        ≪6日の日経平均は? 予想 = 下げ≫

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