◇ 景気後退に怯える株式市場 = ダウ平均は先週865ドルの値下がり。3週連続の下落で、終り値は2万9000ドルを割り込んだ。2万8000ドル台は20年11月以来の水準。年初に比べると7600ドルの値下がりとなっている。FRB理事のタカ派的な発言、長期金利の上昇、英ポンドの急落、ドル高などが売り材料となった。下値を拾う動きもみられたが、売り物の多さに押しつぶされた。
日経平均は先週1217円の値下がり。こちらも3週連続の下落で、終り値は3か月ぶりに2万6000円を割り込んだ。年初に比べると2850円の値下がりとなっている。ダウに比べると、下げ幅はかなり小さい。ことし前半の上昇が鈍かったことと、現在はインバウンドの復活に対する期待が高まっているためだ。個人の逆張りも目立つが、やはり大勢には抗し切れない。
いくつかの悪材料が出て、株価の下落が止まらない。しかし結局は、景気の先行きに対する警戒感が投資家の心理を冷やしていると言える。しかもFRBはインフレの抑制を最優先する姿勢を鮮明に打ち出しているから、景気後退の長さや深さを推測することが出来ない。したがって株価の底についても、予測が不可能だ。市場は当分の間、環境の変化を待つしかなくなっている。
今週は3日に、9月の日銀短観、新車販売。4日に、9月の東京都区部・消費者物価。7日に、8月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。アメリカでは3日に、9月のISM製造業景況指数。5日に、8月の貿易統計、9月のISM非製造業景況指数。7日に、9月の雇用統計が発表される。
≪3日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週1217円の値下がり。こちらも3週連続の下落で、終り値は3か月ぶりに2万6000円を割り込んだ。年初に比べると2850円の値下がりとなっている。ダウに比べると、下げ幅はかなり小さい。ことし前半の上昇が鈍かったことと、現在はインバウンドの復活に対する期待が高まっているためだ。個人の逆張りも目立つが、やはり大勢には抗し切れない。
いくつかの悪材料が出て、株価の下落が止まらない。しかし結局は、景気の先行きに対する警戒感が投資家の心理を冷やしていると言える。しかもFRBはインフレの抑制を最優先する姿勢を鮮明に打ち出しているから、景気後退の長さや深さを推測することが出来ない。したがって株価の底についても、予測が不可能だ。市場は当分の間、環境の変化を待つしかなくなっている。
今週は3日に、9月の日銀短観、新車販売。4日に、9月の東京都区部・消費者物価。7日に、8月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。アメリカでは3日に、9月のISM製造業景況指数。5日に、8月の貿易統計、9月のISM非製造業景況指数。7日に、9月の雇用統計が発表される。
≪3日の日経平均は? 予想 = 上げ≫