◇ 史上最高の3万5000ドルに到達 = ダウ平均は先週374ドルの値上がり。終り値は3万5062ドルとなって、史上最高値を更新した。昨年5月に2万5000ドルを突破してから約1年2か月で、10000ドル上昇したことになる。コロナの再拡大や金融緩和政策の縮小が警戒されるなか、4-6月期の企業業績が予想を上回ったことで買い気が広がった。ナスダックとSP500も最高値を更新、ニューヨーク市場はお祭り気分に湧いている。
日経平均は先週455円の値下がり。オリンピックも始まったが、元気は出ない。東京などに緊急事態宣言が発令され、景気の見通しが暗くなった。このためオリンピック後に実施される総選挙の結果にも、警戒感が生まれ始めた。日経平均はこの1年2か月の間に、約6100円の上昇だった。したがって、出遅れ感が強まると上げるだろう。だが、ほかに積極的な買い材料は、いまのところ見当たらない。
ニューヨークの活況は、まだ続くのだろうか。お祭り騒ぎが高じて株価の急騰が続くようだと、反動安に見舞われかねない。しかし一進一退しながら徐々に値を上げる形ならば、株価はまだ切り上がる。その条件としては、コロナの異常な再拡大がないこと、それにFRBが緩和政策の修正を口にしないことだろう。最大の注目点は、アメリカの物価動向ということになる。
今週は27日に、6月の企業向けサービス価格。30日に、6月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは26日に、6月の新築住宅販売。27日に、5月のFHFA住宅価格、7月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。29日に、4-6月期のGDP速報。またEUが29日に、4-6月期のGDP速報。中国が31日に、7月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪26日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週455円の値下がり。オリンピックも始まったが、元気は出ない。東京などに緊急事態宣言が発令され、景気の見通しが暗くなった。このためオリンピック後に実施される総選挙の結果にも、警戒感が生まれ始めた。日経平均はこの1年2か月の間に、約6100円の上昇だった。したがって、出遅れ感が強まると上げるだろう。だが、ほかに積極的な買い材料は、いまのところ見当たらない。
ニューヨークの活況は、まだ続くのだろうか。お祭り騒ぎが高じて株価の急騰が続くようだと、反動安に見舞われかねない。しかし一進一退しながら徐々に値を上げる形ならば、株価はまだ切り上がる。その条件としては、コロナの異常な再拡大がないこと、それにFRBが緩和政策の修正を口にしないことだろう。最大の注目点は、アメリカの物価動向ということになる。
今週は27日に、6月の企業向けサービス価格。30日に、6月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは26日に、6月の新築住宅販売。27日に、5月のFHFA住宅価格、7月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。29日に、4-6月期のGDP速報。またEUが29日に、4-6月期のGDP速報。中国が31日に、7月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪26日の日経平均は? 予想 = 上げ≫