King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

くちなしの香りの中で

2021年07月08日 12時17分13秒 | 珈琲

しとしとと降り続く雨は梅雨の模様です。

オリンピックが無観客かどうかでもめている中、秩父では7日聖火リレーが行われました。

なぜか秩父神社本殿前で出発セレモニーを行い、その社殿前は関係者しか入れないという

神社とオリンピックとどう関係してるのだかという出発模様で、さらにそこから299号を出て秩父駅までの短い区間でランナーが3回か4回代わり、歩くより

遅いスピードで進みました。

さらに、秩父駅ではどこかの中学のバンドが演奏する中、ランナーが到着すると

ランタンに移して電車に乗ったのです。この後、親鼻まで行き、そこから

ライン下りの船着き場まで走り、ライン下りをして長瀞駅まで行って終了と

いうことらしいです。

 

神社境内はバリケードで柵を作りそこに三重に人が取り囲み密な状態で

宮の側の屋台が展示されているという中途半端な感じで歴史的イベントを

目にしたのでした。

 

昨日東京では1000人近い感染者があり、よいよ第五派という感じですが、

お盆を含めた期間に警戒態勢を敷くというなら五輪も無観客とならざるを得ない

のではという感じです。

 

ワクチン接種は思ったほど進まず、世界でも変異型の感染でロックダウンが再び

行われるなどちっとも終息の気配もありません。

 

そんな中、珈琲の時間は貴重なひとときで変わらぬ安息の時間です。

 

ブラジルのクィーンショコラはブラジルらしくない味と香りでこれは

全てのコーヒー好きの人に試していただきたい豆です。

 

日本人はマンデリン好きが多いという特長がありますが、その理由が

苦みが強く酸味がないという理由を挙げる人がいます。

 

そして、豆屋が豆の特徴を書くのに独特の苦みがあるというのがあります。

 

これはそもそも焙煎を失敗している場合に使っているケースがままあり、

特にエチオピアのように酸味が際立っている豆にそんなこと書いていると

自分が解っていないことを宣伝しているようなもので見ていて痛々しい感じ

がします。

 

そもそもスペシャルティとスタンダードと何が違うかという基本的なことも

知らずスペシャルティの豆の専門店をやっている豆屋がほとんどなので

そういう豆屋ではマンデリンG1は売ってないのです。

 

世の中的にかつてはスタンダードの豆しか入って来てない国でもここのところの

スペシャルティ化に追いつこうと国を挙げて品質を上げているところも増えていて

日本の農業技術とか海外援助でそれを成し遂げたところやNGOとか支援事業で

珈琲プロジェクトを立ち上げたところもあり、それは玉石混交でそれも味を基本にして

というのはなくて現地の生活とか人権とか現地に経済効果を与えるのを目的にして

いておいしい珈琲を作るというプロジェクトではないのです。

 

もともと麻薬を作っていた人たちに珈琲つくりを導入したりと正義のプロジェクトのような

図体でも実は何かの隠れ蓑だったり、途中に入っている団体が搾取していたりと

あまり珈琲にとっていいことはなく、豆が素晴らしいということもないのが実態です。

 

とかく善意の押し付けのようなフェアトレードなどまったく意味をなさず

かえって高い豆を得体のしれない団体のために貢ぐようなものになっている

ケースが多いのです。

 

農家も大規模食品企業に組み込まれて工業製品のように食品を生み出す巨大コンツェルンとなっていて

農家の良心とか健康で安心して食べられる食品からより安くて儲けられるものに

遷移しているのです。

 

さて、そんな中味という基本やスペシャルティがもたらすものとかを知る人は

どんな珈琲を求めるのでしょうか。

 

まずマンデリンですが、スペシャルティになると何が違うかというとやはり他の地域の

豆のようにフルーティーで花の香りやフルーツの香りがしてさらにハーブティーのような

清涼感があるのです。

それは単に酸味などと呼べるものではなく、珈琲の魅力そのものなのですが、

実はそれはマンデリンG1でもあるのです。

 

 

 

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