King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

花より願い

2019年05月31日 09時30分41秒 | 珈琲

昨日の巡礼について随分とバカらしい話のように感じたわけですが、

私のように冬には温泉とスキー、夏には涼しい高原と温泉とか、海に沈む夕日とか

お気楽にその時の気分で旅をするのとは別にもっと切実な人はたくさんいるのかもしれません。

 

秩父はそんな願いを持つ人が引き寄せられる地なのかもしれません。

 

今はやめてしまった一日だけ販売される白いお守りを求めて人々が殺到したり、そういう行動も

3000円程度で一生が変わるようなものが授かると考える方がおかしいと随分おかしい現象に

とらえていましたが、聖地という考えは大変すばらしく人々を吸引するという事に改めて

感じるのでした。

 

そんな意味もあり、アニメの聖地であり、古くからの巡礼の地でもあり、各種パワースポットでも

あるという戦略はかつて一世を風靡した芝桜よりも強いのかもしれません。芝桜を見た人はもう

あの渋滞の中、あの山道を歩いて見に行きたくはないと思うかもしれませんが、秩父にパワーなり

聖地なりの魅力を抱く人は、道が混もうが天候が悪かろうが秩父に来るのです。

 

そんな意味では昨日走って今年になりいつもなら新しく植えられた稲がカエルの声とともにそよぐと

いう景色の見えるはずが、今年は乾いた荒れ地のままという土地を多く見て危ない兆候を見たような気に

させられました。その前に、宮地の辺りで今年も四の井戸や五の井戸に水の流れがなく、その光景と

合わさり、衰亡の地のようなイメージが広がるのでした。

 

長年空きビルだった目抜き通りの建物も最近相次いで壊され更地になり、空き地の目立つそんな街並みに

昨日の空はそれはターナーの描く風景のように実に見事な夕景でした。

 

そして、その最後のランニングコースの市役所の上り坂で今年もよく咲いたテイカカズラに遭遇しますが、

まだ今年は昨年のような香りにはなってませんでした。安っぽい石鹸の香りがしますが、あの鮮烈な

良い香りにはなってなくて残念です。昨年は6月上旬にこの花の事が書かれていて来月のブレンド

『光のイディア』にも影響してそのさわやかな香りと鮮烈な思いを込めたとなっています。

私の今のイメージではもっと根本的な味のブレンドを考えているので来月は名前を変えるかも

しれません。ブレンドのイメージと味はほぼできています。お楽しみに。

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秩父のパワースポットで石を洗う人

2019年05月30日 10時57分04秒 | 珈琲

またさわやかな風の吹き抜ける空の戻った朝でした。

 

その朝のNHKのニュースで秩父の風景が出ていて目を止めました。

何やら神社とか札所ごとにパワーストーンが決まっていてそれらを

つなげてブレスレットにしたり巡礼と石がテーマになったという

何とも観光的なお話でした。

 

知らない間にそんなことになっていたのかと、検索してみると

それらはもう10年くらい前から行われていることで、石を洗う人が

いるというのも初めて知りました。

 

その神社とか寺ごとに石が決まっているというのは誰が決めたこと

かという気もします。もともとそれらの石がそこで採れるわけでは

ないのです。

 

誰が仕掛けて誰が決めた事なのかというこちらの疑問とは裏腹に

今まで知られていなかったような小さな神社がいつの間にか混雑する

人気スポットになっていたり駐車場がどんどん拡大しているのは知って

いました。

 

そんな作られたものに乗って日曜には渋滞するほど人が集まるという

現象にさらにこのニュースでそういった人は増えるのだろうと考えると

よいのか悪いのかとは別に何ともバカらしいことのように感じるのでした。

昨日来たお客様の一人はそういえば巡礼が好きで来たとおっしゃっていました。

つまり私も恩恵を受けているのであればこれは馬鹿らしいなどとバカにしたもの

ではないのかもしれません。

 

混雑する道路を不思議なパワーを求めてとなればそんな困難な道行きも当然

辛くもないことなのでしょう。手に入れた石にさらに願いを込めるために汲んだ

水で願いを込めるように洗い思いを致す必要があることを思うと私のように

天気と季節に誘われて気楽に温泉に行くのとはわけが違うのかと思うのでした。

 

そんな大変な旅に少しでも安らぎと安寧をもたらすことが出来たらと思えてきました。

 

そんな事を考え今日も豆を焼きました。

 

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相撲にゴルフに炉端焼きと通り魔

2019年05月29日 10時43分32秒 | 珈琲

今月の季節のブレンドの今をお知らせするというテーマを心がけ

季節の実況をしてきましたが、時事ネタとして聞こえてくるニュースは

暑さと年寄が車を暴走させて犠牲者が出た話題と最後には通り魔です。

 

一年で一番心地よく吹き抜ける風はまさに今どこかに旅にいざなうかのように

吹き抜け、私も三月四月の引きこもりを脱出して、海辺の温泉まで出かけたのでした。

出かければ道路事情とか高速の施設とか、他の人の温泉での過ごし方とかそれぞれの

模様は気になり、さらに要人警護で予定を知らされないまま規制があるという予告など

今まさに自分たちはどういうものに囲まれて生きているのかと考えさせられるのですが、

現実には目の前に起きた悲惨な事件に耳目が集まるばかりで自分にこの先どのようなことが

襲い掛かるのかとはまた別なことと皆捉えているのは確かです。

 

今回のトランプ大統領来日での成果は韓国外しという国際情勢を造成できたこととする

ものがありました。

 

しかし、これは逆から見れば米と中国との対決姿勢が高まる中、日本としてはもっと一段高い

立場で国際社会をリードする役割を果たせたのではという思いもします。

さらに、戦略的に米と中国が対立している間にもっとうまく立ち回り、米の弱みを逆手に

とり優位な立場にも立てたのではという思いを持つ人もいるかと思います。

 

それを今更な追随路線で、唯々諾々といいなりを続け自国第一主義を掲げることもよしと

するのは何のためなのかとどうしても考えます。

 

人が戻りもしない土地をかさ上げして、取り出してどこにも行き場所のない燃料デブリを

取り出すとあれこれ計画し、巨額の費用をつぎ込みできもしないことをやりつづけている

そんな現状で、確かにそんな世の中でも新しくどんどん出来上がる高速道路により前より

便利に遠出ができているという恩恵も受けています。

 

しかし、これでよいのかと多くの人は考えるのをやめた結果が今の状況で、

果たしてこのままにしてよいことでしょうか。

 

毎日の珈琲タイムに心静かに安らぐときにこの問題はいつも浮んできます。

 

多くの人はそんなどうにもならないことを考えたり、気にしたりせずにすごせば

良いのではといいます。しかし、我々が主権者であり、我々の選択がこの結果になって

いるとすれば唯々諾々とただ過ごすだけでなく少しは現状を考えおかしいと感じられれば

何故という問いを発しなくてはならないのではないでしょうか。

 

五月なのに真夏のような厳しい暑さになったこの頃は、さて次のブレンドはと思った時に

じめじめと蒸し暑い日と毎日降る雨を思えば、ここはひとつ根元的な味のものをという

構想が浮びました。どんな移り変わりを見せるのかお楽しみに。

 

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気になる問いはありますか

2019年05月28日 13時41分41秒 | 珈琲

暑かった日々も今日は雨の予報があり、少し和らぎそうです。

 

焙煎機のそばで午前中を過ごし、お昼には発送を済ませました。

 

昨日はいつものように陽が沈んでからゆっくりと走るという事が

できず、あたふたと午後走り、さらにシャワーを浴びてから出かける

つもりでしたが、うちに着いてみるともう時間がありませんでした。

 

楽しみのジャスミンシャワーもどうやらテイカカズラの匂いではないようで、

今年は何かと裏切られている感じがします。

珈琲にはあるいつもある安らぎと安寧の時間が待っていますが、人生においては

時にうらぎりと勘違いがとんでもない事態に進んで行ったりします。

 

学生時代や子供時代であれば質問の時間があり、疑問については聞いてよいことに

なっていました。ところが、大概は子供時代の質問可は時にもうおしまいにしましょうであり、

必要な問いがされることはないのでした。それに慣らされてしまうのか、疑問を持つとこれは

いつも自分で解決するか他の人がどう思っているのかという問いは聞く機会がないのです。

 

私にはそのような機会のない質問がいつもあるようで、それに対して答えを持たない人ばかり

なのに、つい質問してしまいます。

特にあなたはこの問題どう考えますかというような質問はまったく得られる答えはその本人が

問題についてどのような考えを持つかというものではありません。

ひどにときにはそれはあるあるになっていてという答えが返ってくることもあります。

 

なんですか、あるあるってと最初のうちは思っていましたが、それは誰でもそういうことは

思うよねという同情票のようなものなのかと最近は分析しますが、どちらかというとトランプ氏の

ディールの方があってるかもしれません。

日本は新天皇即位の承認に何を差し出したのか、新聞やマスコミは具体的に書きませんが、

参議院選挙後それはかなりの譲歩を迫る要求が襲い掛かるかのような印象です。

 

しかし、マスコミはトランプ大統領のファンのように来日予定を追い、晩餐会に誰がでたとか

中継や細かい出欠者の情報やらを流すばかりです。トランプはなぜ来たのかとか誰が何のために呼んだのか

という問いは誰もしないのです。

 

この様に何も考えない人とか大人の意見を持つ人が非常に少なくなっているという危機感さえ抱きます。

私の持つこのような気持ちを理解される方は少なく、意見も得られることはないのですが、質問を

することや聞いてくれそうな人を見つけられると何やら希望を見いだせたように気にさえなります。

これもいつも約束された安らぎと安寧の時間のおかげかもしれません。

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最近多い会話に

2019年05月27日 08時54分53秒 | 珈琲

トランプ大統領が来日し、私の行動にも影響があった出来事でしたが、

てっきりG20での来日だと思ったらそれとはまるきり別件だったことが

徐々に知れ、それではなんで来たんだと思ったら、そうだこれは新天皇の即位を

世界に公認させるためのアメリカ大統領の国賓で招待することでの承認要求だったのかと

合点が行くのでした。

 

公式には即位を知らしめる要人を招待しての会は後日あるのでしょうが、その前に

事前承認がいるような国なのか日本はと思わずにはいられません。

 

とはいえどうでもいいことです。ただ、多くの人が日本は占領されたままの国で

独立国としての矜持はないのかと気が付いてこの国のおかしさに少しでも関心を

払うことが大事でマスコミは盛んにゴルフや相撲や炉端焼きに行ってどんなことを

したかを垂れ流していますが、誰もこの一連の行動は何を指すかを指摘したり、

何のためにトランプは来たのとは問わないのです。

 

しかし、米の承認がほしかったんだろうというのは自然と気づかせてくれます。

 

ただ、誰もそれに関心を持たず、それって必要なことなのと問わないことです。

 

さて、季節の味とはというテーマを日々の気持ちとこんな珈琲をという実況を綴る

このブログは今月のテーマであるさわやかさの中継をしておりましたが、昨日は

そんなのどうでもよい様な真夏の暑さであり、強い日差しでした。

 

でも来店されるお客様は、季節のブレンド美味しかったですと入って来てまず言い、

自分は味が解るといわんばかりのお決まりのお題目のような言葉があり、それでは

今月はこういうブレンドで説明するにはあまりにバカらしいほど掛け離れてしまった暑さに

もはやそんなことを言う気もなく、季節ごと毎月その時に飲みたい味を考えてブレンド

しているというにとどまるのでした。

 

日が落ちてやっと暑さもひと段落かという頃に二日ぶりに走りに出かけ、上町にホタルの

駐車場といういつもこの時季に掲げられる看板を目にしました。

 

真夏と違い、陽が落ちると直ぐに涼しくなり、久しぶりのランは爽快そのものでした。

 

夏だとこうはいきません。暑い空気をかき分け喘ぎながら進むという苦行のような仕儀になり

一艘簡潔というわけにはいきません。

走る意義を問われる様な真夏のランと真冬の厳しいランはそれぞれ生存を問われ意識し、自分で

その答えを示すためにそもそも走るという事に辿り着く根本提示でしかなく、とりあえず

問いも答えもあることに安堵してその後の就寝時の安らぎと眠りの深さに喜びをまた感じるのです。

 

そしてそれを思い出すのも珈琲を伴とした時に訪れることであり、意識するのもこの時ならではです。

来月はこんな珈琲というイメージもできました。色々な考えが浮かぶのも珈琲タイムのようなくつろぎ

の時ならではです。皆様にもそんな時間が訪れますようにまた豆を焼きます。

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房総白浜の旅二日目

2019年05月25日 23時54分46秒 | 旅行

昨日トランプが相撲を観戦すとか千葉のゴルフ場でプレーするとかマスコミが

騒ぐのですが、なんで東京に来るのかG20は大阪じゃないのかと思いつつ、

久しぶりに要人のせいでわたしのプライベートが関係するという事態に帰りの道が

混雑しなければいいがと願うのでした。ナビで検索すると帰り道はアクアラインを指していて

他の道は7時間以上かかると出ています。それにまたあの渋滞は味わいたくありません。

チェックアウトをしていると隣の人達から今度車じゃなくて来るときにはどういう風に

来たらいいかとか、二連泊したから割引があるはずだとかそんな聞こえる会話は皆このホテルを

愛していて何度も泊っているらしい常連らしい声です。

 

この程度の温泉と料理で満足して何度も来ちゃうんだと逆に感心してしまう他の人の様子でした。

 

私は同じ値段でも違うホテルに次はするでしょう。

 

蝋燭の浜焼きは火力にかけ食材も食べ放題でなくていいからもっと質の良いものにしてもらいたいと

そう思わずにいられませんでした。こういう宿に泊まる度にヴィレッジ食事を思い浮かべるのでした。

 

さてそんな朝の出来事から昨日は入れなかったアロハガーデンに行きます。その前に野島崎灯台により

房総最南端の地を踏んでおこうと寄りました。そして、感じたのはここで会う人々が皆

ホテルの食事会場で見かけた人達だったのです。これから先そんな感じなのかと訝りながら

10時30分にアロハガーデンに着いて入ってみると温室はずらずらと続いていてあの巨大温室の前にいくつもの

温室に入らなければならず、まあそれでも1000円もする入園料も紐倉研究所だと思わなければ

入らなかったはずです。

 

温室内は南国の植物や鳥や花が沢山あり、やっとたどり着いた巨大温室にはドラマの中のような

ニシキヘビや亀やらイグアナの水槽などはなく巨大なジャングルでしかなく螺旋階段はありましたが

まるきり研究所などありません。そうしたらあのセグウェイで通った芝生の入口はどこだろうと

まるきり切り貼りで作ったところなのかと不思議な感じなのでした。何か騙されたようにさらにそのまま

温室群を行き、出たら今度はエミューやヤギなどの小動物がいる地域になり、それらと触れ合える

子連れにはもってこいの施設なのでした。

 

そこを抜けると何やらステージがあり、リハーサルの最中でした。フラのショウがあるようです。

まだ開演まで時間があり、入り口のところで見えた展望台に上ります。ここまで実に二時間はいて

暑くて広くて疲れたのでした。こんなに時間をとられるとは思っても見ず、この後予定していた

ファミリーガーデンのお花畑などはもう十分という気分にさせられました。暑かったのでどこかで

温泉に入るのもいいかと思いました。こうなると海の幸なども食べる気もなくなり、ハワイショーを

見た後はハワイのラーメンをレストランで食べてみただけでした。

 

フラのショーを見た後、近道をしようと巨大温室に向かうとその芝生こそ、テレビに出てくる

あのセグウェーに乗っていたシーンであの青いシートに包まれた門こそ研究所の入り口のゲートでは

ないですか。なんともミーハーなことにそれで入場料を払った価値があったと感じてしまうのでした。

一時半を過ぎたばかりですが、すっかり疲れ渋滞のないうちに帰ろうと混まないルートを探索するのでした。

 

結局都内は抜けず、当初の予定通り京葉道路から外環に抜けることにしました。

 

なんとナビはまだこの道路ができてないことになっており、まだ更新が済んでいない

のでした。

 

どうりで検索してもそのルートは出てこないはずです。

 

京葉道路で少しノロノロしたものの渋滞はなく、京葉JCTで新たにできた道路は

ほぼ地下なものの外環もずっと混まずに流れていました。五時には秩父に着いて

しまい、土曜日なのに渋滞もなくこれたことに喜びを感じ逆に反対の秩父から帰る

人の車はノロノロと渋滞になっていてこれから先の長くて困難な道のりをつい考えて

気の毒になるのでした。

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房総白浜の旅

2019年05月24日 23時43分54秒 | 旅行

最近の旅のテーマとして海に沈む太陽を眺めるとか海辺の温泉で過ごすという

ものと浜焼きを存分に楽しむというのもあり、この五月の風に誘われるように

一番旅に適した季節に旅行を敢行してきました。

 

今まで家族で夏には新潟の海で過ごし、そこが飽きると九十九里に移行した歴史があり、

そのどちらでも太陽は海に沈んでいた印象で、どこでも見られる光景だと感じていました。

しかし、最近の旅行でスキーと温泉の旅ばかり繰り返していると夏には海に沈む夕日を眺めたいと

いう欲求を感じるのでした。ところが、最近訪れた地は皆夕日は海ではなく陸地に落ちていき、

意外と海に沈む夕日というのは簡単には眺められないのだというのを感じます。

 

熱海、浜名湖、淡路島と今まで海沿いの宿をとりましたが、浜名湖など十分にチャンスがありそう

でしたが、なぜか夕日だけは山に落ちたのでした。

 

それでは千葉の突端だったらどうだろうと今まで通過はしているけれど泊ったことのない白浜に宿を

とりました。今までの通例にない三月四月に一度もスキーに行かなかったことで旅行欲求は強く、

それに今年は一度もカニの食べ放題をやってないことなども宿選びに影響しました。

 

という事で予約したのは房総白浜のウミサトホテルという素敵な名前の宿でした。

 

値段も格安で普通だと12000円ですが、平日直前割ということで7000ほどでした。

結論から言うとこの程度の料金の宿のレベルだとよく口コミで見かけるコスパがいいとか

コスパ最高などという誉め言葉です。それらを見たら安かろう悪かろうなので宿はもっと

高くて高級なのにした方がよいでしょう。

 

建物は海沿いの10階建てのビルで造りは古く、見るからに社員研修施設的な造りです。

古いマンションの匂いがして畳は青いもののけば立っており、和室で古く作りも元は社員寮の

ような作りで安そうな流しが備えられています。それでもトイレはウォシュレットです。

ホテルを名乗りウォシュレットでなかったらよっぽどのぼろ宿なので宿泊は見送った方がいいです。

 

ただ、スキーに行った場合最優先はスキーと温泉なので、施設が古くて粗食でも安くて温泉が源泉掛流し

なら大概の事には目がつぶられます。房総方面には天然の温泉というのはあまりいいところはなく、

どこも循環、加温、消毒の浴感など期待できないところばかりです。舛添で有名になった小湊ホテルなど

安くてもリゾート感のあるホテルは多く、今回は今の時期でもカニの食べ放題があり、浜焼きも食べ放題と

なっていたので予約したのですが、浜焼きは蝋燭のコンロだし、ホンビノスとエビは食べ放題ですが、さざえと

ホタテはすぐになくなってしまいました。

 

ヴィレッジのようにバイキングでも充分リゾート感があり、サービスもよく料金も一万円以下という宿がある

一方今回のように安いけれどそれなりというのもありなかなか安くてよい旅館は見つけにくいものです。

それでも今期の裏磐梯猫魔リゾートなどはよい部類だと思いました。

 

さて、宿の評価はそんなものですが、平日金曜日なので宿はそれはもうたくさんの人でごった返しており、

食事も風呂もそれはそれはいつも人であふれていたのでした。そこに二基のエレベーターのみで私たちは

最上階で、いつもエレベーター待ちに合うのでした。駐車場も私たちがチェックインした夕方5時にはほぼ満杯で

カウンターで記帳している最中も続々と人が到着してきたのでした。

 

これはいつものスキーと温泉の旅ではないことで、人気の宿に来た感じがしました。

さて、もともとこの房総の先っぽは来よう来ようとした経緯があり、やっと実現した

感じもあります。手前の館山では料金の安い宿から良くダイレクトメールが来ていて

海の幸とドライブがてら行きたいと思っていましたが、唯一温泉がなく沸かし湯という

ことで決定打に欠け目的地から外れていたのでした。

 

しかし、プリズンホテルのロケ地になった館山リゾートホテルとかバイプレイヤーズの

大杉連の思い出の地ということもあり、そんな各聖地としてもここを取り上げたり訪れたり

する人は多く、それに家人がまだ東京湾アクアラインも走ったことがないというのでいちど

海ほたるも見せてやろうという事になりました。最近、外環が三郷から先がつながり千葉が

ぐっと近く渋滞もなくなったという話を何人かから聞いていたのもあり、それを調べたいという

欲求もありました。

 

ただ、ナビで検索するとアクアラインで行く道しかでてこず、行きはそのナビの言うなりで行きました。

 

秩父から花園から関越に乗り、大泉から外環美女木JCTから五号線で北池袋山手トンネルから大井JCT

浮島JCT海ホタルで丁度お昼でした。しかし、駐車場は激混みでここまで来て感じるのはここのところ

いくつも新しい高速が開通しているとはいえ練馬から南に行く外環はずっとできず、練馬から降りたら

いつも渋滞で、そこから首都高速に乗っても護国寺、竹橋と行くルートはいつも渋滞です。さらに

今回の大泉からそのまま美女木を曲がらず都内に入らずに千葉に行けるようになったのでそれを試しても

良かったのですが、明日トランプが来るというので都内は警戒ということで、アクアラインも規制予定と

出ていてその詳しい内容が解らずいつどこでどう入口が締まるかも全く予想できません。ですので、ナビの

示す通り美女木に回り、激混みの五号線をのろのろと進みました。北池袋から山手通りC2 環状に乗るわけですが、

ここからずっと地下なのです。大井から地上にやっとでたと思い今までの60Kくらいの速度からやっと高速になるのですが、

アクアラインでまた地下になり、すでに駐車場満車の標識も出ていました。こう見てくるとできてからこの高速道路の欠陥と

非効率さは明らかで海ほたるの構造も設計思想も失敗な印象を受けます。海ホタルはドライブスポットとして人気でいつも

混んでおり、訪れる人は観光地として利用していて端から端まで見て回りたいはずで、それにはこの施設は非効率にできて

おり、真中にあるエスカレーターで見て回ろうとすると行ったり来たり各フロワーを何度も行きつ戻りつして効率的動線を

考慮して作られてないのは明らかです。駐車場の数もろくに備わってなくていつも事故も多く、渋滞情報はここから連絡道路まで

繋がるというのはしょっちゅうです。

 

しかし、ここから千葉に入ると一気に田舎風景になり、今までの都内の渋滞からいきなり千葉の山の中になってしまい、楽しさも

あまり感じない道なのです。さらに途中から一車線の交互通行になり、ノロノロと行かなくてはなりません。

 

それでやっと冨浦に着き、やたらと多い道の駅によることになります。

ただ行くべきところは渚の駅たてやまが最高に整っていてここに行けば自転車も借りられるので市内の観光も

出来るし、水族館のような施設もあり、桟橋も展望台もあります。宿で浜焼きとカニの食べ放題が夕食なので

海産物は食べずスィーツや飲み物くらいで海の物は我慢しました。

 

また行きたいところとしては灯台や岬などの突端です。この千葉の突端に来たからといって見えるのは対岸のような

三浦半島の陸地であり、大島や三宅島などあちこちに陸地が見え九十九里のような太平洋の眺めとは違います。

もうひとつ楽しみにしていたところとして、沖ノ島があります。ここは陸から砂浜でつながった小さな島でぐるっと

一回りでき岩場と砂浜と洞窟まであるという楽しい島めぐりができるところです。夏前ですからキャンプや海水浴の客も

なく、車で近くまで行けて駐車場も豊富でとても良いところでした。

 

気になっていた観光地はあらかた見て後は宿に行くだけとなり、フラワーラインを行きます。と、途中によく見覚えのある

館山リゾートホテルをみてあの寂れたプリズンホテルを思い出したり、バイプレイヤーズなどを思い出し大杉連を忍んだり

しましたが、さらに思いがけないものを発見しました。それは館山アロハガーデンです。先日書いたように家人の

つきあいで見ている『インハンド』のロケ地であの特徴的な温室が見えたのです。

 

ドラマでは箱根にあることになっている紐倉研究所がある巨大温室が見えたのです。もともとどこの施設か撮影協力の

字幕を確認して館山アロハガーデンという名前は確認していたのですが、まさかフラワーラインの真っただ中にあるとは

知らず、そもそも道の駅隣接の施設というのも全く調べてないもののあの建物を見たらどうしても見てみなくては

なりません。引き返して寄ってみると四時半ですでに入場時間を過ぎていて入れませんでした。これは是非あした

寄ろうと思いがけずよいプレゼントを得たような気分にさせられました。

 

 

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さわやかな季節の風にさらにかぶせるとしたら

2019年05月23日 09時28分47秒 | 珈琲

また青空が復活してからっと暑くなりました。

 

昨日の夜もテイカカズラを確かめに行きましたが、花の数は増し匂いも

していますが、昨年のような香りではありません。ネットで調べると私と

同様ジャスミンの香りと捉えている人は多く、やはり今後あの匂いに変化する

物と思われます。いやそうなってくれるはずと願うばかりです。

 

他のバラやアヤメ、アイリスの類など梅雨を予感させる花やテッセン、トケイソウなど

独特な花姿も目に楽しいのですが、匂いでは夏にかけバラからアカシア、クチナシと

心地よいものが続きます。

 

この匂いに強い関心とイメージがあるのはこれから先暑い中走ると清涼感を感じさせる

植物の匂いというのは実に貴重な体験であり、どれだけ蘇生させられるかという実体験が

裏にあるからです。

 

そして、雨の少ない今年はその雨にまつわる匂いも少なく、すぐ暑さに気持ちも対策して

いるのでしょう。

 

でも普段皆さんなら今どんな匂いの珈琲が自分に必要かなどと考えることがあるでしょうか。

今の季節こんな味の珈琲とこんな香りの珈琲があればという欲求がありますか。

私にはそれがあります。

 

ですから日々移り変わる秩父の空気に触れ、日々どんな珈琲を飲むか考え、季節の

ブレンドを作ります。そして、今月は『颯々』です。

 

今月はこの時期に感じる風に合わせているので豆のうちから盛んに訴えかけるものに

してあります。それには赤道直下高原で南国の風に吹かれた豆を使い、贅沢にスペシャルティの

豆で合わせて香り立つ風をイメージさせてくれるものと思います。


そして、この暑さも加わる季節とじめっと高湿度になる来月には飛び切りの気持ちのよさを

得られるガヨマウンテンを焼きます。


エチオピアのナチュラルの豆とか季節に負けないものがこの先の暑さやじめじめした梅雨の

時には良いと思います。


そして、珈琲の持つ複雑さもこの先は重要になります。


まずはこの次々に咲き誇る花の季節をしばし楽しみ、風に誘われて遠出するのも良いかもしれません。

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楽しみにしているジャスミンシャワー

2019年05月22日 09時42分18秒 | 珈琲

昨日は久しぶりの雨で朝からバシャバシャと降る日でした。そんな中、訪れる人は

それぞれドラマを背負っていて応対してそのドラマの一端を背負ったような気にさせられ

妙に疲れが溜まる感じの日でした。それでも予報通り雨は午後に止みいつも通り夕方の

ランニングにも出られました。

 

雨上がりのひんやりとした空気の中、市役所から伝承館の歩道に向かい、昨年以来楽しみにしている

生垣の花を確かめました。

 

このブログで何回も書いていますが、ハーブのような清涼感のある空気で満ちているのです。

 

何の匂いだろうと家人に問うとジャスミンだというので信じ込んでいたのですが、五弁の花で

スタージャスミンとか似たものが見つかりやはりジャスミンの匂いかと思っていたのです。

ところが、正式筋の指摘でテイカカズラというものですと聞き、正体は解ったつもりでいて

早く咲かないかとワクワクと待っていたのです。

 

昼間歩いてみてみるともう花は咲いているようですが、昨年のような匂いはしないのです。

 

おかしいなあと感じつつ、昨日の夕方も走ってみたのですが、雨上がりで植物の鮮烈な空気が

あちこちに立ち込める中、肝心の歩道は妙な石鹸のような匂いで昨年とは違う香りです。

戸惑いのうちに走り抜け雨上がりの各地の空気を吸うとツツジは花を終え、アカシアの花も

前日のようには香らずという中、雑草の草叢の香にハーブ臭のようなものを嗅ぎ、もしかしたら

これとあの石鹸が混ざったらジャスミンになるのかなどと考えて走りました。

 

つまり今咲いているテイカカズラだけではちっとも良い香りではないのです。

 

ではあの鮮烈で気持ちの良い香りは何の香なのかまた夜走る楽しみが増えた夜となりました。

 

昨日の夜は雨上がりという事もあり、各地で色々な植物の香がしました。

 

最後のだんご坂の所を上る時にはなぜか筍を煮るような匂いまでして食欲が増すのでした。

 

今各家庭の庭で咲いているのは薔薇と鉄線や時計草でクレマチスというと香りもありそうですが、

バラのようには香りません。そんなことに気をとられていたら途中から止んだはずの雨がまた

降り出し、雨の匂いを感じつつ帰りました。

 

今後テイカカズラがまたあのジャスミンシャワーとなるのか楽しみは尽きません。

 やがて来るホタルの季節や雷鳴のきらめきを見ながら走ったりと自然と一体になって

過ごす日々は続きます。

 

今朝はまたさわやかな五月の空をリビングから眺め、いつものブラジルで朝の珈琲タイムをし

いつも毎年抱くこの時期の旅に出たいという強い誘惑を思うのでした。

夏になれば涼しい高原へという欲求もでてきますが、一番旅に出たいという誘惑はこの時期の

このさわやかな風に吹かれるときに強くなります。

 

今年は三月四月に全くどこにも行かなかったので最近仕事以外でと遠出したいという気持ちも

沸々と湧いてくるのでした。まずは仕事にかかりますか。

 

 

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広がった空とカメラマンコート

2019年05月21日 09時11分20秒 | 珈琲

最近ネットを見ていると行く先行く先にちょっと買おうかなと思ったものが

ずっとついて回るという経験をしたことがないでしょうか。

私は昨日気になっている服をついに負けて発注してしまいました。

これなどは下手に変なものを検索するとずっと一日その品が出てきて心落ち着かなく

なり、心が少し弱っているときなどは特に注意です。

 

さて、今日は朝からかなり激しい雨でした。

 

昨日から降るのは解っていてその準備はしていました。

昨日は午後から庭の木を伐採して昨日のうちにその枝も雨にぬらさらないように始末

しました。

 

今朝はリビングからの空も昨日よりぐっと広く感じられ世界が広がった感じで

また違った雨空に見えます。

 

昨日までは続いた風の吹き抜ける感じも今日はなく、屋根に落ちる雨の音を聞くことに

なります。

 

こうなれば久しぶりの雨も楽しまねばなりません。

 

実は雨が降ったらこうしようという事はいくつか用意していてこれからの梅雨の時期の

必須の準備事項です。

 

さてさっそく実行したそのうちの一つにしばらく出番のなかったカメラマンコートを雨の日に

着るというのがありました。

 

普段から雨が降っても傘を差さない私は、レインコートとか雨の日に着るものがいくつかありますが、

なぜかしばらく着てなかった服というのもどうしても出てきてしまい、それがなぜなのかもわからない

まま、いつしかお蔵入りという事ですっかり忘れ去られていてそれがひょんなことから復活しようと

思いつくのですが、これもわざわざ気にしていないと忘れたままになってしまうのです。

この様に雨の日リストを作っておくと何か雨の日も何やら楽しいイベントに変わります。

 

それに当然のように今日は走らないんでしょと良く雨の日に聞かれますが、雨でも走る日の方が

多く、雨は雨で楽しいこともあります。

 

珈琲はどうかというと雨は雨の日の珈琲があるかというとこれは全く今までと同じでいつもの

ブラジルで朝を迎えて、この屋根に落ちる音を聞きます。

 

そして思うことは、芭蕉の蚤虱、馬のバリする枕元です。

 

これはどういう場面とか旅の迎えた経緯とか当時の平均的旅の状況が解らないと

どう評価していいか解らないものですが、でも現代この歌を聞いて想像するに

芭蕉の刹那感とかライブ感という切り取り方とその極地を感じるという事です。

 

今朝の広がった空と雨の音と珈琲とカメラマンコートが全く同じライブ感に響きます。

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遺伝子ドービングの違和感

2019年05月20日 12時28分58秒 | 日々のこと

遺伝子』の中にも遺伝子ドービングして資格はく奪される話が出てきます。

そして、それと同時に先天的に遺伝子異常で造血作用が人一倍強い人とか

もでてきます。ドラマ『インハンド』という家人が好きで付き合いで見ているドラマの

テーマも遺伝子ドーピングでした。しかし、強い違和感が残ったのです。科学番組でも

ある酵素が遺伝子のある特定のパターンの所で切りそこに新たに修正したパターンを入れるという

治療を行えるようになったというニュースを流しています。今年の初めに中国の医師がHIVに

かかりづらい遺伝子治療をしたと発表しました。

 

それは受精卵の状態で行われたので理解できますが、ドラマでは成人男性であり、それが

遺伝子治療で筋肉増強を目論むわけですが、誤って違う所を切り分けてリンパ腺にガンを発症すると

いう設定のようでした。我々アマチュアスポーツの世界でもサイクリングやマラソンの大会に出るのに

ドーピングといいながらやたらとスポーツ飲料やら栄養ドリンクを飲みまくるという事をする人もいます。

 

それはオリンピックとか世界記録に関係ない人にはドーピング検査もないし、誰も注目してないところで

せめて自己ベストをいくらかでもあげたいという切ない努力です。よくマラソン選手は高地トレーニングとか

低酸素トレーニングをしますが、これなどは体の改造であり、環境で高地の国とか地域がマラソンに強いことから

日本で始まったものです。同じ理屈で手っ取り早いのは自己輸血があります。これは違反で禁止されています。

しかし、ドラマの中で主人公が何でダメなのかという問いをするのですが、遺伝子の本の中でも先天異常はよくて

後天的に遺伝子をいじるのは禁止というのは果たして公正なのかという疑問がありました。

 

人間以外では筋肉が多い牛とかタイとか作られていますが、今後どうなるか解りません。

 

日本ではこの遺伝子組み換えに違和感を持つ人が多く、アメリカでは当たり前の大豆の組み換えも

日本人は受け入れないためわざわざ日本向けに組み換えでない大豆を作っています。

しかし、品種改良として自然にできた品種通しの掛け合わせで同様なことは行われていて、遺伝子を

組み替えなくても突然変異という組み合わせをずっとして利用してきたわけです。それと何が違うのか

はっきりした区分けも法の整合性もない世界に今後、なりはしないかと大変心配します。

 

今回のドラマこで特に疑問に思ったのはその遺伝子の切り貼りをした細胞というのはどのくらいの

物だったのかという事です。人間の細胞は何兆もの数に上り、さらにそれに寄生する生物の細胞は

その十倍だといいます。つまり600兆もの細胞があるのにそのいくつかの細胞の遺伝子を改変したところで

人間の個体に然程の影響が出るのかという事です。これは受精卵という単一の状態の時にやるから

効果があり、成人した人間には使えないのではないかと思います。

 

最近の治療ではIPS細胞を使った脊椎治療が有名ですが、それも他人の細胞を使うらしいことから

他人の細胞には異なる遺伝子が入りそれらはどのような影響があるか解りません。これなどは

どう捉えられているのでしょうか。いずれにしろドラマのように簡単に遺伝子ドーピングなどできないと

いう事は確実でしょう。逆に高濃度酸素の吸引とか直前にやって効果のありそうなことは今後

増えていくのではないでしょうか。

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次々に咲く庭の花々と毎日通り過ぎていく風

2019年05月20日 11時02分12秒 | 珈琲

愛知の方ではダムが干上がるという干ばつ状態のニュースの一方、

屋久島や九州では大雨で人が孤立して救助されるというニュースがあり、

一方箱根では火山活動が強まり入山規制されるなどさわやかで一番いい季節とは

言い難い様相です。

 

それでも我が家の庭の木々は毎日さわやかな風に嬲られ鳥たちがやって来てシャクヤクや

オダマキ草などが次々に咲いており、初夏に至る今の季節を満喫できます。

 

昨年の今頃あまりのハーブの香りの心地よさに家人に聞くとジャスミンだよといわれ

ジャスミンシャワーだと喜んでいたところ正式筋からテイカカズラなるものの香りと訂正を

受け、それでも効果は同じと今年も楽しみにしているのです。

 

というのもこの時期は夜走ると結構汗もかき、この坂を登ればすぐ自宅というときにこの

ジャスミンシャワーに遭遇するのです。その癒し効果と言うか蘇生効果は並半端なものでなく

心地よいものに感じるのです。

 

さぞ巷でも話題になっているのではと取材するも誰もそんなことを騒いでる風はなく、ひっそりと

したものです。そんな緑の植垣ですが、よく見るともう今年は花をつけているものも見かけあの香を

嗅ぐ日も近いと思われます。

 

これは是非多くの人に体感してもらいたいものです。

 

市役所から東町通りに下る歩道を夕刻から歩くだけです。

 

仕事を終えくたびれた体を引きずり西武秩父やお花畑に向かう人々もこの香りを嗅いでいることでしょう。

 

ハッとするくらい強烈に香るジャスミンシャワーを体験するだけに秩父を訪れて旅ランする価値があると

思いますよ。

 

そんなもろもろの今時のさわやかさ全てに今月のブレンド『颯々』に込め体現しています。

 

季節を感じるという事と日々生きるという事を今一度味わい珈琲の魅力に浸っていただきたいという

思いを感じてみてください。

 

 

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ローカル路線バスの旅の感想

2019年05月17日 12時58分41秒 | 日々のこと

最近楽しみにしているテレビ番組など無くなっているのですが、

つい見てしまうというものの中にローカル路線バスの旅のシリーズが

あります。

 

現在、ローカル路線バスの旅Zというシリーズと復活した蛭子能収と太川陽介の

コンビのものがあり、二年ぶりに復活という大宣伝の元昨日放送があったのですが、

それにつれその放送前に過去の蛭子と太川のバス旅を昼の時間に再放送しており

それもなんとなく見てしまうという事になって色々思うことがあり書いておこうと

思います。

 

というのはまず昨日放送されたのは旅バラという毎週放送そうされている田川と蛭子の

旅番組の中でバス旅が復活したもので、二人の旅番組としては少し数字が落ちてきたため

この満を持してのバス旅の復活でテコ入れを図ったことは想像に難くなく、抜かりなく

再放送で盛り立てるという復習放送までしているということでそれもみてしまったのですが、

思ったのはとにかく再放送された回は8、9、10というのは京都から出雲大社、出雲大社から

枕崎、四国大周遊というまさに一大大作であり、一番シリーズ中でも見どころ満載のよいところ

ばかりのシリーズを再放送していることから抜かりはないなあという事と当時のバス旅といま

Zになって何かと本家と比べられる彼らの何がまずくて何が良いのかもつくづく解る結果と

なったのです。

 

まず、再放送を見て思ったのは時代の変化です。蛭子がふっくらしていてバスの時間調べにもコース

に対しても積極的に調べて走って様子を見に行ったりとフットワークも良かったこと、とにかく食事や

バスの会話に面白みがあり、旅にドラマが感じられること、それぞれタレントのさりげない演出など

わざとらしくなく絵作りをしているのは感じられるもののそれら魅力となっている数々が実はZでは

全くないものになっているという事が改めて感じられたのです。

 

その後、時代が進み、9回などは地震前の熊本城が映っていたりと時代を感じられる場面も多々あり、

このあたりの回ではとにかく食事がうどん350円かつ丼500円と物価がやたらと安いのです。今週の

バス旅で特別ルールで一万円までタクシーを使っていいというルールになったり、成功するとご褒美が

あったりと何かと即物的になってしまい今後が危ぶまれるような要素も感じられました。

 

その即物的な要素は毎週放送の二人の電車旅でのルールで途中下車する駅ごとに賞金がでてそれで

その駅の名物や魅力を紹介するという使命があるというゲーム性を強くしたために現れた現象で

段々回を追う度に視聴率が下がったのもこのルールが面白さをそいだのではと予想され昔のドラマ性

とかふれあいとかが本来の魅力として認知されているのは制作側も知っていて今回の再放送なのだと

感じました。

 

その後、回を重ねるごとにバス旅が歩くことが多くなり、ミッション成否にこだわる難しいものになり

ドラマ性やつかの間に観光する珍しい旅番組の要素が少なくなり、滅多に現地の名物とか名所が映らない

物に変化しました。特にZではないとなるとあまり情報収集してコミュニティバスなどを探すより直ぐに

10K程度は歩いてしまい、その大変さがあまり画面から伝わらず、高齢の蛭子が歩くのを嫌がり、マドンナ

がへたったりという構成もとにかく体力が問題にされるような画面となってくると共感性やおもしろさが

損なわれ旅なんかどうでもよかったんだという事が改めて際立ったのです。

 

というわけで視聴率を上げたいという制作側と蛭子と太川でなくちゃという視聴者の欲求が合致して復活した

という昨日の放送は、一泊二日というサイズと変速マドンナの起用とか過去にこだわり最終回の地からの再出発など

ドラマ性と太川のバス旅能力の高さなどを再認識させてファン心理をくすぐるものになってはいたものの、これを

毎週やるとなるとみる方もやる方も何か無理があるようにも感じるのでした。

 

放送予定をざっと見ると次の週は蛭子だけの電車旅で次はバス旅が続くようです。

 

果たして数字は戻るのか何よりバス旅を毎週というのは続けられるのかファンとしてはこのシリーズをもっと大事に

持続可能なものとして取り扱ってほしかったなあという気分が今は強いです。

 

今週の感想としては田沢湖周辺というのは今年の冬スキーに行こうと計画していた地だけにその果たせなかった

思い入れで乳頭温泉だとか雫石とか関東からの距離感を改めて感じて画面を見入ったのでした。

 

次のシーズンに田沢湖に行けるのかそれとも夏に八幡平を歩くのかいずれにしろまだ見ぬ景色を今度は初めての地を

踏むことに重点化して今後の行動とともに考えるのでした。

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アヤメかカキツバタ

2019年05月17日 10時05分29秒 | 珈琲

今朝の目覚めも昨日と同様一回も目覚めずに朝を迎えました。

 

 

そして、夢もしっかりと見ました。昨日の夢は苗場の特別オーナーズルームのような

会員制リゾートにいる夢で、今日は珈琲に関するものですが見方が変わっていました。

 

運動強度や疲れの蓄積とか色々と影響はあるでしょうが、この夢を毎日見てそれが変化

しているという別次元で物語が進んでいるかのような不思議な状況は毎日楽しみになって

きました。

 

さて、庭の木々の新葉ももはや前の物と見分けがつかないほど成長し、風に揺られる様は

悠久の時を感じさせています。この時期木の葉の状況をよく観察していると色々な虫がいて

それをついばみに来る野鳥や厳しい命のやり取りがされているのですが、それを人は傍観者の

立場で見たり管理者のつもりで介入したりとするわけですが、他の庭を見ればそれはどう

そこの人が感じて庭を日々眺めているかはすぐわかります。

 

私の昔の記憶で強く残っている今時の記憶としてはバラの木です。バラは虫が付きやすく

庭に植えるのを嫌う人もいます。とげがあるから嫌いという人もいます。私はバラはとにかく大好きで

バラのアーチとかモネの庭のようにバラを植えてみたいという野望もあります。

 

そのバラが昔育てていてそれが虫にはを食べられたといって騒ぎその虫を退治せよという命が

下されました。しかし、もはや食い荒らされた葉だけで虫の姿はありません。どうするのかと聞くと

これは夜光虫の仕業なので朝五時に起きてまたみてみろというのです。翌朝言われたとおり朝起きてみると

大きな虫がいたのです。白い芋虫のような虫がむしゃむしゃと葉を食べており、それはなんとも感動的な

事件に感じ虫に勝利した達成感のようなものも感じました。

 

この様に庭の植物を愛する人は日々の変化を観察して草木が健康かどうか会話して、自身の体も健康か

どうか木に見てもらっているのだと思います。

 

そんな目に見えないものの会話の果て、当家に私の好きな花が自然と集まり、今だとオダマキ草と初雪カズラ

などが見ごろとなっています。また、この時期咲くものとしてどこの庭にもあるアヤメやカキツバタなどの

花があります。カキツバタといえば根津美術館の尾形光琳の屏風があり花を思い浮かべますが、実際にその

違いがハッキリとは記憶していないのも事実で、花の形と色は屏風の色と形とも思い出せますが、実際に

咲いてる花は各家庭に今でもあるのにどうも同じもの同じ花としてのイメージが湧かないのです。

 

昔にその違いを完全に覚えていた時もありましたが、今では何やら怪しくなってしまい、

特に区別しなくなってしまいました。

 

それでも尾形光琳の描く屏風の花はすぐ浮かぶし、その配置と色と琳派最高の美が彼の人生と

当たり前に家名に乗って絵を描いていたなら当然あり得なかったであろうことを今見ているんだと

いう感動はやはりこの時期見てこその味わいがあり、実際に庭に咲いたカキツバタを見てそれにちなんだ

料理など食べ諸々と重ねて味わうとまた広がりに満足するのでした。

 

そういうものが人の営みとか旅とかに通じて何かと人を呼んでまた物語ができるのです。

 

ところが最近はあまりに人工にそれらがこじつけられていたりインスタ映えなどという

見た目だけの流行りに終始していたりして口を開けばやべぇとしか言えない人ばかりと

暗澹たる気分になるだけです。

 

さて、昨日も触れた過去の罪についてもう少し書くと、アランチューリングという天才に

ついて映画ではその天才が戦争を早く終結させたのに当時性的志向が罪に問われて自殺に

至ったという描かれ方をしており、性差別とか人種差別というのがついこの前まで先進国では

当たり前だったという事が思い起こされるのです。

 

今では当たり前のことが当然に法として禁じられていたりというのは一見進歩の兆候と成果の

ようですが、イランや北朝鮮に今行われていることや世界情勢など果たして進歩しているのか

平和と人権は昔より守られているのかというのは甚だ疑問なのです。

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思考する機械と過去の罪

2019年05月16日 09時12分31秒 | 珈琲

昨日は久しぶりに一度も夜起きずに朝まで眠りました。

 

これは簡単なようで実に難しい問題です。冬の間はこれは切実な問題で色々と

試したり、睡眠導入に至る時間になすこととか、睡眠前の時間の過ごし方とか

色々影響を試したりました。とりわけ水分量の調整が重要だと寝る前にあまり水分を

とらないようにするなど飲み物にも気を使いました。そして、ハーブティーやサプリより

断然カフェインレスコーヒーがよいことを実感しています。

 

それも今まで色々なカフェインレスを試してちゃんと珈琲の味の残るものがないことから

豆を色々と試して二酸化炭素でカフェインを除いた物を自分で焼き満足な結果となるという

歴史があります。それだけ他で売られているカフェインレスは味がなく、どうでもいい

という感じのものばかりだったのです。

 

カフェインレスでもしっかり珈琲感があり、味も良いものなどと世間ではあまり考え

ないことのようで、余り需要もないものと思われますが、これは自分用としていつも

焼いてあるのですが、最近これをくれという人も増えています。どうやら私と同様

充実した睡眠時間というのにこのカフェインレスが有効という事を気が付いた人が

人が増えたようです。

 

最近は夜起きるのはあまり辛くはなく、あまり気にもせず昨日は一度も起きなかったとか

昨日は三回も起きたとか思った時にどうしてだろうと昨日は気にして夕食以降の水分量を

調節しました。

 

そして、今日は久しぶりに一度も目覚めることなく朝を迎えることになりましたが、

これは何も水の飲み方だけでもないというのも私の場合気が付いており、今後の課題も

見えています。ただ、ここのところの変化としては今までは夜直ぐ寝付き朝まで目覚めない

というパターンでは夢も一切見なかったのです。ところが最近は毎日夢を見ていてさらに

その夢の一部をはっきりと覚えているのです。これにはあることが影響していると気が付いて

いますがとりあえずそれは後日書くとして、昨日書こうとして落していたことを今日は

触れねばなりません。

 

というのは、最近世間を騒がせる最新技術とそれが与える影響とか新技術やそれに伴う社会変化は

目まぐるしいと盛んに話題になります。遺伝子の役割が次々に解き明かされて今まで謎だったこと

も色々と解明されたり、さらに人工知能が普及して人々の仕事を奪うと盛んに言われています。

そして、昨日も書きましたが、そこで出てくるのかトイレットペーパーがなくなった光景や

石油が枯渇して生活が原始時代に戻るという脅しです。それと全く今も変わらずでAIの普及で

運転手や医師、証券マンなどの職種はなくなるなどと毎日のようにその発展がいわれていますが、

そんな脅しのようなニュースに踊らされる必要はないという事です。

 

人工知能が人より賢くなる近未来がもうすぐやってくるという話もそんなのはあたりまえで、

今でも機械にかなわないことはたくさんあるのです。

 

それより気にしなくてはならないのは、我々が歴史上犯してきた間違いや罪を繰り返さないと

いうことです。

 

かつてドイツの暗号機械エニグマの解読に成功したアランチューリングは映画『イミテーションゲーム』に

なりずっと秘密扱いであった功績に光が当たり、改めて復権したような形になっていますが、似たようなことは

多々あり、戦中戦後の辺りのついこの間の事でも随分と人類のひどい罪や悪事はずっと無視され続けていたのです。

まず情報が1970年代まで秘匿されたことやその後の評価にもっと多くの人が関心と過去から現代へフィードバック

させて活かしていくことが求められているのではないでしょうか。

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