カンヌで男優賞と脚本賞を日本人が受賞と朝のニュースで知りました。先週は国内で銃による殺人事件が続いてありニュースはそればかりでした。今みているトンネルは第一シーズンが終わり次はどうしようと思っていたらなんとレンタル扱いだった第二シーズンが解禁になり無料でみられることになり早速視聴を開始しました。
第一は真実のテロリストという犯人がネットで犯行声明や犯行の実況をして大衆をあおってテロ行為をさせたりします。子供を人質にしたりタブロイドのコラムニストを広告塔にしようとしたりその手口や犯行のしかたから軍の訓練を受けた者がリストアップされとり調べた結果、やがて身内の者の犯行というのが解ってきて世間に世の中の不正やら大企業の悪行などを告発しているような犯行も実は陽動で標的はイギリス側の主任捜査官であり標的もその家族となり最後決着をつけるのにその捜査官は家宝の銃、それも歴代の戦争に参加して記念として持ち帰ったものを持ち出し犯人に復習をしようとするのをフランス側の主任が止めてめでたしめでたしとなって終わるというなんともスッキリとしないものなのでした。イギリス側の主任はもう警察をやめるといっておわるのですが、第二シーズンは双子が生まれて警察はやめられず福祉的な部署で警備をしていたのがまたフランスの主任がイギリスに捜査のためでむいて出会うというところから始まります。フランスの主任は出世していて現場のトップとして乗り込んできます。
第二シーズンも大規模なテロで始まるのですがそのテロを起こす犯人像はやはり個人的な背景や親子関係などの事情で生まれているのが描かれます。
ここのところ起きる大きな事件やインフレやら話題になる度自民党とか政府とかの政治のせいにしネットなどでも悪口やら政治が悪いからと指摘する声が上がります。それらの声を出している人がまず選挙にいっていないことを指摘する人もいます。
私がかつてサラリーマン時代毎週末人身事故で電車が止まっていましたがそれほど自殺者が多いのも政治のせいといわれていました。
そのくせオリンピックやらワールドカップで日の丸を掲げた選手を応援するために熱中できるのも結局同じことでトンネルのテーマになっていることも最近の銃の事件も同じことだと思えてきます。世の中の競争原理、自由と平等のもと個人の選択で個人の財産が保証され競争でそれらの雌雄が決するということで競争のはて生きるのをやめようとしてしまう人や個人的恨みを募らせ自分の命も復讐を遂げてその存在証明としてしまう人を描いた結果です。つまり自由と平等資本主義と民主主義の現行の結果間違いをただそうという正義の一搥としてテロが行われ毎週電車が止まってしまうのも我々が長年かかって手に入れてきた自由と平等の果ての形なのです。かといってロシアや中国の方が進んでいるのか。自殺者は少ないのか。テロはないのか。といえばそうでもないので話は複雑です。
まずは自分が何に文句をつけているか自覚する必要はあると感じるのでした。昔から天につばを吐くという揶揄もあります。まずは自分に帰ってこないよう注意しましょう。まず自覚しなくてはならないことは、ワールドカップやオリンピックで熱注して応援しているものは自民党や政府が運営しているものであるということとそれらを選んだのはあなたが行かなかった選挙の結果であること。投票に行かなかったから関わってないではなく、投票に行かなかったからこんな政府になってしまったと思うことです。テロや自殺者をなくすのもみないふりをやめて真摯に問題に向き合うことからでしょう。