King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

やはりバカマラ

2015年08月30日 11時21分54秒 | 珈琲
すっかり涼しくなって雨ばかり降る秩父です。

昨日は夕方から西武秩父駅が騒然となりなにごと
かと思ったらアニメの完成披露試写会で2000人が
招待されたとか。

地元民は何が起きて何が進行しているかも知らずに
昔ながらの町内会の納涼大会などを楽しんでいました。

我が町内も人口減少や少子化、高齢化という洗礼が
降り積もっているのですが、なぜか納涼会などは
以前より大々的になった感じがします。

まあ、すっかり涼しくなったのに納涼会という
のもおかしなものですが、にぎやかでした。

涼しくなったので珈琲も色々な味のものを楽しみたいと
いう感じの注文が増えてきました。

それでも、一番の味というか、不変の味と納得の風味は
バカマラに収束すると思われます。

結局、人をだまされる全てのものがあると感じる人が
多く、バカマラと何々と注文されることがほとんどです。の

そして来月はこのブレンドのファンが多い林檎の登場です。

昨日おりしも井上陽水の歌で拓郎のりんごを聞きました。

あれは一種の泣き節だと思いますが、昔の喫茶店シーンが
歌われていてこれが心の琴線に触れる方は多いのでしょう。

井上陽水もそのひとりだったわけで、りんごを聞きながら
林檎を飲むのも一興かと。

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コロンビアあります

2015年08月29日 10時16分31秒 | 珈琲
急に寒くなってしまった雨交じりの朝です。

爆発やらケーブル火災やら不穏なことが多いこのごろですが、
そんな時は身の回りのこととか身の回りの物とか整理して
ちょっと見直しをすることが大事かもしれません。

矢鱈と乱高下する株式相場同様、コーヒー相場も上がり続けて
いたものが落ち着きを見せつつあります。ただ、高止まりした
ともいえものによっては二倍になった物もあり、それが高値安定
してしまったという大変売りづらい状況は続きます。

というのも元値が倍になったからといって売値も倍にできないと
いう単純な事情に寄ります。

デフレ脱却という事で、日常品ほど値上げしていいような異様な
雰囲気が今年早々はありましたが、嗜好品の値上げは即節約に
つながってしまうということに政府関係者は思い至らないのでしょう。

節約ムードを感じとり消費が落ち込むばかりに流れてあわてて
プレミアム商品券などの経済対策をしますが、今までの経済対策が
どれも効果がないからこういう状態なのだということもまったく
顧みられません。

同じ税金のバラマキならもっと人を動かすことを考える方が景気に
刺激となります。

例えばポイントカードにポイントを付与するだけでばらまくコスト
もなく、消費をする人に直接あまねくいきわたります。

あることをするとポイントを自治体が付与すというだけでいいのです。

市内にチェックポイトを設け、そこでチェックするとポイントを
配布したり、ボランティアをするとか自治会の役員をするとか
行事に参加するとかそれらに具体的にポイントで評価して、あらゆる
ポイントに変換できる制度をつくればこれは雇用を創出したのと同じ効果が
あります。

考えれば簡単に景気刺激できるのです。

いかに無策、能無しかが解るプレミアム商品券なのです。

当店ではプレミアム商品券は使えません。

涼しくなったからというわけではありませんが、久しぶりにコロンビアの
スペシャルティを焼きました。

当店にいらっしゃる多くの方、自称コーヒー好き、コーヒーマニアの
人が言う酸味の少ないものというものの対極にあるのがスペシャルティの
豆です。

日本人の好きな豆でよく登場するマンデリンという豆をほしいという
人もその多くが酸味がないからという理由かららしいのです。

それではというので当店のマンデリンを試飲してもらうとどうやら
求めているものもしくは知っているものとは違うらしいのです。

それでも当店のものをうまいと言っていただけるので、かつての
イメージを壊しても新鮮な豆だとこうなるというものを感じて
知ってもらう大切さを感じます。

ブランドと味とか価格と味といった相関関係とか色々と正しく理解
してもらうとその人の色々なものの見方さえ変わりかねない問題を
はらんでいるだけにこれだけは実際の試飲とご自身の判断を尊重
しています。

ですから、当店では試飲してもらったからといってどうだと感想を
聞くこともありません。

自分で淹れた味は知っていますから。

当店には世界で評価されているパナマのエスメラルダゲイシャも
あるし普通のブラジルサントスNO2もコロンビアスプレモもあります。

普通に品質の良さや上質な味を感じやすいスペシャルティのものを
焼いていますが、コロンビアだけはある気になる点があり、おいそれ
とは焼けないでいました。

どの豆でも豆のスィートスポットというのがあり、その季節のベスト
のポジションと時間の経過とともにその味も変化します。

そんなブレ幅のある物を焼いて何もコメントせずに売ってしまっていいのか
という疑問が常にありました。

そして、その最たるものがコロンビアなのです。

そもそもコロンビアというのはどんな味がすると思われているので
しょうか。

それに答えられる人は当店に足繁く通う人でもそういません。

それでもたまにコロンビアが好きという人がいらっしゃいます。

多くの人が言う酸っぱくなったコーヒーのトラウマ。それを解くカギが
コロンビアかもしれません。

それとマンデリンです。

判断するのはお客様であり、私は答えを強制しませんし、
こちらからこうだという提案もしません。

普段飲んでいるコーヒーと当店の豆が違うことは誰でも感じられる
はず。

それだけでもいい経験になるはず。

そんな異体験をしてみたい方は3時までに来店ください。試飲できます。
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ちょっと贅沢とは

2015年08月27日 11時42分26秒 | 日々のこと
今年の夏休みはちょっと贅沢しました。

まずは近くの温泉にわざわざ一泊したのです。

普段なら日帰りで済ますところです。

そして、昨日は日帰りですが、行こう行こうと思って
なかなかわざわざ時間をつくってでも行こうとは思って
いなかった甲府の炭酸泉を味わいに行きました。

そんな身近でいつでもできるけどわざわざ時間をつくって
となると実際には実行できないこういう小さな贅沢が
重なって贅沢な特別な時間につながって行きます。

甲府といえば太宰治が新婚生活をした地であり、空襲を避け
疎開したら空襲にあって故郷に帰るきっかけになった地でも
あります。

そんな地を堪能してみようと雨の中出かけました。

実は今甲府に抜けるトンネルが無料になっているのです。

一昨年スキーの帰りに通って知ったのですが甲府から
秩父へ向かう雁坂トンネルの手前まで自動車道路ができていて
アクセスが随分楽になりました。

高速道路へのアクセスも変わりました。

秩父から山道で狭く曲がりくねった道路も甲府側は広くて
まっすぐで快適です。

そして、甲府といえばブドウやなし桃などのフルーツです。

どれも秩父にあるのですが、ももはひとつ千円もする大きな
のを買って食べた記憶があり、今年もそれを狙って行きました。

というのも最近スーパーや秩父の道の駅で買う桃はどれも
固くて甘味が足りない印象だったのです。

そんなこともあり、秩父の甘味のない果物でなく本場の
熟したものを産地でとれたてを買いたいという目論みも
ありました。

後かつて雑誌でみた炭酸泉ですが、ネットで検索すると
ひとつではなく何件もあるようなので、そのなかから
よさそうなを一つ選びました。

というのも普通なら湯巡りという事で何軒もはしごをする
ようですが、私は人と違い一湯入魂主義です。

そして、こういう旅の場合のコツとして調べすぎないと
いうことと、欲張らないというのがあります。

せっかく出かけるのだからと何もかも調べ尽くして
矢鱈とやりたいこと観る物を積み重ねるとつまらない旅に
なります。

ですから今回は温泉と果物と太宰の感じた町を味わうという
ものです。

だから太宰が住んだという石碑があると聞きましたが、それ
をさがすこともなく、ただ街をうろついただけでした。

お昼はこれまた一昨年知った甲府にはまだレッドロブスター
があったということでそこにしました。

この食事に関しては色々あったのでまた別に感じることも
まとめて別に書きます。

温泉はその食事の後で、フカザワ温泉に行きました。

これは予想を裏切る番茶色の温泉でした。

炭酸泉というのはラムネのような透明なものを想像して
いたのですが、そんな泡立つものでなくただ入っていると
体毛に無数の気泡が付いているというだけです。

それでも源泉かけ流しという事で贅沢な気分と悠久の時の流れ
をその湯から感じるのでした。

甲府というのは秩父と同じ盆地で、同じように山の斜面で
様々な農産物がとれ自然も豊かで温泉も沢山あり、ただ
違うのはそのスケールとゆったり感で秩父の隠れ里のような
谷間の盆地とは雰囲気が違います。

よく似ているけど違う。

フルーツ公園という何もこれといって見どころの無いような公園も
秩父のミューズパークに似てるし、共通点はあるけどやはり違う
のです。

秩父の方が東京に近い分いざとなれば都内で用は足りると
いうことになって不便は不便のままなのです。

良さはそれぞれあるという事でまた次回の温泉を求めて
訪れる時に残しておきます。
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夕焼けもあと数日です。

2015年08月25日 13時56分51秒 | 珈琲
今月のブレンド『夕焼け』もあと数日だけ
の売り出しです。

来月は『林檎』です。

この季節にもなると暑さもあと少しという事で
秋の気配をそこここに感じます。

さて、それでは夏の思いで、夏の思いを噛み締めて
みましょう。

そんな時に飲みたいのがこの夕焼けなんです。

暑かった夏に思い致す。

そんなひと時に。

思い描く風と共に去りぬのようなざわざわとした
夕景でなくて、秩父の紫とオレンジのきれいな夕焼け
です。

それを見た時あなたは何を感じますか。

私はこんな感じです。というのがこのブレンドです。

今年の夏は、秩父も宿や山川どこもにぎやかだったようです。

近所の日帰り温泉でさえ車を停めるのに苦労する混雑ぶり
でした。

その繁盛ぶりに水を差すような出来事がありました。

西武秩父駅に二年後仲見世通りリニューアルという
ポスターが掲示されました。

どんなものができるのか、そんなことにも思い致しながら
夕焼けを飲みます。

私は今でも、西武秩父駅にホテルとマンション併設して、
秩父市役所はテナントとして入ることを希望しています。

今の市役所建設地は更地で残し、高度権を西武秩父駅に
与えて、秩父にない高層建築のホテルとマンションをつくる
のです。

田舎の良さと便利さ快適性を追求したビルがあっていいと思います。
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注意、単行本を

2015年08月25日 11時55分22秒 | 日々のこと


を久しぶりに買いました。

これはもちろん直木賞受賞作『流』を読むためです。

これはラジオの情報で今読むべき本とか売れてる本の
紹介で今話題の芥川賞とか直木賞のことが紹介され、
今年の受賞作の充実ぶりが語られていたのです。

両賞とも文学界の新人賞的意味合いのものだとされて
いますが、直木賞の方はかなり有名作家で売れっ子作家が
いまさらのように受賞したり、未だに候補者としてノミネート
されていたり賞の位置的価値に疑問を持ち、当然受賞作も
あまり気にしないでいました。

ところがラジオでの紹介を聞くうちこれは読んでみようかと
ふとおもったのです。

それは芥川賞の受賞作の売れ振りと話題振りに触れた後、
まったくの新人で経歴の変わった作者に選考委員が皆
この作を選んだという実力であるという点にひかれました。



この『流』は選考委員が
皆よんでいて楽しいとかあっという間の体験だとか読む喜びを伝えていたことに非常に
興味をそそられました。

そして、ならばと本屋に行って『オール読物』を買うという
仕儀に至るのですが、なんと掲載の号は明日発売ですと言われ
代金を払って翌日届けてもらったのです。

そこで皆さんにご注意です。

芥川賞は昔から受賞作は文芸春秋に全文掲載され、直木賞は
オール読物に掲載されるのですが、オール読物の方は一部だけ
なのです。

それも非常に一部といっていいほどの扱いです。

まあ、これは昔宮部みゆきが受賞した時にも経験しているのに
なぜ疑いもせずオール読物を買ったのか。

店頭に出ていたものであれば手にとってなんだ一部なんだと
思えば買わないでしょう。

それでも読みたいという衝動での行動ですからこれはこれで
意味があり価値があるという事です。

選考委員の評や授賞者の対談とか言葉とかあるからまあオール読物
事態の価値もあるでしょう。

ですが、選考委員の言葉などラジオで言っていたことなので
いまさらな感じもしました。

でどうしたかというと、『流』自体は面白く、結局単行本を
買うことになりました。
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お盆過ぎの定番

2015年08月24日 12時37分45秒 | 日々のこと
夏の記憶の続き

先日中国の天津で大爆発があり、その被害が一兆円にも
及ぶとか、神経ガスが検知されたとか一様な事故事件では
ない様を日経新聞が報道していました。

このところの経済ニュースをその日経から拾ってみると
4月6月期のGDPがマイナス0.4%マイナスに触れたというもの。

中国の工場の減産が際立つというもの。

そして、新たな中国の山東省工場爆発。日本でも工場爆発、
相模原アメリカの基地で爆発。

これらから日経平均急落。

世界同時株安へ

これが何を意味して、これからどういうシナリオなのか
とても気になります。

やっと2万円回復したと思ったらあっという間に半年前に
逆戻りです。

経済的にマイナスの報道ばかりというのが気になります。

4-6月期こそマイナスですが、今年の猛暑を受けて消費は
持ち直し、観光地、ショッピングモール、テーマパークは
大賑わいでどこもこの暑いのに大行列ができていたのです。

そして、いつもにも増して外国人観光客は増え、その恩恵を
消費現場は受けていたのです。

それにもかかわらず、真っ先に暗い話題や経済指標のマイナス
ばかりが報道され、投資家心理を冷やした結果の株安に
思えて仕方ありません。

この先重大な経済事件としてはゆうちょ株公開があります。

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夏の記憶

2015年08月23日 12時19分13秒 | 日々のこと
NHKの今現在の情報では寝屋川の中学生殺人事件は
容疑者が逮捕され今まで職業不詳が契約社員に
変わりました。

他の民放などでは福島の除染作業員とされ、一時
NHKもそれと同様の表現を使っていましたが契約社員と
改めました。

そうですね。何も除染作業員とか福島という表現は
事件に関係ないわけで、ニュースの遺体遺棄現場の
画像では車種とかナンバーなんかとても判別できない
ものでしたが、警察は車種から持ち主まで特定して
いたのです。

一部週刊誌などは凶悪グループの存在を犯人とする
記事を掲載していました。

表に出ない事件は他にもあるのでしょう。

昨年も中学生が行方不明になった事件がありましたが、
今年は最悪の事態になりましたが、昨年は無事出て来た
という結果でした。

毎年繰り返される夏の事件とニュースは決まったもの
ばかりです。

水の事故と戦争の記憶と日航飛行機墜落事故の報道が
あります。

日本にはお盆と高校野球と夏の風物詩といわれる定番と
ともに毎年ニュースも同じようなものがならぶのだと
妙な一致を感じます。

そしてまた妙な一致につながることも最近感じます。
この項続く
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夏の記憶

2015年08月23日 12時19分13秒 | 日々のこと
NHKの今現在の情報では寝屋川の中学生殺人事件は
容疑者が逮捕され今まで職業不詳が契約社員に
変わりました。

他の民放などでは福島の除染作業員とされ、一時
NHKもそれと同様の表現を使っていましたが契約社員と
改めました。

そうですね。何も除染作業員とか福島という表現は
事件に関係ないわけで、ニュースの遺体遺棄現場の
画像では車種とかナンバーなんかとても判別できない
ものでしたが、警察は車種から持ち主まで特定して
いたのです。

一部週刊誌などは凶悪グループの存在を犯人とする
記事を掲載していました。

表に出ない事件は他にもあるのでしょう。

昨年も中学生が行方不明になった事件がありましたが、
今年は最悪の事態になりましたが、昨年は無事出て来た
という結果でした。

毎年繰り返される夏の事件とニュースは決まったもの
ばかりです。

水の事故と戦争の記憶と日航飛行機墜落事故の報道が
あります。

日本にはお盆と高校野球と夏の風物詩といわれる定番と
ともに毎年ニュースも同じようなものがならぶのだと
妙な一致を感じます。

そしてまた妙な一致につながることも最近感じます。
この項続く
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果実感の珈琲の続き

2015年08月20日 11時03分08秒 | 珈琲
この季節の楽しみの読書の話でしたが、貼り付けものが
あり、分割しました。

読書とともにこの夏の楽しみというのは様々な果実が店頭に
並ぶ季節という事です。

スイカや桃、なし葡萄と私の好物ばかりです。

昔はスイカなど山積みになって八百屋の店先に積まれていましたが、
そもそも八百屋というのが秩父にもなくなり、スーパーにも小さい
スイカばかりとなっているのが現状です。

高齢化と核家族化で大きな丸のままのスイカは今や売れないようです。

値段もかなり高くなり、道行く人がスイカを下げている光景も見れなく
なりました。

とはいえ私はスイカは大好きであり、隣のうちの畑から届いたり、
それを目安に道の駅や農産物直売所に丸のままのものを買いに走ったり
します。

農産物直売所に売られているスイカは素人の作のようないびつで
全体が緑と黒のきれいな縞模様でなく白かったり黄色い部分のある
ものですが、まあ値段がスーパーより安かったりするので我慢します。

もっと農家のやる気と奮起を促したいところです。

これは私が珈琲を並べている吉田の直売所でも感じるのですが、
値段は安いものの味や新鮮味などの一番の品質に関していつも
疑問に思うことがあるのです。

ただ自分の畑のものが現金になるから並べているというだけの
売り場なのです。

他の道の駅などでは農薬が少なく安全であることをアピールして
いたり、畑の写真やら生産者の写真とコメントがあったりとやる気を
感じるのですが、秩父の場合どこもそんなやる気は感じません。

そして、耕作放棄地が増えてそれらが太陽光発電のパネルが並ぶ
光景が増えています。

それらは色々な危機感を感じさせるものなのですが、のんびりと動く
巨大クレーンと太陽光パネルが並ぶ農地を違和感を持ってみる向きは
果たして多いのか少ないのか。

それでも秩父の恵みの夏、実りの秋はやってきます。

道には栗のイガが落ちているのを見かけます。

先日、車の中で誤って珈琲をこぼしてしまい、その甘い香りが
しばらくたちこめていましたが、これらチェーン店のコーヒーショップ
や缶コーヒーではしない香りです。

突き詰めていくとこの珈琲の持つ甘い香りとはさまざまな果実香と
同じなのです。

来月の季節のブレンドは林檎です。

この時期林檎は季節としては早いという人もいますが、果実の代表と
いうこととこの森の香りでいつもこの季節を感じる強いイメージが
私にはあり、いつも9月は林檎です。

そして、この残り少なくなった夏の思い出には現在の『夕焼け』が
似合います。
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果実感の珈琲

2015年08月20日 10時30分28秒 | 珈琲
この時期夏を楽しむことに喜びを感じ、
それもあとわずか、そこはかと感じる秋に気配に
やり残したことや楽しみ尽くしていないことを整理しだす
この頃です。

今年の異変としては、いつもなら店頭山積みの
文芸春秋がどの書店でも売り切れで手に入らない
ということです。

夏のひとつの楽しみの午後は昼寝と読書というのが
少し脅かされました。


現在ネットでも文芸春秋9月号は特装版とキンドル版しか
買えないようです。

これはお笑いタレントの受賞という事でいつも以上の売れ行きと
いうことで、その人気とは文学の質との関係など気になる問題を
はらんでいますが、その解名はもう少し先になりそうです。

というのもここ数年の夏の昼寝とともに過ごした本はロシアの古い小説
でしたが、今年は夏目漱石から『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』



に移り、この小説というか伝記が繰り返し柔道の歴史と木村が強いの
繰り返しであり、とても読むのがつらくなり出して久しぶりに買った
紙の本ながらなかなか進まなくなりつつなっているからです。

この項続く
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秩父の飲食店事情

2015年08月18日 11時47分12秒 | 日々のこと
昨年は身の回りの人が次々に熱中症に倒れ
色々と仕事にまつわる危険を考える年でした。

今年はというと昨年よりさらに暑く危険はさらに
増し、突然の雷雨も今までにないような降り方と
熱帯化しつつあるのではと感じることがありました。

そんなことに水を差すようなサメの報道もありました。

日本近海にサメが現れ海水浴場が遊泳禁止になった
のですが、報道では熱帯のサメが数多く目撃されて
いて遊泳禁止になったというのです。

それだけだとやはり温暖化しているのだととれますが、
専門家のコメントは意外なものでした。

もともと日本近海にもサメは出没しており、今回よく
見てみた方が良いということで各方面がよくみたら
確かにいたというだけのことで、例年のことで何も
特別なことではないというのです。

これは事実で科学的な識者のコメントなのでしょう。

私は子供の頃、よくUFOとかオーパーツとか世界の不思議
というような番組をよく見て育ったので、最近それらが
ことごとく否定される番組や昨年の朝日新聞の誤報など
今になって知らされる真実にテレビや新聞はうそばかりと
いう思いを強くしています。

旅鼠の集団自殺やクリスタルスカルの嘘が近年明かされ
高度な文明が古代からあったという嘘もすっかりだまされて
謎だ謎だと騒いだテレビも実は嘘で科学的に種明かしされる
番組が増えています。

最近新聞を読まない人が増え、活字離れが叫ばれていますが
最近接する観光客との会話でもそれは感じます。

先日見た『八墓村』など何回もリメイクされていますが、
観てふと思ったのはこれは今の人だと内容が理解できない
のではないかという事です。

ミッションインポッシブルなどは映画の中身は追っかけっこ
でこれは映画のストーリーの王道なのです。

なんでスパイものが追っかけっこなのかという疑問を持たず
何も考えずに興奮して終わりなのです。

ところが77年製の八墓村はあることを気付かせてくれました。

なぜ何度もリメイクされたのかということもそうなのですが、
この映画どこかで見たと思ったらテレビで大ヒットして映画に
なったトリックそのものなのです。

トリックでは最初からパロディ仕立てでトンデモ科学とか霊能者
とかをバカにしたつくりで謎を解いていく科学者と手品師のコンビ
なのですが、その本にしているのはどうやら八墓村もネタ元だった
のかということです。

最近の同じような行動に夜行く店の話で、かつては深夜まで
やっている店は多く、食事をするにも深夜でも困らなかったもの
です。

ところが、最近はどこでも9時には終わってしまい、チェーン店の
ファミレス系か居酒屋くらいしかやっていないのです。

秩父の夜の店はどこもたばこ臭く食事など落ち着いて食べる感じ
ではなく、入る店がなくなるとよいよすし屋に行くのですが、
最近はシャリがないと断られることも多いのです。

かつては深夜まで寿司屋はやっており、いつ行ってもシャリが
ないという事はなかったのです。

これは末期的な症状ですし屋が本来の寿司で商売していない
証拠です。

今では居酒屋と同じでのみ客を主要な客として品揃えしていて
こういう店はやがて閉店してしまうというのを何店も見ています。

すし屋がどんどんなくなる秩父は回転ずしに押されてというのは
かつて言われていたことですが、それだけではないようです。

秩父の食というが選択肢もなくみんな同じような店に成り果て
チェーン店のメニューも皆同じとなり、自らの首を絞めていく
ような行く末に見えて仕方ありません。
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前橋に4DXを体感しに行く

2015年08月13日 10時12分30秒 | 映画

昨日は夜前橋まで『ミッションインポッシブル/ローグ・ネイション』
を観てきました。

夏の大作鑑賞で直ぐ思いつくのは新宿プラザで見たスターウォーズ
です。

今年もその新作が公開されるというニュースは今年早々から
ありました。

しかし、一番の公開シーズンの夏には間に合わなかったようです。

娯楽の王様映画もいつ行ってもガラガラでどんな大作でもいつでも
席が取れるという状態です。

最近ちょっと苦労した思い出があるのは『アバター』ぐらいです。

そして、今回なぜ前橋まで出かけたのかといえば、4DX体感のため
です。

別にこの座席が動いて振動やら風やら煙やにおいが出るというのは
各テーマパークで導入されており、まったくの未体験感覚でもなく
かなり前にすでに体感済みなのです。

しかし、映画一本ずっとこれが続くとなるとどんなものでしょう。

一番近い導入館は前橋けやきウォークにあるユナイテッドシネマ
です。

こちらを出たのが一時間くらい余裕を見て7時15分くらいでした。

それなのに現地についてみて驚いたのは4DXは大人気でどの回も
満席となっています。

前橋到着は映画開始一時間前なのにもかかわらず、席の所が×に
なっており、あちこちに満席という張り紙がでています。

せっかく一時間半もかかり前橋まで来て観れないのかと落胆する
とともにこのまま帰ってまた出直すか、それとも普通の映画を
観て帰るかと考えました。

そもそもこのシネコンを訪れたのは初めてではなく、ある映画
を見るためにわざわざ何年か前にきているのです。

県道13号線は秩父界隈の道路事情が不便なままのいつも渋滞の
道路行政の遅れを感じる取り残された地なのに対して、この
けやきウォークまで一直線に整備され二車線の道路ができて
います。

この県道はスキー行に昔からとおっていた道なので、ずっと
裏街道のようなこの道も主要幹線道路並みに整備され出牛峠
さえ抜ければ実に開けた感じになります。

いつも裏道裏道をくねくねまがっていた道も藤岡インターに
至る道も八潮温泉の信号をまがってほぼ一直線になりました。

そこから上越の山に向かう17号に出るにも色々な裏道を開拓
したり、観光客向けのドライブインなどがあったのが、高速の
整備とともにこれも様変わりしており、幹線道路と大型店店舗
の配置もよく、きれいな街並みとなっています。

一方秩父のモールの貧弱さが際立つわけですが、同じウニクス
でも上里にはシネコンがあるのに秩父にはなかったり、規模と
質が下がっていて取り残され感が強いところにさらにこの県庁
所在地との差を感じるのでした。

思えば、同じ県庁に行くにも浦和に行くのなら前橋の二倍も
かかることを考えると行政の考え方がよく解ります。

都内へ伸びる首都高のインターができていたり、環状線は
されていても県内の道路網はその県南の繁栄を県内隅々に
延ばすという道をとらず、首都の浸食を受け入れているだけ
のような何の主観もないかのような山間部にダムを造り、
県庁から首都への鉄道は整備され新駅や新線もできるものの
他の私鉄は寂れるに任せるという無策ぶりが際立ちます。

さて、そんなインフラの差を感じつつの初めての4DXは
どうだったかというと、Xのついている回の4DXの確認を

するとなんと最前列に二席だけ空きがあり取れるという

まさにミッションインポシッブル展開になり無事鑑賞できる

ことになりました。映画ミッションインポッシブルはより
人間臭く、アクションも泥臭い、昔ながらのカーアクションと
ハイテクやトンデモ新兵器の活躍とかより友達とか人との和
とか人間力が不可能なミッションを可能にしていくという
スタイルです。

トップギアでも出て来たアトラス山脈越えのドライブ道は
CGではなく本物とのことですが、すべてまったくNOCGでは
ないようです。

それでも泥臭くクラッシュなどは本物を使うことででている
臨場感は惜しげもなく高級車を廃車にしてしまうようなところ
からも感じます。

本来なら高級車の持っている安全性能でそんな横滑りやドリフト
などできないはずが狭い道でなんども回転したりバック走したり、
普通なら爆発シーンで終わるシーンが何回転もした車から
無傷で出てきて、そのままバイクで追走するという超人振りが
現実味をにわかに感じさせるのです。

それを動いたり煙や臭いやらはては水しぶきまで出るこの
4DXはもりたてて映画の世界に引き込みます。

これはイベントとして仲間と同時に楽しむとより楽しい
というのがこのアトラクションの狙いでしょう。

周りの声もアクションの素晴らしさや臨場感についての声が
聞こえました。

もともと不可能なミッションが成功するという一見相容れない
ストーリーも散々取り上げられるスパイのテロに対する正義とは
というテーマや正義の定義が揺るがないことと仲間や信念など
J・J・エイブラムスらしさというかヒットするものを知り尽くした
作風というか数々の作品が皆彼の製作になって行く必然を感じる
ものとなっていました。

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今月のブレンドは

2015年08月08日 10時50分40秒 | 珈琲
もうこの時期になると過酷な夏のイメージも
そこはかとなく秋の気配を感じるようになりました。

ピークを超えたなという余裕のようなものもでて
きますが、日本の夏本番はなぜかこの後の旧盆の
頃となっています。

やがて来る民族大移動の季節ですが、この年末と
お盆の誰もが休む時期というのは人のリズムとして
何かあるのでしょうね。

そんな事とは関係なく真夏のピークに温泉リゾートを
楽しんだ私は、この時期いつも感じる通り秩父の夕陽と
夕暮れの雲の流れと移ろいを眺めつつこのブレンドを
作りました。

秩父の夕陽の美しさが一番感じられるのがこの時期です。

暑い日もピークを越え、この夕日を眺める時刻ともなれば
過酷なイメージの夏も情緒あふれる時と変わります。

そんな癒しの時間帯を演出するブレンドを考える時
昨年の過酷な夏のイメージがどうしても思い出されるのです。

日中の労働とその後のお風呂やすいや諸々の夏の味覚と
昨年の夏を支えたのは東ティモールでした。

昨年よりかなり暑くなった今年の夏もこの豆が
また癒してくれました。

夏はロシアの小説と昼寝というのが何年か続いて
いましたが、今年の夏の小説はしばらく漱石でした。

久しぶりに読む漱石は色々なことをまた考えさせ、新鮮な
インスピレーションとあれこんなところにという意外な
新しさを古い小説に見つけることもできました。

また、いつも文芸春秋に芥川賞の掲載もあり、毎年
楽しみにしています。

そして必ずこの時期軽井沢に意味もなくドライブに行ったり、
必ず立ち寄るホテルとか喫茶店とかがあったりしてその
傍らに文芸春秋などを携えていたものです。

皆さんも夏を楽しんでいますか。

これからの夏休みに季節のブレンド『夕焼け』を是非おともに
加えてください。

暑い夏にさらに濃いブレンドとなっています。

珈琲好きを自認する方にもまた意外な出会いとなる
裏切りが含まれています。

また珈琲だなと納得したい方にも飲んで感じてもらいたい
味となっています。
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観光地に思うこと

2015年08月06日 21時39分42秒 | 日々のこと
昨日今日と夏休みをいただいて温泉旅行を
してきました。

これは噂を小耳にはさんで伊香保のハワイアン
フェスティバルに行ったのです。

なんで伊香保にハワイという疑問と違和感が
とにかく行ってみようとさせたのです。

それに家人の行こうという意識は先月館山行きを
思いとどまらせた遠くに行きたくないという気持ちを
斟酌し、ならばこの距離ならという事で伊香保行を
提案しました。

まあ伊香保なんて言うと日帰り圏内で泊まったことなど
ないのです。

仕事で榛名山の修学旅行とか合宿のツアーコンダクター
として泊まった記憶があるくらいです。

これまで何度も行ったことはありますが、どんな温泉か
という情報まではありません。

あの石段の一番上に露天風呂があるとか様々な旅行番組での
知識はある物の実際にどんな温泉かという印象はないのです。

まあこういう観光地に行くと名物というのがあり、そこに
行ったらこれを食べないといけないというものがあります。

秩父では今、豚丼とか味噌ポテトとか蕎麦、ホルモン、
わらじかつとそれぞれ行列のできる事態になっていますが、
それを思うと名物にうまいものなしの名言が思い浮かび
ます。

かつては旅番組を見て売れない役者や芸のない芸人が
紹介する名物を同じようになぞる旅行をしましたが、
何の面白味も意味すらも感じないばかりかかなりの確率で
後悔の方が募ることになるのです。

さて今回の伊香保はそもそもラジオでよく伊香保の女将の会の
人が出ていろいろのおもてなしの話をしているのを何回か
聞いていてその話がなぜか今回ハワイの話をしており、
その意外さと日本全国からフラダンサーが集結して日本の
フラの聖地として認識されているという話を聞くやこれは
見てみたいと思うようになりました。

さて、伊香保といえば水沢観音のうどんです。

これは最初に食べたのが19歳の時でしたが何とも鮮烈な
印象で今までのうどんの概念を変えた食物でした。

もともとうどん好きの私ですが、以来この水沢うどんの
ファンとなり、何度も食べています。

今回も楽しみとして今回の旅の重要目的のひとつです。

この水沢観音界隈の様子は随分変わっていました。

そのうどん屋の数もやたらと増殖し、そしてどの店も
大変なにぎわいです。

埼玉県内のショッピングモールなんかでもこの水沢
うどんを標榜する店がありますが、やはりここで
食べないと全然ちがうものです。

これは日本全国讃岐うどんの店があるのと同じなので
しょう。

今回はこのうどんと温泉のイメージとハワイが揃って
記憶されました。

なんと素晴らしいんだろう伊香保。
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