King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

触れられないカレンダーの変化

2021年02月23日 10時59分47秒 | 珈琲

昨日は月曜日なのに妙に人出がざわざわとして来店者も多いのでした。

実は、土曜日曜を乗り切って月曜はスキーに行こうとしていたのですが、

日曜の気候は20℃もあり、外に出たら慌てて上着を脱いでどうしてしまったのかと

思うほどでした。しかし、実は体調とか物事へ向かう気持ちとか何かと今までにない

前向きな気持ちで仕事もはかどり、つまり今まで感じていた何かとブレーキのかかるような

物も結局寒さがなくなったということだったのかという思いをしました。

それで仕事がはかどり予定も乗り切り、月曜は滑りに行けるという感じにはなったものの

しかし、この暖かさはもはやスキーというものではないという気分にもさせたのです。

 

この極端な変化と気持ちの変化に戸惑い、昨日は結局出かけなかったのですが、

気が付けば23日は休日になっており最近は日にち固定の祭日が少なく、はて何の日かと

気にすると天皇誕生日でした。つまりは飛び石連休で人出も多いのでした。スキーに

行かなくてよかったと思うのでした。昨日も暖かい日でなんと訪れた人の中には半袖姿の

人さえいました。

 

そんな訪れた人たちにおすすめしたのがザンビアの珈琲でした。

 

アフリカの豆の入荷が少なくなり、自家焙煎店でもなかなかアフリカ豆を売っていなかったり

するのですが、そもそもアフリカの豆が好きという人もそう多くないのです。

というのもここの所のスペシャルティの豆の人気は何といっても中米の豆で入荷が少なく

争奪戦でどれも高いものばかりです。

 

そんな中、アフリカの豆はヨーロッパの需要が高く、タンザニアなどが高騰するという状況で

大手チェーンがこの豆を取り上げたりしてさらに過熱してみんながタンザニアと騒ぎだすという

ことになったりしましたが、しかし、その実その豆がどういう味でどういう心地になり、なぜ

飲みたいのかというのを語れる人もなく、どこどこのチェーン店が入れて飲んだら忘れられない

とかいうのでそれはどうしてか聞いてもどこどこの豆だからというもの以外話がつながらない

のでした。

 

そんなアフリカ豆も自家焙煎店で売られている豆がどういう焙煎になっているかというと

大概が真っ黒になるまで焼いてあり、苦いだけなのです。

そんなアフリカ豆ばかりの中、私自身ザンビアの豆は知らなかったし、イエローハニーという

名前からしてアフリカらしくないものに僅かの期待も生じて入れたのでした。

これなどは本当に試飲してもらいたい味です。今までに飲んだことのない味なのです。

 

それこそ冬の終わりにこの口蓋の上から広がってくる甘みをじんわりとつつまれて

寒かった冬を思い返してみたくなるのです。

 

思い返すといえば今年はすごいカレンダーに変化のある年でした。しかし、それについて

誰も突っ込むこともなく、淡々とみんな過ごして行くというのはなんか余りの無視っぷり

に不思議な思いが募ります。

 

そんな中、昨日は猫の日だとかでやたら猫関連の番組がテレビであったり、CMも猫エサの

物が頻繁に流れていました。

 

それなのにスポーツの日とか天皇誕生日については誰も何とも言わないような気がします。

 

モカマタリが入荷しなくなった代わりに久しぶりにニカラグアの豆が手に入りました。

私の好きな産地であり、サンタアナが入ってこなくなりしばらく見なかったのですが、

SHGでもあればましなところちゃんとした農園ものでしかもしっかりと固くしまった新しい豆です。

 

この固くしまった深いオリーブグリーンの豆こそニカラグアらしさと中米のフルーティーな風味と

南国の風を感じさせる味を醸します。とはいえこの固い豆をふっくらと開かせるのが至難の業で

特に水分を含んだ新豆は開かせるだけでなく味よく焼き上げるのは一方では行かないのです。

しかしそれ好きな豆だけにどうやればいいかは心得たものです。

 

ニカラグアの豆は焼き上がりも他の豆と違います。その豆姿の迫力とは裏腹に駱駝色の豆肌と

お湯を差したときに上がる香りにニカラグアらしさがこもります。

 

もうひとつしばらくいい豆のなかったコロンビアによいものが入りました。マグダレナですが

これがかつて入れたものよりパワーアップしてコロンビアらしいマイルド珈琲となっています。

苦いだけ黒いだけのコーヒーじゃない珈琲をお探しの方にお勧めです。

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冬の終わりに

2021年02月21日 10時57分22秒 | 珈琲

17日からワクチン接種が日本でも始まりました。

森会長は結局辞任し、その後の後任はいつもの密室会議により公開される

こともなく後継者たる同じ自民党の五輪相がなるというあまり変わり映えの

しないものの世界的にては女性でしかも元アスリートということで歓迎される

ものとして発表されました。しかし、そんなことをやっている状況でもないし、

そもそも五輪を開催というのはかなり苦しい状況に変わりはありません。

 

それでも全くやる気を崩さず進んでいます。

 

この間の深夜の地震で東北を中心にまた地震の恐怖を再び感じさらに原発施設の

危機も感じさせましたが、それだけにとどまらず復興五輪などといいつつ、まだまだ

災害が続けざまに襲う地域という印象を与えました。その後の低気圧や寒波で東北や

北海道は台風並みの暴風雨が襲い、地震で傷ついた家がさらに危機にという感じでした。

 

その地震も10年前の余震だといいます。関東ではその後ありませんが、東北は未だ地震が

続いています。あの地震の後、計画停電で走った風景をコロナで店の電気が消えた今また

重ねて思い出す日々です。一昨日は風が冷たく、走り出したら昼間のポカポカとした感じから

いやまだ冬だという思いをして走りましたが、昨日は風があるもののそれが冷たくなく、あれ

夜ももはや冬を脱したかという感じでした。

 

この電気の消えた夜の町ですが、秩父では昼間新たにラーメン店が開業して行列ができていたり、

今までの業態からラーメン屋と改装した店があったり、居酒屋のキッチンカーに行列があったりと

夜だけしか出歩かないと見えないこともあるのです。それらのニュースはネットから得たのですが、

夜、走って見つけたものとしてはあそこの店が空き店舗になったとか週に二度営業のラーメン屋が

月一の営業をしてやはりまだ行列があったとかというものもあります。

 

驚いたのはスキー場関連で外国人がいなくなり、非常事態宣言と最初から今期の営業を取りやめたところや

開いてみたもののあまり閑古鳥状況で新たな割引をしているところもあり、それが長野県民半額というなんとも

苦しい心のうちを現わしているようで、ネットでは村根性とか自分のところはもともと感染が少ないから

他所からは来てほしくないという心根と存続と相いれないものが出てしまった形は鳥取の知事がオリンピックは

東京でやることで感染対策をしっかりやってほしいと言い聖火リレーを拒否したりというものと似ています。

さらに猪苗代スキー場の平日リフト無料というのもびっくりさせられました。私が行った時にも外国人も

少なく、老舗で何回か経営が変わり、周りのスキー場に比べて施設もゲレンデもよいのに乗り遅れている感じを

受けましたが、この取り組みが良い方向に行けばいいがと心配になる内容でした。

 

コロナがなくても苦しいスキー場で毎年いくつかはなくなるという状況にさらに温暖化という環境変化まで

その存続と地域の将来まで考えさせる事態ながらさらにコロナ禍と一体何をさせようというのかとまた考えて

しまうのでした。

 

そんな今年の二月下旬も昨日の夜の風があっても冷たいと感じない夜によいよ冬の終わりを感じました。

そして帰ってくると目がかゆくなりくしゃみが出るという春の恒例の症状もありました。

昼間見たビデオではパピオンのリメイクがあり、それに続きマックイーンの伝記ものをみてしまい

あの頃の映画スターというのは本当に本物のスターで私や世界に与えたものや影響とか今後のスターと

の違いなどをつらつらとずっと考えてしまいました。

 

今ではネットで世界に簡単にアクセスできて一般の人がたちまち有名になったりちょっとしたことで

ネットで名声を得たりしていますが、昔のように輝くスターは今後生まれるのか疑問に感じました。

 

テレビではつまらない芸能人が地方に出かけてうまいものを食べたり、過去のビデオをリモートで

コメントするだけという手抜き番組みたいなのばかりですが、今こそ作るべきものはあると思うのに

最初からそんな意気込みもないという感じです。

 

さて、そんな事とは裏腹に当店では毎日釜の調整と豆の選別と焙煎に取り組み、変わることのない

安らぎと一杯から得られる安寧を常に与えられるようにと務めています。

まあ書いてみればそんなことで特別なことはないようですが、釡の調整にしてもわずか一ミリ以下の世界

だったり、火の入れ方も時間と記録と日々のテイスティングと自身の体調や季節の移り変わりと感じることは

多々あり、中でも日々夜中の静まり返った街をひたすら10K走ることで得る情報や変化が味に与えることに

関係していると納得することは多々あります。

 

日々自分で季節を直接感じているからこそ季節の変化と豆が与えるものがこうも変わるとかその変化や大切にすべきもの

との選別やこの季節だから感じたい心地とかそれは日々変化して新しい豆の出会いやその年の出来とか相場の

変化とか諸々の変化の中で何を持続して何を感じ取るかという繰り返しです。今そんな中一番危惧されるのは

ついに来たかという感じで聞いたイエメンの豆が入荷が止まったという報でした。ずっと内戦がつづき、米の

撤退とか政権交代とかヨルダンやイラン、イラクでのイスラム国の弱体がある分、イエメンではその勢力の

巻き返しとか拡大とか不安定化が増しているのは今年から続いたことですが、珈琲豆にも来たかという感じです。

 

バイデン政権が環境問題から国内の天然ガスやシェールガスに厳しい姿勢をみせ、それが中東の情勢にも

影響しています。テレビでは米が探査機を火星に着陸させ、宇宙の覇権などを話題にしていますが、もっと

人々に知らせるべき情報があるのにという思いもします。でも、中東の人が100年後には宇宙に移住すると

言い出したのにはびっくりです。まあ、砂漠に住んでるとそんな気にもなるかと。

 

今年はアフリカの新豆にこの冬の終わりに感じるものも多く、知らない方も多いと思いますので

今一番勧めています。お楽しみください。

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福島からの衝撃

2021年02月14日 14時55分38秒 | 珈琲

昨日の深夜そろそろ寝ようかとしたらテレビでピオオンピオオンと久しぶりに聞く

地震の警報が鳴りました。どうせいつものごとく大したこともないだろうと眺めていると

家全体が激しく揺れそれも長く続いたのでした。

 

テレビで見ていると画面が切り替わり今までの番組がぷつんと途切れ現地の様子や

定点カメラなどの映像になりそのでかさに驚かされます。我が家では物が落ちるでも

家具が倒れるでもなく、何の被害もありませんでしたが、とにかく久々に感じる

揺れでした。

 

テレビに現れた秩父地方の震度はわずか3です。てっきり5ぐらいはあったと思いました。

福島では震度6強で新幹線も東北、上越、長野、東海と皆止まったようです。

各地で停電も起き津波もあるのかと思ったらそれはないようで、ニュースでは菅総理の

けが人は出ているが死者は出ていないという会見の模様が流れます。その死者が出ていない

というところが色が変わって表示されているのに何の意味があるのかと思わせる内容です。

 

今朝になりニュースで気象庁とか地震に詳しい人の話としてこれは10年前の東日本大震災の

余震であるといいます。2016年の熊本地震の時には最初に震度7の地震があり、その2日後に

震度6の地震が数度繰り返すというものがあり、何を余震とするか前震と呼ぶかあまり意味のない

事と記憶したことを思い出します。つまりここ数日は警戒をしないといけないのです。

 

とはいえ秩父は停電もなく周りに変化もなく普通の日曜の朝になり、日曜のニュースワイドショー

も半分は地震のものでした。

 

福島第一原発や第二原発で燃料使用済みプールから水がこぼれるという被害があったといいますが、

これにより環境に問題はないというニュースを聞くと10年ぶりにまたやってきた大物が顔を出し

オリンピックでもう亡き者とされるはずの震災と原発事故もコロナも実は全然そうじゃないよと

ダメを出しに来たように感じずにはいられませんでした。

 

本来なら森発言と人事問題は一番語られるところがすっかり過去の話のようになってしまい実は

これから始まることはそれどころではないという感じがしてくるのでした。

昨日寝るときに思ったのは家などに大金をかけて豪邸などは建てるものではないなということです。

 

私は昔から古い建築物とか名建築の類が好きで色々と見て来たり現物も紹介するテレビ番組もよく

見ていました。千と千尋の神隠しの舞台になったまたはモデルになった建築物とか最初から後世に

残るものをと建てられたもので大工たちが持てる技術の粋を尽くし高い技術と工夫をこれでもかと

盛り込んでいます。しかし、それも火事や地震といった災害に遭わなかったというたまたまのことで

日本のように災害が多い地では災害に遭っても簡単に作り替えが効く構造とか地震から復活しやすい

倒壊しても人々が生き延びられる構造とかを優先した方がいいということです。

 

中国の紫禁城なども壁などは土壁で崩れ落ちやすい構造ですが、柱や構造躯体は大地震でも崩れない

ようになっているといいます。気になるのは最近の建物は昔のように屋根に土を乗せたりせず柱と

石膏パネルなどでできていて地震に強い金具で柱と梁をつなぐなど強度は従来より強いとされていますが

昨日の揺れを感じてそんな太さ10mmの金属にそんな力はなく、昔のように何トンもの土を屋根に乗せた

筋交いのある家の方が地震に強いのではないかと思えてきます。

 

いずれにしろ家に金をつぎ込むことより地震後にも逃げられるようにお金は使わずにどこにでも行ける

準備をした方がいいのではと考えているのでした。

 

ここ十年でみても地震や大雨や火山など災害で名前が上がるところは重なりそういうものと無縁の地は

逆に報道されない暮らしやすいところかもしれません。コロナで移住する人が増えているというニュースも

ありましたが、逆に選べない人もいて多くは色々なしがらみから今の住まいにいるといいう人も多いと

思います。しかし、このように災害とか疫病とか命にかかわることが身に迫ればそれも考えねばなりません。

このように自身の選択で危険を回避し生きる道が選べるのに実際にはくだらないことで危険な地に住み

祖先の残したものなどに縛られていたりこだわっていたりするのです。

 

令和の時代になっても昭和と同じようにオリンピックと万博で経済成長をという幻想のもとに東京五輪を誘致し

万博やIR法案でカジノを誘致して経済成長などという古い考えに固執するあまり脱炭素社会とか再生可能エネルギーとか

未来的都市への変換に遅れてしまって先進の社会構築にも完全に出遅れ国際社会からも先進国の代表という地位も

もはや示せないダメな見本のようにコロナに襲われ、地震にもみまわれ目論んだ五輪は不祥事まみれと完全に見誤った

感と先見性のない指導者たちだらけというのが露呈してあきれるばかりなのです。

 

それでも毎日珈琲を飲む度、世界に広がった産地とそれがまた各地域の有力産業として根付き発展し、世界から

求められていることを考えると自国第一主義でなくグローバル世界を五輪憲章の精神でつなぐ意味合いもコロナに

打ち勝つことも可能なのではないかと思えてきます。温暖化や地球環境にも珈琲がこれだけ世界で飲まれるものに

なっていることから世界中で取り組めばなせることもなせるようになると感じるのでした。

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迷走とカナリア

2021年02月13日 13時28分00秒 | 珈琲

森発言により世界にまで批判は広まり、ボランティア辞退や聖火ランナー辞退と

抗議を示す人が増え、ついに辞意を表明と聞いてホッとするのもつかの間さらに

混迷とごたごたは続くのでした。森辞任により次の人として指名されたのはサッカー

初代チェアマンとかバスケットプロリーグ統一で力を示した川淵氏でしたが,良い人

に決まったと思ったらすんなり決まらず、決め方が悪いと問題視されるという

ごたごたぶりです。

 

そもそもどのような場でどのような形で発言したのかというはあまり報道されておらず

女性の多い会議は時間がかかるとかオリンピックの女性理事はわきまえているとかの

部分ばかり報道されていますが、実際はこれを質問などで誘導した人がいるはずで

そんな質疑とか誘導した記者は表には出てきません。ですから事の真相とか真意と

いう意味ではいつも結果ばかりで真実を見えづらくしています。

 

昔の炭鉱夫が坑道の安全確認でカナリアを帯同していったという話はよく聞く話で、

我々世代ではそんな坑道や炭鉱は存在していても実際に目にすることもなかったわけですが、

テレビ報道でその現場を見たのはオーム真理教の施設に立ち入り捜査をする際に警察隊が

帯同したのがカナリアだったのです。なんとも物語じみて何のパフォーマンスかと思いましたが、

その時教祖がすんなり見つからずニュースではやたらそのカナリアが話題になったのが

記憶にあります。21世紀になりコロナ禍の世の中で政府が対策したのがスマホアプリcocoaですが

それが昨年9月から機能してなかったというお粗末さで菅総理も国会でお粗末だと答弁しています。

しかし、それだけにとどまらず予防接種のひと瓶から6回が注射器の性能で5回になってしまう

のも昨年8月には解っていた事なのにこれは誰も国会でも追及していません。

 

そもそも注射器の製造も厚生労働省の許認可がいるそうでそれによりワクチンの回数が大きく変わるのに

最近やっとワイドショーなどで国民に知れたのです。そんなものプラスチックと針だけのものだから

解った時点ですぐ是正できそうなものなのに8月来まだ解決されていないなんておかしな話で、さらに

その後ワクチン大臣まで任命しているのにその話は国会では質問すら出ないというのは野党も役人も能無し

ということです。

 

森後継も決まらず、オリンピックもコロナも先行きが怪しくなるばかりですが、今年の珈琲は

今まで入れたことのないザンビアからの入荷というものや好調のブラジルなど良い味のものが

多く、さらにジャワという日本ではあまり知られていない産地も従来のマンデリン好きからも好評を

博しています。

 

これだけ多様な味と香りと産地により味を変える豆にそもそものオリンピック開催の意味やその憲章の

意味するところを思い出されるのですが、日本が言っているコンパクトでエコだとか福島や東北の

復興とかコロナに打ち勝った証などという政治的スローガンが加われば加わるほどいままで

演じてきたごたごたが蒸し返されそれでもやるのという気にさせられます。

 

それに今回の組織が抱える問題や森加計問題や桜を見る会で繰り返したこととつながっている

ことは国民はしっているわけでそれが世界にまで広まってしまったかのような今回は相当後味も

悪いものとして感じるのでした。

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冬に印籠を

2021年02月10日 22時10分52秒 | 珈琲

森失言が収まらないまま、ボランティア辞退や聖火ランナー辞退にまで

広がり収まる様子もなくそれでも全くやめさせようという風にもならない

安倍前首相と同じ一番図々しい連中というか恥を知らないというかどうしようも

ない一派が中枢には居座っているということなのです。

 

新聞やネットなどでは五輪自体中止にすればという世論は高いのですが、

テレビではそれには触れないようにしているようで、政府はコロナに打ち勝った証し

として開催するといっています。これについて意見するテレビ番組もコメンテイターも

ないのですが、新聞などでは復興五輪とか聖火リレーを福島発にして復興をアピールとか

何かと政治アピールに使われていすぎるという指摘もされています。そもそも安倍氏が

福島は事故後放射能は完全にコントロール下にあると言いましたが、これも大ウソで

いまでも放射能汚染の水がたまり続けています。海洋放出か大気蒸発かとどうにかしないと

行き場がない状態なのに決まってもいないのです。

 

世界に復興をアピールして津波も原発事故も過去のことにしてしまいたいという政治利用

ならやらない方がいいでしょう。五輪にかける金で東北の復興と福島原発に処理に充てたほうが

よっぽどましなうえにコロナにより延期で金は余計かかるし、そもそも誘致からしてケチが

つき、シンボルのデザイン盗用問題や国立競技場の建設変更とやたらと問題が続くのです。

あげく世界が感染という致命的な事態なのにまだやる気というのはもうどうにもならないので

森に失言させて果ては中止にまでもっていくということなのか、無理にでもこのままやるつもり

なのか、それにしても散々なものになりそうです。

 

今日のニュースでは日本の注射器ではワクチンの容器から五回分の接種しかできないという

性能の問題があるというものでした。米などでは6回接種のものが使われているとかで、つまりは

技術的に可能なことなのにこの無駄について日本では何の対処もなく製薬会社のいうがまま

改善もなく政治判断もなく一容器一接種分無駄にしてしまうのです。これがワクチン担当まで

作ってこのざまです。

 

まあこれは国がどうこうしなくても接種する自治体が独自に注射器を買うことで接種回数を増やすことが

できるわけでそうするところは出てくるでしょう。

 

さて、秩父の夜が寂しいのは相変わらずですが、ずっとやっていなかったラーメン屋に行列ができて

いていつも月曜と火曜しかやってなかったうえに非常事態宣言以降休んでいたとおもったら月曜に

行列ができていてああやっているんだと思ったのでした。コロナ以降秩父はラーメン店のオープンが

続き、そんなのも関係しているのでしょうか。

 

居酒屋で閉めているだけでなくしっかり改装しているところもあります。

そんな変化とともに冬は終わろうとしています。一月から新春といわれ春はとっくにはじまっているものの

実際に春を感じるのはまだ先です。それなのに今咲く福寿草とか梅とか花は今咲きだして如何にも春が

始まっているかのようです。節分からはもう春でこの間の冷たい風も春一番だといいます。

 

そんな冬の終わりにふさわしい豆が入りました。ザンビアのスイートイエローです。

ハニー製法で残したミューレージがはちみつのように黄色く色ずくことからこの名前が付けられた

といいます。

 

この珈琲の喉越しとのどの奥口蓋に広がる感覚は独特で、その空間に広がる甘さにほっこりとした

温かみと春のような温もりの感覚が生まれるのです。それが他の珈琲にはない感覚でまったりと

その温もりに浸ってしまうのです。

 

ザンビアの珈琲お試しください。

 

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冬にあるということ

2021年02月09日 23時14分56秒 | スキー

今年は例年通りの寒さの冬で、各地の氷柱も今年は凍り見られるようです。

ただ、コロナ禍の下場所により自由見学というところもあるようでせっかくの

観光資源もただの氷に戻ったというあるがままの冬の風情です。

 

さて、冬といえば温泉とスキーですが、昨年の雪のひどさと一度もいい雪に当たらず

心地よい思い出もないことから今年の各地の大雪の知らせにも心躍らずという今年

でしたが、毎年乾いて寒い日を過ごし思い出されるのは寒詣りの太鼓をたたく一団の

白装束の姿とかその人たちが待っている子供たちに賽銭用の小銭をばらまいた光景とか

思い出していたり、炬燵でくじを引いて景品の落花生を食べたこととかそんなことを

繰り返し思い出し、そういえば寒い思い出として思い出すのではなく、昔はろくな暖房も

なく隙間だらけの家で今より寒かったはずなのに寒いという記憶よりはじっと寒詣りの

一向を待つ子供はわくわくとして待っていたし、今なら寒いから家に入ろうとすぐに家に

逃げ帰るところ太鼓の音が近づくのをじっと待っていたのです。

 

寒いといえば思い出すのはスキー場でリフトの上で風に吹かれる時の思い出か、写真をとる

ために手袋を外して凍える手の思い出とかと各スキーでの思い出です。それはセットで

必ず温泉による癒しがあり、どこの温泉でどんな湯だったかととめどなく思い出がつながり

ます。

 

とそんなわけで今年初めてのスキーに出かけてみることにしました。

 

まだ非常事態宣言下であり、県をまたぐ移動や不急不要のお出かけをおやめくださいと言われる

なかですが、日帰りで一日外で過ごすスキーならいいのではと一番近くでお手軽な軽井沢に

出かけました。

 

ここなら二時間もあれば着いてしまうし、途中の休憩もパーキングでのトイレのみ。

 

人との接触はリフト券売り場とリフト係くらいのものです。

 

そのリフト券もネットで買えば券売り場に立ち寄らないのも可能です。

 

ずっとお出かけをしていなかった煮詰まるような気分も久々のスキーということで

気分転換してという思いで出かけました。

 

そうして目にした諸々のものは全く意外性もなく今まで何度も出かけて今まで経験した

軽井沢であり、今まで通りのゲレンデと今まで通りのスキーなのでした。

 

意外とスキー場は平日にもかかわらず人がいて若者中心ににぎわっていました。

入場の際に検温されるでもなく、ただ係員がいてときおりハンドマイクで会話はお控え

くださいとかマスクしろとか言っている程度であとはまるきりいつもの毎年見る軽井沢の

風景であり、なんの変わり映えも刺激もないのでした。

 

とはいえまごまごと始めた一年ぶりのスキーは直ぐにいつもの楽しみを思い出し、

軽井沢だからできることやるべきことなどを思い出しました。

 

朝一は人工雪でも固く締まっていてサラサラな雪が表面に薄くあり、この固い雪にどのような

シュプールを刻むべきかなど考えているのでした。それにしても意外だったのは一月二月なら

当然全山真っ白なはずなのに二月のベストシーズンにもかかわらずコース以外に雪はなく落ち葉や

枯葉がゲレンデにあるシーズンインの頃のような風景でした。

 

それでも風が冷たく朝方から雪がちらつく天候でした。ずっとこの風に吹かれて滑ると

やはり帰りにどこか温泉入っていこうとなるのですが、それは我慢してまっすぐ帰りました。

 

朝方はまったくリフト待ちもなかったものの徐々に混みだし各コースを一本ずつ滑ると

人のいないアリエスカに行くという全くいつもと同じ行動になるのでした。

こぶのコースができているのもいつものところだし、ただし今年は浅間はクローズになっており

アリエスカのシルバーも閉鎖でした。

 

スクールのコーチの自主練がいたり、あまりの急斜面におののき尻から落ちていくボーダーとか

いつも見る光景も変わりなく、人のいないこのコースを繰り返し滑るのでした。

 

お昼に食事券付きのリフト券だったためいつものアゼリアで食べました。席は満席で私が帰る時には

席待ちの行列もできていました。生姜焼き定食1300円とまあ高くなったものです。不思議なのは

パンやら缶コーヒーなど持ち込んでいる若い人のグループなどもいてもちろんそれ等は店側は

お断りで表示もあるのですが、そんなことをするのならなぜ食事券付きのパックは利用しないのかと

思います。

 

スマホで見ればクーポンがある事や平日は食事券が付いていることも解るはず。なのに食事会場で

この券を出したのは私だけでした。安く済ませたいのではあれば外のフードカーや途中のコンビニで

食事を買ってくるとかいくらでも手はあるのですが、何をどうしたいのか良く解りません。

スキー場の食事にはもはや何も期待していないし、どんな珍しいものが加わったかと毎年見ているものの

どこも同じものばかりです。それに値段もあきれるようなものばかりなので期待もしていません。

いやなら先ほども言ったように手前にコンビニがあるというのはどこのスキー場も一緒なので自衛策は

あるのです。

 

まあスキー場に少しでもお金を落とそうとリフトパックはいつも使うのですが、食事券1100円で最低の

カレーとかパスタなので結局200円足して生姜焼きというのもいつかの食事と同じなのです。それを

なにをどうしたいのか券売機前には決めかねている若者が群れているしという何かと群れたい人と

接触を避けたい当方は行動がことなるのでした。

 

この他飲み物券も付いていてこれは今日だけでなくシーズン有効なのでプリンス系ならどこでも使える

というものです。まあどうなるか解りませんのでいつものリフト前のところでコーヒーを飲みました。

 

とまあ何もいつも通りで何も起こらないスキーでしたが、これが冬にあるということなのだと妙に

納得してアリエスカのリフトが三時で止まり、中央のリフトに戻りこぶのある所をひととおりやり

やり切ったと思い四時には上がり二時間で帰り、家で夕食をとるという今年初めてのスキーでした。

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失言問題の裏側

2021年02月07日 11時16分16秒 | 珈琲

週末にニュースショウはこぞって森失言問題が世界を駆け巡った

物に集中していました。

 

秩父ではPCR検査が1000円で受けられるようになったり、マスクと体温計が全世帯に

配られたりという政策でしたが、実効性のあるものとは思えません。

 

ニュースで地下鉄の詰め所で集団感染は水道の蛇口というので秩父でも公共施設の

蛇口が非接触型に取り換えられたりしましたが、そんなものに税金を使うのなら

空気清浄機なり減菌機などを導入した方がはるかによいでしょう。

 

巷で言われているような街中で通行中とか物の接触による感染より人が集まるとにより

感染しているのは明らかで通行中のマスクや定期的なもののアルコール消毒などはただのポーズ

に過ぎないのです。ですが、今月に入り感染者は徐々に減りだしていて来月まで待たなくてもという

地域も出てきているようです。

 

私個人では先月末よりバスケットの練習が中止となり再開の連絡や予定もないままいつもなら

ある毎月のリーグ戦もなく一週間のアクセントがなくなった感じです。

 

こうなるとどうしても一度ぐらいはスキーに行っておくかという気持ちが起きますが、どうした

ものでしょう。

 

先日ふとポテトサラダが食べたいと家人にいうとわざわざ手作りしてくれ、今ならどこのスーパーでも

総菜売り場にあるものですが、なるほど各家庭の味というか作り手によりこうも変わるものなのかという

感慨に包まれました。

 

もともと今どきに行く温泉旅館の食事シーンを思い出して山盛りのポテトサラダをいくらでも食べ放題と

いう体験を思い食べたいと漏らしたものでした。

 

温泉の浴感も毎日思っています。ときにそういうシーンに手にしているのが珈琲であり、

香りと味と諸々のくつろぎのセットが温泉とスキーの思い出とともに蘇るのです。

 

当店の庭には水仙の芽も出てきています。一度は枯れたと思われたシャクナゲの木もたいして

伸びもせず立っています。霜に降られても花を枯らさずに咲き続けるパンジーやら霜柱だらけの

庭にもこれだけ春の感じと植物の生命の強さをみるとコロナぐらいでという気持ちになるのでした。

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じりじりと思う冬

2021年02月06日 18時43分56秒 | 珈琲

季節が進み節分が明けると季節のブレンドは『余寒』です。

 

今NHKでは『グッドファイト』を放送していますが、以前放送したときには

あまり熱心に見られずどうしても『グッドワイフ』の延長だぐらいで集中して

見られませんでした。ところが今これは見るべきドラマで米のテレビドラマで

年齢制限なく誰でも見られるところでこれだけあからさまにトランプの政策と政権を

コケおろしたのが放送されたのかということで見ておく必要があると思えます。

それでNHKもあえて再放送しているのでしょう。とてもおもしろいです。

 

番組の内容は2020年の選挙で起きることを予想しているかのような内容なのです。

しかし、アマゾンでシーズン3をみるとやりたい放題でグダグダでもう続きも作れなく

なってやめたようにぷっつりと終ってしまいます。内容も今まで出ていた顧客や判事は

そのままのキャラで再登場し、取り上げられる裁判もNSAが盗聴していたりとみんなかつて

見た内容でダウントンアビーがでてくるのも米のドラマではよくあることです。

 

共和党の政権をあからさまな批判ドラマが作られる一方アマゾンにはその前のオバマ時代に

共和党の議員のドラマがあります。『ALPHA』というコメディですが、オバマケアは

ゲイ擁護だとか温暖化は環境問題主義者の迷信だとか政策に対する主張がでてきたり、

後にトランプが主張するようなとんでも政策をお笑いで取り上げているのです。

 

議員たちの出身州はネバダやオハイオ、ワイオミング、といった忘れ去られたなにもない地域

だったり、マイアミといった移民問題の州だったりとトランプを熱く応援した人々の選挙区が

登場します。

 

こういうのをみていると今バイデン政権ができ世界ではやっと正常路線にただされたような

認識が広く定着しているようですが、残された資源とか地球環境をいかに持続して人類の

繁栄をつづけるにはとても今やっているようなことでは追い付かいなという思いに駆られます。

 

日本では緊急事態宣言がひと月延長され、その最中銀座に飲みに行った議員が議員辞職に

追い込まれたり、離党したりというニュースがありました。そんな問題よりなぜ世界では

ワクチン接種が始まっているのに日本では治験データーを収集などという段階なのでしょうか。

毎日ワクチンのニュースを聞くものの途上国や問題のある国でワクチンが届かないという

ニュースとそれらの国をどう救うかという議論がされていますが、日本では先進国なのに

まだ接種も始まらないという問題を誰も疑問にも思わないし、誰のせいという議論にもなりません。

 

デジタル庁とかワクチン大臣とか政権的には取り組んでいるような報道ですが、接種にあたって

クーポンを発行して接種などという方針ではデジタル化も効率化もなされていない今まで通り

で何の進歩もないのが露呈しています。見せかけとカッコだけでそれが日本の硬直化した行政機構や

岩盤規制など見えない大敵に阻まれているのです。野党もその核心に切り込むこともふれることも

できません。

 

毎日夜走りに出ても飲み屋は一軒もやっていない電気の消えた町を走ります。

 

タクシーも8時に上がってしまうようになっています。それでも代行は走っているのを見かけます。

 

冬のさむざむしい景色も冷たい空気も二月にもなると体が慣れて普通に走っていて汗がでます。

しかし、今年の冬はまだスキーにもいかずじりじりとして二月になってしまいました。

それでもなんとかやっているのはあいかわらず珈琲のためです。

 

分断化や自国主義になり、コロナでさらに困難は増えたのに内戦の進む国からも豆は

届いています。

 

それに今年はよい豆がつぎつぎに入り、さらに今まで入れたことのないジャワや

ジンバブエやニジェールなどの豆もあります。

 

これは今は珈琲豆に取り組めというかとかと日々焙煎機の調整と焙煎に取り組む日々

です。

 

ちなみに『余寒』とは珈琲本来の味をベースにそれにちょっと足しただけでこれだけ

の安定と調和と変化をもたらすブレンドでその妙を感じていただくものとなっています。

さらにこれは一月の『雅』三月の『早春賦』と飲んでくると何が足され何が変化したのか

実にはっと解る感じが楽しい変化とともに味の移り変わりが楽しめる展開となっています。

お楽しみください。

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