この旅行記は書かないつもりだったのだけど。
さて松島最後の日はよいよ松島湾内の遊覧船です。
にして割引の話をしたら宿の男が言うとり1000円で買えました。跡で調べたらハイウェイ宮城キャンペーンで年内500円引きらしくサービスエリアのパンフにのっていました。本来パンフの紙クーポンを渡すらしいのですがキャンペーンの話をすればそれを省いてくれるらしく他の施設などと比べてもこの割引が一番大きくありがたかったのです。さてまだ時間があるので改めて瑞岩寺に行ってみると拝観料600円でしたので、改めて入ってみました。まず本堂の廊下で二条城と同じく気持ちのよいおとがなるではないですか。思わず鴬張りじゃんと声まで出てしまいました。これは気持ちのよい杉並木の参道といい人の少ないときに来てこその喜びですね。思わず二回ほど行きつ戻りつしてしまいました。襖絵や欄間彫刻や天井などじっくり鑑賞し、宝物殿で各修行僧のいわれなどを見てこれから見て回る世界は当時の人たちは極楽浄土と見ていた。つまりあの世に行くのかと思うと芭蕉がただ言葉をなくした美しさとは違う物を感じるのでした。その後も文人墨客が創造力の限りを尽くして歌やら句やらを残した地で私はこれから何を思うだろう。
日本屈指の猫の島としてNHKドキュメント72時間にも取り上げられた島民より猫の方が多いという猫の聖地です。その他メディアに取り上げられ知ってはいましたがまさか実際に行く事になろうとは思いませんでした。
日本には鍾乳洞というのは観光の地として各地にあり、ただし入り口と出口が別なのは全国で3ヵ所しかなく、秩父の橋立鍾乳洞、山口の秋芳洞、それに今回訪れる福島のあぶくま洞です。前二つは訪れており残すひとつでずっと行きたいと思っていました。それは私が社会人になり旅行会社に勤め旅程表で東北の団体旅行の休憩地として必ず見る名前で出口が別の完結ともうひとつあの夜の仕事でいつもラジオで聞いた番組に出ていたラジオ深夜便のレポーターというかゲストの一人がこの鍾乳洞の隣接の天文台の館長でその話に癒されて夜の仕事をつづけた思い出があり訪れたいと思っていたのです。この深夜便の登場人物はあと二人いて伊香保の女将と最上川の女船頭で伊香保は女将の話でハワイの日を知り泊りに行きましたから今回訪れてリーチとなったのです。しかも丁度望遠鏡見学ツアーとプラネタリウムのセット券の時間に間に合い券を購入したら強風でドームが開けられないと見学ツアーがキャンセルとなりそのいいわけに現れたのが館長本人でラジオ深夜便で訪れた旨を告げ色々お話できて感激したのでした。施設は古い観光施設といった場末の感が漂い売店に並ぶ鉱石の値段札がいつのものなのか年代を感じさせるいろあせはてたもので放置された様や展示物のとりとめのなさとテント張りで休日だけ行われる催事用の張り紙など場末感満載ですが私にとっては聖地に違いなく今回突然の訪問ながら目的を果たせた満足感が最初から溢れたのでした。
夏になると昔訳もなく軽井沢にドライブしてコーヒーを飲んだり軽井沢銀座を散策したりということをしました。今思えば避暑地の憧れや都会が引っ越ししてきたかのような軽井沢銀座の賑わいに触れてみるのが楽しかったのでしょう。クラシカルホテルでコーヒーしたりわざわざ自転車に乗ったり夏といえば軽井沢でした。そんなこととは別に最近はスキーの機会も少なく無性に暑い中で水沢うどんを食べたいと思うようになっていました。そしてBSの番組でクラッシックカーを探しだす番組で関係無い観光スポットとしてこの界隈がよく出ていて私も知ってはいましたがそんな観光バスがトイレに止まるような観光スポットなんて今まで一番敬遠していた場所です。ところがその昭和の車といつまでもで見たらいつかよってみようと思うようになり水沢うどんと観光スポットをめぐる旅をすることになりました。
秩父のように山に囲まれている地に暮らしていると無性に海を眺めてみたいとか海風に吹かれて美味しい魚をたべてみたいと思うのです。先日SNSで江ノ島に行って生しらすを食べてきましたなんてのを見てそんなベタな観光地と観光グルメなんて一番ダサイ休日だなとけなしたもののなぜか私もそんなベタな休日で一番ぼられてアホらしい行動をしてみたいとふと思ってしまったのです。秩父のラーメン屋とか豚丼の店に行列を見ては決して観光地などに行って名物などは食べないことだと思うのに毎朝朝のワイドショーで目にする江ノ島もこんなに有名なのに毎日目にして自分ちのようによく知ってるのに実際には足を踏み入れていないことに非常な後悔を浮かべるのでした。そんな折りマグロの町三崎の観光に品川から電車バス乗り放題のグルメと観光体験やお土産などがセットになった切符の存在がやたら検索で出てくるようになりとにかくコストパーフォーマンス最高の切符だというのです。海もずっと見てないなあということとコロナでそもそも引きこもりだし海と空で解放されたいと思うようになり、調べたらその切符はなんと秩父の駅でも買えるというのでいくらか駅に電話したら5040円だというのです。西武秩父から池袋の往復の乗車券とマグロ三崎切符の引換券がセットで窓口で手渡されるのです。西武秩父から三崎がとても近くなったような気がして今日行ってきたのです。マグロ三崎切符が3760円だから西武線の料金もいくらか割引になっているのでこれは断然西武秩父で買うべきです。スキーでもそんな早起きしないのに朝のレッドいやラビューが6時02分で7時台はないので都内の美術展に行く時は8時のラビューですがここは早起きしてマグロを食いに行く旅行をしてみました。朝飯も食べず5分前に駅についてマグロ切符というと売れない日があるとかぐずぐずいうので2分のレッドに乗るんだからとせかして乗り込んだのでした。結局朝飯を買うこともできず久しぶりの山手線はラッシュでずっと立ちっぱなしと結局どこもラッシュでトイレも行列と朝飯を食べることなく三浦海岸まで来てしまったのです。この駅は名前こそ海岸となってますが海を望むことも海岸にすぐ出るわけにも行かずで温泉施設の送迎バスには逃げられるはで5分歩いて温泉についても食事ができるカフェはやってなくて売店でアイスを買って海岸に出ました。やっとあったコンビニで更におにぎりや茹で卵をゲットし念願の海を前にし朝食となりました。それから金田漁港までじっくり浜辺を散策、後はバスに乗り換え三崎漁港を目指します。バスから見える景色はキャベツ畑ばかりで道路は狭くトンビやウグイスが鳴くなんとものどかな風景と青い海と青い空には雲ひとつないという望むべくもない望んだままの風景が広がるのでした。やっと着いた三崎港は観光地然としたマグロを売りにした料理屋が立ち並ぶ賑やかな漁港でした。ちょうどお昼なのでここでマグロずくし丼とマグロ寿司三昧をいただきました。2000円相当の食事がマグロ切符の食事券で食べられるのです。マグロの心臓やほほ肉、胃袋や卵といった他では食べられないものでした。他にも食べたい地魚や寿司がありましたがあっけなく満腹となり後はまたの機会にと城ヶ島へ渡ります。ここは馬の背洞門という奇岩の風景を見たくていったのですがここに限らず岩礁地帯に奇岩はあちこちありそれに富士山まで見えて風景もお腹いっぱいとなり、つくづく日本は何て特別な地なのかと感じるのでした。何もかも美しく魚はうまい。ここまで味わい尽くして思い出券という観光用もしくはお土産用の券は油壺の温泉に使うことにしました。1000円相当の体験やら商品、観光に使えるのです。海を望む露天風呂でリラックスしたのでした。帰りはおおむね座っていけたので行きより楽でした。ベタな人気の観光地に行って定番をいただくというのも平日だと充実した休日になります。
昨日トランプが相撲を観戦すとか千葉のゴルフ場でプレーするとかマスコミが
騒ぐのですが、なんで東京に来るのかG20は大阪じゃないのかと思いつつ、
久しぶりに要人のせいでわたしのプライベートが関係するという事態に帰りの道が
混雑しなければいいがと願うのでした。ナビで検索すると帰り道はアクアラインを指していて
他の道は7時間以上かかると出ています。それにまたあの渋滞は味わいたくありません。
チェックアウトをしていると隣の人達から今度車じゃなくて来るときにはどういう風に
来たらいいかとか、二連泊したから割引があるはずだとかそんな聞こえる会話は皆このホテルを
愛していて何度も泊っているらしい常連らしい声です。
この程度の温泉と料理で満足して何度も来ちゃうんだと逆に感心してしまう他の人の様子でした。
私は同じ値段でも違うホテルに次はするでしょう。
蝋燭の浜焼きは火力にかけ食材も食べ放題でなくていいからもっと質の良いものにしてもらいたいと
そう思わずにいられませんでした。こういう宿に泊まる度にヴィレッジ食事を思い浮かべるのでした。
さてそんな朝の出来事から昨日は入れなかったアロハガーデンに行きます。その前に野島崎灯台により
房総最南端の地を踏んでおこうと寄りました。そして、感じたのはここで会う人々が皆
ホテルの食事会場で見かけた人達だったのです。これから先そんな感じなのかと訝りながら
10時30分にアロハガーデンに着いて入ってみると温室はずらずらと続いていてあの巨大温室の前にいくつもの
温室に入らなければならず、まあそれでも1000円もする入園料も紐倉研究所だと思わなければ
入らなかったはずです。
温室内は南国の植物や鳥や花が沢山あり、やっとたどり着いた巨大温室にはドラマの中のような
ニシキヘビや亀やらイグアナの水槽などはなく巨大なジャングルでしかなく螺旋階段はありましたが
まるきり研究所などありません。そうしたらあのセグウェイで通った芝生の入口はどこだろうと
まるきり切り貼りで作ったところなのかと不思議な感じなのでした。何か騙されたようにさらにそのまま
温室群を行き、出たら今度はエミューやヤギなどの小動物がいる地域になり、それらと触れ合える
子連れにはもってこいの施設なのでした。
そこを抜けると何やらステージがあり、リハーサルの最中でした。フラのショウがあるようです。
まだ開演まで時間があり、入り口のところで見えた展望台に上ります。ここまで実に二時間はいて
暑くて広くて疲れたのでした。こんなに時間をとられるとは思っても見ず、この後予定していた
ファミリーガーデンのお花畑などはもう十分という気分にさせられました。暑かったのでどこかで
温泉に入るのもいいかと思いました。こうなると海の幸なども食べる気もなくなり、ハワイショーを
見た後はハワイのラーメンをレストランで食べてみただけでした。
フラのショーを見た後、近道をしようと巨大温室に向かうとその芝生こそ、テレビに出てくる
あのセグウェーに乗っていたシーンであの青いシートに包まれた門こそ研究所の入り口のゲートでは
ないですか。なんともミーハーなことにそれで入場料を払った価値があったと感じてしまうのでした。
一時半を過ぎたばかりですが、すっかり疲れ渋滞のないうちに帰ろうと混まないルートを探索するのでした。
結局都内は抜けず、当初の予定通り京葉道路から外環に抜けることにしました。
なんとナビはまだこの道路ができてないことになっており、まだ更新が済んでいない
のでした。
どうりで検索してもそのルートは出てこないはずです。
京葉道路で少しノロノロしたものの渋滞はなく、京葉JCTで新たにできた道路は
ほぼ地下なものの外環もずっと混まずに流れていました。五時には秩父に着いて
しまい、土曜日なのに渋滞もなくこれたことに喜びを感じ逆に反対の秩父から帰る
人の車はノロノロと渋滞になっていてこれから先の長くて困難な道のりをつい考えて
気の毒になるのでした。
最近の旅のテーマとして海に沈む太陽を眺めるとか海辺の温泉で過ごすという
ものと浜焼きを存分に楽しむというのもあり、この五月の風に誘われるように
一番旅に適した季節に旅行を敢行してきました。
今まで家族で夏には新潟の海で過ごし、そこが飽きると九十九里に移行した歴史があり、
そのどちらでも太陽は海に沈んでいた印象で、どこでも見られる光景だと感じていました。
しかし、最近の旅行でスキーと温泉の旅ばかり繰り返していると夏には海に沈む夕日を眺めたいと
いう欲求を感じるのでした。ところが、最近訪れた地は皆夕日は海ではなく陸地に落ちていき、
意外と海に沈む夕日というのは簡単には眺められないのだというのを感じます。
熱海、浜名湖、淡路島と今まで海沿いの宿をとりましたが、浜名湖など十分にチャンスがありそう
でしたが、なぜか夕日だけは山に落ちたのでした。
それでは千葉の突端だったらどうだろうと今まで通過はしているけれど泊ったことのない白浜に宿を
とりました。今までの通例にない三月四月に一度もスキーに行かなかったことで旅行欲求は強く、
それに今年は一度もカニの食べ放題をやってないことなども宿選びに影響しました。
という事で予約したのは房総白浜のウミサトホテルという素敵な名前の宿でした。
値段も格安で普通だと12000円ですが、平日直前割ということで7000ほどでした。
結論から言うとこの程度の料金の宿のレベルだとよく口コミで見かけるコスパがいいとか
コスパ最高などという誉め言葉です。それらを見たら安かろう悪かろうなので宿はもっと
高くて高級なのにした方がよいでしょう。
建物は海沿いの10階建てのビルで造りは古く、見るからに社員研修施設的な造りです。
古いマンションの匂いがして畳は青いもののけば立っており、和室で古く作りも元は社員寮の
ような作りで安そうな流しが備えられています。それでもトイレはウォシュレットです。
ホテルを名乗りウォシュレットでなかったらよっぽどのぼろ宿なので宿泊は見送った方がいいです。
ただ、スキーに行った場合最優先はスキーと温泉なので、施設が古くて粗食でも安くて温泉が源泉掛流し
なら大概の事には目がつぶられます。房総方面には天然の温泉というのはあまりいいところはなく、
どこも循環、加温、消毒の浴感など期待できないところばかりです。舛添で有名になった小湊ホテルなど
安くてもリゾート感のあるホテルは多く、今回は今の時期でもカニの食べ放題があり、浜焼きも食べ放題と
なっていたので予約したのですが、浜焼きは蝋燭のコンロだし、ホンビノスとエビは食べ放題ですが、さざえと
ホタテはすぐになくなってしまいました。
ヴィレッジのようにバイキングでも充分リゾート感があり、サービスもよく料金も一万円以下という宿がある
一方今回のように安いけれどそれなりというのもありなかなか安くてよい旅館は見つけにくいものです。
それでも今期の裏磐梯猫魔リゾートなどはよい部類だと思いました。
さて、宿の評価はそんなものですが、平日金曜日なので宿はそれはもうたくさんの人でごった返しており、
食事も風呂もそれはそれはいつも人であふれていたのでした。そこに二基のエレベーターのみで私たちは
最上階で、いつもエレベーター待ちに合うのでした。駐車場も私たちがチェックインした夕方5時にはほぼ満杯で
カウンターで記帳している最中も続々と人が到着してきたのでした。
これはいつものスキーと温泉の旅ではないことで、人気の宿に来た感じがしました。
さて、もともとこの房総の先っぽは来よう来ようとした経緯があり、やっと実現した
感じもあります。手前の館山では料金の安い宿から良くダイレクトメールが来ていて
海の幸とドライブがてら行きたいと思っていましたが、唯一温泉がなく沸かし湯という
ことで決定打に欠け目的地から外れていたのでした。
しかし、プリズンホテルのロケ地になった館山リゾートホテルとかバイプレイヤーズの
大杉連の思い出の地ということもあり、そんな各聖地としてもここを取り上げたり訪れたり
する人は多く、それに家人がまだ東京湾アクアラインも走ったことがないというのでいちど
海ほたるも見せてやろうという事になりました。最近、外環が三郷から先がつながり千葉が
ぐっと近く渋滞もなくなったという話を何人かから聞いていたのもあり、それを調べたいという
欲求もありました。
ただ、ナビで検索するとアクアラインで行く道しかでてこず、行きはそのナビの言うなりで行きました。
秩父から花園から関越に乗り、大泉から外環美女木JCTから五号線で北池袋山手トンネルから大井JCT
浮島JCT海ホタルで丁度お昼でした。しかし、駐車場は激混みでここまで来て感じるのはここのところ
いくつも新しい高速が開通しているとはいえ練馬から南に行く外環はずっとできず、練馬から降りたら
いつも渋滞で、そこから首都高速に乗っても護国寺、竹橋と行くルートはいつも渋滞です。さらに
今回の大泉からそのまま美女木を曲がらず都内に入らずに千葉に行けるようになったのでそれを試しても
良かったのですが、明日トランプが来るというので都内は警戒ということで、アクアラインも規制予定と
出ていてその詳しい内容が解らずいつどこでどう入口が締まるかも全く予想できません。ですので、ナビの
示す通り美女木に回り、激混みの五号線をのろのろと進みました。北池袋から山手通りC2 環状に乗るわけですが、
ここからずっと地下なのです。大井から地上にやっとでたと思い今までの60Kくらいの速度からやっと高速になるのですが、
アクアラインでまた地下になり、すでに駐車場満車の標識も出ていました。こう見てくるとできてからこの高速道路の欠陥と
非効率さは明らかで海ほたるの構造も設計思想も失敗な印象を受けます。海ホタルはドライブスポットとして人気でいつも
混んでおり、訪れる人は観光地として利用していて端から端まで見て回りたいはずで、それにはこの施設は非効率にできて
おり、真中にあるエスカレーターで見て回ろうとすると行ったり来たり各フロワーを何度も行きつ戻りつして効率的動線を
考慮して作られてないのは明らかです。駐車場の数もろくに備わってなくていつも事故も多く、渋滞情報はここから連絡道路まで
繋がるというのはしょっちゅうです。
しかし、ここから千葉に入ると一気に田舎風景になり、今までの都内の渋滞からいきなり千葉の山の中になってしまい、楽しさも
あまり感じない道なのです。さらに途中から一車線の交互通行になり、ノロノロと行かなくてはなりません。
それでやっと冨浦に着き、やたらと多い道の駅によることになります。
ただ行くべきところは渚の駅たてやまが最高に整っていてここに行けば自転車も借りられるので市内の観光も
出来るし、水族館のような施設もあり、桟橋も展望台もあります。宿で浜焼きとカニの食べ放題が夕食なので
海産物は食べずスィーツや飲み物くらいで海の物は我慢しました。
また行きたいところとしては灯台や岬などの突端です。この千葉の突端に来たからといって見えるのは対岸のような
三浦半島の陸地であり、大島や三宅島などあちこちに陸地が見え九十九里のような太平洋の眺めとは違います。
もうひとつ楽しみにしていたところとして、沖ノ島があります。ここは陸から砂浜でつながった小さな島でぐるっと
一回りでき岩場と砂浜と洞窟まであるという楽しい島めぐりができるところです。夏前ですからキャンプや海水浴の客も
なく、車で近くまで行けて駐車場も豊富でとても良いところでした。
気になっていた観光地はあらかた見て後は宿に行くだけとなり、フラワーラインを行きます。と、途中によく見覚えのある
館山リゾートホテルをみてあの寂れたプリズンホテルを思い出したり、バイプレイヤーズなどを思い出し大杉連を忍んだり
しましたが、さらに思いがけないものを発見しました。それは館山アロハガーデンです。先日書いたように家人の
つきあいで見ている『インハンド』のロケ地であの特徴的な温室が見えたのです。
ドラマでは箱根にあることになっている紐倉研究所がある巨大温室が見えたのです。もともとどこの施設か撮影協力の
字幕を確認して館山アロハガーデンという名前は確認していたのですが、まさかフラワーラインの真っただ中にあるとは
知らず、そもそも道の駅隣接の施設というのも全く調べてないもののあの建物を見たらどうしても見てみなくては
なりません。引き返して寄ってみると四時半ですでに入場時間を過ぎていて入れませんでした。これは是非あした
寄ろうと思いがけずよいプレゼントを得たような気分にさせられました。
今回の旅行はいつもなら絶対にしない連休の三日間、それも年末と
いう一番忙しい時に休んで旅行という諸々のせめぎあいの中での日程で
道中はさぞかし混乱と混雑のなかかとおもいきや渋滞したのは帰りの
恵比寿インターの10K程でした。
淡路島から大阪に抜け名神から第二東名というコースにしたのですが、ナビは
淡路から山陽道へ誘導しなぜか遠回りさせられたような印象で、もっと湾岸を直線的に名古屋に
行った方がいいのにと思いながら地図上でどのあたりを走っているのかのイメージもあまりないまま
東名か中央か迷いましたが行きと帰りが同じというのも芸がないしつまらないと新名神と第二東名を
いきます。昨今のテレビの旅番組で宣伝されるサービスエリアの進化が話題になりますが、今回寄った
第二東名の岡崎SAはお昼にしようと入っている店を見ると魅力的な店はなくどこも高いだけで食べたいもの
がありません。
その後途中寄るどこのSAと比べてもご当地感もなければメニューに美味しそうというそそるものがない
のでした。
八丁味噌ラーメンなるものを食べた同行者は下痢をしてしまい一気にこの旅のイメージを悪くする
原因になりました。
それにしても毎度八王子恵比寿と圏央道は事故か渋滞が定番で今回も恵比寿で渋滞となってしまい
ナビはいつも花園インターまで案内しますが、上信道なら吉井、圏央道なら青梅で降ります。
その方が早いし安く済みます。
今回いつもなら高速を降りてから一般道が苦痛なのですが、逆に降りてからの方が道が空いていて
スムーズに家に着き青梅から秩父もいくらもかかりません。
旅はとにかく目的地に着くこと、無事に帰ることが最大の目的です。
安全に道中済ませなければどんな思い出も台無しなのです。そう思いつつ高速ドライブを今回事故なく
終えることができてよかったと思い三日とも雨に降られましたが、トラブルなく帰宅できよかったと思いました。
諸々の用事を済まして二日目は淡路島の観光です。
旅行というとネットで調べ何を見たらよいか何を食べたらよいかを
調べられるだけ調べ名産を味わい、名湯に入り、ここならでわの景色を味わうという
ことを長年心がけていました。そして、よくあるテレビの旅番組やNHKの新日本風土記
に出てくるような景色や名物を必死にあさりそれを実際に目にする旅行をしてきて最近は
ある達観にたっしました。
それはそんな旅行はちっとも面白くないことです。
秩父でも地元のラーメン屋やホルモン屋に行列ができます。
しかし、私自身そういう店に行ってみたいと思わないし、自分が旅行者でも
列に並んで食べたいとも思いません。今までマスコミに踊らされネット口コミに操られ
過ぎていたことに気が付き、本当の旅の醍醐味を失っていたことに気が付いたのです。
旅などは行き当たりばったりがいいのです。
その時に偶然知った情報や小耳にはさんだ情報で気になったら行ってみて
いくら有名でも機会がなければ行かなくていいのです。
別にテレビで紹介されていなくてもガイドブックに載ってなくても見たいところを
見て知りたいものを見るという本来の形を世の中みんな忘れてネットに人がやったのと
同じことをしてそれをまたネットに載せるというバカらしいことに夢中になっているのを
傍目にもっと自由に食べたいものを食べ行きたいように今回旅行できたと思います。
今年ずっと思っていた磯焼のようなこともできたし、鱧やフグ、伊勢海老、鯛など
地元の名産も食べられました。半面観光地値段の干物や名産のフルーツ玉ねぎなどは買わず
よくあるお土産品なども買いません。
それでも自由に自分らしく淡路を楽しめたと思います。
宿は海に面し、その海岸は日本離れした感じのきれいな海岸でした。
まるで人工海岸のような砂の色で、これは本州の関東や新潟の浜とは
違う独特の色でした。
残念だったのは夕日が沈むところが見られなかったことで、これは長年気に
なっていた海に沈む夕日がこの旅館からは見えるという事で余計残念に
思いました。
今回の神戸出張はいつもなら新幹線の所、自分で運転していってみようと
思いました。
いつも大阪や京都に行くと大阪のビジネスホテルなどで済ましていましたが、
今年は夏の旅行も行ってないし、スキーにも行ってないので有馬温泉に宿を
とりました。
これはいつか行こうと思っていた温泉です。同様に松山の道後温泉も二泊目に
行こうとしたのですが、これは次回になってしまいました。二泊目は淡路島です。
朝八時頃出ようと思いましたが、年末であり休日なので混むことを予想して
早めに出ました。といっても6時の出発です。
これはかなり早く出たつもりでしたが、甲府の混雑はあまり関係なく効果も
いかばかりかという感じになってしまいました。
しかし、中央高速に乗るまで休みなく行き、8時半ごろ双葉サービスエリアで
朝飯とのんびりとした感じでまるで世間の年末の忙しさなど関係ないといった
贅沢な感じのスタートでした。ですが、天気は悪く、富士山も見られずにこの後雨の高速を
走ることになりました。
前にも一度兵庫まで行ったことがありましたが、その時に同じようにコースで行ったのに
今回も中央高速を行くとなんとも方向違いの遠回りをしている感じがしてなりません。
というのも地図に出る道が長野とか方向違いの地名が出て北に一回振れるところが
気になるのですが、混雑とか渋滞回避にはやはりこのコースがベストなように思います。
以前名古屋方面に旅行した時に帰りには長野まで行き、上信道で帰ったことがあり、その時も
かなりの遠回りをした気がしましたが、これは逆に全く渋滞にあたらずこれが正解なのかと
思いました。帰りについてはでもまたあの雁坂の有料トンネルと峠のグネグネ道は通りたくないし
多少の遠回りでも早く着ければそっちにしたいと思いました。
それにしても松本から先というのは地名にしてもインター名や道路名になじみがなく、新しい道も
できていて落ち着きません。それに滋賀を過ぎるあたりからいくつもの分岐と網目のような道路図が
でてどう行けというのか一瞬でその図の意図を読み取ることもできず、改めてよく調べてもなくて
全てナビ任せです。そうなるとナビの性能が頼りですが、このナビは果たして正確なのかあまり確信も
持てない感じです。
というのは何度も渋滞を考慮しましたという案内で新ルートで行くか元ルートか選択を迫るのですが、
どこをどう行くように変更しましたという説明もどこの渋滞を回避したのかその結果高速料金はあがったのか
丸きりわかりません。
でも後で調べてみるとあまり細かい道路に行くこともなく主要な道を来たことは確認できました。
有馬温泉にはチェックイン時間前に着きましたが、直ぐにはいれるだろうとそのまま行くと大丈夫ですよと
いいつつ実際は部屋に案内されたのは3時でそれまでロビーで待たされたのでした。同じようにロビーには
部屋に案内されるのを待つ客ですべての椅子が埋まるほどいてなるほど土曜の旅館だと感じます。
いつもは土曜日曜の旅行は回避しますが、今回はこの日程しかなく決行となったので、仕方ありません。
道路は前回より空いていた感じでした。それでも常に競争のように先を争い道を我先にと車が車線を先行し
いつものスキーで行く高速道より緊張の連続で前回通った時より多めの休憩になった感じでした。
憧れの温泉地の有馬は予想と違い完全な観光地と化していて温泉街の風情とか湯治的な宿より高級観光旅館に
狭い土地が巨大建物に占拠挙され草津のように庶民らしさとか村とか地元の人の湯とかひなびた感じは一切なく
ただ高級路線とそれでも十分集客できる商業的な観光地のイメージでちょっと肩透かしな感じでした。
それにここから神戸に出るには高速道路しかなく、そうでないと三倍の時間がかかるので、高い料金を払い
高速を行きます。何かと金がかかる印象なのです。全てが観光地値段の箱根と同じ感覚です。そんな観光地に
やはりひしめくのは外国人旅行者で足湯などはほとんど外国の人で占められています。
宿ではいった温泉は無色透明の湯と源泉掛流しの黄土色の湯とあり、ほんのり鉄の金属臭もします。
あまりに土ぽい色に粘土でも混ざっているのかと掬い取ってみると見た目よりさらさらとしたお湯でした。
源泉は無色透明で空気に触れてこの色になると説明されました。
温泉街は狭い道と坂道でお年寄りにはきつい町並みです。
あまりに観光地的過ぎて一通り見たらもうおなか一杯という感じでした。
草津の噴火に伴い白根山の噴火の歴史を調べてみると直近では1982年に小規模な噴火があったとあります。最近の噴火はみな湯釜付近のもので噴煙が上がるのもごく小規模で、浅間山の様なもくもくと噴煙が続くものではなかったようです。さらに今回の本白根の噴火は3000年間なく、休火山状態で安定していたといいます。しかし、何の前触れもなくこのように噴火が起きるとなるともはや休火山や噴火のないとされた火山でも安心できないということになります。となると今後のスキー場営業は本白根の壁などいつ滑れるのか怪しい感じです。青葉山までいずれはオープンさせたいと町長はコメントしています。そうなったらスキーと温泉に訪れてもいいかなと思いました。一番最盛期の時期にこのような事態になり営業に影響を受ける方や被害にあった方にはお見舞い申し上げます。さて、リゾートに新たな風をと現在頑張っている人を紹介する番組がガイアの夜明けで取り上げていました。一人は星野リゾートの取り組みであり、雪は資源であるということで積極的に冬の新しいツアーなど積極的に展開しているというものともう一ヵ所が越後湯沢の冬の生活を紹介する雪国の知恵を知る滞在型体験ツアーを計画しているというものでした。前回私が書いたようにここでも越後湯沢にあふれる東南アジアの人たちには触れられませんでした。都心からわずか80分で雪国となるという魔法のような立地であり、まさに今でもトンネルを抜けると雪国なのに、昔の映画のポスターで懐古的アピールをしている現代は何か近い未来に何か可能性というものより昔に縋りついて昔の生活を現代に語り継いで生きていくという後ろ向きの姿勢はとても賛成できないものです。昨年は雪を生かすということで雪室が夏でも活用される様を紹介していましたが、あふれる東南アジア人たちとともに新しい街づくりを考えていくのも喫緊の施策であり、やるべきことなのではと思うのでした。とこんな考えをしたので次回のスキーと温泉の旅は星野リゾートでどんなおもてなしなのか体験してきたいと思います。