昨日の日曜日は花見がてら、映画を見に行きました。
新聞か雑誌の批評がとてもほめていたか何かで、
気になってネットで調べたら、なんと主要アカデミー賞
4部門をとり、マスコミの絶賛の映画なのに上映館は
いくつもありません。近所のシネコンでみられると
思っていたら日比谷六本木新宿くらいしかやっていません。
ということで今まで行ったことのない六本木の映画館で
見ることにして、最近オープンした赤坂サカスやその近辺
の桜を見て回ろうと思いました。
思えば、映画はしばらく見ていなくて、それを思うと
なんだか楽しみになってきて、当然池袋でバーガーキング
でワッパーを仕入れて行きます。しかし、久しぶりの
都内でスタバやドトールが懐かしくてカフェに寄っては
何かしら食べたり飲んだりで、映画を見だしたらコーヒーを
少し飲んだだけで食べる機会を失いました。
六本木ヒルズの中にある映画館は、思ったより施設が
よくて音響もスクリーンも立派でした。日曜なのにたいして
混んでもなくてゆったり見れました。肝心の映画はこれは
一般の映画館で多くの人に見られる映画じゃないと思い
ました。映画全体が沈んだ雰囲気で静かに淡々と暴力に
彩られていて、世の中はその暴力の支配から抜けられ
ないし、人の良心によって変える事もできないとゆう
メッセージが語られているようです。
この映画のテーマとする所は、解りましたが、全体
的に解りづらく夢の話でパタッと終わってしまい、
観客の大半はその場に置いてきぼりの気分を味わい
そのまま立つこともできません。私もそうでした。
ただ、いっていることはすごく簡単で、マイケル
ムーアがおちゃらけて平易に語った事をちょっと
長年の良心のよりどころのような代々保安官の主人
公のぼやきに彩られて何の話なのという感じに
しただけです。
物語中はナムというベトナム帰還兵の事が何度と
なく出てきますが、当然今はイラク帰りの兵士が
沢山いて社会問題になっているのは現地の人でなく
てもニュース番組等で知っていることです。それを
ナムということでイラク帰りの兵士たちの悲哀も
引き出しているし、彼らも帰ってきたらホームレス
になっている人が沢山いることや社会に順応でき
なくなってしまっていることも知っています。
麻薬や金、戦争という暴力により、世の中が悪く
なっていてそれをもはや止めることもできないという
表面的なテーマ以上にこの物語には単純におかしな
事があります。そんなことより、人はこの暴力を
かっこいいと見たり、殺人者にあこがれてみたり、
大金を手にすると人生が狂うということには一切
関心が行かずにただ暴力礼賛のような人がいるのは
困ったことです。
現実に日本では、悲惨な暴力事件が連続で起きて
いる時にこの映画がまたそんな暴力を認める人に
誤った見方をされないか気になります。アメリカ
に対しては、通信販売で銃が簡単に買えてしまっ
たり、14歳の少年にも死刑が適用されたり、映画
のなかのように警察にまるで捜査能力がなくて
殺し屋の方にばかり探査能力や行動力に長けて
いるという疑問点があり、それをまるで現実と
取られるとこれまた問題があります。
実際にこの物語の主人公もどこからどう手に入れ
たのかそれまでは変なボンベしか持っていなかった
のが、モーテルに押し込むときにはサイレンサー
付きのショットガンを手にしています。殺人鬼の
移動手段は車を盗んでいます。あれだけ派手に
やればどんな無能な警察でも見つけられるでしょう。
最近読んだジョングリシャムの『無罪』では、正に
警察は無能で、ろくに現場の証拠を検証しもせず
誤認逮捕して、本人の自白を作り出し、そのまま
何年も懲役にしてしまうというドキュメンタリーを
読んでいるので、この映画のようなこともあながち
映画だからということではないかもしれないと思う
部分もあります。
映画では、それでも人助けだから金はいらないと
いう少年が出てきたり、全ての人がいわれなく殺され
てしまうわけでもなかったり、殺人者も無傷で
いられるわけではなかったりとただ年寄りには住む
国はないということでもないというところが救い
となっています。
このように大きなバーガーをカロリーも気にせず
大口を開けて食いながら能天気に見ていられる内容
でなかったので、ワッパーは映画館では食いそびれて
しまいました。外に出ると雨でお花見もままなりません。
それでもせっかくなので赤坂サカスまでは地下鉄で
行って見ました。各お店ともすごい人で行列もところ
どころにあり、一回りして帰ってきました。
新聞か雑誌の批評がとてもほめていたか何かで、
気になってネットで調べたら、なんと主要アカデミー賞
4部門をとり、マスコミの絶賛の映画なのに上映館は
いくつもありません。近所のシネコンでみられると
思っていたら日比谷六本木新宿くらいしかやっていません。
ということで今まで行ったことのない六本木の映画館で
見ることにして、最近オープンした赤坂サカスやその近辺
の桜を見て回ろうと思いました。
思えば、映画はしばらく見ていなくて、それを思うと
なんだか楽しみになってきて、当然池袋でバーガーキング
でワッパーを仕入れて行きます。しかし、久しぶりの
都内でスタバやドトールが懐かしくてカフェに寄っては
何かしら食べたり飲んだりで、映画を見だしたらコーヒーを
少し飲んだだけで食べる機会を失いました。
六本木ヒルズの中にある映画館は、思ったより施設が
よくて音響もスクリーンも立派でした。日曜なのにたいして
混んでもなくてゆったり見れました。肝心の映画はこれは
一般の映画館で多くの人に見られる映画じゃないと思い
ました。映画全体が沈んだ雰囲気で静かに淡々と暴力に
彩られていて、世の中はその暴力の支配から抜けられ
ないし、人の良心によって変える事もできないとゆう
メッセージが語られているようです。
この映画のテーマとする所は、解りましたが、全体
的に解りづらく夢の話でパタッと終わってしまい、
観客の大半はその場に置いてきぼりの気分を味わい
そのまま立つこともできません。私もそうでした。
ただ、いっていることはすごく簡単で、マイケル
ムーアがおちゃらけて平易に語った事をちょっと
長年の良心のよりどころのような代々保安官の主人
公のぼやきに彩られて何の話なのという感じに
しただけです。
物語中はナムというベトナム帰還兵の事が何度と
なく出てきますが、当然今はイラク帰りの兵士が
沢山いて社会問題になっているのは現地の人でなく
てもニュース番組等で知っていることです。それを
ナムということでイラク帰りの兵士たちの悲哀も
引き出しているし、彼らも帰ってきたらホームレス
になっている人が沢山いることや社会に順応でき
なくなってしまっていることも知っています。
麻薬や金、戦争という暴力により、世の中が悪く
なっていてそれをもはや止めることもできないという
表面的なテーマ以上にこの物語には単純におかしな
事があります。そんなことより、人はこの暴力を
かっこいいと見たり、殺人者にあこがれてみたり、
大金を手にすると人生が狂うということには一切
関心が行かずにただ暴力礼賛のような人がいるのは
困ったことです。
現実に日本では、悲惨な暴力事件が連続で起きて
いる時にこの映画がまたそんな暴力を認める人に
誤った見方をされないか気になります。アメリカ
に対しては、通信販売で銃が簡単に買えてしまっ
たり、14歳の少年にも死刑が適用されたり、映画
のなかのように警察にまるで捜査能力がなくて
殺し屋の方にばかり探査能力や行動力に長けて
いるという疑問点があり、それをまるで現実と
取られるとこれまた問題があります。
実際にこの物語の主人公もどこからどう手に入れ
たのかそれまでは変なボンベしか持っていなかった
のが、モーテルに押し込むときにはサイレンサー
付きのショットガンを手にしています。殺人鬼の
移動手段は車を盗んでいます。あれだけ派手に
やればどんな無能な警察でも見つけられるでしょう。
最近読んだジョングリシャムの『無罪』では、正に
警察は無能で、ろくに現場の証拠を検証しもせず
誤認逮捕して、本人の自白を作り出し、そのまま
何年も懲役にしてしまうというドキュメンタリーを
読んでいるので、この映画のようなこともあながち
映画だからということではないかもしれないと思う
部分もあります。
映画では、それでも人助けだから金はいらないと
いう少年が出てきたり、全ての人がいわれなく殺され
てしまうわけでもなかったり、殺人者も無傷で
いられるわけではなかったりとただ年寄りには住む
国はないということでもないというところが救い
となっています。
このように大きなバーガーをカロリーも気にせず
大口を開けて食いながら能天気に見ていられる内容
でなかったので、ワッパーは映画館では食いそびれて
しまいました。外に出ると雨でお花見もままなりません。
それでもせっかくなので赤坂サカスまでは地下鉄で
行って見ました。各お店ともすごい人で行列もところ
どころにあり、一回りして帰ってきました。