King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

中島みゆきの作り方

2009年05月31日 16時30分06秒 | 日々のこと
吉田拓郎&かぐや姫inつま恋2006をまたNHKで
やってたもんで見てしまいました。

しかし、このコンサートはやはり中島みゆきだね。

このシーンを見たらこの後中島みゆきが突然出てくるんだぜと
知っているくせにどきどきしてしまうのです。

それも尋常などきどきじゃなく、画面に吸い込まれるように
見とれてしまう。

これは魔女なんじゃねえかそれでそのカッコで気がついたんですが、
何かこの楽団もみんな上は白い服を着ていてなんかのカルト
教団のような趣なのです。

中島みゆきも白いブラウスにジーンズ。

かっこいい。

最高にかっこいい。

このコンサートはこのシーンで全て。

何度聞いても涙が出てきてしまう。
これは、拓郎の歌なんてこういうことだったんだなあ。
その全てがこの歌にある。
そう魔女が歌っている。
あなたの歌はこうだよ。

中島みゆきは拓郎の追っかけをしていたくらいの
ファンだったんだ。

そんなみゆきをきっと若い時はやなやつだったんだよと
言ってしまうなんて。

そりゃあいうだろうよ。

あんたの歌なんてこんなもんよてなぐわいで歌われりゃ。
それであんなかっこいい中島みゆきができたわけか。
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雨のひととき

2009年05月31日 13時31分23秒 | 日々のこと
私の好きな花の中にポピーがあります。

埼玉県の高原牧場にポピー畑があるという話は
何年か前に聞いていました。

高原牧場とかそれに連なる山々の道をかつては
意味もなく車で走ったり、自転車で走ったりした
こともありました。

しかし、何年か前の別荘ブーム以来この方面へは
とんとご無沙汰でした。

今では山の土地がほしいなんて人もいないし、持っている人も
手放したいという希望もかなわない夢と浸透したようで、
この方面の興味はまったくなくなっていたのです。

ここの所の雨続きで、ちょっとした気晴らしもほしいと思った
時に、そのポピー畑を見てみようかと思ったのです。
出かけたのは昨日のことですが、お昼ごろ市内は雨は
降っておらず、山の上の花もまだ咲いているものと思った
のです。

しかし、ご覧のように雨続きで花はしぼんでしまい、
重たく首を下げています。山の上は雨でした。
それでもポピー鑑賞の人々が訪れていて、中には
福島とか静岡のナンバーの車もいます。

カーナビに現れた地図を見るといくつかの牧場がある
ようです。

牧場というと、広々とした牧草の上に寝転がって
高原の空気を楽しむというシーンを想像しますが、
こういう草原は、そのまま寝転ぶには不向きであり、
まして草には虫がつき物であり、とても寝転べた
ものではないのです。

車窓から見たポピーでもうしおれた様子を見たので
諦めて帰ればいいようなものですが、わざわざ車を上の
駐車場にとめて、雨の中ポピー畑の上に見えるテント張りの
物販コーナーへ歩いてみます。

途中牛がいました。

牧場なんだから当たり前。

でもこんな間近に見るのは久しぶりです。

放牧されて地面の草を食っているのですが、そんなので
あの体が維持されているという不思議をまじまじと感じて
人間のなんとひ弱なことかと感じ入るのでした。

例えば、我々人間は山菜等といって山の草をとりますが、
彼らは草なら何でもお構いなしです。もともと人間の進化
の過程で、類人猿から人に変わった時にその劇的変化を
もたらしたのは、火を手に入れたからだと語られますが、
私は農業を始めたからだと思います。

それにより、一定の土地に定住できるようになり、物事の
分担が生まれ、家畜を飼いだして、多くの病気を背負い込む
ことになったのです。

定住し、大規模の集落を作り、食料を確保したことにより
小規模の集団から大規模な村を生みさらに厄介な問題を
作り出したのです。

今ある病気や災厄は、人が進化した賜物です。

森で狩をしていただけなら意識の目覚めや選択決定という
能力も発達しなかったのです。

全ては農業から始まったのです。

とそんなことを考えてやっとポピー畑にたどり着き
雨でしおれた花見をしました。

駐車場の係りの人が、秋になったら種を取りに来て
いいといっていました。また秋に来て見ようかと
思いつつ、車まで戻り何で県で牧場なんかやってるんだろうと
考えながら帰途に着きました。

秩父の市内でももはや牛を飼う人は少なく、牛乳メーカーも
昨年倒産したと聞きました。昨年の穀物高騰時に多くの農家が
酪農を取りやめたともニュースになりました。
それでもまだ牛乳は100%国産で、スーパーの棚にはたくさんの
メーカーの様々な牛乳が並んでいます。

何の草でもどんどん食べて雨でも平気な牛さんの偉大さを
感じるひと時でした。
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またも濡れた

2009年05月31日 10時20分44秒 | ジョギング
続けて雨が降り、もはや梅雨のようです。

木曜日は、予想から雨で当初からジムに行く予定でしたが、
途中晴れ間が出たり、急に降りだしたりと走りに行くつもり
で外に出たら雨となったり、と何度か逡巡を繰り返し、
結局両方行くのをやめて休養日にしました。

次の日もずっと雨で、これは最初からジムに行くことに
します。

この日に、新しい靴が届きました。

古くなった靴を2足捨てたので、新しい靴を置くスペースも
でき、ネットで購入しました。

いつもはNBのフラット走法用のシューズを使って
いましたが、今年はフラット走法自体が主体を失い
ネットでも見かけなくなり、今回はたまたまサイズのあった
アディダスのシューズにしました。

数年前から、かなりジョギング市場に出てきたメーカー
ですが、私の部活時代にはやって履いたものの、一月で
へたって穴が開いた記憶から、その後バスケでは履く
ことはありませんでした。

今回は、まさかそんな中学時代のもろいシューズではない
だろうと試しに買ってみることにしました。

数年前からジョギングシューズとして売り込みを掛け、
それに対してのユーザーの声も好意的なものが多く、
まあ大丈夫だろうと思ったのです。

そして、その新シューズを試すのはいつもの公園の2往復
となりました。

土曜日の夕方、いつもの公園は人影も少なく、走り出すと
やはり路面状況が走りやすく気持ちよく走り出せました。
新シューズも軽くて色々感じられました。

まず、かかとのホールドがあまりしっくりしない感じで
ちょっとかかとが小さいようにも感じました。

アッパーの歪みというか動きが多く、他のシューズには
ない動きがあります。

ソールの固さとかかかとの固さとか今までのフラット走法
とは違う足の動きに自然となるようでした。

そんなもろもろのことを感じながら2往復目にかかった
ゴルフ場入り口でぽつぽつと雨が降ってきました。

かなり強い降りになり、散歩や犬連れの人は傘をとりだして
います。私は、この日もまるで雨の支度をしておらず、
またまた帽子もサングラスもなしです。サングラスがないと
目に雨が当たり視界も悪くなります。

サイクリングロードでは、突然の雨でも埃の臭いはなく、
草の香りが強くしました。

水溜りまできるほどの降りで、新シューズは哀れ、ちょっと
前のピカピカ感はなく、ぐっちょりとなってしまいました。
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プレーオフECFゲーム5 キャバリアーズ対マジック

2009年05月30日 09時27分12秒 | バスケ
Team   1   2   3   4   T
Magic  18   37   24  23  102
Cavaliers 35  21   22  34  112

2009/5/28
Arena: Quicken Loans Arena, Cleveland, OH
Officials: #43 Dan Crawford , #22 Bill Spooner , #34 Marc Davis
Attendance:20,562
Duration: 2:55

今までの展開とあまり違わない最初にキャブスを
走らせて後半ラッシュして、最後はシーソーになり、
僅差でかわすというものが、そのラッシュが早く来て
後半最後にレブロンの活躍を許し、キャブスが久しぶりに
完勝した感じになりました。

ただ、基本的にはこれでマジックのホームに帰って
同じようにできるかというとそれはないような感じの
勝利でした。

もうどうにかして勝ったという感じであり、勝機を見出した
という風でもないのです。

一番気になったのは、ドワイトの笑い顔でした。

とにかく何をしても笑って愉快そうです。

そんなんじゃあ勝てないぞと見ていると案の定、
最後のQでレブロンの活躍で負けてしまいました。
そんなにやけたドワイトの真意は何なのか、本人の
調子は悪くはなさそうで、とにかく出だしの守りも
集中力もなく、点を取られすぎました。

それも同じ選手に対して続けてスリーを許したり、
切れ込んでくる選手に容易にファウルして、スリーポイント
プレーにしてしまったりと守りが崩れていました。

それで、20点ものビハインドを許してしまい、それを
追いかけ逆転するという余計なエネルギーを使い、
本来後半のラッシュを前半の第2Qでだしてしまい、
本来のシーソーになる時間帯が第3Qにきてしまい、
最後はレブロンの一対一の連続で守りが崩壊し、本来の
リズムとシュート力もなくなり、点差ができてしまい
ました。

バスケットの場合、リズムと流れを失うというのは
致命的なことであり、いくら優秀なシューターでも
自分のリズムで打てなければ、ボールを回してもらって
も決めることはできません。

それぞれのオフェンス能力を足し算して成り立っている
マジックのようなチームでは、突出しているプレーヤー
がいない半面全体の守りからリズムを作り、誰に任せる
ということないチームでの攻めができていました。

チームのリズムが狂うと全体のシュート確率も極端に
悪くなります。建て直しに作ったファーストブレイクが
結局、本来のリズムある攻撃をなくし、個人的な攻撃主体に
なり、確率は極端に悪くなり、果し合いのようなトップ
オブザキーからのワンノンワンを許してしまいました。

派手なダンクやアリウープに神がかりシュートを許しても
ゲームは譲らないそんな地味ながら相手のよいところを
出させても負けなかったマジックに、やはりレブロンの
力が発揮されればという印象を与えてしまいました。

やはり出だしのまずさが全てに影響している感じです。
今までにない、ファーストブレイクでのラッシュなど
スピードでの勝負では、キャブスの方が利があり、本来の
リズムをなくす効果がやはりあったのではないでしょうか。

そこで求められるのが、エースの力というものであり、
インサイドでの決定的力とか、シューターを揃えた外からの
スリーポイントとか、チームの軸が物を言うわけです。

キャブスには、いつもリバウンドをとられすぎていて
それでも勝ててしまう、そんな持ってなくてもやられていても
最後は勝っていたマジックに相手は苦手意識も持つものです。
まして、その本拠地に戻ってやらなければならないので、
やりづらさは相当でしょう。ハワードのにやけ顔の真意が
次明らかになるでしょう。

これを跳ね返せば、キングレブロンも相当なもんだよ。
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プレーオフECFゲーム4 キャバリアーズ対マジック

2009年05月29日 10時02分35秒 | バスケ
Team    1   2   3   4   OT   T
Cavaliers 25   33  21   21   14  114
Magic   21   29  28   22   16  116

2009/5/26
Arena: Amway Arena, Orlando, FL
Officials: #48 Scott Foster , #24 Mike Callahan , #14 Joe DeRosa
Attendance:17,461
Duration: 3:06

第4戦にしても、延長になったものの今までとまったく同じ
展開です。

最初はキャブスのリードで始まり、後半になり逆転され最後は
シーソーになり、僅差でかわされてしまう。

エース、レブロンの神がかり的なシュートは健在で、得点も
40点以上と申し分ない働きであり、他のメンバーとて誰が
調子悪いというわけでもないのです。今までどおり、モーが
いて、ウエストもいて、イルゴースカスにバレジャオもいる、
中も高さでは勝っていて、リバウンドも取れている。

解説では、ベンチの差だとかベンチの得点とかザービアックが
穴だとか言っていましたが、この日はパブロビッチを使わずに
ザービアックを使った一つの作戦変更だったようですが、これも
不発。

いつもはフリースローがまったく入らないハワードはこの日は
良く入りました。それに、シーズン中はファウルが多く、ファウル
アウトも多いのですが、この日はファウルを5回後の守りも秀逸。

ベンチの差と言われた戦力差ですが、後半からの逆転は何が
原因でしょうか。

後半はハワードのインサイドを使わずにフォワードがペネトレート
でインサイドに切れ込んでいく攻撃を多用します。それがターコルー
だったり、ピートラスだったり、オルストンだったりがフォワード
攻撃をするのですが、それを可能にしているのはなんなのか。

一見ただの波状攻撃のようであり、なぜもっと外からとドワイトと
効率よく攻めないのかと思うようなフォワードのワンノンワンです。

この攻撃のペースを握るもの、それはマジックの守りです。

キャブスもプレスからファーストブレイクで勝ってきたチーム
です。派手なダンクやアリウープと神がかり的なシュートもマジック
にはないのですが、後半にじわじわと来て、最後は決められて
しまうこの守りはセルティックスをも破ってきた強烈なものです。

このがっぷり四つのぶつかり合いを変えるか、攻撃どころを変え
ファウルアウトを誘いディフェンスの穴を広げるか、とにかく
今までとは違う作戦を出さないことにはキャブスは危ういです。

キーはスピードとなるでしょう。スピードの違いを生かして
チャンスを広げるしかないと思います。



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濡れたぜ

2009年05月28日 09時50分30秒 | ジョギング
今週は先週に続いて、パーマネントコースで
凌いでいます。

夜の用事があるので、5時から6時までしか時間が
とれないので、仕方ないのですが、距離が少し
縮んだだけでやはり物足りない感じです。

それは、距離にして2Kほどですがスピードも
市内の道路なので夕方で車も多く、あまり飛ばす
こともできません。

最近気がついたのですが、心拍が140で走ると
苦しくもなく、物足りない感じで終わってしまいます。
普通は、最後の3Kほどで150台後半まで上がって終わる
のが今までのパターンなのですが、このパーマネント
コースでは、下手をすると140台で終わってしまうのです。

それに気がついてからは、なるべくスピードを上げて
心拍もあげるようにしているのですが、最後だけスピード
を上げても全体の運動強度は上がるはずもなく、ただ
心臓に負担がかかるだけの結果になっています。

昨日は、あと2Kほどで自宅に着くというところで天候が
悪くなり、急に暗くなったら道路に大粒の雨の痕がつく
状況になり、これはうちに着くまで持たないかと思った
瞬間、急な降りになり肩や頭に大粒の雨を受けます。

こういう驟雨では、道路のほこりが舞い上がり、むっと
する熱い空気も下から舞い上がり埃臭い空気を吸い込む
ことになります。

かなりの降りになり、昨日に限り、曇ったので帽子も
サングラスもなしで、頭から靴まで濡れてしまいました。
暑い時には、こんな雨の中でも逆に気持ちよく走れる
のですが、こういう街の中を走るのと山の上を走るのでは
雨の中の走るのも違う状況になります。

やはり、街中は雨が降ると埃を吸い込むようになり、
快適ではありません。いつもの公園のコースなら、頭上に
木があるし、雨の中走るのも苦になりません。空気も
気持ちのよい湿り気を含み呼吸も楽に感じます。

街中では、排気ガスや色々な臭いをかぐことになり、雨が
降ってもそんなに気持ちいいわけではありません。最近
植え込みの臭いで、殺虫剤や除草剤の臭いがするものが
あり、同じ緑のそばでも気になるところもあります。

そんな気になることばかりですが、よいこともあり、同じ
コースを同じ時間に続けて走ると、いつも会う人も出て
きて、まったく知らない人から挨拶されるようになります。

それは自転車に乗った小学生だったり、散歩の老人だったり
旅ランナーが地元ランナーに敬意を評したものだったりと
様々な挨拶をこの数日受けました。これは、いつもの公園
ではないことでした。
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グインサーガ

2009年05月27日 13時11分50秒 | 日々のこと
NHKでグインサーガが始まって
その感想を書こうかと思っていた矢先、
作者ががんで死亡との報。

世の中段々生きにくくなっていくような
今日この頃。

そしてこの息苦しさ。

人が死にさびしいとか、悲しいなんてもう
言ってられない。

毎日誰か死んでいく。

死だけが絶対的なもので、完結であると
感じるがそうでもないのです。

意識を持ち、言葉を発展させ文字を発明し
魂の継承まで可能にした…

それにしても100巻は長いなあ。

アニメでさえ展開がぐずぐずしていらいら
するのにまして本になると全て揃えるのに一苦労
それも未完となったという結論があると
読み出す勇気はありません。

似たような経験は幻魔大戦を集めて結局
尻切れで終わった時を思い出します。
それでも集めるという作業も読むのも楽しかった
けれどグインでまたやろうとも思いません。

NHKのアニメがいつまで続くのか気になるが…。
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剱岳-点の記

2009年05月26日 10時45分56秒 | 読書
剱岳-点の記



この本を読もうと思ったのは、日経文化欄に南木佳士が登場して
湯治に持参した本がこの『剱岳-点の記』だったのです。

なぜこんな古い本をと思いましたが、間もなくこの本が映画化
されていることを知り、なるほどなあと思いました。

剱岳というのは今でこそ登山道が確立して、普通に登れますが
明治の当時は登れない山だというのがどうも意外な感じを
受けました。映画の予告編では、地図の空白を埋めるためにとか
未踏の山という言葉が出てきてさらに意外でした。

日本の山に未踏の難しい山などあったのか。

調べてみると難易度は今では高くなく、逆に最高難度に近い
山は身近にあり、素人では登れない山として二子山がありました。
これは私が先日登った山でなく、群馬との境にある山です。
しかし、これとて岩登りの練習用としてのことであり、普通に
登山道をたどれば登れない山ではありません。

そんな登山とは関係なく、湯治に読む本というところで
のんびりと湯につかりながら読むのによい道連れになる
本とはという興味から読み出したのでした。

久しぶりに小説らしい小説を読んだという気がしました。

日本人好みの生真面目で全うな主人公が様々な困難を排して
与えられた使命を果たすというもので、なおかつそれを
果たしても正当に評価されないという世の矛盾とつまらない
権力構造や役人体質なども批評して世の中でこつこつと
努力を続ける市井の人を感動させるというものです。

小説ならではの虚構の部分や悪の役人と善の役人の対比など
あまりに露骨な感じもありましたが、最後の取材の過程などを
読むと虚構だと思われた賽銭を上げに来た湯治客の話など
作者が掘り起こさなければ歴史の闇に埋もれた事実だったと
知ると作者が本当に書きたかったのは、役人の仕事の本質と
いう部分だったのではないかと思います。

主人公が果たした成果としては、ガイドブックに名が載る
など明確な結果が残っているのにもかかわらず、敢えて
まだ正当に評価されていないとする多くの登山家や山男の
人達の欲求は何だったのでしょうか。

苦労したのは解りますが、それは仕事であり、仕事で困難な
使命を日夜こなしている人は何も測量士ばかりではないし、
山に最初に登ったからといって何も偉い訳ではありません。

まして、今のように金さえ出せばどんなところにでも簡単に
行けてしまうとそのありがたみや昔は苦労したということも
ただの昔話でしかないような気もします。

私のように日経の記事を読み、この本を読んだことから
剱岳にも出かけてみたという人もネットで見かけましたが、
私自身は、そこまで強い感動もなく、室堂辺りにスキーに
行こうと以前から思っていたものの、山登りまでしたいとも
思いません。

いつかあれが剱岳かと眺めることはあるかもしれませんが。
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プレーオフECFゲーム2マジック対キャバリアース

2009年05月26日 10時19分15秒 | バスケ
Team    1   2   3   4    T
Magic   16   28   25  26   95
Cavaliers 30   26   19  21   96

2009/5/22
Arena: Quicken Loans Arena, Cleveland, OH
Officials: #13 Monty McCutchen , #49 Tom Washington , #55 Bill Kennedy
Attendance:20,562
Duration: 2:53

マジックの強さは本物かというこの展開。

ゲーム1とまるで同じ展開で大差がついてもじわじわと
追いつくと最後はシーソーゲームになり、土壇場で
飛び出したレブロンのブザーピーターと出来過ぎです。

シナリオがあったとしてもこれほどドラマチックに
再現可能でしょうか。

ゲーム1の見事なお返し。

ただ、後半マジックが追いつくシーンでは、繰り返し
右にロールしてレブロンがパスを受けてインサイドに行くも
止められてターンノーバーという展開が何度も繰り返されます。

そして、マジックもターコールーがインサイドへ切れ込んだり
インサイドにハワードがフリーでいてもしつこくターコールー
が決めにいくという、ちょっと不自然な場面もあります。

マジックが得意のインサイドでゴリゴリやった後に外の
シューターで効率よく決める本来の得点パターンの方が
確率も良く、破壊力もあるのですがフォワード勝負や
チームで作ったチャンスでないのが勢いだけの所があり
結果こんな結末を呼んだのではという気もします。

それとレブロンが同じパターンで攻め続けたのも不自然な
ところで、普通にレブロンがボールを支配したら点差を
守れただろうし、敢えてマジックに付き合って最後の
シュートにつながったのかと思うところもあります。

それにしても最後なんでレブロンにターコルーがついて
いたのか、ターコルーでなければ防げたシュートだろうに
このときに限りターコルーというのもねえ。
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Forever young

2009年05月25日 10時13分33秒 | 日々のこと
ロッドスチュアートの歌声は、よくあるかすれ声の
魅力です。

しかし、彼は彼。一度聞いたら忘れられない
彼独特の声です。

同様に清志郎も、唯一無二。

彼の声は誰も真似できません。

彼のように歌える人もいません。

真似できない人。真似できない歌。真似られない
ソウル。

化粧して、髪の毛逆立てるのはできるけどね。
ライブにもコピーバンドをやっているファン
が来るのはよくあることだけど清志郎のファン
にはいなかったなあ。真似できないのみんな
知っていたから。
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日常をぶっ飛ばせ

2009年05月24日 21時42分57秒 | 日々のこと
地元の高校も休校というのはどうやら
偽情報のようでした。

昨日、久々にバスケ練習で高校の先生に会って
確かめました。

昨日の夜またまたNHKの夜の映画を見始めたら
最後まで付き合ってしまいました。

その映画は『ギャラクシークエスト』という
コメディ映画ですが、演じている人達がみんな
どこかで見た人達なのです。

名前が出てこないのですが、確かに知っている
人達です。チェンというメカ担当の人は、名探偵
モンクの人です。彼は結構映画も出ていて最近
他の映画でもみました。

気になったのは、ヒロインの女の人です。

あの口の脇のしわは確かに知っている女優です。
しかし、金髪で長身で爆乳で無理に若く作っている
し、この路線はやはり受けを狙ってのものなのか
最後エンドロールで正体を確認したらなんとシガニーウィバー
でした。

エイリアンシリーズでは爆発的なヒットを取ったものの
他の映画はいまいちで、顔で勝負できるわけでもなく、
演技もシリアス映画や恋愛物はどうも似合いそうもなく、
結局齢をとってもはや用済み的な彼女がこんな映画
に出るということは、いろいろな意味でパロディ要素
があり、笑える映画となっています。

宇宙戦争をテレビドラマシリーズの役者が本物の宇宙人に
頼まれて宇宙人がまねして作った本物のテレビドラマの
宇宙船に乗って侵略者の宇宙人とたたかうというもの
ですが、これがアメリカ人の本質をついているようで
実に面白いのです。

自分では本当は宇宙船も作れないし、理論も持たないのだが
暴力で危機だけは脱出できるし、本物の警察面もできると
いう米国の本質を垣間見たようなところが秀逸。

実は久々の草刈と久々のバスケ練習で体のあちこちが
痛くなっています。

毎日13K走り続けていても体中の筋肉を使っている
わけではなく、異様な疲労感にとらわれて筋肉痛も
体中でおきてしまいます。

それで、今日は急遽ジムに行って筋トレをしました。

もともと今日は雨ということで走るのは休むつもりでした。
何でもそうですが、日々同じことを繰り返すことで満足を
覚えたり、安息を感じたりしますが、それではだめなんだと
いうことを今日はつくづく感じました。

やはり常に新しい刺激を取り入れて自分のスタイルでないから
という行動パターンの固定化を防がねばなりません。それは
体のメンテナンスだけでなく、全てにいえることです。

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プレーオフWCF ゲーム2 レイカーズ対ナゲッツ

2009年05月24日 20時42分25秒 | バスケ
Team   1   2   3   4   T
Nuggets 23   31  26   26  106
Lakers  31   24  26   22  103

2009/5/22
Arena: Staples Center, Los Angeles, CA
Officials: #27 Dick Bavetta , #34 Marc Davis , #29 Steve Javie
Attendance:18,997
Duration: 2:45

この試合は、最初はもう完全にレイカーズペースで
楽勝の試合だと思いました。
カメラもご機嫌なセレブたちを映して、このファイナルも
レイカーズペースで最後まで行くかのような雰囲気でした。

しかし、それも前半の終わりのころにはあやしくなり
後半ではもうどちらかというとレイカーズが追い込まれている
かんじになり、最後は完全に後れを取ったという感じに
なってしまいました。

オフェンス巧者のレイカーズがまるっきり攻められずに
ターンノーバーを許してしまうという珍しいシーンも
あり、前半の中にペネトレートすれば必ず得点していた
ゆるいディフェンスはなんだったのかと思わせるナゲッツの
堅い守りです。

この堅い守りとエースの自覚というか自立が今年の
ナゲッツの大きく変貌したところです。

こんなシビアなゲームを物にできるようになったのは
選手の成長が大きいと思います。
それもやはりピラップス効果でしょう。

レイカーズが何で負けてしまったのか、リズムを
失うということが如何に怖いことか、バスケットでは
致命的なことです。

コービーなどは神がかり的な点の決め方をするかと思えば
押さえ込まれたかのような試合もみせます。

ファンとしては、コービーとカーメロのマッチアップは
魅力的ではありますが、こんな大事なゲームでこれを続けて
勝ちを逃したとなると戦略的にミスだったのではという
気もします。

それと序盤に普段とは違うところを攻めさせて、本来の
ローポストからの展開を少なくしたことも布石として
機能したのではないでしょうか。

また、相手はカーメロ中心で逆転してきましたが、あまりに
簡単にそれが成功したところもトータルで見たらこの負けも
計算済な感じがします。

ホームで負けたのは、まだこれは余裕ですというところも
なくもない、そんなあまりやられた感のない負けを作った
という見方もできます。

ただ、ナゲッツの強さは本物であるというのもこのゲーム
では感じました。ピストンズでのあの守備からの強さを
思わせるピラップスの存在感は魅力的です。

ただ、この後ホームに帰ったナゲッツはレイカーズに
逆転で負けてしまうのです。これはこのゲームの
お返しか、最後のクォーターでコービーの爆発があり
持っているものの違いを見せ付けた感じでした。
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緑との戦い

2009年05月23日 10時30分26秒 | 日々のこと
除草の時期がまたやってきました。
庭木の手入れとか雑草とりは今から梅雨の時期の
厄介な仕事です。

そんな中で、エンジン付き刈り払い機を使う
機会が何度かあるのですが、これが中々面白い
のです。

普通の下草刈りの鎌や手鎌では刈り取れないやぶ
のような草も一払いで刈り取れるその破壊力は
まるでスポーツ感覚であり、広い土地でこれをやると
とても気分爽快になります。

不動産関係とはいえこういう仕事は業者に任せれば
いいものですが、時には自分からやることもあります。

広い土地の除草は何か達成感があり、刈り終えた土地を
みるとなんともいえない満足感も味わえます。

それにしても草は強い。

いくら刈ってもすぐにまた出てきます。
まさに緑との戦いです。
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本日の珈琲

2009年05月22日 09時58分47秒 | 珈琲
昨日とは打って変わって晴れてさわやかな
初夏の日となりました。
こんな日は、どこか行きたくなりますが、そう
も行かないのがつらいところです。

昨日届いた珈琲、ルワンダブルボンが今日の珈琲
です。

こんな珈琲を日常飲んでしまっていいのだろうか
という上品な味わいです。
ただ、香りはデイリーで飲んでいるブラジルサントス
NO2に比べても香りが少なく、拍子抜けするくらいです。

味の方は、苦味やこくより甘みとフルーティーな感じが
やさしく朝の珈琲にぴったりです。

こういう珈琲は、あまり焙煎を強くしないで中挽きで
あっさり淹れて、ストレートで砂糖も入れずに飲みたい
珈琲です。

私が以前愛飲していたブラジルの豆に似ています。
もっともブルボンという品種ですから、似ていて当然
ブラジルでもたくさん作られています。

苦味やこくや独特の香りを楽しみたいときには却って
物足りない味ですが、朝のひとときとか食後や仕事中に
飲むのにはいいかという感じです。

初夏の空気に素朴な高原の珈琲の味わいの朝でした。
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何でもはやり物に乗るな

2009年05月21日 13時00分10秒 | 日々のこと
市内の県立高校も一週間ほど休校になるようです。

新型インフルエンザといっても、普通の風邪と同じ
程度の症状しかでていないのですから、何を恐れる
必要があるでしょうか。

いよいよ首都圏に感染者ということで、マスコミも
政府関係者もよいよ色めきたった感じですが、
マスクが売り切れたり、地下街の売り上げが四割も
落ちたりと過剰反応が出ています。

こんな30度も超すような陽気にインフルエンザも
たいした流行もしないでしょうしもし罹患しても
風邪の症状と変わらないとなれば何を恐れる必要が
あるでしょう。大阪ではコンサードが中止になって
しまったりしていますが、そんな必要もないのです。

そんなわけで私はまるで気にしていません。
ここ数年風邪で寝込むということはありませんし、
熱が出るというのも体の免疫機能の一種でそれで
ウィルスを殺すというのですから、一日に一度汗を
流せば体の悪い菌も死んでしまうということです。

ですから私は、マスクも買いませんし、うちでじっと
していることもありません。

逆に皆さんが外出を控えられて、阿修羅展やルーブル展
が空いてくれたらいいななんて思っています。
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