良くスキーや山に行く人の目的が、景色をみるためだったり
景観の中に自分をおいてみたいという憧憬だったりします。
さて、私がスキーに行くのは最初はそんな非日常を思い切り
味わいたかったからだと思います。それがいつの間にやら、
スキー上達に重きを置き、検定を受けたりスクールに入ったり
するようになりました。しかし、それに疑問を持つようになったのも
また最近のことです。大雪で話題になった年2004-2005シーズンに
初めて八海山を滑りました。
その時のパウダーは、真に白いプールでありそこにはまれば窒息
するような苦しみがあります。何度もそんなホワイトプールにはまり
立ち上がるだけで10分以上かかる経験をしました。それなのに、
そのパウダーが忘れられないのです。その後、何度も新雪滑走をして
いますが、それはせいぜいひざ上の新雪です。一緒に行った人は
それをふかふかだといい、ワーワー大騒ぎです。
しかし、八海山で未圧雪の雪を踏みなれているとそんなものは
ふかふかでも新雪でもありません。よく誰も踏んでいない雪だまりを
見つけては突っ込んだりしましたが、あの新雪にはもうめぐり合えない
のかと思います。今思えば、別に八海山の雪がそんなにいいわけ
でも無く、たまたま新雪に当たっただけで、雪の降り続く中ただ滑る
のはあまりいい気分のものではありません。しかし、大雪の後の新雪を
ピーカンの中、雪煙をけたたて滑るなんてのは、現実味がありません。
雪国は年中雪が降り続いていますから、パウダーを味わうには
吹雪のような中を常に滑らなければならないのです。そして、より
パウダーやノートラックを狙うなら山スキーをしなければならないの
です。となると非日常を求めるとかいい景観を求めるという最初の
目的など現実的でなくなり、常につらいスキーを求めることになって
しまいます。そんな事を考えていると、人の書いたスキー旅行のページ
や雑誌の記事なんかが実に空々しいものに思えてきます。
それに自分の今本当にやりたいことはなんだろうかということも考え
なくてはなりません。これはスキー場選びに直結していることなので、
スキーツアーのパンフやスキー場紹介の記事などを見ては考えて
います。海外やスキー場に住み着くぐらいに張り付かなければ、私の
求める物はないのか。いや別に上達するために、ひとつのスキー場に
通い何度も同じところを滑ったり、スキースクールに顔が覚えられるくらい
通うのがいいのか。結論としては、今、自分のいる関東では日帰りで
簡単にスキーができ、苗場など大きなスキー場で繰り返し滑ることも
可能であるし、より非現実を求めることも出来る。
これは固定する必要もないし、こうするべきものという答えもない。
となれば、とにかくまたスキー場に行ってみるしかないのです。
幸い行ってみたいスキー場というのが、いくつかありますので、昨年
行って一人でもストレス無く滑れたところも今年は再訪し、なおかつ
新天地もどんどん行くべきということです。まずはワックスを入れないと
いけません。
景観の中に自分をおいてみたいという憧憬だったりします。
さて、私がスキーに行くのは最初はそんな非日常を思い切り
味わいたかったからだと思います。それがいつの間にやら、
スキー上達に重きを置き、検定を受けたりスクールに入ったり
するようになりました。しかし、それに疑問を持つようになったのも
また最近のことです。大雪で話題になった年2004-2005シーズンに
初めて八海山を滑りました。
その時のパウダーは、真に白いプールでありそこにはまれば窒息
するような苦しみがあります。何度もそんなホワイトプールにはまり
立ち上がるだけで10分以上かかる経験をしました。それなのに、
そのパウダーが忘れられないのです。その後、何度も新雪滑走をして
いますが、それはせいぜいひざ上の新雪です。一緒に行った人は
それをふかふかだといい、ワーワー大騒ぎです。
しかし、八海山で未圧雪の雪を踏みなれているとそんなものは
ふかふかでも新雪でもありません。よく誰も踏んでいない雪だまりを
見つけては突っ込んだりしましたが、あの新雪にはもうめぐり合えない
のかと思います。今思えば、別に八海山の雪がそんなにいいわけ
でも無く、たまたま新雪に当たっただけで、雪の降り続く中ただ滑る
のはあまりいい気分のものではありません。しかし、大雪の後の新雪を
ピーカンの中、雪煙をけたたて滑るなんてのは、現実味がありません。
雪国は年中雪が降り続いていますから、パウダーを味わうには
吹雪のような中を常に滑らなければならないのです。そして、より
パウダーやノートラックを狙うなら山スキーをしなければならないの
です。となると非日常を求めるとかいい景観を求めるという最初の
目的など現実的でなくなり、常につらいスキーを求めることになって
しまいます。そんな事を考えていると、人の書いたスキー旅行のページ
や雑誌の記事なんかが実に空々しいものに思えてきます。
それに自分の今本当にやりたいことはなんだろうかということも考え
なくてはなりません。これはスキー場選びに直結していることなので、
スキーツアーのパンフやスキー場紹介の記事などを見ては考えて
います。海外やスキー場に住み着くぐらいに張り付かなければ、私の
求める物はないのか。いや別に上達するために、ひとつのスキー場に
通い何度も同じところを滑ったり、スキースクールに顔が覚えられるくらい
通うのがいいのか。結論としては、今、自分のいる関東では日帰りで
簡単にスキーができ、苗場など大きなスキー場で繰り返し滑ることも
可能であるし、より非現実を求めることも出来る。
これは固定する必要もないし、こうするべきものという答えもない。
となれば、とにかくまたスキー場に行ってみるしかないのです。
幸い行ってみたいスキー場というのが、いくつかありますので、昨年
行って一人でもストレス無く滑れたところも今年は再訪し、なおかつ
新天地もどんどん行くべきということです。まずはワックスを入れないと
いけません。