King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

今日は休走日

2007年06月30日 23時01分31秒 | 日々のこと
地元に新しくできた喫茶店を訪れました。
店内に入るとまだペンキの臭いがします。いつも店の前を通り
以前軒の低い店舗で、床屋さんだか美容室だったところです。
この先には、黒門通という商店街プロジェクトがあり、そこの
店舗オーナーとばったり会って、そのとおりの端っこに店ができた
よと教えてもらっていました。この店の前はよく通るので、新しい
店ができたのは知っていました。

なんかのギャラリーのような小さな店で、店舗の感じからは
ギャラリーのようなのに妙に人を誘うものを感じました。先の
黒門のオーナーから喫茶店だと聞いて、それは無謀なと
思いました。その先には、グレーやぢろばたがあり、新規店舗
など果たしてやっていけるのか。普通素人ならそう考えて
二の足を踏むはずです。さらにその店舗の規模から行って
どう展開していくのか非常に難しい形態だと思います。

それでもかれこれひと月はやっています。秩父の場合、新しい
店ができても早く行かないとつぶれてしまう事が多く、まして
喫茶店などという特殊店舗は、どんな人がどんな趣旨で
開いたのかまず興味がわきます。普段コーヒーなど自宅で
飲めば30円ほどでいくらでもおいしく淹れられます。しかし、
それを500円も出して人に淹れてもらう価値を見出せるかと
いうことで、10倍の価値がどこにあるのか興味がわきます。

たいていどこの珈琲屋さんもおいしい珈琲を飲ませたいという
それだけのことであれば、まず続かないと思います。何か他に
あるはずです。ただ趣味としてやっているとか、骨董が好きだとか
絵が好きでそれをみせたいとか、本の蒐集をしているとかなにか
珈琲以外に売りがあるものなのです。それは珈琲が簡単に
おいしい珈琲の淹れ方を知れば、たいていどんな人でも豆と
水がよければそれなりの珈琲が淹れられるという誰でもなれる
マスターという地位に立てることです。

そんなことはテレビの情報番組でさんざ取り上げられたことなので
知らない人は居ないと思いますが、喫茶店でもまずい珈琲が
平気で出てくることや最近はカフェ形式の安い店が拡大して
もはや珈琲を味わう事が損なわれて来ているといっていいでしょう。
そんな環境の中、新しくできた店ですから、期待していったわけです
が、お店自体は谷中のカヤバ珈琲店みたいな軒の低い感じでそこだけ
時代に取り残されたような空間な訳ですが、それが小さいだけに
カヤバみたいに完全にタイムスリップした感覚はなく、全てに中途
半端な印象でした。

買い物後、今年最初のホタル狩りに行く予定でしたが、また雨が
降り出したので、今日は中止です。午前中はうちの上の菖蒲園に
花を見に行きましたが、もう盛りが過ぎていて、枯れた花が目立ち
ました。夏のお出かけ用のTシャツを気がつけば4枚も買っていました。
夜はサンボマスターのライブをテレビで見て、夏はライブだよなあと
改めて思いました。毎年、忌野清志郎の野音に出かけていたのが、
今年こそあると思ったものの、そんなライブの情報も聞こえてこず、
他のライブの誘いもないまま一年間ライブ不参加の寂しい日々です。
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気がつけば雨

2007年06月29日 23時02分53秒 | ジョギング
気ままに自由に時間があると思っていたのも束の間で、
今はとにかくどんどん時間が過ぎてしまって、何も計画通り
に進まない感じです。それでもかつての約束や、果たすべき
課題ややりべきことといつかはフルマラソンに向け少しづつ
やって行こうと思います。

私の知り合いは、会社を辞めてハワイの学校に行ってしまったり
ニュージーランドに何かのインストラクターになるために旅立ったりと
そのフットワークよさにあきれてしまいます。私の場合、そもそも通勤の
往復の時間や仕事中の無駄な時間をこのまま過ごしていいのかという
強迫観念のようなこのままでいいのかという答えが今の状況なので、
その答えをシェイプアップしていくしかありません。

お昼からうちで片付け物をしようとキッチンの気になっていた箸立てから
はじめその後、お昼を食べてニュースを見ていたらそのまま眠り、雨の
音で目が覚めました。午前中に走っておけばよかったなあと思いつつ
そのまま片付けやネット連絡をしていつものように走りに出かけたのは
4時半を過ぎてからです。雨足は強くなり、それでも雨靴は用意しないで
いつものニューバランスのフラット走法用の靴を履きます。

昨日の30度を超す温度から今日のように雨の中21度のランニングと
真に自然と一体になったスポーツです。一往復は完全に土砂降りでし
たが、二往復目には雨も上がり、いつものランニングの人達も走っています。
雨でも走るのはみんな同じなんだなあと思いました。昨日の合歓の木
に続いて、今日はくちなしの白い花が咲いています。まだあの甘い香り
はしません。今日のランニングは153しか心拍が上がりませんでした。
随分ゆっくりペースです。雨の日は滑りやすいので、こんなもんでもいい
でしょう。
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合歓の木の香り

2007年06月28日 23時55分36秒 | ジョギング
水曜日は、モネ展に行ったので当然走りませんでした。
そして、今日は蒸し暑い日でこれまた当然昼間から走る気
がしませんので、午前中用事を足して午後はゆっくりと天候待ち
です。そんな時には、これまた当然ネットで色々な情報をやりとり
ということになり、株式の情報も拾います。今週は、結局18000円
を維持できなくて、400円も下げたため選挙前の静けさに突入する
のかという感じです。もともと選挙は選挙株という政治家銘柄が
あり、選挙前には上がるというイメージがありましたが、それらの多くが
公共事業がらみのゼネコンや道路株でもう過去の株です。

そんな株の紹介をまだやっている週刊誌すらありますが、今は
もう夏休みにどう相場が動くかが取りざたされています。ブッシュの
過去最低の支持率とあいまって安倍の支持率も過去最低です。
食肉加工会社や都内温泉の爆発にしろ、監督官庁の機能不全が
まったく話題にされていませんが、社会保険庁同様に監督官庁の
だらしなさが当然あります。御用マスコミには当然そんなところを
突いた取材や報道はできません。

ここに来て月曜からずっと下げている株式相場などは、政府不信
をもろにあらわしているといえます。こういうときの相場には、これは
下げないという株に投資するという手があります。それは新日鉄
だったり、電力株だったりシーズンストックのビールやハムだったり
します。私の場合この二日はまったく動かさないという手でしたが。

さて、月曜からのジョギングは月火とまあまあのタイムであり、水曜が
だめだめの11分で、今日は復活まで行かないまでの8分ギリギリと
いった感じです。今日は今週二日目の光化学スモッグが発生した
という放送が流れましたが、屋外の激しい運動は避けましょうという
ご注意にはまったく反して5時ごろから走り出しました。今日も7.8
人のランナーに遭いました。彼らがいたから今日の合格タイムも
あったという感じでした。そういえば、かつてのマラソンランナーが
最近現役を退いてやっと抜かれても夜眠れるようになったと言って
ました。今でも25K毎日走るそうです。なんて名前だっけ、あのうるさい
女の人。

ふと思ったのは、私の二倍以上走っても、走っている時間は同じ
なんだろうなあということです。今日公園に行ったら合歓の木の
花が咲いていました。夏椿の花がぼとぼととそれはもう見事に
散り出していて、柏餅の臭いのする木も栗木の香りも終わり、
よいよ夏が近いという感じです。この合歓の木の下で昼寝する
なんて最高の贅沢です。それが可能な公園が近くにあるという
私も幸せです。
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monet

2007年06月27日 23時06分18秒 | 日々のこと
色々ありましたが、とにかくもう日にちもあまりなく、
日曜だともうすごい混雑だというので、梅雨の晴れ間の
暑い日でしたが、六本木までモネ展を見てきました。
六本木ヒルズができてから、何かと六本木には来る用事が
あり、訪れています。仕事でも恵比寿経由で来ることがあり
ました。この六本木の国立新美術館もできた当初はテレビで
紹介され、三つ星レストランや黒川紀章の設計と話題を呼び
ましたが、いずれは行こうということでそのままになっていました。

そして、モネ展があるというのでNHKの迷宮美術館で紹介され
モネ行きが決定しました。まず公開されている枚数と一挙に
世界中のモネが東京で見られるというのがすごいと思いました。
積みわらなど4枚も一挙に並べて見られる上、その他ポプラ並木や
ルーアン大聖堂等の他の連作も複数が並べられているという
贅沢さです。モネというと睡蓮が有名ですが、日本風太鼓橋や
バラの小路などいまだあまり知られぬ一面も今回知ることが
できました。晩年見えない目でも描き続けて、そこに表そうと
していたものは何なのか、それを思うだけでこの一大モネ展は
意義深いものがあります。

若いころの写真以上に写実的な絵画から、抽象画のような晩年の
作品を較べたときにやはり最初は感じるものはどんな天才も
老いには勝てぬという寂寥感です。しかし、塗りムラや塗り残し
さえあるそんな、もう抽象画と呼ぶしかないような絵もいや
一枚の絵として画家の頭の中の絵をしっかりと描ききっている
ことを感じるのです。それは、目が見えなくても描き続けるという
不屈の意思が表す芸術の粋と呼べるものです。それは上手いとか
彼が描こうとした睡蓮の連作による癒しというより、自分の
イメージを残すという魂そのものの語りだったように思います。

このようにまさに世界中のモネが集まり、そしてその画家の生き様
と芸術を考えさせてくれるすばらしい絵画群でした。しかし、
この展覧会に入るのに1時間並びました。その前に券を買うのにも
長い行列があり、私はそれを見越してネットで事前購入してあり、
いくらか短縮できましたが、平日の午前中からまさかこんなに
並んでるとは。

そして、中も縁日の夜店前の賑わいです。そしてそのほとんどが
お年寄りとおばさんの団体です。大きな声で2回来た甲斐があった
とほざいています。人それぞれ楽しみ方があるのでいいのですが、
日本人は印象派好きです。そして団塊パワーがこんなところでも
発揮されているのです。何でもいいけどもう少し静かにさっさか
見てね。

夜店周りのような展覧会ついでに、東京ミッドタウンもみて、
六本木ヒルズのママンも見てきます。それにしてもそのときに
すでに2時過ぎでしたが、どこも食事処は行列ができていて
並ばないと座れない状況でした。国立新美術館の三つ星レストランも
長い行列があり、あきらめます。それ以前に吹き抜け状のところに
浮いた島のようなレストランで落ち着きがない感じで、この界隈の
レストランは、みんなそんな感じの落ち着きのなさを感じます。
六本木ヒルズに行きいくらか空きがあり、そちらのカフェや
レストランによりますが、こちらの方が落ち着いた雰囲気が
あります。

これだけ新名所を回ったのですから、ついでに原宿の竹下通り
と表参道ヒルズも見てきました。表参道はかつてのうっそうとした
感じからブランドショップが並ぶおしゃれなとおりに変わって
いてびっくりしました。これだけお店を見て回ったのにどこにも
買いたいものがないというのも皮肉なものでした。
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辣腕

2007年06月26日 14時04分56秒 | 日々のこと
不動産屋の枕詞は悪徳、弁護士の枕詞は辣腕です。
年金問題が毎日マスコミをにぎあわせていますが、月曜の
テレビ朝日系たけしのTVタックルにひさびさ弁論明確的確な
人をみました。自身の年金の確認をした際、記録が消えていた
ことから年金問題にかかわりだしたという紹介でしたが、その
紹介の内容を聞くだけではとても辣腕とも思えないし、ただの
出たがり弁護士かと思いました。この番組は、以前よくみていたのですが
最近はその内容のなさにダイアルを合わせることもなくなりつつ
有りました。そもそも現職の国会議員を使ってつまらない
パロディ時代劇をやった時点で、ここに出ている国会議員は
ただの人気取りだとその限界を見た想いでした。

そんな中で、今回の矢澤忠彦弁護士はそんなくだらない
国会議員たちを相手にはっきりと現在の年金問題を指弾しました。
中でも、今まで支出した年金額ととった年金額のバランスシート
を出してみろという言に与党議員はぐうの音もでなくなって
しまいました。グリーンピアなど社会保険庁が天下り先に作ったもの達が
そのずさんな使いっぷりで破綻し、はては払った年金をねこばばしていた
職員の実態まで恐ろしい組織ですが、それを取り繕う今朝の職員の
ボーナス返還などこれまたとってつけたようなニュースでした。

特別会計とか社会保険庁解体とかもう根本から正してもらいたいものです。
世の中これはっという人物がまだまだいるんですね。特に谷澤弁護士の
年金問題は無償で引き受けているというのを週刊誌で読んだときには
その思いを強くしました。
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全員解雇

2007年06月26日 11時27分23秒 | ジョギング
朝の時点で、あのおさがわせ食肉加工会社は、営業を中止と
言っていたのが、昼のニュースで社員全員解雇と言い出しました。
加ト吉など有名上場企業に取引会社を持ちコープなどの全国
販売網も持っていた会社で100人からの社員がいたらしいです。
もともと不正は元社員からの内部告発だといいます。元工場長の
記者会見の言葉で雲の上の人だからという発言は、コンプライアンス
の世では時代錯誤に響きました。記者のなぜその時にこんなこと
やめようといわなかったのですか、という質問もなんとも間抜けに
聞こえました。止められたはずだというその質問も今回の全員
解雇で所詮そんな会社というのが知れただけです。

誕生日のお祝いに、ランニングスパッツをいただきました。
早速今日穿いてみました。ここのところ雨が突然降り出したり
不安定な天候ですが、気温は21度程度で走るのにはよい
感じです。今日も5時ごろから走り出しました。この時間になると
サイクリングロードも結構な賑わいです。パルテノンの脇には
夫婦でアグレッシブスケートをする人やスノボーをやっている
人とか、バトミントンに興じるカップルなど昼間にはない賑わい
です。そして、走る人も多くライバル心を煽ります。

だいたい200mの差ならコース内で抜けます。大会では、
下位グループの位置でしたが、このコースを走る人の中
では早い部類にいるのです。ただ、レースに出る人の月間
走行距離250kで三ヶ月もやれば、10Kなら40分切りも
可能という意見もあり、それからみると私の先月の初レース
55分は普段のトレーニングから見れば大分遅いことになって
しまいます。まあそれも当初完走できれば良いという出発点と
いつかはフルマラソン完走という目標とともに、過程での欲が
出てきたということでしょう。

もともと長距離走なんかダイッ嫌いだったのです。それが毎日
走るようになり、様々な変化を生みました。それで誕生日の
プレゼントにウエアをもらうまでになったのです。走るだけという
のは当初何も用意が要らない手軽なスポーツでした。ジョギング
シューズも最初はホームセンターで売っている980円のものです。
Tシャツやトレパンも上下1000円のスーパーや量販店のものでした。
しかし、毎日走るようになるとそれなりに必要なものが増え、
本格的なものを着てもおかしくない体型も備わってきます。

ウォーキングですれ違う人には、見事な太鼓腹の人や歩くのが
辛そうな肥満体の人もいますが、毎日見かける人でもあの人痩せた
なあという人はいません。暑苦しそうなサウナスーツを着て歩いて
いる人も未だに見かけますが、そういう人ほど長続きしないようです。
私のように走る時間が一定でなく、かつ走る曜日もまちまちだと
いろんな人をみる事ができます。中にはいつも挨拶してくれる人も
いますが、今のペースではせいぜいうなづくことしかできません。
それでもいつも挨拶してくれる一輪車の女の子や夫婦の散歩の人
貸し自転車のおじさんや犬をだっこしているおじいさんは仲間だと
意識していただいているようです。最近では、給水のボトルも
撤去されることはなくなりました。
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世界遺産かスイスへの旅か

2007年06月25日 01時30分47秒 | 日々のこと
庶民のささやかな抵抗が、保険加入だったり、ビリーザブートキャンプ
だったりします。メタボリックなどと言われなくても醜くなった自分の体は
自覚しているものです。そもそもそれは、今与えられた自分に対する
全ての欲望の開放の結果であり、自己に与えている快楽や自己表現が
全て表れていると言ってもいいものです。今更言い訳して時間がないとか
運動するくらいなら寝ているとか人のせいにしてもだめです。全て自分に
帰ってくることですから。

私自身、年々体重が増え続け、このままでは新しいスーツが必要に
なるという時でさえ自己改革の必要性はまったく感じていませんでした。
私の場合、たまたまスキーのオフトレに勧められたインラインスケートが
運動のすばらしさや、有酸素運動の効能を気づかせてくれました。
もともと体重を減らす目的でなく、スキーのために夏場にトレーニングを
するという行動をとった事が、まずインラインスケートの面白さにはまり、
次にジョギングの楽しさを知り、マラソンへの挑戦と次々に発展して
行った事が今日の毎日走りその結果、14Kの体重減と走り癖が
得られました。

これが目的を毎年指摘される健康診断の肥満度Bに対して唯一の
B判定をAにするために何かすると言うことだったら今のような結果は
得られていなかったと思います。世の中の人達は、自らのおなかのために
100万円以上のお金を掛けてメタボ対策に取り組もうという行動をとって
いるようです。ただ、それがその費用を支出する時に目的達成に到達
してしまい、肝心の自分で努力して脂肪を落とすという行動をとらない
のです。皆が私のようにただ毎日走るだけで、簡単に脂肪は減らせるのに
100万円は使えても自ら汗を流すことはしないのです。

私も最初のインラインスケートを始めた当初は、たった1時間滑った
だけで体重計に乗ると2Kくらいは直ぐに落ちていたので、こんな
すばらしいものがあったのかと実に感動したのをよく覚えています。
それにまずインラインスケートをはじめた当初はとにかく、うまく滑れる
ようになることに夢中で、体重を如何に落とそうかということでは
なかったので、効果の大きさとともにこの副産物に素直に感動
できたのです。

当然周りの人にも勧めましたが、ジョギングのすばらしさやインラインの
よさをいくら口で言っても誰もじゃあ俺もやってみるとはなりませんでした。
これが、通販番組でビリーザブートキャンプをみると買ってしまうという
のですからまったく不思議なことです。

それと似たような事ですが、先日見てきたドービニの庭ですが、
広島平和記念公園とともに是非日本人は一度見ておくべきだ
と言っても誰も興味を示しません。ドービニの庭では、私があの絵を
見に行くきっかけになった『ゴッホの遺言』のなかでは、
もう一枚の絵について、テキサス・キンベル美術館寄託となっています。
しかし、ひろしま美術館のカタログや絵の添え書きには、個人蔵でスイスに
あるとなっています。昨年の日経おとなのOFFにもスイスとなっていたので、
今はスイスにあるのでしょう。テキサスなら見に行ってもいいかと思っていたけど
スイスとなるとスキーとからめるとなると色々面倒な計画や予算を組まないと
いけません。まあ実現性は乏しいかも。そもそも個人蔵となっているので日本に
来る事を切に願います。

それと世界遺産の原爆ドームを見たことから世界遺産ということばにも
敏感に反応してしまいます。月曜日のテレビ朝日の番組の旅の香り
という番組の中で、『タウシュベツ川橋梁』が世界遺産と紹介されたような
気がしてなんであんなものがと調べてみたら北海道遺産というものだそうです。
日本の中でも訪れて見たいポイントはあるものです。最近時間があるから
こんなのを見ているとつい見に行きたくなってしまいます。
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ささやかな抵抗

2007年06月24日 01時18分32秒 | 日々のこと
土曜の天気は、梅雨空から一転夏の空になりました。
雑用がたまり、梅雨の晴れ間ということもあり自分の部屋の
片づけをしました。予定の整理と各種連絡のための資料を
整理したり、季節の移り変わりの準備もしなくてはなりません。
というわけで、今年の冬の一月二月の苗場リーゼンの写真を
アップしておきます。
暑いときにはこんな写真を見て脳内をクールに保ってください。
これはトップシーズンでありながら、春スキーのような天候と
斜面に禿が目立つ珍しい今シーズンの模様を表しています。

ニュースによると北海道ではすでに水不足の影響か断水騒ぎが
起きたようです。後は社保庁の不祥事と食肉会社の不祥事と
まあ世の中いつでもこんなおさがわせの企業ばかりが次々と
出てくるものです。
部屋を掃除していると、06年の一月の日経一面が一ヶ月分でて
きました。
これは、私の好きな作家の北杜夫が履歴書を書いたから保存して
おいたものです。

懐かしいことに、その裏の一面はホリエモン逮捕の記事でした。
その後この事件はライブドアショックと呼ばれ、個人投資家の
肝も財布も冷たくした事件として記憶されるのですが、もう
一年半前のことなんて、その間整理されていなかった私の机は
本当にタイムマシン状態です。先々週のモーニングで日本の家電
は北米ではとっくにシェアを奪われているという紹介を専務島耕作
の中でされていました。しかし、これも昨年の12月の東洋経済で
家電崩壊という特集で紹介されていました。

その時には特に何も感じなかったものが、今回島耕作の中で
日本の市場では韓国、台湾、中国の製品は誰も買わないが、
アメリカではとっくに主役を奪われているという記事は本当か
というショックとともに読みました。もうこの漫画の半年も
前にソニーが10年も守っていたトップの地位をサムスンに
奪われたという記事を読んでいるのにです。その後、ソニーは
ラップトップの電池問題で株価は急落して、やっと最近回復
しつつある状態です。しかし、それもここのところの任天堂の
爆上げがあり、時価総額で抜かれるという事態になっています。

島耕作に紹介される以前に、日本の企業というのはすさまじい
変化の中にいると改めて思います。それもアメリカを脅かすような
経済的発展を遂げた後、ついにその放物線が頂点を過ぎ下降域に
入ったという時代の変化です。それを我々は手をこまねいて
見ているしかないのでしょうか。ニュースでは、空前の景気拡大
とか、企業の利益が更新するニュースを毎日聞かされ、配当が
今まで以上によくなっていることを聞きますが、若者を中心に
低所得にあえぎアパートにさえ住めず漫画喫茶を渡り歩く者が
増えているということです。今日のNHKの討論番組もそんな所得
格差の問題を言い合っていました。

企業がどんどん成長して世界のトップの会社もある反面実は、
北米での家電各社のようにすでに世界での日本の地位は、
どんどん奪われているのでしょう。これは景気拡大しても
ちっとも生活が豊にならず、消費は落ち込む一方で安心して
子育てもままならないために、人口は減少期に入り国の力と
言うものが落ちているのです。そもそも一部のものだけが
儲けて、一般の消費者や労働者には安心してお金を使える
基盤がないために、消費に回るお金も限定的なのです。

テレビのCMなんかも保険のCMばかりです。自分で将来を
守らないとこれからの高齢化社会を生き抜けないと誰もが
感じているのでしょう。おかしいのは、そんな世の中でも
家を買う人はいるということです。年収が800万円以上で
外車に乗り、子供も大きくなったので大きな家を買うという
人を何人も見てきました。彼らは、家を買うのに貯金はゼロで
もちろん土地もありません。しかし、4000万以上の家が
買えてしまうのです。それも、カードで借金まみれでも
更なるローンが組めるのです。それでも、まったく将来の
不安もなく高額のローンを組んでいきます。

実際、ローンをしても今借りている借家の家賃より返済額
が低くなるという低金利のせいです。今の円安で企業の株価は
どんどんあがっていますが、その輸出企業の海外のシェアは
必ずしも増えていないのです。日本の価値も円安が示すように
世界では重要な通貨でなくなりつつあります。となると金利も
いつまでもこのままではないでしょう。せいぜい健康だけは
保つよう腹回りを気にする必要があります。実際そう感じて
いる人たちにより、ジョーバやビリーザブートキャンプが
売れているんでしょうね。
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梅雨空とヘメロカリス

2007年06月23日 01時29分08秒 | 日々のこと
金曜日の天気予報は、雨でした。
それはしかし、午後から降るというもので、午前中はもつと
言うことだったのです。ですが、朝起きたらご飯を食べている時に
かなり降りだして、ちょっと予定が狂いました。まあ午前中に
走りに行こうとしたのが、さていつ走ろうか位のことですが。

というわけで、午前中に走ろうと思ったのですが、それは随分久しぶり
のことであり、雨も激しさを増していたので少し雨待ちをします。
何年か前からこの公園の花情報として今の時期ヘメロカリスの看板が
園内にあり、さてどこに咲いているのか探してみます。実はテレビで
宣伝されたらしく、県外ナンバーの車に何度か場所を聞かれていますが、
私が知る範囲にないので、いつも私が車を止めないところにあるか
サイクリングロード沿いにはないということになります。となると残された
ところは、南口の辺りしかありません。観光客にはそう説明して
あげますが、今時は花が咲いたというとわざわざ県外からも
やってくるんですから暇な人が多いのでしょう。

しかし、実際どんな花なのでしょう。見たところニッコウキスゲの
ような花がポスターというか見頃ですという案内の紙にあります。
とりあえず行ってみよう。ちょっと前までは、石楠花がみごろです
の看板のところにもヘメロカリスという文字と矢印の看板が出て
います。そんないいもんかい。?途中のアジサイは何の宣伝も
されていませんが、まあまあ見ごろ。そして、公園の端の南口に
着きます。

すると、ヘメロカリスの丘というのができていて前は芝生の丘の
ところに花が植わっていました。あの東屋の辺りに桜の木があった
はずだけどいや桜じゃなくてもみじか写真を撮りに来た事があります。
いやちょっとPCの中の昔の写真を調べて見たら、駐車場にもみじを
撮りに行ってその後ろに芝生城之丘が見えている写真がありました。
2002年の写真で、その当時は多分まだ何も作られてなかったのです。
今日を写真をアップしておきますが、あまりきれいな花でもないですね。
私がいる間に、旅館のマイクロバスに乗った団体とか他県から
来たらしい観光客とか何組か訪れましたが、雨の中わざわざみえて
もらうほどのものだったか。

でも秩父の各地でホタルも飛び出したようだし、そんなもろもろを
含めて訪れるにはいいかもしれません。市内に新しい喫茶店が
できており、先日前を通ったらハープの演奏会をやっていました。
しかし、そんな広くないんですよ。よくもまあやったもんだという感じ。
それに窓開けて狭い店内が見えてましたから、こんど私も行ってこようと
思っています。秩父の喫茶店は高いですけどね。
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ビリーザブートキャンプって売れてたんだ

2007年06月22日 02時33分37秒 | 日々のこと
昨日のテレビの事をふたつ。
朝の番組で、ビリーザブートキャンプの人が出ていました。
先週の文春にも馬鹿売れDVDと紹介されていましたが、
一昨日のテレビで明日本人がスタジオに来ますという彼が
飛行機会社のハッピを来て大勢の出迎えの人に手を振って
いるのをみたら、こんなに人気があるんだと改めて思いました。
それに、もともとこのDVDの存在を知ったのは、BSのショッピング
番組の中です。

なぜ昼間のBS各社はちゃんとした番組を流さないで、どのチャンネル
も通販番組なのかと不思議に思ったものです。それも、BSの視聴率が
2.3%と聞いてそれなら仕方ないのかなとも思いました。しかし、そんな
視聴率のところにショッピング番組をやっても今やネット通販もあるし
今更テレビショッピングなどで買う人がいるのでしょうか。そんな疑問に
先週のガイアの夜明けが応えてくれました。いまや深夜のショッピング
番組というのは、忙しいビシネスマンやOLなどとにかく大人気なんだ
とか。BSだけでなくショッピングチャンネルなるものまであり、それが
また人気だということです。

それにしても本人が来ちゃうほどDVDは売れたんだ。スタジオの
実演のときにも本人のカメラに語りかけるシーンが熱く胸に来ました。
でも1万4千円以上もするんだよね。ただのヒットネスのDVDなのに。

もうひとつは、のだめ最新刊を読んだついでに深夜ののだめも
みてみました。このアニメは初めてなんですが、原作のイメージと
吹き替えが全然違っていてがっかりでした。こういうことはアニメには
よくあることですが、固定的なイメージを壊して却って新鮮なことも
あるもんですが、漫画のほうがアカデミックな内容のところにこの声は
ないだろうという感じです。それに漫画ではもっとキャラの台詞立ては
寡黙な感じの人とにぎあわせの人と対比ができているのに、アニメは
そこら辺の音作りがなされていなくて、挿入される音楽とともに
アニメの音作りということで失敗している感じです。音楽の漫画なのに
これはないなと感じました。
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久々のジム

2007年06月21日 23時06分57秒 | 日々のこと

今日の株式市況は、利益確定で売っている個人と
同じくまだまだ日ばかりで上げている機関投資家と
の動きで、上がっている株はとことん上げていて、
昨日上がっていた株は、下げているという形でした。
そして、平均株価は50円くらい下げていたのです。
ところが午後に来て上げに転じて、昨日は資源株から
不動産などの内需関連に移ったような感じから、
今日は、それが機械株や装置株に移るだろうという
景気のよさが今まで日のあたらなかった業種にも広がる
様相でした。それが、はっきりと形に表れて買われたのは
夕刊や速報にも出ていませんでしたが、半導体株です。

半導体といいつつ、ステッパーを作る会社の株が今までは
まったく無風の株も急に極端な上げを見せています。
それの代表がキヤノン電子ですが、夕刊にも速報にもまったく
ふれられていません。ずっと下げ続けた株価がついに4000円
回復したのにです。

その他、先行した任天堂やSUMCOなど機関が日ばかりで
買っていた銘柄も午後はまったく逆に下げました。日経では
任天堂やSUMCOは個人が手がけるには値がさで手が出ないので
その買いは三菱重工に向かったということでした。私は少し
違う見方をしています。任天堂やSUMCOの値段を決めている
、もしくは動かしているのは機関ですが、個人でも一枚や二枚
参加することは可能で、ただ、いつ暴落し、また今回のように爆上げ
もありで、普段は個人の数枚の移動しかないときもあれば巨大な
注文が殺到するときもあり、これはまったく個人にはどうしようもない
銘柄です。

つまりその点を日経辺りは、個人は手を出してはいけないとわざわざ
書いてくれているものと推測します。そう逆に返せば玄人衆は
うまく狙っているといえます。任天堂にしろSUMCOにしろ一日の上下
幅が1000円以上で1000株単位で買っていれば、一日100万の
利益も可能です。もちろん現物だけじゃない信用の人もいるでしょうから
もっと太い利益を一日にしている人もいるということです。今日のように
たった30円の日経平均の幅の日にもです。

午後は、久々のドンジョンソンの文字をテレビ欄でみかけて
『愛に翼を』をみました。91年の作品です。『ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン』
と同じ年の作品です。マルボロマンは何度かみていますが、愛に翼を
は初めてでした。そして、こんな誰も映画など見ないような時間帯ながら
いい映画でした。とてもマルボロマンに出ているような役者の映画とは
思えません。テレビドラマでは、圧倒的な人気の彼ですが、映画では
あまりいいものがありません。結構本数的には出ているのですが、代表作
といえばマルボロマンということになるのでしょう。全然愛に翼をの方が
いい作品ですが。

といっても、この映画の主役は子役の男の子と女の子で、大人の演技
なんかより、この二人の力が絶大でしょう。久々によい映画をみた
余韻に浸りながら、久々にジムに行きました。それは、天候が朝から
小雨がちらついたり、午後になり雷雨性の激しい雨に見舞われたため
いつもの公園に走りに行くのをやめたからです。そして、久々にみる
ジムもロッカーの配置が変わっていたり、新マシンが入っていたり、半月も
こないとこうも変わるかという感じでした。

そして、いつも感じるように半月も空くといつものメニューがとても
辛く感じるのです。それに暑さがひどくエアコンも効いておらず、
汗まみれになりました。走るときにもかなり汗はかきますが、ジムの
汗はまた特別です。走っているだけのほうがかなり楽しているように
感じます。筋トレは必要です。走るだけだと筋肉が落ちていきます。
特に胸や腕の筋肉は細くなってしまいます。これからの季節は、
胸や腕の線が気になりますからね。

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『さよならcolor』をみる

2007年06月20日 23時03分51秒 | 日々のこと
今日はのだめ18巻を読むためにタカノに寄りました。
しかし、ばかげたことですが飲んだ珈琲が500円。
のだめ18巻は390円です。別に本を買ってうちで珈琲飲めば
いいじゃないですか。ま、これも一興ということで。
読んだ後はのだめ伝説に立ち会った爽快感みたいなものを
感じつつ、梅雨なのにまったく降りそうもなく暑い日の
午後の中へ出かけていきました。

瑣末な用事を片付けて今後の予定を整理します。
そして、今一番気になるモネ展へ行く計画を練ります。
今度の日曜しか行ける日がなかったのですが、どうも
聞くところによると相当の混雑で平日でも並んで入場する
ということなので、夜行こうか考えました。
東京の有名展覧会というとそれはもう切符を買うまでに
2時間入場までに2時間なんてざらですから、下手したら
一日行列しに行くことになってしまいます。

先日のNHKの迷宮美術館ののんきな取り上げ方でうっかり
日曜日に並ぶことになりそうでした。その迷宮美術館の
司会者が今夜見た『さよならcolor』に出ていました。
その他、中島みゆきとか有名人が出ているのですが、
もちろん私は忌野清志郎が出るというので見たのですが、
つまらない映画で途中何度も寝そうになってしまいました。
もともとこの映画は、竹中直人がハナレグミの同名曲を
聞いて映画が一本浮かんだといってとったものです。

サントラも持っています。番組で忌野清志郎がハナレグミと
競演したりしていますので、このサントラのさらならcolorも
いい曲だと思います。ですが、映画はとてもほめられたもん
じゃないです。美しい絵と美しいストーリーで見せるはかない
恋愛物語かと思いきや、ところどころえぐいストーリーだったり
汚いシーンだったり、とても必要なシーンと思えないカットや
意味不明な物語にしています。出てくる役者が演技している
わけですから、それを演技しているようにとる必要が監督には
あるのです。それが竹中直人にはわかってないようです。

表現すべき感動やモチーフをもっと昇華するとか、鮮烈に
たたきつけるとか訴えてみようというスピリッツがないの
です。
忌野清志郎もほんのチョイ役で何の意味があるのかという
感じです。こんな偉大なアーチストを使ってもこんな程度
のものしか撮れないなんて。がっかりだぜ。
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腕時計の補正

2007年06月19日 23時00分11秒 | ジョギング
人生において、時に少しの努力で届くのに後回しに
していて気持ちの悪い事があるものです。実はそのことと、
少しの努力の間に実に深い溝と人生の陥穽が隠れていたと
しても、時にはそれを埋めないときがすまない事があります。
そんなこととは関係なく、今日も梅雨の晴れ間の午前中、
隣町の小鹿野町に出かけてそのついでに秩父で一番うまいと
言う人も居る『みち庭』に行って見ました。

この間の日曜日に、『いんなみ』にも行っておりさてどんな
物が出てくるか楽しみでした。この間のいんなみも今度のみち庭も
どういうわけか11時についてまだ暖簾も出てない店を入れて
もらうという感じになってしまいました。蕎麦屋の開店は意外と
遅いようです。食べたのは、普通のせいろですが出てきた時に
そばが緑色がかっており、引き立ての質の高いそばを連想させ
ます。汁もだしの香りがほどよく開店そうそうにもかかわらず、
昨日残りの汁を冷蔵庫から出したという感じではありません。

心持麺の洗いが甘い感じがしましたが、口に含めばそばの
香りが広がり、のど越しがまた爽快に香りを伴って通過する
おいしさでした。これなら3枚くらいすぐ食べられそうです。
麺の長さや切り方に若干の甘さが感じますが、問題なく
おいしい部類に入るものでした。そばの会とか芝桜による
観光化により、おいしいそば屋がどんどん味を劣化させている
中で、クオリティを保つというのも相当の努力がいると思います。

秩父にないのは、おいしいそばを安く沢山食べさせるという
心意気の店です。奥秩父の民宿でそばをいただくとそんな
感じのそばに出会います。昔はそんな田舎の農家のおばさんが
打ったそばが多かったのに、観光地化して天せいろ1800円
なんて店ばかりになってしまいました。東北の方のそばやは
これでもかという量が出てきますが、最近ではそういうのは
流行らないということで、究極のそばとかこだわった変なそばや
ばかりになってしまいました。

そんな事を考えながら家に戻り、かねてからの懸案を
片付けることにしました。それは、まず私の部屋の中から
カシオの腕時計のマニュアルを探すことから始まりました。
仕事でしていた電波時計がここのところしていなかったので
カレンダー部分が3のままとまったままになっているのです。
時刻は、正確なのですが、この間旅行にして行ってとても
気持ち悪かったので、直すことにしました。

しかし、これがどうしても見つからず、ネットでダウンロードして
それに従い補正にかかりました。それでもマニュアル設定で
時刻を合わせてカレンダー修正をするのですが、日にちだけどうしても
動きません。ボタンだけの操作で押すだけなのですが、昔の
時計のようにリューズを回して動かせるものがはるかに簡単に
感じます。まあ時間だけあってりゃいいか。とそのまま放置。

先週は旅行もあり、いつものコースを満足に8分台で走れたのは
一日だけで、あとは昭和電工コースだったり、一往復でやめていたり
走りこみ自体も少なくなっていました。それで今週は、その流れの
中で、本来のスピードが出ないジレンマに陥っていました。というのも
先週の昭和電工コースは、久しぶりに走ったのですが、36分もかかって
いて、以前の34分合格タイムが夢のようです。そんなこともあり、
いつもミューズ2往復に帰っても昨日が09分と遅めのタイムでした。

そして、今日も最初の往きが17分12秒と遅い出だしで、これはまた
09分台かと思われましたが、復路が16分25秒でリズムに乗り、
腰もふくらはぎも痛くならずどうにかいつものリズムを取り戻しました。
結局久々の07分台で終了です。今日も28度と高温の中での
走りでしたが、昨日に引き続き夕方から走り、この時間帯だと他の
ランナーもいるので、なんとなく刺激になりランニングできました。
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サルの惑星に思うこと

2007年06月18日 23時40分24秒 | 日々のこと
昨日の夜、テレビで『猿の惑星』をやっていました。
マーク・ウォルバーグの出ているリメイク版のほうです。
その中で、ひとつ衝撃的なシーンがあったのでびっくり
しました。そもそもアメリカは憲法で銃保有を保障する
国です。そしてキリスト教国であり、人類が猿から進化した
などとは信じない国です。人間は、あくまで神が創り、
アダムとイブからはじまったのです。

そんな国が、猿が支配する国を映画にしてもヒットしないと
思います。しかし、こう何度も映画化するというのは、なにか
言いたい事があるに違い有りません。一番初めのチャールトン
ヘストンが主役の時には、物語の生末として高度の文明が
行き着くのは、汚染された町や資源が枯渇した町でした。
それは、マッドマックスでも同じです。そもそも50億年後には
太陽が膨張して地球自体がなくなることは予想されています。

石油や石炭もあと80年もすれば、なくなるといわれています。
そうなれば、鉄自体がもう80年もすれば製鉄されなくなることに
なります。そうなった時に、文明は終わり猿のようにくらすことに
なるのか、そう当時の人は思ったのでしょう。古代文明の石版や
壁画が何千年単位で残っていますが、現在のコンピューター
社会の記録など電気がなければ記憶できませんから、ピラミッド
程の遺跡は残せないでしょう。摩天楼のビルも100年もすれば
崩れてしまいます。ですから、現代人の記録など古墳や壁画
ほどの価値もないということです。

アフリカや中近東であれだけ理不尽な殺戮がされ、今でも戦争が
絶えないのに、20世紀から人口は爆発的に増えています。
科学が発展しているといいつつ人類は、地球を限りなく破壊して
なおも汚染し続けています。今はただ温暖化一色ですが、そんな
ことより、種の絶滅や人口爆発で確実に食料がなくなり、争いの
元になるのは確実です。多くの宗教の予想する粛清が再び訪れ
るのでしょうか。日本では、逆に少子化が問題になっています。
ということは、日本型の文明スタイルなら人口問題も防げるので
しょうか。

映画の中で、マーク・ウォルバーグが宇宙船から銃を取り出し、
猿たちを脅した後、猿がそれを破壊してしまうシーンがあります。
こんな強力な武器を持つんじゃないといいます。そもそも人間は
親指が他の指と反対向きに動くようになり高度な文明を持つ
事ができたといいます。そんな物質による文明の否定と銃社会の
否定が映画でいわれるというのはかつてないことでした。
今それが必要なときかもしれません。
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『大仏破壊』読了

2007年06月17日 23時01分07秒 | 日々のこと
今またタリバンが、アフガニスタンで大規模なテロを行い
邦人にまで被害があったと報道されています。またアフガニスタンに
注目が集まっています。そんなこととは関係なく、『大仏破壊』を読みました。
これは2005年に単行本が出て、読みたい本だったのですが、
他にも中東物とか読むものがあったのでいつしか店頭にも
なくなり、忘れた頃に文庫本を本屋で見かけて買ってみました。

最近の本の流通は本当に早く、読みたいと思ったらとにかく
買っておかないともう本やにはなくなってしまいます。
この本は、内容からして9.11の時点で読んでこそ旬であり
関連情報も海外情勢にも強くなれるのです。しかし、ここにきて
忘れ去られていたアフガニスタンにも光が当たりだしました。
もちろん今は、イスラエルやイランの情勢が世界のトップニュースで
毎日報道されていますが、米国が攻撃したイラクやアフガニスタンに
何があったかを知ることは、世の中で何が行われているかを
知る道標になります。

この本はもともと著者がテレビ番組制作に取り組んだ問題を
改めて本にしたもので、そのNHKの番組自体は私も見た記憶が
あります。当時、報道されたバーミアンの大仏が本当に破壊
されるのか、日本でも注目されたこの事件は、私もたいへん注目
していました。いつか機会があれば、私もみたいと思っていたものが
破壊されて、もう見ることはできないのです。

タリバンの破壊の理由は、大仏は偶像崇拝に当たり、反イスラム
的であり、破壊しなければならないというものでした。しかし、今で
こそイスラム教国のアフガニスタンですが、この大仏ができてから
1500年も経っており、今までイスラム支配になっても破壊されずに
人々の目にされてきて世界遺産として世界中の人が保護すべきと
いう意見であり、周りのイスラム国の宗教学者も破壊を止めたのに
破壊されてしまったのです。

これを儀政者の愚行として済ませるのか、それとも現地では
何が起ころうとしていたのかというのを当時の指導者オマルの
側近や外交官、報道記者などにインタビューしてできたのが
この本です。ビンラディンの世界への挑戦状でテロの暴走が
ここから始まったということですが、その割には9.11のテロを
防ぐべく世界は動いていたのかという疑問もわきます。

実際に、アメリカに手を出させて制裁する口実を待っていたと
する人達もいます。しかし、現在アフガニスタンもイラクもすでに
米国により攻撃を受け、オマルもタリバン政権もフセイン政権も
なくなりました。フセインも処刑され、オマルとビンラディンは行方
不明です。ただ、タリバンやアルカイダがなくなったわけではなく、
テロは依然として続いています。もともとアフガニスタンにソ連が
侵攻した時に、タリバンができ当時の武装勢力を鎮圧し、平和と
秩序をもたらしたのです。それを破壊したために今はまた混乱と
暴力が支配する国になりました。

同様に、イラクも米国の攻撃によりフセイン政権はなくなり、
部族間が争う国になりました。つまりは、どちらも暴力により
暴力の渦巻く国をさらに混沌の奈落に落としただけなのです。
米国は、昔のように銃で侵略して豊かになった記憶が抜けない
のでしょう。現在そのような行為で平和は訪れないとなぜ悟れない
のでしょうか。いやこれだけ情報化が進んでいて、攻撃後がどうなる
と評価しないで戦争はしていませんから、今のような戦乱の地になる
のはとうに承知なのでしょう。武器やお金を武装組織に渡している
システムを絶たなければ、現在の混沌は収まりません。

昔の日本の城攻めでは、まず城を囲って兵糧攻めをして降伏を
促しました。圧倒的な戦力の差があってもいきなり空爆しか作戦が
ないというのは、あまりに芸がなさ過ぎます。まあシーア派でも
スンニ派でもいくらでもやりあってくれていいということなんでしょう。
イスラエルのように町の中に壁を作り民族が触れ合わないように
するというあまりにばかな事が今でも行われているのです。国際社会が
軍隊をおくり平和を監視するなんて発想でなく、もっと根本的な
解決をするべきなのです。まずは刀狩ですね。それから現地の人を
雇用して公共事業をして町を再建するしかないでしょう。

国際社会が銃を持たない国を最初に目指さないとそれもおぼつきません。
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