King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ドブの臭いとフジの香りの夜

2015年04月30日 23時56分33秒 | ジョギング
すっかり週二回のランニングになってしまいました。

それも夜遅くに走ることになりますが、すっかり夏のような
気温が続く今は走るには気持ちいい温度です。

本当ならこの月末はスキー旅行のはずでした。

数日前なぜか突如公開された愛子様のスキー姿を
みて私も本来ならこの奥志賀に行くはずだったのにと
いう思いが募りました。

月末の業務に加え突如舞い込んできた大量注文や
積み重なっていた睡眠不足と疲労感と家族の不参加
などが重なり旅行は取りやめになり、その代替に
久しぶりのフルサイズのランニングをしました。

これは自宅から横瀬高篠大野原とまわる13Kのランニングです。

ここのところ雨も降っていなくて暑くなったためか
高篠の側溝の蓋の間からは久しぶりに嗅ぐどぶの臭いが
強く立ち上っていました。

それと夜になっても強い香りのフジの花が重なってとっても
刺激的な香りでした。

フジの花の香りからはそれよりも強い甘い香りのアカシヤの
香りを思い出させ強い官能的な思いをふと連想させます。

いやな香りというのは走るときにもストレスになるもの
ですが、花の香りはときに強烈な意識活性になり、苦しい
時などはそれにより走りが甦ったりします。

ドブの香りと花の香りが交互に現れたりするとこれも
刺激が色々で走りも活性化した感じになりました。

平素はない刺激というのはリフレッシュとなるものです。

まだ、志賀高原への思いは消えませんが、連休中に休みは
ないし、この混雑の中出かける気にもなれないので、あとは
かぐらだけとなったわけで、果たしてそれが果たせるのか
段々手に入る物が少なくなる中、それを実行するために必要
なのは何なのかを考えるのでした。
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カフェインレス

2015年04月30日 14時41分07秒 | 珈琲
いつもは自分用のカフェインレスの豆ですが、これが
なせがぽつぽつと注文を受けたりします。

だけれどもこれがなかなか気に入った味のものが
ないのです。

そして、昨今またまたこの種の豆の値が上がり、
昨年並み価格というのが取れなくなっています。

200g1500円ほどになってしまうのでこれは需要的に
どうなんだろうという疑問も湧いてきます。

冬の間なら自分用という事で高くても買って置くのですが、
もはやこれからは需要は少なくなるし、とはいえたまにとは
いえ買にいらっしゃる方がいる以上品揃えはしておかなくては
いけないという事で、今までになく今の時期に発注を掛けました。

これから焼いてさて売値をいかにするかも含め味とかも検討します。

それと最近スーパーとかで見かけなくなったカリタの陶器の
ドリッパーがブルーボトルの進出でなぜかまた欲しいという
方が出てきています。

それなので当店でも急遽仕入れました。

滅多に出ない茶と黒も入れてみました。

また、ポーレックスのセラミックミルも最近のアウトドアシーンに
野点コーヒーというのが雑誌などで紹介されたりしてこれも必須
アイテムとして問い合わせが来ています。

吉田の道の駅にて並べておくのでお買い求めください。
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ニカラグアのバカマラ

2015年04月29日 13時36分25秒 | 珈琲
今月の初めは冬の戻りで冬のように寒く一日
雪の降る日もあったのに今は真夏のように
30度を超える暑さになっている秩父です。

歩き疲れた観光客が暑くても珈琲を求めて
我が家に
足を入れることも増えました。

最近の一挙大量注文などがあり、焙煎に疲れて
一見さんはお引き取り願おうかと自家焙煎豆を売る
店だと説明をするのですが、目を輝かせ是非飲みたいと
言われれば追い返すわけにはいきません。

世界一の珈琲に通じる酸があるバカマラを味わって
もらうのが最近の定番ですが、このバカマラが
本来のエルサルバドルのものが手に入らず、
ニカラグアのものになっています。

しかし、品質は申し分なく、迫力の豆姿もそのままに
味香りとも実にいいものです。

しかも今一番お勧めできるのはこのバカマラの
ピーベリーがあるのです。

後味の良さバランスと味の厚みと本当に味わい深い
誰にもわかりやすい味構成でこの仕組みを味わい紐解いて
行く楽しさも深く人とそれを語り合っても楽しい
魅力にあふれています。

外も暑く、焙煎中は部屋も暑いのに、珈琲好きは
それにもお構いなく当店カウンターに座ります。

暑くても味わいたいそんな気持ちにお応えできる
バカマラピーベリー生でも焼いていても実にいい香りが
立ち上ります。
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お草さん再会

2015年04月28日 23時52分12秒 | 日々のこと
以前ご紹介した紅雲町珈琲屋こよみがNHKで
放送されました。

シリーズものかと思いましたが、あれだけセットとして
利用されていたのに、わずか一話限りの放送でした。

映像で見たのと原作本での感じとはおのずと差がある
のは仕方ないものとして、ドラマの出来としてなにか
説明臭い展開のテンポの悪さと原作で想像したイメージと
の落差というか格差というか実写化されたイメージの
方が弱いというか演じ切れていないというか違和感を感じる
キャラが目につきました。

主役は下手に個性が出ていない人の方が良くこれは成功した
部類で、橋爪功もまあまあ成功で、失敗部類では運送屋役と
犯人に間違われる人とアルバイトの店舗手伝いの人。

実写化された架空の町紅雲町はとてもいいところで、店も
こんな店が実際あったらぜひ訪れたいという感じでまさか
秩父にこんな店があったのかという感じです。

実際に秩父でロケされたと知っていればあああそこを使った
のかと気が付きますが、そうでなければ高崎の中からいつ
秩父になったのか気が付く人は稀でしょう。

後珈琲屋からみたあれこれ気になることもあったのですが、
それはあえて触れないことにします。

原作を読んでいたから出て来たシーンのこの人物がこの設定
というのは理解できましたが、予備知識がない人がどこまで
ストーリーを理解したか、何が一番このドラマで主張したい
ことなのかというのが伝わらないもどかしさを感じました。

やはり一番のテーマは架空の街に架空の珈琲屋そのものが
あったらいいなという世界でありそれが実写化されたという
素晴らしさはあるのですが、それが既存の店舗に頼りすぎている
というか、そのままであり、もっと作品世界のこんな店が
あったら素敵だろうというスタイルを追求すべきだったのでは
という感じがします。
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颯々の風、今

2015年04月27日 13時10分16秒 | 珈琲
秩父に訪れる人が増え今年もゴールデンウィークの
喧騒が始まりました。

観光客の皆様は羊山の芝桜の丘を目指し、わらじカツの
行列に並び、そばの店先に行列を作っています。

秩父の初夏を堪能されることを願います。

木々の中を抜ける風、夕方の西の空、田んぼの脇の用水路
に住む小さな生き物や植物などなど見て感じて楽しむ要素は
たくさんあります。

どうかマスコミに乗った秩父路の旅でなく、そんな素朴な
秩父を感じて路地をあるってみてください。

きっとあなたを癒してくれるでしょう。

そんな今の季節にブレンドしたのが『颯々』です。

松林を抜ける風。

新緑のやまのかおり。

吹き抜ける風は正に薫風。
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2014-2015NBAシーズン

2015年04月24日 14時16分26秒 | バスケ
昨年あたりからどの試合もどこのチームも
個性というか試合の戦略とかチームの試合観
も差別化がなくどこに面白味を感じるかも
疑問なことが多々ありました。

ですから、試合ごとの感想もそれぞれにコメント
する内容もないように感じてやめていました。

まあそうは言ってもNHKで放送したものはすべて見て
きていましたので、ファイナルに入る前に今季の
特長というか流れを記しておきます。

まずシーズン前に騒がれたのはレブロンの移籍です。

古巣のキャバリアーズに帰り、東のキャブスと西の
ウォーリアーズが注目されていました。

しかし、シーズンが始まるとキャブスは低迷し、西の
サンダーやウォーリヤーズぱっとしません。

代わりにホークスやブレイザーズ、ロケッツなどが
強さを見せました。

キャブスはレブロン中心に組み替える為に大幅に
メンバーを入れ替えどうにかファイナルに至る道筋を
つけました。

ウォリアーズもより走れるチームに改造し、上位に復帰
してきました。

めまぐるしく変わるNBAの主役ですが、そのなかでもしつこく
上位に残り繰り返しチャンピオンになっているのがスパーズ
です。

主力のダンカン、ジノビリ、パーカーの三人は健在ですが、
実は微妙に主力は変わっており、昨季MVPをとったのは
レナードです。

地味な選手が輝いてやはり認められる人は認められるのだと
いううれしい出来事でしたが、今季目立つのはコーチの
手腕です。

昔からあるプレーですが、大量点差が付いた試合でも最近増えた
フリースローの下手な選手にファウルして自分たちはスリーポイントなど
でいつの間にか接戦にしてしまうという試合が味立ちます。

見ている方はストレスですが、最後接戦になるとなるとこれは
見てくれは悪くても実に効果的で合理的な戦い方です。

正にコーチの力です。

そんな試合はめっきり減っただけに際立ちます。

シーズン初めにトライアングルオフェンスをしたり、
プリンストンオフェンスなどという戦法をとった
チームが話題になりましたが、それらはどこも低迷し
結局今はやりの走って遠くから打つだけの試合に
なっていったのです。

そんな没個性の中目立った選手というとキャバリアースを
救ったセンターとか何人かいます。次はそれを触れていきます。
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『卯月』から『颯々』へ

2015年04月24日 13時44分52秒 | 珈琲
朝からヘリコプターや家の前の道にも車が行きかい
慌ただしい感じがするゴールデンウィークへ向かう
秩父です。

テレビでも新しい西武鉄道のCMが始まり、今までと
違い観光地アピールの強い画面ながら、とても
いいところだという雰囲気は強く感じました。

長瀞の岩畳などしばらく目にしていませんが、あんなに
美しかったのかというかんじで、船下りなどしなくても
あの川岸に立ちたいと思わせるものがありました。

ちらっと出た芝桜も満開でこれはそそられる絵でした。

まあそんな宣伝もあって相当の混雑が予想されるので
またうんざりな気分もします。

この渋滞解消も少しは考えてもらいたい問題です。

さて、季節のブレンドは今の『卯月』が終わり次第
『颯々』に移行します。

珈琲でもさわやか感を表現できるというところを堪能
ください。
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春の香り

2015年04月23日 12時17分45秒 | 珈琲
ラジオからは秩父の芝桜で渋滞がという情報が
度々流れています。

そんな事とはまるで無関係にその芝桜の丘から
至近でもあるにかかわらず、まったくの静寂と
この暖かくなった日ざしとさらにはあまいかおりが
春の風と共に漂っている我が家です。

そんな心地の良い時期なのに疲れがなかなか抜けずに
すっきりとしない頭と体に珈琲で喝を入れまた焙煎を
しています。

すっかりお気に入りのバカマラピーベリーを中心に
今日も品揃えする予定です。
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上空から

2015年04月21日 23時56分34秒 | ジョギング

暖かくなり道路は渋滞でも我が家の周りは平穏というのは
昨日の午前中までのこと、何やら上空にヘリコプターが何機も
飛来してうるさいったらないのです。

頭の中で脳みそののすわりが悪いような違和感と鈍い頭痛が
つづいてすっきりしない日々が続いています。

そんなときには走るに限ります。

それもゆったりと長い距離を走るとリセットできるのです。

とはいえそんな時間もとれず走りだしたのは、いつもの
影森コースです。

これは自宅からまっすぐ三峰方面に走るだけのコースです。

平坦なコースながら、自宅から影森駅手前までずっと
僅かな登りが続きます。

それもほんのわずかな傾斜なのですが、最近走り込み不足なので
登りはすぐにペースに響きます。

帰りは同じコースでは面白くないので、国道を渡りキヤノン前の
まっすぐな道を矢尾まで走り、自宅に向かいます。

かつては走る人などで会わないコースでしたが、最近はやたらと
走る人とすれ違います。

今まで街中では抜かれることはありませんでしたが、たまに抜かれる
こともあります。

まあ走る距離が違うのだから仕方ないとしていましたが、これは
あまり精神衛生上よくないのです。

それも走るうちにどうでもよくなるのですが、歩道が無くなって
路側帯だけの所では自転車や歩行者が避けてくれることが多く、
逆に申し明けないような感じもします。

中には避けて止まってやり過ごしている歩行者が謝ってくれたり
かつてはあぶねえなとか驚きの声を上げて大げさに避けられたり
したのがランナーも随分認知されたものだと思います。

そんな感じで終了したら途端に当たりに漂うさまざまな花の
香りがしてとてもいい感じの夜でした。

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今月の季節のブレンドは

2015年04月18日 12時50分59秒 | 珈琲
告知が遅れましたが、季節のブレンドは
15日より『卯月』に変わりました。

振り返れば何とも厳しい季節の移り変わりの
春でした。

ここにきて本当に揺蕩う駘蕩の果てに見る春の
景色が展開するのではとの思いもありブレンド
してみました。

最近秩父の街で目立つのはマスメディアの影響で
カツとか豚丼とかですが、かつてあった料亭や
すし屋などちゃんとした料理人がいる店はいまは
なく、そんなものが秩父の味だと思われてしまう
のは大変残念なことです。

そんな思いから珈琲本来の端正な味を前面に出した
キリっとした春の初めてのスタートの月にふさわしい
味にしました。

お楽しみください。
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『国銅』読了

2015年04月16日 10時23分29秒 | 読書

これ本は新聞で紹介されて読みたいと思ったもので
ずっと前に話題になったものです。

その時の内容は、大仏殿の改修が終わり大仏が注目された
時期にこの本が発刊されていたからでしょう。

新聞の記事では、大仏の巡る時代の変遷が語られていて
この国銅もそんな内容が書かれているものと
思って読みだしてその意外な内容に驚かされました。以下続き
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『国銅』読了、続き。

2015年04月15日 10時56分41秒 | 読書
大仏建立は当時基金や大地震疫病など国を
脅かす事態を治めるためになされたと
学校の授業で教わりました。

エジプトのピラミッドにしろ国家事業として
今のニューディール政策的な国家事業でそれは
経済的にも国を建てなおす目的があった、もしくは
意識的にはなくても結果的にその効果があったと
想像されるという教師の話やテレビのドキュメント
などでも語られていました。

平成の時代に改修された大仏殿はマスコミを使い
大々的に喧伝され全国から人を集め過去の改修の
ことも語られました。

この国銅もそんな物語が語られているものと信じて
読みだしたところ他にはない小説でまたそれが意外で
二重に驚いた読み出しとなりました。

二つの特長があるこの物語は、小説の手法の
演繹と帰納といったものがなく、最初から銅が
鉱山から掘り出され銅像になる物語が人足の目から
語られるのです。

つまりテーマとなっているのは非常に仏教的なもの
で、諸行無常の世界です。

しかし、日本人はこういう困難な物語を努力と精勤
で果すというのが大好きなのです。

結果、待っているものは何なのかその意味を問い
考えることがテーマであり、仏像を作るとはという
テーマとも重なり、現在の格差社会とこの奈良時代の
人足と貴人、大僧正と乞食坊主という構図を考える
ようにできています。

実際ネットの感想などを拾ってみても涙なくして
読めないとか親心で主人公の国人を応援し、困難な
事業と国に帰る無事を祈った等の主人公踏襲型の
感想ばかりです。

著者が狙ったのは困難な状況でも努力する姿勢と
知の力が人生そのものを救うという構造で、それは
仏教の諸行無常を考えさせることであり、都では
飾った牛車と豪壮の館と寺が立ち、地方では貧しく
弱いものは命も物も奪われてしまうという当時の
再現は全て現代につながるものです。

これは仏教の知識があって他の宗教との
違いを理解している人が読むのでは違ってくる
のではと最初思いましたが、それを知らなくても
国人と同化してつらい役務も降り注ぐ春の日差しと
小川のせせらぎと思いかえれば極楽であるという
知ることでの作用と現在の自分の仕事を重ねて
思うことでその作用があると思いました。

最近、NHKでいかに国書が改ざんされたかという
歴史ヒストリアが放送されましたが、なぜ今
こんな内容的に偏った政治的なものが放送されたのか
不思議に思いました。

豊臣秀吉の朝鮮出兵は明を征服し世界制覇するという
野望であり、当時明の属国である朝鮮は目的ではなく、
奇襲したのでもなく、明を攻めるから案内せよとの命に
背いたから武力攻撃したのです。

それが属国だからとか武力による国攻めは日常だったとか
はさておくとして、この小説に出てくる渡来人とは朝鮮人
でたたら製鉄など精銅技術などはこの渡来人によりもたらされ
文字も詩も中国のものです。

仏教はインドから伝わりそういった技術や思想などは
国とか国境や人種とは関係なく人類共通の財産であり、
政治的に国としてのくくりでそれらを阻害することや
区別する矛盾も同時に感じました。
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待っていてくれる

2015年04月13日 15時09分54秒 | 珈琲
いつも珈琲豆を買い求めていただく方もうれしそうに
誰と飲もうかとつぶやく方、今度誰々が帰ってきたら
きっと喜ぶとか自分で飲む喜びを語る人より誰かと飲む
楽しみを語る場合の方が多いようです。

誰かを待っている人は必ずいて、楽しみを分かち合う
楽しみがあるというのもつらい時間や厳しい仕事も
頑張れるのでしょう。

今読んでいる本の中で、暗黒の洞窟で採掘現場で労苦を
強いられる採掘職人が暗い岩盤の天井からでも燦々と
降り注ぐ光と足元に流れる地下水も春の小川のせせらぎと
思えば楽しく仕事をすることができるというシーンがあり
ます。

どこにもやりがいがあるという例えなのでしょう。

何とも日本人がすきそうなシュチエーションです。

まあそういうところも実際に春の心地の良い日差しと小川の
せせらぎを知らないとイメージできないのです。

珈琲も良い珈琲を知らなければ、ああこんな珈琲が仕事の
終わりに飲みたいとか食後の最後にゆったりとこんな味の珈琲を
味わいたいと思えないのです。

昔北杜夫のドクトルマンボウの航海記を読んだ時にこの
航海に唯一後悔したことはわさびを持って行かなかったこと
だというくだりがあります。

私の本物を知る重要性知らしめたきっかけになったところです。

当時本物の味の解る男とかいってテレビに流れるインスタント
コーヒーのCMがありました。

やがて年齢を重ねていくに従い、粉わさびやインスタントコーヒー
は本来のわさびや珈琲ではないことを知ります。

そして、本物とはという探求がはじまり待っていてくれる
本物の持つ力につながって行きました。

気付くこと、知ることで世界は広がっていくのです。
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オールマイティにバカマラPB

2015年04月12日 12時22分41秒 | 珈琲
旅行中飲んでいたのもニカラグアリモンシリョバカマラのピーベリー
でした。

そして感じたことはこの珈琲は朝でも仕事中でも食後もいつでも
どんな時にも合う力を持っているなあと思いました。

ちょっとお高い値段ですが、試飲した方は皆喜んでご購入され
あっという間に無くなったのも納得です。

これはしばらくメインに焙煎して行こうという気になりました。

それだけすばらしいのです。

この珈琲の後に違うものを飲むと必ず何かが欠けていると思える
ようになってしまうのです。

試飲ご希望の方は三時までにお越しください。
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復活の痕跡

2015年04月09日 23時32分16秒 | スキー

宿に着いて色々な発見をします。

よく湯沢に来ると宿の駐車場は狭く近くの宿と共用だったり、
除雪のため鍵を預かるところがほとんどです。

ちゃんと専用のスタッフが常駐してかんりが行き届いている
ところならいいですが、全体的に季節限りの臨時スタッフの
多いところは避けたいところです。

今回の宿本陣さくら亭はそんな意味では利便性と機能性で
優れ、温泉街にも徒歩で行けます。

それにいつもは駅の送迎スペースに停めてお土産などを買うのですが、
この駅の駐車場があるのも宿にきて発見。

一番賑やかな通りはコンビニにも駐車場がなく利用に不便を
感じていましたが、この駐車場利用で格段に機能性と利便性は
向上し、またここに来ようという気にさせました。

宿の食事が7時半と遅く、ガッツリ滑りたい派はいらいらと
する時間帯ですが、もはや新雪を滑る時期でもなし、のんびりと
でかけます。

まだ、かぐらの時期ではないとNASPAに向かいました。

すると昨年同じ時期にはやっていたのに、今日は休みの
ようです。

気を取り直して、さてどこに行こうかと考えましたが、すぐに
今季復活した神立にしました。

ここも斑尾と同じでマックアースが買収し、復活したところ
です。それなのに昨季は町の賃貸権否決で営業されませんでした。

今年は無事オープンとなり、そうなれば斑尾が変化したように
今まで幻となっていたオリオンなどより楽しめるように変化して
いるはずです。

それを探すべく行ってみるかとなりました。

ともあれ今の時期では神立の湯は休み、リフトも三本だけの
営業でした。

それでもコースの半分だけ圧雪し、後は非圧雪で残してと
いう姿勢らしく、コブラインもあちこちにあります。

ただ、モーグルコースはロープで囲って新雪が残っている
状況でした。

一番の懸念はオリオンですが、これは予想通り今季はオープン
したらしく、今でもはっきりとコブラインが刻まれて復活の
狼煙のように鮮やかにメッセージを放っていました。

ここ数年リフト上での会話というのが非常に少なくなり、
私も自分から話しかけるということが無くなっていました。

かつてはあった共通のテーマがあり、齢もボードも関係なく
一緒になればどちらともなく話しかけああだこうだという会話
があったのですが、基礎スキーヤーとかモーグラーだとか
一目で解るカラーが明らかだったころからすると今はなんとなく
目的も思うことも判然としないような感じになり、会話の
行く着くところもいつも同じで話しかけることもされることも
なくなっていたのです。

ところが今日は何年かぶりに何度も話しかけられ色々な情報に
接しました。

印象的だったのは深雪用の板をはいた年配の男性が絶好の
春スキー日和になりましたねとフレンドリーに話しかけて
きて、話すうちに彼があのローブで囲われたモーグルコースの
管理をしている人物だと知れ最近のモーグル事情を知りました。

そして私としては一番興味のあった昔のモーグル滑りを今
やりたいというその原理の究明でした。

そのヒントをもらい一日コブ作りを手伝ったり、色々なコブを
滑って過ごすことになりました。

かぐらのモーグル用、基礎用、バンク滑り用のコブを作ったのも
彼で神立が終わったらガーラ、ガーラが終わったらかぐらに行くと
言っていました。

私は昨年同様志賀とかぐらに後行けたらなあという思いを強くして
早めに宿の温泉に浸かりに行きました。
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