秩父地方も今日の気温は39度とバカみたいな数値が示されています。あちこちで40度の予報もあります。秋田では雨でパトカーが流され一人死亡一人行方不明だといいます。その秋田の人も今まで住んでいて初めてこんな水が出たと言っているのです。
今週に入り、引きこもり時間の相手としてビデオ配信もほぼ新作は見つくして
そろそろ脱会も視野に入れ考えようと思い始めたころスマホ契約もドコモの
メールにより5分以内の話し放題の割引が無くなるということでこれはスマホの
契約自体も考えないといけないという課題を突き付けられました。
猶予は今月中です。まあネット契約とか光回線とか固定電話の契約とかまとめて
考えないといけない中、ビデオについては24がまたアマゾンで視聴可能となり
ついシーズンツーから見始めてしまいました。
そして、スマホのゲームとしては前のように毎日やることもなくなったポケモンgoが
さらに魅力を減じた中、三国志系では一つのゲームに集約して継続することになりました。
それは三国志覇道という新しいもので、無課金だと暫しやることもできることもなくなる
この手のゲームですが、レベル20に入る頃突如個人チャットで呼びかけられ軍団加入をすすめられ
突如30人の仲間を得たのです。それによりゲーム進行が格段に楽になり、やることのない状況も
少なくなりました。
まあただ全体的に私より一足先に進めた人が主流となっているため何かしら後追いの感じはあり、
そのレベルにして2ぐらいの差が全く歯の立たない力の差となって感じるようになりました。
これは個人レベルでは如何ともしがたく、現実の世間では知力や戦略や時の運で戦いは決まりますが、
このゲームの世界ではレベルの実力数値は絶対であり、部隊をぶつけたらもうその数値で結果も同じで
上の者には拠点も取られ放題だし、それに反して動けば城を飛ばされるというもうやりようのない
感じにもなっています。それでも踏みとどまりなんとかできるのではないかという戦略というものに
一縷の望みをかけているところです。
まあそこらへんは詳しく後程書きますが、今日は今日行われた久しぶりのバスケの試合のことを
書いていきます。
指定された高校の体育館に出向くと人はあまりおらず大会という雰囲気もないまま着替えていると
理事長が現れ集合して説明を聞くことになり、その時に参加がわずか三チームのみだと知れ、さらに
大会は今日のみでこの三チームの総当たりで行われることを知りました。その場の話し合いで、
試合時間も三クォーター制の変則ルールで短縮して行うということでした。
我チームはいつもながらの寄せ集めでお年寄りが多く、最初の若手の時にはリードしていたものの
私を含む次のメンバーの時には逆転されそのまま終了で私もいいところなく決定的チャンスが二度もあり
それを全てはずすという今年ずっとそんな感じです。これは肩の調子が思わしくなくシュートを決めきれずに
いるというもどかしいものです。それでもリバウンドやディフェンスで貢献してさらに相手に走り負けは
していないと感じていました。
もちろんそれは私自身の思い込みでチームの他の人から見たらまた別の話になると思います。
ただ、この肩痛で決めきれないというのもまた視点を変えればやりようもあると感じているのも
事実で一度飛んでしまえば滞空時間とか高さとか優位な瞬間があるのも感じられそれをいかに作り
出せるかだという気もします。
そんな感じで一試合目を終え、次の試合を観戦していると先程の相手のもう一つのチームでの試合で
もう一つの方が私以上に体系的にはおっさん体形で腹が出ている普段運動とは縁のない体形なのに
なぜかシュートがぼこすか入りさっきの相手を圧倒しました。それはインサイドや外からのスリーとも
確率よく入り、さらにスピードもあり、リバウンドからの速攻も出ていました。高さ的にはそんな
背の高い人もいなくて年寄中心のようなのにシュートが入りまくるのでした。
次に私たちとそのおじさんチームは対戦してシュートを私も決められましたが、それは私に対する
マークが緩いことに乗じてシュートに行った結果ですが、緩すぎて慎重に行き落としたり中まで入り
切らずに打ってしまい落としたりと確率的にはひどい内容でした。それでも一本決めて気分も晴れ晴れと
次の課題として肩痛を持っていてもどう決めるかという目標もあらわにできました。来月も同じような変則
大会で開催するということでこのおっさんチームは参加を決めており、さらに寄せ集めのチームの
数を増やして次も試合をすることで決まりました。
走り負けしていないという気持ちで帰途に着くとたいして走っていないのにひざからふくらはぎから
筋肉痛が起き思った以上に負担を感じました。普段の土曜日の練習と毎日のランニングとは違う
刺激にすっかり疲れた感じですが、それを回復させるようにしっかり休みつつまたあのおじさんチームとの
対戦を楽しみにしているのでした。
録画を見ました。
米メンバーが割とロートルで有名選手皆無特に二年見ていないので知っている選手はロペスのみ。
私が浦和で見た時にはすごいスター選手が揃っていてオーラも半端ない感じでしたが、どうして
こうも差があるのでしょうか。
それでもなんとヘッドコーチはグレッグポポビッチと超一流、となりにはスティーブカーまでいます。
日本との平均身長が二センチしかないというもはやサイズ的には世界に伍して戦えるものを備えるように
なったかという感慨もひとしおながら、ゲーム内容はこうも違うかという歴然とした差です。別に
特別なことは何もやっていませんがとにかくオフェンスリバウンドなどとれませんし、シュートの精度
などもプロというには悪すぎます。
それでも米のコーチが今までのチームと違い、おざなりの握手でなく一人一人と言葉を交わしハグをする
シーンを見ると格がどうのとかじゃなくスポーツはいいなあという感じを抱きました。
NBAファイナルは三部作だとか最終決着だとか
言われて盛り上げていましたが、そんな前評判と
解説番組などをみるとなんとも白々としたものが
うかがえるのでした。
それだけウォーリアーズの戦力は圧倒的であり、
如何にレブロンといえども連覇はまず無理というのが
最初から見えていました。
ですから、ゲーム3まであっさり三連勝したときは
ああやはりという気になり、特に一番最後のゲーム3での
ホームで接戦で迎えた第四クォーターで残り数分でキャバリアーズ
リードしていた時にディフェンスでオフェンスファウルをとった時に
そのターンオーバーを決めた瞬間カリーが雄たけびを上げたのが
結局まだ数点のビハインドを受けていたのに勝利を確信したのだ
というのが解るとやはり圧倒的な戦力さはいかんともしがたいと
感じるのでした。
ディラント加入で常時30点取る選手が三人いるウォーリアーズに
対して常に30点取れる選手はレブロンとアービングだけです。
今年復調のラブもスリーポイントが好調でBIGが三人そろった
とはいえ得点力は単純にウォーリアーズでNHKの解説では守備要員の
トンプソンとグリーンと攻撃担当のカリーとドュラントという
役割分担ができていてそれにワンノンワン主体でレブロンとアービング
がどれだけ得点できるかという風な解説を加えていました。
しかし、そのようにきれいに役割分担と個人技の対戦のような
ゲームは初戦の一戦だけで、ヘッドコーチのカーが復帰してから
スプラッシュブラザーズプラスドュラントという破壊力が炸裂し、
常に30点とれる選手の差というのが歴然としてきます。
もともとレギュラーシーズンやこのファイナルのトーナメントを
勝ち上がってくる過程でもベンチメンバーの得点力が低く、それ
だけ主力の出ずっぱりの試合が続いていました。
元々チーム力で得点するチームでないことからアービングやレブロンが
いないと全然得点できないチームであり、シーズンになってから
補強したウィリアムズやカイルコービーもゲームをつなぐ得点は
できても勝利を決定づけるような得点力はなく、負け試合でも常に
30点取る選手の差が結果に結びついただけという何とも味気ないもの
にも感じるのでした。
そんな中、ゲーム4をどう見るかですが、カリーをうまく封じたと
見るのか守備の崩壊とみるのかウォーリアーズのそもそもの得点力の
しかけが守備からのターンノーバーと速攻であり、それに耐える
本格センターの不在があるもののやはりベンチからでてくるイグドラ
が守備でのチームの柱であるのがみてとれます。
昨年のボーガットの存在感からするとパチュリアではチーム
スタイルにマッチしていないのは歴然で特にカーが指揮して
からは極端に出場時間が少なくなってしまったのです。
さらに控えのセンターマギーなどは最後のゲーム5にはまったく
出場時間がないという信頼度の低さが目立ちました。
このファイナルでこのゲーム4以外負け知らずできたウォーリアーズ
はやはり禁断のデュラント加入で規格外のチームになってしまい
もはや来期もう一度同カード対決があるならウォーリアーズが勝つには
ワンノンワンで30点プレーヤーの加入しかなく、ただそれに見合うような
選手が今いるかといったらアンソニーデイビスぐらいしか見当たらない
のです。
でもそんな試合を見たいかと言ったら何かレブロンのバスケは
魅力がないし、ウォーリアーズの走って遠くから打つだけのバスケも
すごいとは思うものの魅力はないのです。
ローポストから中にゴリゴリして決めるようなシーンがなくなった
NBAはなんかバスケットではなくなったような何の哲学もロジックも
作戦もへったくれもないものになり下がったと感じるこのファイナル
とこの先行きの不安なのでした。
キャバリアーズとスプラッシュブラザーズの
ウォーリアーズとなりました。
ですから、この戦いを三部作だと表現する人も
います。
初戦はウォーリアーズがとり、ビックスリーがそろった
二回目には悲願のキャバリアースの勝利となり、さて
今回どちらも万全な状態で果たしてどちらが勝つのかと
いうわけです。
それまでのドラマというかたどったものを比べれば
そんな盛り上がり方もできるというものですが、
今季のウォーリアーズはなんかもう様子が違います。
あの死闘をくり広げたかんファンレンスファイナルの
相手のエースが加わるという前代未聞の移籍があり、
これはなんでもやりすぎではという批判もありました。
当初そんなぎくしゃくもあり、すんなり加入が即勝利
と結びつかず果たしてファイナルに出れるのかという
危ぶむ声もありましたが、それは全くの杞憂でケビン
デュラントは主得点源として定着しました。
唯一チームにとって不安要素はヘッドコーチの健康不安に
よる不在でずっと代行が指揮を執っています。
それでもファイナルに入り、一回も負けることなく
いつも大差での勝利を続けています。
一方のイーストはレブロンのキャバリアーズが今回も
勝ち上がりましたが、ビックスリーが今回もそろって
調子よく万全の形で当然のごとく勝ち上がってきたと
いうことですが、私がみるとそんなに万全ではないよう
に感じます。
ウォーリアーズのケビンディユラント獲得のように極端な
戦力強化は違和感が起きるものですが、選手にとって
それだけ優勝というのが悲願であり、そのためにはなり
ふりかまわぬ移籍というのが時々あるものです。
デュラントだけでなくウエストの加入も自ら途中出場だけ
でなく、サードユニット扱いになってさえあえて高額年俸と
プライドさえ捨てさせるものがあることを物語ります。
キャバリアーズでも補強は積極的でシーズン途中に実力派の
有力選手の加入が相次ぎました。
スリーのスペシャリストである、カイルコーバーの加入や
ポイントガードの控えとしてデロンウィリアムズをとるなど
実力派、もしくはかつてのオースター級を取り即戦力としての
補強をしています。
それでも所詮それらは穴埋め的な活躍しか望まれておらず
ビックスリーが万全でそれらのワンノンワンで得点して
行くというスタイルでは控えの得点力などさして意味はない
のかもしれません。
キャバリアーズはシーズン中でもレブロンを休ませるという
試合がいくつもあり、それはただ単に休養という意味ではなく
レブロン抜きでも勝ち抜くという模索であったようです。
カンファレンスファイナルでもリーグ一位のセルティックスとの
戦いでラブのスリーが連続で決まリ楽勝かと思われた試合がその後
レブロンが不調で相手エースアイザイアトーマス不在でも負けて
しまうという試合がありました。
その後の試合もレブロンがファウルトラブルとなる中、もしかして
負けるのかという雰囲気の試合があり、レブロンが一旦沈黙すると
途端にガタガタというチームの特性を露呈します。
結局、カイリーアービングの奮起と活躍で勝利という形になり
レブロンがだめでもという演出が伏線として仕組まれたような
印象を与えました。
かつてヒート時代にもレブロンの封じ方として、徹底してビタ
付きして得点を封じるかレブロンだけは打たせて他を全く封じる
といった対処が定番として用いられ定着していました。
ビックスリー以外たいしてあてにならないという現状とチーム
事情で、今回は両チームとも万全のぶつかり合いであり、最終
決着の試合になるとなるとチームスタイルとしてキャバリアーズに
魅力が足りないようにも見えます。
現にイーストの覇者は全く無名でドラフト最下位の選手が率いる
セルティックスでした。
NBAの放送時間が少なくなった今年、オールスターで活躍した
選手はヤニスアテトクンポという全く聞いたことのない選手でした。
三年連続同じカードでの決戦となりましたが、他の試合では新興
勢力が活躍しているのです。
まあそれでも
レブロンが記録と人気を塗り替えるのか、それとも圧倒的戦力で
一度も負けずにウォーリアーズがファイナルを制するのか楽しみ
です。
キャバリアーズの勝利という終わりでした。
これを素直に受け入れられずにしばらくこのゲーム7の
感想も書くのがためらわれました。
全体の流れでいうと高さとベンチの豊富な戦力など圧倒的
強さはウォーリアーズあったのです。
ただし、リーグ最高の選手で最強はレブロンであり、NBAは
レブロンを中心に回っているとNHKのアナウンサーでさえ放送中に
言い放っていました。
シーズンでの戦いなどを見てもウォーリアーズの方が圧倒的に強く、
各チームが執拗にマークしてもカリーは止められず、ジョーダンを
超える記録なども作り、当然連覇するものと思われました。
ファイナルに入り、サンダーとの戦いでは一勝三敗から逆転で勝ち抜き
応援Tシャツもこの不利な状況から勝ち抜ける数字をモチーフにして
ストレンジナンバーという文字がずっと付けられます。
さらにファイナルで三勝目をとったチームが優勝するというのは
ほぼ100%であり、そこから連勝して優勝したチームはNBAの歴史の中
ではないというドラマをやってその実力をみせつけたというのがこの
ファイナルの筋書だったのかと感じて受け入れがたいものをずっと持って
いました。
ただ、前半と後半のチーム状況やゲーム5、6でのレブロンとアービングの
爆発的活躍とそれに反してレブロンに対してよい守備をしていたイグダーラ
の腰痛によるマッチアップをカリーに譲りそれからワンノンワンでのシーンを
みると明らかにレブロンペースになり苛立ちからマウスピースを投げ捨てる
シーンなどどうもこれは負けたなという象徴のように思い出されます。
センターボーガットの負傷欠場やイグダーラの腰痛など長いトーナメントの
壮絶な逆転劇など経てきたものの違いでいきなり初回でレブロンとウォーリアーズ
が当たったのとは違う結果になっただけだということもできます。
ただ、ゲーム5のレブロンの猛烈な得点力を見てもっと危機感をもって
次に当たり、どうせ最後はホームで勝てると高をくくっていなかったらと
思えてなりません。
それもレブロンだけなら抑えられてもアービングの外からのシュートと
インサイドへの切り込みと二人とも40点超えという攻撃力をみせたのに
唯一勝てるベンチの力をフルに繰り出すこともせずどこかまだ安易に構えて
しまったのではないかというのが本来なら勝てるものを逃している感じに
つながります。
行われました。
応援Tシャツはただの黒いものになり、あまりそろっている
客席の威圧感や一体感も感じない中、ボーガットは欠場で、
あまりはよくなく、あっという間に20点差になってウォーリアズ
の選手のシュート確率は悪く、守りもボロボロな印象です。
これでは無理だろうというという感じで、レブロンに対してよい
守備をしていたイグダーラも何やら腰が痛いらしい痛々しい姿で
せっかくの最後の試合がホームになるという好条件でもなんとも
不安な感じに満ちている試合風景でした。
優勝の瞬間を見に行っていたのだと思います。
始まりからおやという事件がありました。
それは累積フレイグラントファウルによりグリーンが
この試合を出場停止になっていたのです。
これでカーが第四戦でいきなり実績のないマカドウを
第一クォーターから使ったのか理解できたと思いました。
まさかこの試合でフレグラントファウルを起こすことを予測
したとも指示していたとも思えませんが、そんな事態も
覚悟してのテスト登板だったのではないでしょうか。
それにファンに心理としてはグリーンがいなかったから
優勝は追わずけでもいいという納得の仕方もあったろうと
思います。
でも解せないのは守備の逆転のような後半のキャブスの
守りが良くなり、逆にウォーリアーズは守備も弱くなり、
シューターへの当たりも随分下がって守っていたようです。
アービングやレブロンのドライブを警戒してともとれますが、
今まではたとえマッチアップが抜かれても最後誰かがブロックに
飛ぶようになっていた守りもボーガットの故障退場やグリーンの
欠場でそれがないからと結論するには足りないように思えます。
ウォーリアーズの控えはキャブスの選手より高くエジーリ、
バレジャオと数でも勝っています。
スモールラインナップにこだわる必要もなく、一二戦と同じ
戦い方でいいはずなのに、ディフェンスから崩壊して逆に
キャブスはディフェンスがよく、レブロンはコートの端から端まで
走り、攻めだけでなくいくつもブロックを決めるなど活躍します。
前半あまり決まってなかったスリーも後半は確率が上がり、
当たりが弱くなったのは目に見えています。
この調子の逆転は何が原因かグリーンがいなかったからで
済むことなのか気にかかりました。
あの感動があります。
かつてビックスリーといわれセルティックスにレイアレンと
ケビンガーネットを加えて優勝した2008年、誰もがそりゃ当然と
思い鼻じらんだなりふり構わない補強につまらないバスケットを
見せられるかと思いきや展開したのはピストンズと同じ守備を
基本とするバスケットだったのでその戦いは熱い視線に包まれ
ました。
それらと同じテイストを今回のカーのウォーリアーズにもみる
ことができるのです。
そして、ファイナル第四戦でみせた相手の得意の形で戦い、
あえて相手との差であるベンチ優位の戦力さえ封じて、なお
勝って見せるその形とは選手の足が止まった時間帯にああ
負けたというはっきりとした形で表れ終わりを知らせました。
ホームでの第一戦と二戦ではどこのチームでもやっている
トップオブザキーにローリングしながらインサイドに合わせる
形で普通にセンターも使っていましたが、第三戦にはスモール
ラインナップでボーガットはすぐに引っ込めてしまうようになり
ました。
さらに、攻めはタッチアンドゴーでゴール下に走る選手にパス
をしていたのが、ハイポストからワンツーパスに変わり、それも
小さく早く繰り返されます。
時にビハインドパスであったりトリッキーさを増してたとえ
通らなくてもそれがチームの約束のように繰り返されます。
たとえエースのカリーがべったりと執拗にファウルを受けて
抑えられてもチームとしての守りと攻めのスタイルがあるので
誰かが決められるし、ベンチメンバーの得点力も高いのです。
チームで戦うという意識がすべての選手にある証拠でしょう。
ゲーム4の最後キャバリアーズはレブロンが持ち込んでそのまま
シュートするももはや誰も飛ばず、ブロックもせずに通して
いました。
普通の二点はよしとして、淡々とハーフコートのオフェンスを
展開していきます。
もはやこのまま同じことを続ければ差を詰めることもなく負けて
しまうことを自覚した選手はもはや足を止め積極的に点を取りに
行こうとせずただレブロンだけが得点を繰り返します。
後半、主力に変わって起爆剤となるような選手もいるわけでなく
控えはまるであてにならないきゃばりアースは、今季はそれでも
ビックスリーに故障者がなく、バレジャオを放出しても残留に
成功したトリスタントンプソンの獲得に昨季は主力がそろって
なかったから勝てなかった思いをにじませ応援Tシャツにも
2016オールインとなっています。
そもそも昨季ウォーリアーズの優勝はいくつもの幸運とたまたま
全ての選手が調子よく実力を発揮できたからという分析をする
人が多く、主力さえそろえばキャバリアーズの優勝はゆるがないと
いう思いをする人が多かったようです。
私はその思想と今までのレブロンを巡るチーム作りに疑問をもって
いたひとりで、今シーズン最後の方に複数の試合を休養として
レブロンが何の故障もないのにゲームを休んだのにも疑問を持って
いました。
それに引き換え執拗にマークされなかなか得点チャンスがない中
相手のマークが緩んだ後半急にギアチェンジして連続スリーを
決めてみせるというしーんがなんどのあり、その与えられた環境に
文句持たれずに結果を出す姿に今までのスター選手にないタフさを
みるのでした。
そしてチームもサンダーに一勝三敗と負いこもれても逆転して
カンファレンスファイナルを制するという力につながっています。
さて、こうなるとファイナルMVPは誰がとるのか。
そんなことを思いつ次の試合を楽しみにしています。
いうどのチームも似たような飛んで走ってという作戦も
へったくれもないものに変わり、チームカラーもどこも
似たようなもんになったと思われ関心もずいぶん減って
しまいましたが、その飛んで走っての最たるチームの
サンダーやウォーリアーズの試合から新しいバスケット
言語を見出すような感覚を最近は感じます。
そんなチームとは一味違うビッグスリーというスター選手
を集めて優勝を狙うちょっとスタイルとしてはかつてのチーム
という感じのキャバリアーズと新世代の最たるウォーリアーズと
いう昨年と同カードとなった今ファイナルです。
そもそもこのファイナルが始まる前から数々の記録を作って
カンファレンス優勝を決めたウォーリアーズは昨年と同様
主力は変わっておらず、さらにその力を増して勝ち上がった
印象で二連覇は当然だろうという盛り上がりもないシリーズ
になるだろうと思われたファイナルはウエスタンのトーナメント
はいきなりカリーの故障という波乱で予想外の展開となりました。
一方イースタンはキャバリアーズでの悲願の優勝を阻まれた
レブロンが昨年の無念を晴らすということで昨年と違いビックスリー
が万全のコンディションで今季はリベンジを果たすという触れ込み
でしたが、私には最後はこの二チームが残りそしてウォーリアーズが
二連覇という結果が当然とみえあまりに興味を掻き立てないシーズン
だと諦めに似たものとともに眺めていました。
しかし、結果はその通りの展開ながら試合内容と意外なカリーの
故障から復帰してからもファイナルの成績は振るわず特にサンダー
とのウエスタンの雌雄を決する戦いではまさかの一勝三敗となり、
観客席のファンが着るTシャツにはstrange numberの文字があり、
this is basketballというサンダーとドラマ的にも圧倒するもの
を秘めた展開となりました。
ファイナルでもこのTシャツでの応援は続いています。
つまり、この一勝三敗からファイナルを制することを指したのが
ストレンジナンバーであるというメッセージです。
スター軍団に対してドラフト35位でさして注目もされてなかった
選手やマジックジョンソンの再来とまで言われながら故障から
チームを渡り歩くジャーニーマンとなった選手とかとにかく
苦労人ががんばり輝くというのが何とも言えない魅力をたたえて
います。
G2でもグリーンのスリー4連発やボーガットのブロック4連発と
スプラッシュブラザーズ以外の活躍が目立ち光ります。
キャブスの攻撃がリングに対して左側からの直線的な攻撃のみ
なのに対して、ウォーリアーズはタッチアンドゴーでゴール下に
走る選手にパスで決めるスタイルを多用し、ゴール下が戦場だと
知るとラブも普段はあまり参加しないゴール下に参戦しますが、
接触で負傷するなどヒートでのハスレムのような選手がいない
という欠落を印象付けます。
これもヘッドコーチの考えの反映で、ウォーリアーズもかつては
デビッドリーのような走れるセンターを重用したが、カーは
本格センター守りとアリウープで決める速攻を多用、一方キャブス
のティロンルーはシーズン途中アシスタントコーチから昇格し、
スモールラインナップで攻撃はスター選手の一対一に任せると
いう感じでこの試合のボーガッドのブロック四連発に象徴される
ように完全に封じられているイメージです。
それも昨シーズンレブロンはイグダーラに抑えられ、さらに
この試合ゴール下高さに勝るセンターが控えているので、ブロックを意識
して軸足が動きトラベリングを連発するというふうに昨季の経験を
全く生かせていないばかりか対策もないのです。
さらに、一試合目にアービングの得点を許したのに対して早めに
対応して抑えたのに対して、ウォーリアーズのベンチに大量失点
するなど完全にウォーリアーズペースです。
危機になればなるほどレブロン頼みは強まり、JRスミス、シャンパート
など本来の力が出せていません。
変わらず力を発揮したのはベテランのリチャードジェファーソンのみ
で、選手起用を含め次のホームに帰ってからの立て直しを期待したい
ところです。
だんだんと興味が離れていくような感じでした。
レイアレンをはじめ個性的な選手は次々といなくなり
出てくるのは、スピードと長距離シュートという選手
ばかりとなっていました。
その最たる例としてサンダーのケビンデュラントがファイナル
を制すると思われましたが、レブロンに阻まれ世代交代はまだ
という印象を与えました。
そんなサンダーより一足早くさらに新世代のウォーリアーズ
が昨季はその力を見せつけたわけで、今期に入りさらにその
力は増して数々の記録を作りウエスタン一位でシーズンを終え
ファイナルに進出しました。
となればこれは今期の優勝も決まりだろうとさしたる興味も
なく、さらにまたNBAはつまらないものになってしまったと
思われました。
しかし、ファイナルに入るやカリーが捻挫で欠場してかなり
序盤苦戦をしました。
けがから復帰してもそのシュート力がシーズンとは違い、決定力
がかくっと落ちました。
そして、おやっと思わせたのはウエスタンの覇者を決める
サンダーとのカンファレンスファイナルでなんと一勝三敗と
王手をかけられしまいました。通常先に王手をかけたチームが
勝ち上がる確率が圧倒的に高く、さらに三勝一敗では88%の確率で
一敗から勝ち上がったチームは288回中7つしかないという状況で
この試合はホームに帰ってカリーの復活がないまま、それでも
どうにか勝ったという印象です。
それもファウルが多く、フリースローも入りらずという先の見えない
展開で、なんともすっきりしない試合でした。
一番気持ち悪いのは、カリーや鈴木星人そっくりなクレイトンプソン
に集まるマークをよそにゴール下にイグドラは空いていてゴール下に
到達して待っているのにパスしなかったり、最後の攻めに選ばれずに
ターンノーバーしてしまうというケースがこの試合多かったのです。
また、シーズンでも多かったリードしているのにファウルゲームを
仕掛けるハックザシャックのようなセンターへのファウルをサンダーは
とりました。
後半こういうシーンはウエスタンのゲームではよく見る光景ではあり。
それだけフリースローの確率の悪いセンターが増えたということだとは
思うものの、不思議なのはそれが成功したとは思えないことです。
やればリズムが悪くなるし、見ている方も苦痛です。
そんなリスクを冒してもとる作戦かということで、さらに
ましてやせっかくリードしているのにリズムを崩してまでも
ファウルを続けてその後の得点が得られる攻撃が効果的に
続けられるのかということを考えると決して選ぶべき作戦
とは思われないのになぜか繰り返し最近とられます。
それと同じことで、今季のシーズン終了近くでレブロンが
怪我でもないのに休んだことがありました。
ファイナルに向けての休養ということらしいのですが、
まあそういうエースを休ませるというのは前からありましたが、
今季のはかなり長くそれも全くの休養ということで、それでは
却って選手の調子とチームの整合性も落とすことになると思われ
ます。
そんななぜがファンを無視したようなそれでもそれが結果的に
効果があるならなのですが、どうみても疑問の方が多いファン
無視の手段で選手のエゴとコーチの哲学の誤りのように感じ
ます。
そんな楽しめないことが増えた中でのこのカリーのファイナルに
入ってからの不調は晴れないものとして、このままここで
終わるのかと思わせるものでした。
シーズン中も執拗なマークを受け、それでも連続でスリーポイント
を決めて見せたり、マークを振り切ってシュートを続けてきました。
それが、ファイナルでは封じられ並みの選手に抑え込まれサンダー
の強さばかりが目立ちました。
必要以上に気負いすぎているグリーンや最後の決定力に使われない
イグドラと疑問ばかりが募りすっきりしないうちにそのゲーム6は
始まりました。
サンダーのホームに移り青一色に染まる観客席に異様な雰囲気の
中、青いユニホームを着るのはサンダーではなくウォーリアーズ
でした。
かと言ってアウエーでのリスクがなくなったわけではなく、
相変わらずカリーには三人が付く執拗なマークできます。
シュート確率は以前低く、そもそもスリーを打つ数が少なくなり
完全に封じられているのは同じです。
10点以上のリードを常に許して、やはりこのままで終わるのかと
思われました。
実はこの試合ビデオに慌てて採ってみたのですが、次のゲーム7も
予約しなくてはとテレビ欄をみてもその放送予定がないのです。
さらに先を見ていくとファイナル決勝戦の予定は6月3日にあるので
これはこの試合このリードされたまま終わるものと諦めにもにた
気分で後半を見始めました。
前半はカリーを諦めいつになく出場時間も短めで、後半にはあの
ファウルゲームでリードを確実なものにしようと迫ってきます。
ファウルを受けたボウガットは普段は50%以上ある選手なのに
二本とも落としてしまいます。
攻撃機会を奪われて、時間も使われてこのまま負けてしまうのかと
思われた中、まだ諦めていないとばかりにトンプソンのスリーが
ぎりぎりのタイミングの中、打たれ決まります。
さらにゲーム5ではなかったイグダラがゴールに向けドライブして
決めに向かいます。
そして、カリーがスリーを決めて同点に追いつき、さらにドライブで
切れ込んでファウルを受けてフリースローを得ると両手を天に上げ
七を示します。
フリースローを決めても5点差にしかなりません。
あと数十秒残っています。
それなのにこのフリースロー自分は決めるだろう、そしてこれで
このけーむは勝利してゲーム7に進む権利を得たという確信を得ての
7だったのです。
こいつは全てわかっていてこういう演出で最後の最後でひっくり
返すつもりの展開を最初からやってのけたのだとこの青一色の
コートで確実に勝つための作戦だったのです。
誰もがサンダーの勝利を確信し、これがバスケットだという
お揃いのTシャツで応援するファンもこれはやられたと思った
のではないでしょうか。
まさに死んだふりでそれでもノーガードの打ち合いの果て
最後の一撃はとってあり、最後のカウンターで仕留めたような
試合でした。
いかにデュラントのオールランダーぶりとウエストブルックの
卓越したスピードがあっても少し届かなかったと思わせる見事な
試合でした。
スペイツやイグダラ、グリーンとロパーソンといった脇の力が
光り、試される試合でもありました。
最初はどうせウォーリアーズの連覇で終わりだろうと思った
盛り上がらなかったシーズンだったなあで終わるところが
カリーの実力を見るシーズンとなりました。