最近はネットの話題と新聞の記事とずいぶん同じ話題でも伝わりかたが違うのだなあと思います。先日の選挙もネットのニュースでは維新惨敗という風に取り上げられていて、松井代表も代表からひくと伝えられました。ところが新聞で読んだ選挙結果を伝える記事では、維新が野党第一党になったというものでした。もとの自民党が圧勝で改選議席の過半数を得る大勝で改憲の発議3分2を確保したというのは同じです。安倍元総理が国葬になるというのもネットでは早くから話題になっていたのがテレビなどのニュースでは国民の声に押されて最高勲章の受賞に続き国葬が決まるといったネットのあとをたどったかの印象でした。そんなニュースの伝わりかたの妙を感じたのと今回の新豆の反響もまた面白いものがありました。なかなか手軽に買える豆がなくなっていくなか、変わっていて他所になく気になる豆をということで中国雲南とベトナム入れたのですが、かつては結構見かけた中国はやはり珈琲ファンなら一度は飲んだことがある人が多く、そういった方のいうには他所で飲んだ中国はいまいちだったのでというのです。当店に10年も通う方なら、開店当初扱ってたのでああ懐かしいとなります。しかし、他所でまずかったは常連さんには違う意味合いになるようです。つまりうちの焙煎でどう変わるか楽しみと興味につながるのだとか。ただ、この中国いつも当店に現れる酸味が苦手という方にはどう説明していいか悩むところです。久々ハーブのようなスーという清涼感が後半印象に強く、まさにこれは酸味の魅力なのです。まあ、スペシャルティの魅力とは酸味の妙ですからそう紹介するしかないわけで理解されるかどうかはしるよしもありません。
昨日コロナは第6波のピークに迫る勢いになりましたが、各地は緊急事態宣言はおろか、三年ぶりの祭りを開催するというブレーキの効かない状況になっています。秩父でも今年は川瀬祭りの傘鉾巡航は予定されていて各町会では準備に余念なく、太鼓の音も溢れています。こんな中ひとつ驚いたニュースは、コロナが三年目なのに税収は過去最高だったということです。これは法人税だけでなく所得税消費税も増収だったというのです。まあ単純に景気がよくなって上がったというよりマイナンバーカードの効果とかばらまいた補助金のせいとか色々とありそうですが、閉塞的で色々制限やら災害化する気象とか人類に及ぶ危機の中何が正しくて何を信じて行けばいいのかというときに安倍元総理の銃撃という事件まであり我々の安全とかますます怪しくなったのです。さて、そんな世の中ですが日々のコーヒータイムはより重要になりほっとできる時間もより貴重になってきました。ブラジルの何気ない豆でさえ200g1000円を越えてきてるなか、次の豆を探すというのはこの貴重なコーヒータイムを守る上で重要事件なわけです。今回いれたのは中国雲南とベトナムです。お楽しみください。
結局、結果からいってしまうと今までと変わらないということです。買う前に焙煎時間がもっと短縮されたり他の電気の焙煎器のように膨らむけど味がすかすかになったりするという懸念は全て外れ余熱と冷却停止まで今までとたいして変わりません。それにレシピを使って動かしていても頭の中にある焙煎曲線になるように温度をみつつ排気と火力を調整するので
レシピをなぞるというより今までの焙煎を火力と排気とドラムスピードで再現してるだけで何も特別な変化も挙動もないのでした。
続きの報告です。
今までの焙煎とはガラリと変わりオートマのファミリーカーに乗り換えたような感じです。
新焙煎器での最初の豆。
今年のランニングも例により雨の季節の習い通り、雨が降ったといっては距離を短くしたり歩いてしまったりという状況ですが、そんな雨に降られたときに思ったのですが、やはりいつものランニング時間とたいして変わらない時間を
経てうちについて自分が疲れていないいつも以上に消耗していないと感じるのですが、それは一種の罪悪感のように感じるのはいつものことでした。ただ、今年考えたらこの疲れの差は何かと自問した結果これは脳が感じている疲れの度合いであるという驚異的事実にぶち当たったのです。
今まで感じていた途中歩いてしまったり距離を短くしてしまった罪悪感のようなものは毎度のことですが、くたっとなるいつもの感じがない罪悪感もとどのつまり脳の疲れの差なのです。なんでこんなことに今まで気が付かなかったのか不思議です。
よく自転車競技や自転車のロードレースの人がいうハンガーノック状態で極度の低血糖におちいってしまうという体のエネルギーを使い切ってしまうガス欠状況というまえにランニングの場合には熱中症とかで倒れてしまうという状況の方が多いと思います。ともあれ疲れとかエネルギー不足は疲労感として脳が判断しているわけですが、これは実にあいまいでさらに脳内麻薬なる物質が分泌されそれに依存する体質がランニングにはよく指摘されます。この間朝のニュースでランニング依存の人たちという取り上げ方をしていましたが、それを相談できるクリニックもあるとかセルフチェックの質問もテレビで見ました。
私の場合、毎日走るようになったころ故障やら走れなくなって感じたこととかちょうど当てはまることが多くありましたが、今では毎日走る距離を増やそうともタイムを短縮しようとも考えなくなっており、依存というにはずいぶん怠けている感じです。
しかし、先月感じた雨の日の走りから頭の疲れの感じの差についてはその後も考えることが多く、結局人は自身の限界とかもそんな頭の疲れから生み出していることを気付くのでした。
こんなことを走り出してもう何十年もたって感じるというのも変な話です。
さて、今年は短い梅雨と6月に猛暑がスタートするという異常な年でしたが、コロナと戦争、異常気象とみんな人類が生み出したことのようで毎年この梅雨も雨が降るだけで死者が出る災害につながっておりさらなる脅威が襲い掛かる不安な状況です。
珈琲の世界では異常気象は生産国の減産や質の低下を招きさらに戦争による物流の変化や食糧危機に円安と安い豆はもう入ってこないという情報が毎日とどくようになり。
在庫がなくなった問屋などがどんなものを探しているかと逆に聞いてくるように
なりました。
つまりはウクライナの肥料が止まった世界は来年の収穫に不安を抱え、国内の倉庫の品は奪い合いになり、物がなく高い状況でさらに来年入ってくるものは
円安の影響で今の値段の3割4割の値段になると言ってきます。来年は今の様な値段でなくなると今から今のうちに買っておけというメールやら電話が毎日くるのです。
そんな中で果たして今の値段から3割4割値上がりした価格でも珈琲を毎日飲む人はいるだろうかということですが、もともと当店などは200g1000円程度のものが主流でスペシャルティでも2000円を超えるものはあまり売っていません。例えばハワイコナとかブルーマウンテンなどは5000円くらいしますが当店では4000円を超えたあたりから入れるのもやめてしまいました。たまにブルーマウンテンがあるかといまだに言われますが、5000円以上でも買うかというと10000円でも買うという人もいればじゃあいいという人もいます。スペシャルティでもその値段に見合うものをずっと追求してきた当店としては2000円を超えてもスペシャルティを買う人をターゲットに商売を続けたいとも思いませんし需要がそれだけ続くようにも思えません。逆に今の程度の値段で味の良い珈琲を提供したいという思いは強く、仕入れにも努力しています。
そんな思いと焙煎の精度を上げることを考えて焙煎機も購入しました。
あとは味と品質を保っていくだけです。
コロナ禍もなかなか去らず、円安に戦争にこの暑さともうめちゃくちゃですが、こんなだからこそ珈琲だけはなくせないそんな思いとこれから値段が上がり続けることは避けられそうもなくそうしたときにできることとはとずっと思い悩んでいたところやはり珈琲の味が良いこととどこにもにない唯一無二なものと安定感と信頼の味だろうということになりそれを保つために焙煎機をグレードアップさせることを決意しました。
名機プロバッドなども候補としましたが、焙煎プロファイルがすべて保存共有できるこのバレットにしました。
ということは世界有名喫茶店の豆も再現できてしまうという優れものです。
珈琲先進国デンマークのデザイン設計です。もう焼き方は世界共有の時代となったのです。あとは秩父の季節と自然にどうなじませるかが私の手腕となります。
これからのKing Diaryの豆をよろしくお願いします。