今日も小学生は元気に学校に通っていきました。
岐阜の病院ではまた熱中症で人が死んだと報道がありました。
そんな暑い病院に行くくらいなら自宅にいた方が安全とは
皮肉なものです。
学校が始まる前に来月が一番自殺が増えるという報道がありました。
学校に行っているときには気が付かないものですが、小学校高学年と
中学くらいでは毎日が善悪の判断基準を作る判定と善悪の判断の連続
であり、日々それを繰り返し自分というものを作る準備をしていると
いう重要な活動のさなかであり、毎日の授業ばかりしか考えない今の
教育ではそういう子供たちの日々の精神の成長を考えていないために
子供の世界とか子供たちの日々のそういった優劣の判断を軽視する
あまり、いじめやら格差やらという問題が発生していることに
気が付きません。
やがて高校生になれば子供の社会感も自我の確立という段階に入り、
周りからどう見られるとか周りから頼られたいとかそういう社会的
付き合いより自己というものを強く意識しだしてそこから今度は
社会とどう付き合い、どう社会参加するかを考える段階に入ります。
大概は経済的必要で会社という組織に加わり給与を得、社会とかかわり
人間として生活が成り立ったかのような錯覚のうちにあっという間に老人と
なり、今まで会社員でいられる間は気にもならなかった社会参加が定年と
いう新たな社会放出にあい、これから先人生100年時代を迎え、後の
40年余りをどう生きるかをまた構築していかなくてはならなくなります。
もはや定年後を老後として過ごすような社会でなく、ずっと社会人としての
余生が続くと考えて会社にいるうちに社会とのかかわりとか自己の能力を
しっかりと確立していかないとなかなか生きにくい世の中になります。
そんな人生の中でも小中の多感な時、やはり善悪の判断とか正義感が作られる
この時期の経験が最も重要であり、そこで培った自身の判断基準をまた社会に
フィードバックして世の中をよりよい社会に近づけるという人々の気持ちが
あれば未来も明るいと思いますが、時に今まで培ってきた自我と社会という判断に
世の中からはじかれたような経験とか自分が持っている判断基準が通じないと感じる
疎外感も発生するでしょう。
これから起きる災害や事故など理不尽なことや個人ではどうしようもできないこと
もさることながら、個人の能力をさらにいつも高めていく努力が今後は必要になって
行くのかもしれません。
何も下の方ばかりを向いて下方修正したり、人に合わせたりしなくてもよいということを
強く心しないとこれからの世の中の変化というのは並大抵ではないかもしれません。
昨日のモーニングショウで日米地位協定の事を触れていましたが、官僚が正せるかと
いうパネルの表示がありましたが、それは官僚の仕事ではなく、政治家のやるべきことで
あり、昔は安保闘争とか大学でも普通に論議があったり、町ではデモがありました。
いまでは過激派の人しかそういう議論にはくみしない大学でも左翼とか右翼という
特殊な人の領分ととらえる人が増え、テロリストやカルト宗教の人ぐらい特殊と考え
がちですが、それは今ある日本の問題に背を向けているだけではないでしょうか。
拉致被害者の問題も北は部下がやったことでそれは処分したし、解っている人は皆返したと
し、解決済みを主張している以上、やみくもに拉致被害者の全員返還を言っても相手は
解決済みしか言わないでしょう。
つまりこれを入り口にして解決がないと日朝会談もないとすると進展のしようもないの
です。かつて六カ国協議がなされていたころは再調査を約束し出てきた答えは嘘ばかりと
いう経験をしているのですから、次は得意の第三者委員会を作り一緒に調査してみましょうと
いうのが正しい交渉の仕方ではないでしょうか。
日米関係も今まですべてが言いなりで何の交渉もしてこなかったので、国内でもどんなひどい
条約とか取り決めかも国民は知らず豊かさも平和も当然に与え続けられると勘違いする人が
ほとんどなのです。
自然選挙にも行かずという人ばかりなのですが、そろそろ大人の判断と思考を持って世の中
見た方がよいのではと感じます。
さて、月末となると色々と情報が集中し、ここにきて今月中に限りこの値段でという豆なども
飛び込んできたりして、今はそれを買うときかなんて悩むこともでてきました。
COE上位の豆も結構特別価格が出てきたことを見るとどうしても売り上げの欲しい企業は
まとめ売りとか厳しい競争にさらされているようです。
特に飲食業の合併や本業以外の業種、例えばうどん屋が居酒屋チェーンを買ったりと
いう変化は多く、売り上げが落ちている企業は本業も細っているというのをみかけます。
その栄枯盛衰は激しく、かつては高配当の株式で有名な企業が今では赤字だったりと
今の健康志向や少子高齢化とか社会の変化を受けた動きは年々激しいものとなっています。
珈琲の豆でいえばマンデリンの値上がりはこの夏激しいものがありましたが、逆に安い
豆もあり、日々この先どううごくという予測をしていれば十分対応可能の変化でした。
中でもブラジルの豊作と安定した供給があり、これに支えられたという感じもします。
ただ、このブラジルも十年前にあった豆と今の豆では随分内容が違っているのです。
以前沢山入っていた日本人の農園物というのが最近なくなり、作り方まで指定した
農園が結構の高値で入るなど変化があります。
作り方といえば、桜をイメージしたり、イチゴをイメージしたりオレンジをイメージしたりと
その年ごとに攻め方を変えているので消費者はこの力を入れた豆を買わされるのですが、
以前の豆と比べる倍の値段なのです。
世界的に評価されているセラード農園の豆と比べると味対値段があっているのかというのは
消費者にははっきりわからないものです。
どこの商社の豆だからとかそんな頼りないブランド意識で飲んでいる人もいますし、品種で
探している人もいます。
私もブラジルではずっと探している味があり、それなりにコストもかかっていますが、
あきらめずに求めています。それはこれはどうですかとお勧めできる味がほしいからです。
まず自分がほしいものがないとそうはなりません。
ここ数日に新たな動きがありますので、またこれはどうですかというお勧めができるかもしれません。