King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

大家族

2006年09月27日 23時51分26秒 | 日々のこと
昔からこのテレビの季節の切り替えの時期に
特番が流れますが、その中に必ずあるのが
大家族物です。

普段テレビを見ないのですが、この間は不覚にも
何時間も見てしまいました。
それは、大家族物でも今まではその大騒動や大家族なら
ではのドラマがあり、そこにある家族愛なりが見て取れるという
構造だったのが、今回の大家族物は大貧乏物語であり、
サバイバルの物語だったのです。

実際の細かい収支や金額が出てきたわけでもなく、テレビが
同行している以上何らかの金がもらえたはずですが、画面から
伝わるのは貧乏物語であり、それは凄惨とすら感じるものでした。
普通大家族物語では、肝っ玉母ちゃんと働き者で子供好きの
トオチャンが出てくるのですが、今回はオヤジだけ。

岩手から奄美大島まで転居して暮らすというのです。
今でも家賃3000円のボロ家に住み、子供たちを全員高校に
通わせるために村に高校がなくなり、苦渋の決断で家族全員
移転するというのです。その引越しの費用60000円。引っ越してから
新居をリフォーム。その間の食事はほとんどおにぎり。それもひとり
いっこ。村では海で魚が取れ、野菜も作れる自給自足の生活が
できるという村役場の人の言葉ですが、実際に食料が豊富に
あるようには見受けられません。

子供は熱を出したり、下痢をしたり泣き叫んだり、とにかく
一日そばにいると疲れます。それが8人もいるとなれば、どう
するのでしょう。テレビで見るほどの能天気なお気楽移転
物語というわけで済むはずがありません。しかし、番組では
おにぎりしか食べていない子がなぜか皆小太りで、栄養は
足りていそうなのです。移住が成功したのか、番組はとに
かく子供達が中学小学校が始まり、親父は畑を耕して
終わりです。これからどうなるのでしょう。

実際、これから定年を迎え地方に移住する人が増えるといいます。
このように奄美大島の生活や農業や漁業をして生活していこう
という人の話を多く聞きます。しかし、その多くは失敗に終わるのです。
まず、農業で食っていくだけの安定した収入はそう簡単に得られない
ので、苦労に耐え切れずに夜逃げする人が後を絶たないそうです。
まず、地方に行けば土地が余っていて、ただ同然で土地を貸してもらえる
という甘い誘い言葉ですが、実際は荒地が多く、それに野生動物の
被害も最近は多いので、無農薬有機栽培でなんて甘い事を言って
はじめるもそもそもそんなやり方だと満足なものができずに地元の
人も作物のつくり方を教えてくれないし、土地もいい土地でないので
作物ができずに現金収入が入らないということになります。

そして、人付き合いが濃厚の地方では、プライバシーがなくなにか
というと人が寄ってきて、何かというと飲む算段や寄り合いばかりで
とてもなじめないということもあるようです。気軽に田舎暮らしも
なかなか難しいのです。
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雨の降り出しそうな日には

2006年09月26日 23時46分17秒 | ジョギング
今日の天気予報は雨でした。
それもかなりの高確率です。朝起きると何だ降ってない。
それに雲も切れそうな感じです。もちろん昨日のランニング
さぼりがあるので、今日は歩っても走るつもりでした。用事も
洗車とオイル交換位ですから、一日走れます。

さて、雨ということで雨用の支度も考えましたが、普通の
ハーフスパッツと半袖Tシャツです。出掛けに昨日録画の
清志郎のディスタイムという番組を見てみます。番組は
清志郎がアルバム制作のためにメンフィスに行きその時の
模様をドキュメント風にしたものです。スティーブグロッパーは
野音で見ていますが、普通のおじさんでした。それが、番組
ではのりのりでギターを弾いていて改めてその技を見ました。

NHKでもオーティスレディングを偲んで旅をするというような
構成の番組で放送されていましたが、その時も最後に
BBキング・ブルースクラブでのライブの模様が流れたが、
昨日の番組では、何曲もやりライブの感じも伝わリました。
出だしから、日本語で全て歌い一曲歌い終わり、ご機嫌だぜ
とか、メンフィスベイベーなどいつものライブと同じのり。最後に
ミッドナイトアワーを英語で歌ったようで後は、全てレコーディング
した曲をやりしかも受けているようでした。すげー。これは
すごいことだよ。ブルースの本場で、いつものスタイルで何の
宣伝もなくただスティーブグロッパーの顔で出れたということに
しても。

そんなすげーライブを見ちゃったあとに、何かうきうきといつもの
公園で走り出したのです。昨日のこともあるから今日は3往復だ。
先週も3往復したから簡単にできるはずだ、と走り出したら最初の
1K位まで息が整うまでが苦しいくらいで後はまったく全然呼吸も
体も楽です。全然問題なく3往復できました。気持ちが折れるとか
精神的に苦痛に感じるとかということもなく、とにかく気持ちよく
走れました。途中からやはり雨が降り出してきて気温も20度くらい
で汗もあまりかかないでスピードも後半出せました。一往復目の
復路でトイレに入りました。それ以外は快適でした。

これで30Kも見えて来たと思いました。あとはスピードを上げる
ことです。フルマラソン4時間30分きりも可能かもしれません。
汗もかかなかったせいか走り終わって体重を計ってもあまり
減っていませんでした。夏場は2Kくらいは減っていたものなのに。
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コンサート

2006年09月25日 23時04分25秒 | 日々のこと
今日は仕事で遅くなりました。
とはいっても着いたのが8時半でまだ宵の口です。
普段ならこの時間から夜、走るのですが精神的な
疲れも感じて、今日は走るのよそうと考えながら
国道に出るとなにやら市役所方面から人の流れが
尋常でないほど多くあります。それも皆ちゃんとした
格好の人ばかりでこれは珍しい光景です。

なんなんだろう。
信号待ちをしていると明らかに私に挨拶までしてくる。
こんな奴らしらねえぞ。それでもしっかり私の横にくっついて
なにやら皆満足そうです。ちょっとこの団体の連中に興味が
わき市役所まで戻ってみます。

皆黒っぽいスーツを着ていて、なんかの集会でもあったか
でも私の街に似つかわしくない背広の団体です。そして
市役所まで行き謎が解けました。
市民会館でコンサートが行われていたのです。
それもクラッシックです。東京室内管弦楽団コンサートの
大きな看板が見えます。主宰が地元の大企業の主催と
なっています。そうか。それでも俺に挨拶していった奴らは
誰なんだろう。それと、今日どんな曲をやったんだろう。
激しく知りたい。
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拓郎と中島みゆき

2006年09月24日 23時44分18秒 | 日々のこと
昨日のつまごいのコンサートは新聞にも
取り上げられていてその時代を経ていまも
フォークの雄がこれだけ同じように熱く集まれるという
そんな記事になっていました。

NHKでも中継していて、私が仕事から帰ってみたら
ちょうど中島みゆきが出てきて、すげーサプライズゲストだ
と思いました。他にも何人か出たらしいですが、長丁場で
出てきて一曲一緒に歌っただけというのもなんかほんとうに
それだけ?というようなすごさがありますね。それも超大物が
わざわざでてきて別にフィナーレとかあるわけでもなく、
トークもないんですから。

ファン的にこのコンサートは全てがOKと受け入れられたわけじゃ
なく、もはや声が出ないのを再確認したとか、すごいのはわかるが、
もはや年寄りだというきびしいものも聞かれました。確かに、
その前の日にやった井上陽水のライブでも今の歌い方とかつての
歌い方に差があり、昔の唄はちょっと今の歌い方をされると抵抗を
感じます。これは拓郎の唄もそうですね。独特のシャウトというか
怒鳴り方も一応怒鳴り調が入ったものの不完全で何か悲しいと
いう効果の方が強く感じました。

同じ60でもローリングスートンズなどもともと下手なバンドだと
あまり劣化を感じないのか、小田和正とか劣化の少ない人も
いるから人それぞれなのか。ファンとしては続けてくれるのが何
よりなんですよね。拓郎はガンで復活して3年目でしょ。清志郎も
早く復活してもらいたいですね。
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エッジ

2006年09月23日 18時36分36秒 | 日々のこと
アンソニー・ホプキンスの『ザ・ワイルド』という映画を
テレビで見ました。
富豪と美人の若妻とその仕事と金に集まる他の男という構図で
出ているのがアンソニー・ホプキンスとなれば、若い妻を巡って
富豪を殺して金と女を手に入れるストーリーだと知れてしまい
ます。

熊と戦うシーンでは、作り物の絵でがっかりです。本物の熊に
あんな木の槍でたたかえっこありません。
ここに来てお気に入りの作家の出版が相次いでいます。
大沢在昌と京極と何年か振りの新作です。
テレビでは、つまごいのコンサートがありましたが、
録画できませんでした。
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決別

2006年09月22日 23時47分31秒 | ジョギング
連休というわけでもなく、今週は走れない日が
あり少しいらいらした感じで始まったジョギングですが、
月曜日が休み。つまり二日続けて走れなくて、迎えた
火曜日は本来休みのはずが仕事で夜はどうにか走れ
ました。二日のブランクでも折り返し点で17分41分と
まずまずでした。ところが、最後のタイムチェックで
時計を見誤り、結局36分5秒という悪いタイムになって
しまいました。

この日新シューズを買ったのですが、履くのは20日の
休みの日からです。この日に20Kをと思ったのですが、
この日も色々と用事があり、2往復。そして次の日に
普通ならジムに行くのに前の日の走りが気に入らないことと
今週は走り足りない感じがしたので、午前中出かけて
その後いつもの公園に走りに行きました。普段長距離用
には履かないカタナを履きました。この靴は、この
走りを最後に引退させようと選びました。

それに前の日の走りが、ゆったりペースになってしまい
全然走り足りない感じを残したので1番速く走れるこの
靴を履いてみることにしました。1番気持ち悪いのは
体力的には全然まだ余力があるのに、気持ち的にもう
これでいいやという感じでやめてしまうことです。
時間もないし、ひざも痛いしとか色々理由を考えます。
21日は一応時間は2時間あり、走れば3往復しても良い
感じでした。別に2往復でも前の日に2往復しているので
良いという感じもします。しかし、一往復半走った時に
まだ走れるという感じになり、もう一往復しようとなりました。

時間にして38分しか違いませんが、その疲労感と達成感
は違います。走ってよかったなあと思います。ペースは
以前遅いままですが、今月初の20Kで満足しました。
カタナは引退して作業用とか雨用にしようと考えていました
が、この日走り終え見ると相当かかとも減り中にも擦り切れ
ているところがあったので廃棄処分としました。
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陶器市

2006年09月21日 23時36分38秒 | 日々のこと
いつもの公園で陶器市をやっていました。
大きな駐車場にテントがいくつも張られて各地から
やってきた産地直売のイベントのようです。
昔からこの手の売り手に思い出があり、そんなものも
ありテントに立ち寄ってみました。
そして唖然としてしまいました。
九谷焼だとか伊万里とか人間国宝の文字まであり、
値段が20万とか60万とか中には何百万のものもあります。
どっから来たか聞かれて、地元だというと九谷のこんな
焼きもん見たことないだろうといいます。
見ると同じ模様で、形の違う壺やら花瓶やらが
数万の値がついて売っています。

田舎だから端から馬鹿にしたような接客態度にカチンと
来ましたが、くだらない奴を相手にしてもしかたありません。
それにしても機械で作ったものに機会で塗った花瓶で数万の
値段を付けて本物の九谷だとして売れるつもりでいるのでしょうか。
よっぽどこんな機会製の焼き物なんかどこに持っていっても
売れないといってやりたいところです。家のほうは、繊維・材木
で財を成した素封家が多いところ。それに歴史がある街には
それだけの文化・門人が集まるところです。そんな街の何たるか
もしらずこんなインチ品で商売しようとは笑止です。

今や骨董ブームでなかなか珍品や逸品は陶器市なんかでも
出てこないものです。それにしてもボロ市のようなところは何か
面白いものがあるかもしれないという楽しみがあります。
今回のは的屋のような連中が旅して陶器に詳しくないのをだまして
売るタイプのようで、品質は信用できません。それにしても
客扱いで客を馬鹿にしていては商売になりません。
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夕陽のガンマン

2006年09月20日 23時26分53秒 | 日々のこと
昨日『夕陽のガンマン』を見てその世界が
妙に心に残りました。セルジオ・レオーネという
監督が黒澤映画に触発して作ったという『荒野の用心棒』
から、クリント・イーストウッドが主演で連作するのですが、
まあ最初でヒットしたから作ったんでしょうが、それぞれ
続編のようでいてそうではありません。

日本では、クリント・イーストウッドを世に出した映画と
されていますが、アメリカで西部劇が作られなくなって
なんかそれじゃつまらないという監督が作ったのが、この
一連のシリーズで、私は日本に伝わる話と現実は微妙に
違っている感じがします。例えばリーバン・クリーフがこの映画
に出ていますが、これもこの映画で売れたようにいう人がいますが、
クリント・イーストウッド同様多くの西部劇に出ています。

だから西部劇をヒットさせただけなんだと思います。セルジオは。
それは彼の銃のこだわりだったり、早打ちシーンだったり、黒澤映画
風の娯楽性だったり、ストーリー展開とか娯楽映画と西部劇で
一山当てたということでしょう。その後、映画のこだわりというのが
出てきて色々印象に残る作品を撮っています。

日本のへぼい題名で傷ついていますが、『続・夕陽のガンマン』は
この連作の中で一番いいと私は思います。昨日見た夕陽のガンマンは
妥協と馴れ合い的なところがあり、賞金稼ぎが金をあきらめたり
ひとりでたくさんやっつけすぎたりという主人公にはまったく玉が当たらない
というワイアット・アープ的な現象とビリーザキッドでさえ現実には
7.8人しか殺していないという西部にあって本当に映画でやるほど
奪略や強姦、強盗、銀行強盗、賞金首が多かったのか疑問です。

しかし、その悪が渦巻くなかでストィックに正義を通すから主人公
が格好よくなり、物語が成り立つのです。そして、この最後の
続の方は、今までの正義と悪の対比のほかに味付けに悪党という
のが出てきます。原題ではthe uglyで醜いです。この登場で、物語
が深くなり味わいもでています。さらにこの映画は古きよき時代
の映画でCGもない時のものです。墓場のシーンは、実際にロケで
制作されたものでしょうし、橋もわざわざ作られたものでしょう。
そういう意味で3時間の長い映画もぜんぜん苦になりません。

この映画は、何度も見ていますが、テレビの吹き替えで見ると
つまらないのを覚えています。最後が墓場で終わる西部劇と
言うのはいくつかあり、テレビ用にずたずたにされてしまうといろんな
映画とごっちゃになってしまいます。今日フルサイズでみれてとても
よかったと思います。それも字幕でしたし、最初と最後にgood
bad、uglyとでても全体の映画の感じが崩れません。

監督の美学なのか、このシリーズでイーストウッドのポンチョと
葉巻のスタイルと銃の撃ち方は変わりません。そして、ストーリー
で必ず正義の主人公は一度はぼこぼこのボロボロになるのです。
そして最後はかっこよく、よみがえって悪を打つのでカタルシスが
あるというわけです。この映画を安っぽくしないためにも、フルサイズ
でやってもらいたいです。しかし、それができるのはNHKだけでしょう。
今回は本当によかったと思います。
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新シューズ

2006年09月19日 23時03分38秒 | ジョギング
男は新しい靴を買うと機嫌がいいという統計があり、
何か交渉ごとや恋愛ごとにチャンス有りと紹介されます。
今日昼休みにスポーツ店で履いて選んできました。
昼休み時期で店内は閑散としており、私が一生懸命
見ていても店員がよってきてああだこうだ言いに来ません。
サイズも靴の内容も大体先週熊谷で調べていますし、
履いてもいますので、とにかく熊谷ではいまいち買う気に
なれなかった、なにかを解消したかったのです。

ですから片っ端から履いて見て足にぴたーと来るものを
優先して、レース用だとかトレーニング用だとかあまり
こだわらないことにしました。結局、NBのRT800Fという
ものにしました。
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台風とR.P.G

2006年09月17日 23時03分55秒 | 日々のこと
台風13号が近づいています。
特急電車が宮崎で横転したり、鉄砲水で被害が
出ています。

宮部みゆきのRPGを読んでそれが桐野夏生のメタボラ
と一緒くたになってしまったという話を書きました。
メタボラは毎朝新聞に載っているので、ある日読み出したら
それから病み付きになり、毎日読んでいます。
そのきっかけは、ガープ川という題の回があり、何だと思い
読み始めたのです。

絵がベタ塗りのつまらない感じの小説というイメージが
あったのが、作者が桐野夏生であり、ガーブ川という
意味不明の題につられて読み出したら、とても引き込まれ
ました。それから毎日読んでいますが、沖縄の方言の応酬が
あったかと思えば親が突如養育拒否をした子供の話になったり
とても脈略が見えない進み方です。

それとRPGもよく似ていて脈略が見えないつまらない小説です。
なつき作品の方がはるかに作品に力があり、描くものが真実と
言うようなものか、現実とリンクしているというものか、とてもただの
絵空事とは済まされないものを感じるのです。それに較べ宮部は
はじめから超常現象がテーマと言うかモチーフになっており、そもそも
虚構という中で扱うものなら何でもありというところが、作品における
重みを失っています。所詮そんなことだという見方になってしまうの
です。

宮部作品を読んでいて、もう小説が読めなくなってしまったのでは
とかなり悩んだときもありました。つまり、ストーリーがすっと頭に入って
こないのです。いくら読んでも物語がつながっていかないし、リズムが
出てこないのでなかなか読めません。これは脳が衰えて、物語を
記憶できなくなったためではと考えました。つまりもう本もこれからは
読めないのかと思ったのです。しかし、それは宮部の本をああ
つまらなかったと読み終えたときからその陳腐な作品とともに悩みも
消えました。

つまり、私の脳はまだ本を読めたのです。今は『午後三時のルースター』
を読んでいます。垣根良助の前読んだ『ワイルドソール』がまあまあ楽しめた
ので、購入しました。ただ前にも書いたとおり彼の文体は古い感じが
します。書き方も、出てくる世界も古いのです。車もバイクも70年代の
物ばかりで最新のものを語っていません。それが余計古臭い感じを
受けるのかもしれません。それとどこか斜に構えたスタイルと主人公の
時代をはずした生き方なんかが余計昭和の古い人という感じを受けます。
もちろん私もそんな時代のものなので、不満があるのでもないのですが。
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境地

2006年09月16日 23時27分28秒 | ジョギング
昨日は合格タイムが出ませんでした。

今日は果たしてどうなるかと走り出し、腹痛はなく
どうにか最初のタイムチェックにたどりつくと14分34秒と
合格タイムが怪しいタイムです。
ここで気持ちが萎えれば、もう合格タイムはおぼつきません。
逆に最後まで気持ちを持続して走れれば、可能なタイムです。
折り返しで17分52秒と微妙なタイムでした。普段、合格タイムで
調子がいいときには、16分台で復路を帰っていますから、まだ
合格タイムが取れるタイムです。

ここでいつもいっていることですが、このジョギングはそもそも
冬場のスキーのための体力維持やスタミナ強化のためのもので
はじめたものです。そのうちに色々課題がほしくなり、月間150K
やいずれはレースに出てフルマラソン完走もやりたいと思うように
なりました。それも、20Kのランもできるようになったからです。
夜のジョギングでは、いつもタイムを計っており、これはただマンネリに
走るより日々の調子を見る意味と自分の向上を計る為です。

というのも毎日走っているうちに同じコースなら段々タイムアップが
できるようになり、調子がよいと新コースタイムもたたき出すように
なり、スピードを付けて走ることもできるようになってきました。
ジョギングはジョギングで気持ちいいのですが、今の合格タイムは
大体キロあたり5分代半ば位のタイムです。もしフルマラソンを
コースの時間制限に走るのではあれば、常にこのタイムで走らないと
いけません。最終目標はフルマラソン4時間切りです。

その前に小手調べとして30Kランがあります。以前失敗している
ので、涼しくなった今は絶好の狙い場です。ゆっくり走っていると
感じることのできないある境地があります。自分と自分の中である
せめぎ合があり、それをある程度こなしていなして手名づけた境地が
この今日のようなぎりぎり位の走りです。あまり無理をして走ると
ひざや腰に故障が出るので、それを出さないぎりぎりのところを攻める
自分の体を制御しきった境地です。これが実に気持ちのいいものです。

あきらめや妥協があるとこの境地には至れません。
この境地がある限り自分の進化も続くでしょう。
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英語でしゃべらナイトのアンジェラ

2006年09月15日 23時04分40秒 | 日々のこと
今日は、雨が上がってそれでも雲の多い重苦しい
日でした。秋になったという肌寒い日と蒸し暑い空気が
混ざる独特の憂鬱さ。

それを移したような仕事とすっきりしないその進行模様。
連休前という言葉をよく聞きましたが、起きた事件は
おそらく気候以上に憂鬱さを増しただけ。

こういうときには、夜のジョギングでリフレッシュです。
しかし、このジョギングもまた最初のタイムチェックでは
合格タイムでしたが、また腹痛が起きて駅のトイレへ行く羽目に
なりました。こういう日は朝から兆候があるのですが、まあ気候を
これも移したということでタイムこそ出ないものの走った爽快感は
あったので良しとします。

よるテレビでNHKの英語でしゃべらナイトを見ました。
これは最近のテレビの中で一番良いと言っても過言ではない
と思います。
まあ、ERも終わってしまったし、楽しみな番組なんかもないの
です。そんななかこの番組は、大嫌いな字幕がたくさん出てくる番組ながら
楽しいのです。それは知的好奇心を大いに刺激するとともに、
情緒も感性も刺激するようにできているからです。それは今までの
語学習得番組とかこの同じ番組でも前のシリーズではクイズ形式や
会話形式で実につまらなかったのが、最近のこの番組は色々刺激
されるのです。

今日はとにかくアンジェラとパックのやり取りと最後の弾き語りで止めを
さすというにくい演出です。
この番組をただダラーと見ただけでも英語を習ってみたくなるように
できています。
実際に英語で苦しんだ人の言葉でとにかくボキャブラリィーを増やす
ことだという簡単そうな勉強方法がちょっと自分もやってみようかという
気にさせます。

表現者から見た英語というのも面白いものでした。
英語の歌をただ日本語にするというのも詞の解釈から始まり、
感性の理解となおかつ自分の表現が加わるという点も興味深い
物がありました。
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トートバック

2006年09月14日 15時19分39秒 | 日々のこと
今日はようやく雨がやみました。
世の変遷は急激で、世界の情勢もめまぐるしく変わろうとして
います。
みんな多くのものを抱えてふと顔を上げるとその周りの移り変わり
ように愕然としてあたふたと動き出すのです。
朝日新聞の連載の新聞小説を毎日読んでいます。
宮部みゆきの『RPG』の筋とごっちゃになってきてしまって
いますが、この小説を読み出したら続けるようなってしまい
ました。
火曜と水曜と雨が降り、今日も出かけたときには雨でさすがに
クールビズで出勤ははばかられ久しぶりにネクタイをしました。
トートバックというバックがあります。
もともとは氷を運ぶためのもで、実用本位で最近の買い物の
レジ袋有料化の動きや環境問題からこういうバックがもてはやされて
います。便利だけど、若い子は持ち歩かないこう言うバックを
環境や便利だからといつも持ち歩くのはいい年をしたおばさん
ばかりです。
クールビズで周りの環境変化に気がつかない大人も、もはや
トートバックを持ち歩く主婦になってしまったときがつかない
おばさんももっと変わろうとしている世の中に気がつきません。
中国の経済成長が食糧事情まで変えて、日本の少子化とあいまみえ
今後さらに日本の経済力やダイナミズムを奪うのではとようやく
腰を上げたのが現在でしょう。
今の誰もが競争の世の中で助けてくれないという状況も今後
どう展開してくつもりで行われているのでしょう。
中国もみんなが豊になり、国が発展しているといわれている
けれど、そのうち中東や旧ユーゴスラビアの国々のようになりは
しないのでしょうか。共産国家という国の体制はこのままで行くので
しょうか。
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がっかりだぜBS

2006年09月13日 23時23分49秒 | 日々のこと
一日雨の水曜日となりました。昨日から降り続き
今日はかなり寒くなりました。19度位しかありません。
10月下旬の陽気と天気予報で言っていました。
今日は一日用事があり、ジョギングもジムもなしです。
夜になり、もうみれなくなったcsの事を考えながら
テレビを見ました。bsで映画を見てつまらなくなって
地上波に戻り、ろくな番組がなくて、bsに来てここ
でもろくな番組がないのですが、音楽のある風景という
番組がふと目を留めさせました。

最近はまっているベートーベンの『月光』が流れていた
からです。オムニバスのようで、すぐに次に曲に行って
しまい、アルハンブラの思い出とかマーラーの5番とか
そして最後にペール・ギュントの朝が流れてその構成
と選曲は見事だと思いました。それでしばし見ていたら、
映像がうそ臭いほどきれいで、これを見ながら曲を聞く
のかと思いましたが、また再度月光が流れてその時の
映像であれこれは作り物の絵かとひどくがっかりしました。

最初はかなりよい作品のように感じましたし、選曲や
構成も映像もすばらしいものだと思いました。しかし、
それが会員制のDVDのテレビショッピングのデモだと知れると
途端に鼻じらんでしまいました。映像も大概作り物だし、
昔の貴族が寝ぬれない夜に夜想曲を毎日かなでさせたように
このDVDを生活のアクセントにすることはできるでしょうか。
まあ一度見て全部見終わるまでに飽きてしまうことは間違い
ありません。それにしても、いくら視聴率2%の世界だからと
言っていつまでもこんなテレビショッピングのような番組を
やるのでしょう。

実はCSでもこのテレビショッピングを24時間生でやっている
番組があるというのでびっくりしました。つまりそれだけテレビを
見て買う人がいるということですから、変な世の中です。
変な電話セールスとかダイレクトメールなんか絶対引っかからない
と思っていても実際それでも商売になっているからやっている
んだろうし、ましてや布団圧縮袋や掃除機なんか絶対使わない
というような商品をテレビで見ているうちに買ってしまう人が
やはりいるのでしょう。

アメリカでもそのコマーシャルとは別にテレビショッピングの番組が
よく入り、その値段がせいぜい10ドルとかすごく安いもので、それ
をテレビショッピングで流して売れるのか。番組として放送する
料金のほうがかかるのではないかと心配してしまうようなもの
ばかり売っていました。そんな番組をやるのはやめてくれと
思いますが、我々にしてみれば買わなければいいのだし、
番組は見なければ良いだけの事。さっさとチャンネルを回せば
すむことです。しかし、私のように月光に引かれて目を留めて
しまう人もいれば、マーラーと聞いて見入ってしまう人もいる
でしょう。

内容が良ければいいですが、月光の説明がひどいものでした。
バックの絵も創造力がかけているとしか思えないような陳腐な
物で、一気に興ざめしました。多分月の光を浴びて恋人と
たたずんだ経験などない人なんだろうなあこのDVDにかかわった
奴らは。月光を聞けば振り注ぐ月の光とその時を刻むものを
感じ取れたはず。衛星放送は全国に流れるんだからもっと
がんばったらどうだろう。
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終わった

2006年09月12日 23時19分40秒 | 日々のこと
今日は雨の中、いつもの公園を2往復しました。
3往復するつもりでしたが、やはり時間がなくてせっかく
雨が降って涼しいのに2往復しかできませんでした。
走り出すとすぐに腹痛がおきトイレに行きました。

雨の公園は実に静かで走ることに没頭できます。
この日は特にテーマもなく、出だしに腹痛が起きたりで
タイムも参考になりませんし、ただ走るだけでした。
先週も2往復してなくて、ちょっと物足りないジョギング
となりました。公園の熊出没という貼り紙がが自慢そうでした。

一通り用事を終え、夜はテレビを見る位しかできません。
ここのところcs無料放送のせいで寝不足が続いており、
気が付けば古い映画ばかりを見ています。今日は
『人間の証明』を見てしまいました。更に、『リディック』を
見ている時に12時になったら突如テレビが見れなくなりました。
16日間の終了です。

最初継続しようかと考えましたが、テレビの絵が悪いうえに
古い映画ばかりで、それもテーマなくただ垂れ流し状態なの
で、見る価値無しと結論しました。楽しみにしていた世界バスケ
のゴールデンタイムでなかくて連続それこそ垂れ流し状態で
それをすべて見る人は皆無でしょう。これを気に入ったものを
録画するのも難しく、結局まともに観れた試合はありませんでした。
中国とギリシャを少し見た位です。
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