昔からこのテレビの季節の切り替えの時期に
特番が流れますが、その中に必ずあるのが
大家族物です。
普段テレビを見ないのですが、この間は不覚にも
何時間も見てしまいました。
それは、大家族物でも今まではその大騒動や大家族なら
ではのドラマがあり、そこにある家族愛なりが見て取れるという
構造だったのが、今回の大家族物は大貧乏物語であり、
サバイバルの物語だったのです。
実際の細かい収支や金額が出てきたわけでもなく、テレビが
同行している以上何らかの金がもらえたはずですが、画面から
伝わるのは貧乏物語であり、それは凄惨とすら感じるものでした。
普通大家族物語では、肝っ玉母ちゃんと働き者で子供好きの
トオチャンが出てくるのですが、今回はオヤジだけ。
岩手から奄美大島まで転居して暮らすというのです。
今でも家賃3000円のボロ家に住み、子供たちを全員高校に
通わせるために村に高校がなくなり、苦渋の決断で家族全員
移転するというのです。その引越しの費用60000円。引っ越してから
新居をリフォーム。その間の食事はほとんどおにぎり。それもひとり
いっこ。村では海で魚が取れ、野菜も作れる自給自足の生活が
できるという村役場の人の言葉ですが、実際に食料が豊富に
あるようには見受けられません。
子供は熱を出したり、下痢をしたり泣き叫んだり、とにかく
一日そばにいると疲れます。それが8人もいるとなれば、どう
するのでしょう。テレビで見るほどの能天気なお気楽移転
物語というわけで済むはずがありません。しかし、番組では
おにぎりしか食べていない子がなぜか皆小太りで、栄養は
足りていそうなのです。移住が成功したのか、番組はとに
かく子供達が中学小学校が始まり、親父は畑を耕して
終わりです。これからどうなるのでしょう。
実際、これから定年を迎え地方に移住する人が増えるといいます。
このように奄美大島の生活や農業や漁業をして生活していこう
という人の話を多く聞きます。しかし、その多くは失敗に終わるのです。
まず、農業で食っていくだけの安定した収入はそう簡単に得られない
ので、苦労に耐え切れずに夜逃げする人が後を絶たないそうです。
まず、地方に行けば土地が余っていて、ただ同然で土地を貸してもらえる
という甘い誘い言葉ですが、実際は荒地が多く、それに野生動物の
被害も最近は多いので、無農薬有機栽培でなんて甘い事を言って
はじめるもそもそもそんなやり方だと満足なものができずに地元の
人も作物のつくり方を教えてくれないし、土地もいい土地でないので
作物ができずに現金収入が入らないということになります。
そして、人付き合いが濃厚の地方では、プライバシーがなくなにか
というと人が寄ってきて、何かというと飲む算段や寄り合いばかりで
とてもなじめないということもあるようです。気軽に田舎暮らしも
なかなか難しいのです。
特番が流れますが、その中に必ずあるのが
大家族物です。
普段テレビを見ないのですが、この間は不覚にも
何時間も見てしまいました。
それは、大家族物でも今まではその大騒動や大家族なら
ではのドラマがあり、そこにある家族愛なりが見て取れるという
構造だったのが、今回の大家族物は大貧乏物語であり、
サバイバルの物語だったのです。
実際の細かい収支や金額が出てきたわけでもなく、テレビが
同行している以上何らかの金がもらえたはずですが、画面から
伝わるのは貧乏物語であり、それは凄惨とすら感じるものでした。
普通大家族物語では、肝っ玉母ちゃんと働き者で子供好きの
トオチャンが出てくるのですが、今回はオヤジだけ。
岩手から奄美大島まで転居して暮らすというのです。
今でも家賃3000円のボロ家に住み、子供たちを全員高校に
通わせるために村に高校がなくなり、苦渋の決断で家族全員
移転するというのです。その引越しの費用60000円。引っ越してから
新居をリフォーム。その間の食事はほとんどおにぎり。それもひとり
いっこ。村では海で魚が取れ、野菜も作れる自給自足の生活が
できるという村役場の人の言葉ですが、実際に食料が豊富に
あるようには見受けられません。
子供は熱を出したり、下痢をしたり泣き叫んだり、とにかく
一日そばにいると疲れます。それが8人もいるとなれば、どう
するのでしょう。テレビで見るほどの能天気なお気楽移転
物語というわけで済むはずがありません。しかし、番組では
おにぎりしか食べていない子がなぜか皆小太りで、栄養は
足りていそうなのです。移住が成功したのか、番組はとに
かく子供達が中学小学校が始まり、親父は畑を耕して
終わりです。これからどうなるのでしょう。
実際、これから定年を迎え地方に移住する人が増えるといいます。
このように奄美大島の生活や農業や漁業をして生活していこう
という人の話を多く聞きます。しかし、その多くは失敗に終わるのです。
まず、農業で食っていくだけの安定した収入はそう簡単に得られない
ので、苦労に耐え切れずに夜逃げする人が後を絶たないそうです。
まず、地方に行けば土地が余っていて、ただ同然で土地を貸してもらえる
という甘い誘い言葉ですが、実際は荒地が多く、それに野生動物の
被害も最近は多いので、無農薬有機栽培でなんて甘い事を言って
はじめるもそもそもそんなやり方だと満足なものができずに地元の
人も作物のつくり方を教えてくれないし、土地もいい土地でないので
作物ができずに現金収入が入らないということになります。
そして、人付き合いが濃厚の地方では、プライバシーがなくなにか
というと人が寄ってきて、何かというと飲む算段や寄り合いばかりで
とてもなじめないということもあるようです。気軽に田舎暮らしも
なかなか難しいのです。