King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

昭和の逆襲

2021年01月26日 09時44分29秒 | 珈琲

早いもので非常事態宣言が出て早三週間が過ぎ先週の金曜あたりから

感染者の減少に転じ連日宣言が出ても人出が減らないなどという悲観な

報道ばかりでしたが、このまま感染が減少で続けばいいのですが。

 

その間いつもの年越しとはずいぶん違うものとなり、世の中こうも変わってしまうのかと

いう思いもしたし、また自国第一主義と分断の政権から再び世界融和と連帯の政権が米に

登場したことはこのコロナの世の中にどのように影響していくのでしょうか。

 

いずれにしろ超大国アメリカが世界でリーダー的立場を果たせなくなり、中東や内戦が続く

国々からは憎まれ敵対化するのが強くなり、その陰に見え隠れするのが国家より世界に広がる

グローバル企業の力の繁栄と中国の存在です。

 

中国は経済成長とともにその存在感を強め覇権主義も発揮し、とかく米と対峙する構図が

あらゆる場面で目立っています。中国は最初から宇宙の覇権を目指して独自の行動をするし、

世界標準として米が今まで主導してきた共同開発、共同利用の精神とは違い極地でも宇宙でも

その資源を自国独占を打ち出し独自の動きを示しています。

 

それは世界各地でのプロジェクトでも独自の動きや大胆な計画を進めているものの頓挫してしまう

巨大プロジェクトもままあり、ニカラグアの第二パナマ運河や各地のリゾート計画など頓挫し

廃墟と化した施設も報告されています。先日も一年後に迫った冬季北京五輪の会場を視察する

習近平氏の姿が報道されています。

 

もともとの出どころが中国でこのコロナ禍は起きたことであり、なぜこうも世界に広がったか

という解明も中国の協力がなくては明らかになりません。まだ第二のコロナの本もこの中国の

奥地にはあるといいます。人々の思いとしてはこの温暖化で永久凍土から漏れた太古のウィルスが

人類を滅ぼすというSF的ストーリーは広がっており、昔からあるネス湖の恐竜やUFOと同じトンデモ

話で人々の信じやすい物語で人々に愛されている神や超能力など信じやすい物語なのです。

 

トランプ政権ができたのもそんな背景があり、昭和の世代にはなじみのそんなトンデモな話が

実は現実も犯してしまうほど浸透している現実があるのです。米でUFOやら交霊会などを信じて

しまう人は70%にも及ぶそうです。信じている宗教もキリスト教でも聖書に書いてあることが

唯一の真実であると信じる人々が一番多く、未だに進化論を信じず学校でそれらを教えることを

禁じる裁判が起きるという非現代的なことが日常的な国です。

 

トランプ政権ではそんな非現代的なことが大統領令でたびたび発令され、ずっと実施されてなかった

死刑が施行されたり、先進国とは思えない逆行もみられました。オバマケアを廃止しようとしたり

環境問題から停止していたパイプラインや各種の開発も推進され、パリ協定やWHOなどからも脱退と

自国第一主義に走り今までと違う支持者を得たのです。それが顕わになったのが政権交代の時に

それを受け入れられないとして議事堂にデモ行進を呼びかけそれが暴徒化して死者が出るという事態に

なりました。

 

これは断末魔の姿で実際には政権交代も行われ、パリ協定の復帰やパイプラインの撤回などまたもとに

戻る大統領令が発令され、間違いが正されたかのような状況になっていますが、果たしてそれでこの

世の中が正されるのかはもはや米国だけの力では到底無理で中国と米と世界という今までにない構図に

なっているのです。

 

そのコロナをめぐる世界の対応でももう既に外国ではワクチン接種が始まっているのに対して日本では

今年に入って取られたコロナ対策などどれを見ても明らかに後手後手でワクチン接種も年内に行き渡らせる

こともできるのか怪しい状況です。つまり効果はその二年後くらいとコロナ克服の時期もどんどん遠のく感じ

なのです。

 

それなのにコロナからの脱却経済対策の予算が12兆も計上されているという状況でちぐはぐな政権運営と

いう面も顕わになっています。

 

安倍のマスクで全国民にマスクを配布という政策など似たような政策は各地であり、税金の無駄遣いです。

公共の場所や人が集まりやすい場所でウィルスを集めて無力化する無菌化する場所を増やすなどもっと積極的で

効果的なことはいくらもあるのです。不安をあおる報道や知事の会見などばかりでニュースやリソースを消費し

社会を疲弊させることなく被害を少なく復興させることが現代ではできるはずです。

 

それなのに人々がとりたがるのは昭和の時代に起きたトイレットペーパーが市場から消えたというあの

状況の再現をまたやりたがっているかのような昭和の逆襲なのです。トランプ政権が誕生したのは

今まで顧みられない変化についてかられない人々の思いの残滓みたいなものでUFOやらスプーン曲げなど

の昭和の思い出の逆襲です。

 

アマゾンオリジナルのドラマ『アメリカンゴッズ』では普段は出てこないアメリカの名所などが出てきます。

巨大なバァッファローの像やハウスオンザロック。番組では出てこないもので似たものでは岩肌に掘ったホテルとか

歴代大統領の巨大なレリーフで有名な国立公園とその近くにそれを真似したかのような先住民の顔を掘っている

ところとか芸術とか世界的認知とは違う世界がいきずいているのを感じます。

 

それとこの正月にBS でイップマンの映画を続けてやっていました。これは私はもう前に見ていたのですが、

『イップマン』を見てしまいました。そして最後の方になって洪拳の達人ホンが日本では燃えよデブゴンで

人気となったあのサモハンキンポーであることに気が付きました。そんな発見とともにいくつか気が付いたのが

この映画ではイップマンがホンのかたき討ちのような形でリングに上がりボクシングのチャンピオンと戦い

勝利するというストーリーなのです。

 

しかし、昨年NHKドキュメンタリーでは中国武術と戦う総合格闘技家の映像を見ているとなんとも複雑なものが

混みあがってくるのでした。昭和世代においてカンフー映画の隆盛とブルースリーというのは強烈で誰もが

あの声とけりを真似したのでした。その師匠であり謎の拳法で最強の使い手として有名になり映画やゲームに

なった伝説の人がイップマンで実に戦中まで遡る伝説が伝説を生んだ例です。それと真逆のそのドキュメントでは

現代総合格闘技を身に着けた格闘家が次々に中国の武術家と対戦して破り中国武術はかっこだけでやくにたたないと

主張したのをとりあげたものだったのです。

 

彼はその名前もネットから消されて中国当局は武術家と総合格闘技との対戦を禁止するという政策を打ち出し、

すっかり異端扱いになったというのがドキュメンタリーの内容でした。これなどはかつての文化大革命で

古いものはとにかくなんでも破壊してきた中国共産党が今では武術でも共産党と対峙しない限りは保護して

いるという姿勢に興味深いものを感じました。同じように中国を描いたドキュメンタリーで海南島でリゾート

開発をするボスを描いたものもありこれなどはコロナ前の古いものでしたが、その中で一番興味深いものは

そのボスとされる人が言うセリフで中国共産党のおかげで金もうけができる共産主義万歳というものです。

 

我々日本人からすれば帝国主義から民主主義という転換と戦後という枠組みとともに受け入れてきた物が

全て正しくて現代的であり世界の最先端であると信じているわけですが、それが今正しいのか中国共産党と

米の帝国主義的様相が対峙する世界に日本民主主義と国民主権が大きく問われているというのが今年の正月以来

感じていることです。

 

普段なら一番のんびりとスキーと温泉と珈琲を楽しむ時期なのにじりじりと世界の情勢とすっかりおたのしみを

とりあげられたようなこの今を照らしているのでした。

 

それとは裏腹に珈琲の味は今年も昨年のブラジルの豊作を持続しており、味の面でもより良いものをそろえられたこと

は毎日実感しており、またその価格も昨年より安くて味のよい豆が揃えられている実感もより強くなっています。

寒さにより味を増し、まさに今珈琲の旬であり、冬に飲む味わいとか寒さに増す味の良さもさることながら今の豆は

それとも違う本来の甘みの強さもあり今年の味の充実を感じます。

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今シーズン二回目の雪の朝

2021年01月24日 10時18分40秒 | 珈琲

相生に移転して二年目の冬ですが、庭も一年が過ぎ何をどう植えたらいいか

とか色々と見えてきたこともあります。

部屋の使い方とか変化もあり、さらに世界ではバイデン政権が動き出すなど

新しい世界に向けて動き出しています。

そんな中週末はあわただしく接客中の最中豆焼も行うということで昨日つい

焙煎が予定より進んでしまう豆も現れてしまいました。これはもう売れませんので

廃棄もしくは自宅消費かと考えたのですが、自宅消費というのは帳簿上は価格と同額

計上となってしまうのでこれは顧客サービスということで差し上げることにしました。

グアテマラの焼きすぎてしまった豆本日1000円以上お買い上げの方に先着順で差し上げます。

グアテマラのバカマラをフルシティにしてしまっただけで普通に飲めるのですが、

今の時期のように温度変化が難しいとじっくりぽとぽと落としているとできあがりは

温度が下がり飲み頃を逃してしまうということで一般向きの豆ではありません。

それでも深煎りが好きでじっくりとことこと落とす技術もあり、温度管理も可能な方に

差し上げます。

 

今週アマゾンで見たビデオは『アメリカンゴッズ』『レッドライト』『ゴーンガール』でした。

 

冬最盛期な感じも二度目の雪で感じます。

 

外出自粛が求められている中、昼には秩父のラーメン屋やかつ屋などに行列ができ

今年は見られる氷柱など人出があるようです。

 

いつも温泉とスキーへ出かけたことを思い出し週末の忙しいさと夜のランニングの

中止、さらにバスケット練習会も追って連絡があるまで中止と久々に何もせずに

家にいるということになりそれも雪を眺めて静かにふけてそのまま早く寝てしまう

だけという雪の夜でした。

 

寝るときに思ったのはUFOとかトランプとかを簡単に信じてそれに熱中して行動まで

起こし挙句死者までも出してしまった政権交代など世界一の国でありながらその中身のほど

や再び国際協調路線と温暖化防止へ舵を切った新政権の行く末などをつらつらと思って

直ぐに眠りについたのですが、今朝思ったのは日本との比較で他の国ではワクチン接種が

進む中、日本ではワクチン担当大臣まで任命して取り組んでいるものの遅れは明らかで

当然効果まで考えると一年遅れ周回遅れの感は強く、いうまでもなくオリンピックや

万博の経済効果など望むべくもなく、逆にいかにマイナスを回避するかを真剣に議論すべき

段階にある事を知ります。

 

それなのにマスコミなどは今をケアするものでなければならないのに、いまだにタレントが

旅や外食するものばかりと全く逆向きで秩父の店などもよく登場します。

 

ランニングで夜外に出ても、今ではやっている店はすき家とかファミレスとコンビニ以外

まったく開いている店もなく、それでもタクシーや代行は行きかっているので夜出かける

人はあるのかという感じです。塾の明かりとその送り迎えと新たにオープンしたジムとか

明かりをみるとやはり走っていても少し元気をもらえるのはいつもと変わらずでそんな

ことで人間社会は成り立っているのです。

 

午後時間があればビデオの感想などを書いていきます。

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寒さ緩む朝

2021年01月14日 09時47分48秒 | 珈琲

一昨日の初雪というのは例年からすると遅い部類です。

そして、昨日は一転温かくなり縮こまってできなかったことも次々と

やり色々と考えることもできました。

 

ふと昨日外に出て武甲山を見るとうっすらと冠雪しており、テレビなどで

秩父が映ると絵になる我故郷といつも思うのですが、天気予報などで出る定点

カメラなどの江の島や草津と同様定番の絵として使われないでとっておき的な

役割があるのでしょうか。今年の年末年始でもよく紹介で出ましたし、今年は

氷柱などでまた紹介されるでしょう。

 

そんなことを思いつつ、思い出したのがお正月というと元旦にいつも家族で

映画に行っていた時期があったことでした。6月と12月の一日が映画の日で

半額というのができ、やがてそれが毎月一日に定着し当然いつも休日の元旦も

例外なく割引されるのになぜかこの日は混雑しないというのに直目し、ロードショーを

安く見る日となっていたのですが、元旦営業の店が増えたりシネマコンプレックスが

登場したり、割引の日がその映画の日にとどまらず、平日ならいつでも最終回は

1000円とか安く見るのが当たり前になってしまいいつしか行くこともなくなりました。

 

それに代わりスキーと温泉に年末年始のまとまった休みで行くというものに変わり

それがバカらしいほど高いことに気が付きやめてしまうという流れと今はそのお出かけ

そのものが制限されるという状況でマスコミもやっと五輪開催が危ぶまれると触れだし

ました。

 

こんな諸々な対応など何事も遅くおざなりで画一的な政府の対応をいちいち批判したり

文句を付けたりしませんが、自粛と寒さで縮こまる今、ふと見る冠雪の武甲山はなにか

ハッとする美しさと何かを気づかせてくれるようなそんなたたずまいでした。

 

さて、この寒さが増してくるといつも書くことですが、珈琲のおいしくなる季節という

事に呼応するかのような珈琲を買い求める人の増す週末ですが、いつもの冬にもまして

家で過ごすためにも珈琲は必須のアイテムとして需要は高くなっているようです。

 

それに呼応するかのように、昨年はモジアナの珈琲が話題になり人気を集めました。

わざわざ書かなくても人の舌は正直でよい豆は直ぐに人気になります。今年はそれが

バカマラが格安で手に入るということでこれはリピートと連鎖を生んでひろがりさらに

あまり安いので顧みられなかったジャワの魅力にも気が付かれる方が出てきました。

 

ジャワはマンデリンと明らかに違う豆姿で気が付かれた方もいますが、モカ系の豆

姿なのです。モカというと酸っぱい珈琲という概念の方も未だにいますが、モカ系の

奥深さに触れると珈琲の迷宮も最深部にさしかかります。

 

でも見た目のモカ姿ににず味は都会的整いを見せるのがこの豆の特徴でありそれに

気が付かれた方が味にはまるのです。

 

珈琲がうまくなる季節ながらおいしく飲むのには温度管理とか淹れるのは技術がいり

それがやっかいなところです。

それでも暖房の前でつい何杯も飲んでしまう今のコーヒータイムは深まっていきます。

 

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すき焼きとなべ焼きの残り

2021年01月07日 15時43分28秒 | 珈琲

突如シリコンバレーのレンタルに変わり登場したエレメンタリーはワトソンがいきなり金髪で登場という

変わりようでした。前シーズンで英国に逮捕をまるがれるために渡り、ワトソンも付いて

行き活躍の場をロンドンに移すのかと思えば、顧問をしていた警部が何者かに撃たれ

意識不明の重体で回復も不明という事態にニューヨークに二人で戻るのです。

 

当然誰に撃たれそれがどんな敵かという展開になり、かなりこのシリーズも楽しめました。

この正月の時期、こればかり見て過ごしました。

 

そう見終わってしまいもう見るものがない状態になりました。

 

でも豆焼も忙しくて、さらに帳簿付けも始まり年末調整や確定申告と忙しさは続きます。

 

さて、先程のジャワの豆の紹介で書こうとしていたすき焼きとなべ焼きについてですが、

冬の好物で毎年食べるのを楽しみにしているのがこのすき焼きやなべ焼きうどんです。

なべ焼きうどんには様々な思い出もあります。比較的どこでも食べられるものなのに

安心して食べられる店は少なく、自宅で調理したものに比べたら実に貧相なものが多いのも

悩みの種です。

 

すき焼きも自宅で家族でわいわい食べるのが一番ですが、そのためにある店の閉店間際の

セールに出かけて肉を格安で入手することからこのすき焼きが始まったりとこれまた

エピソードが詰まったメニューでもあります。

 

A5ランクより赤身のロースをスライスしたものがいいとか我が家流には色々と歴史と

その検証の流れがあり、どこの店で食べたとか旅館で食べたとかの思い出も重なります。

 

これはいちいち書いていくときりがないほどでこの二つのことで結構なスペースがいるほどです。

さて、これに似たのがこのインドネシアという日本人にはファンの多い豆の地域です。

ですが、私に言わせれば世にいるマンデリン好きの人たちは真のマンデリンの味を知らないのです。

 

そもそも当店にいらっしゃる多くの方がいまだに言うのが酸味が苦手なのでという言葉です。

その酸味がないのがマンデリンだと思っている方が実に多く、マンデリンのフルーティーさとか

酸味の豊かさなど微塵も感じたことがないのかということです。

 

同じインドネシアでもこのジャワというと日本人はカレーのジャワを思う人も多いのではないでしょうか。

つまりそれは普通のバーモントカレーからすると少し高級で大人の味で辛いというイメージでそれがこの

ジャワの豆にも重なるのではないでしょうか。

 

これは当店では安い部類の豆ですが、その見た目や値段からは想像もできない豊かさがあり、味は当初の

予想を裏切りかなりの良質ものに驚いています。

 

まず香りですがブラジルなどよく雨の日に感じる文房具の香りとか古い教室の蓋が開く机の臭いのような

そんな臭いが直ぐ思い浮かびますが、そもそもブラジルに感じる味とテーマはカカオのチョコレート感であり、

それすら知らない人は多いのです。中米のスペシャルティがもてはやされやたらと希少種とか高い豆がありがたがられる

昨今ですが、この基本を押さえてさらに上質をしらないと飛んでもない勘違いになってしまうのです。

 

このジャワとはそんな勘違いと珈琲の醍醐味をストレートに思い出させてくれる力があります。

 

それは豆に最初に湯を注ぐ時に香り立つ香りと最初のカップに口を近付けた時に鼻に抜ける香りと

この二種類の香りとイメージをしっかりと記憶して置いていただきたいのです。

そして口に広がるほのかな甘みと調和は正に珈琲の醍醐味であり魅力であるのです。

冬の楽しみがいくつも浮かぶように珈琲の楽しみもこの豆で改めて頭に浮かぶそんな豆なのです。

この冬はこんな贅沢な豆があじわえる。そして今回はグアテマラのバカマラが格安で

提供できとんでもない冬となっているのです。

 

 

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新しい豆とすきやきとうどんと

2021年01月07日 11時14分19秒 | 珈琲

凍てつく冬の夜炬燵で夜家族が集まると開催されるのがくじ引きで落花生を争奪するゲームでした。

寒詣りの手持ち太鼓のドンツクドンドンという単調で不思議な調べの思い出やなんで単純なくじで

ああも盛り上がったのかという思いでです。そのくじも駄菓子屋で売っていて四種類の図柄が出る

簡単なものでその四つの絵の上に景品の落花生を乗せ競い合ったという他愛もないもの。

 

凍てつく朝は薄氷の張った水たまりの氷を割ったり、霜柱を踏んだりという通学路を思い出したり、

寒いウサギ小屋にエサやりに行って風邪ひいた思い出とかそんなのばかりを思い出します。

 

さて新年の新豆にインドネシアの豆があります。これは昨年末に焼いて直ぐに飲んだ印象から

改めて今飲んでいるのですが、予想以上の味で喜んでいます。

 

ジャワのアラビカで日本ではあまりなじみのないものです。

 

インドネシアといえばマンデリンであり、その他トラジャやガヨマウンテンと有名希少豆は多々あり、

ブランド豆も多々あるのです。

 

それをしらみつぶしに飲むのもかなりの努力が要りますが、最近は入ってない豆もあり全種類を

飲んだ人は少ないでしょう。

 

まあ飲んでみるべきはマンデリンの最高峰のゴールデンとかゴールとトップといわれる豆でこれは

昨年特売しました。

 

これは印象にある人も多いと思います。

 

マンデリンの好きな人は多いのですが、さらにこのジャワの魅力を知るのは珈琲好きの方には

ぜひ体験していただきたいものです。

 

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バカラマと年末年始模様

2021年01月05日 13時37分43秒 | 珈琲

この年末から新年にかけて残念に思えることが二つありました。

ひとつは昨年末に続けてみていたシリコンバレーです。アマゾンでシーズン3まで

無料だったのですが、突然新年になったらレンタルに変わっていました。

面白く感じだしたときに今日から有料ですとなったのです。これは非常に悩む

ことになり、レンタルすべきかどうかという気持ちの揺れがあったのですが、

まあ結局しばらく待ってみるということにしました。

 

それにそれほど年末年始は暇でなく豆焼や棚卸ややることがあり、結論を出すより

仕事をしていたのです。

 

またテレビ番組では秩父が出るというので孤独のグルメを予約してみました。

 

秩父が出た年末年始番組では芸能人駅伝がミューズパークであり、これがお正月番組

として放送されていて昨年見たのですが、これについては番組として出世したのかとか

色々考えることもありました。

 

でもいつも走る公園がテレビに出るということでみたのであり、それについては

秩父は絵になる地域なんだなあということとなぜこんなアップダウンがあるコースを

選びそれも続けて二回もやることになったのかという疑問も湧きました。

 

10Kの周回コースなら東松山の森林公園にもあるし都内にもあるはずです。

そんな平坦のコースをさて厳しい山の中に来たのはやはり人がいなくてロケしやすい

ということからなのでしょう。人がいなくて交通量が少ない方が圧倒的にコスト削減が

可能でとも思いましたが、それなら潰れたゴルフ場とかもっといい場所もあるのではとまた

思えてきました。結局秩父で駅伝は謎です。

 

ついでにテレビ関係ではお笑い番組にかつて話題を集めたが今では見ない人たちが

取り上げられていてテレビも随分変わったという思いをしました。テレビというと最先端を

いっている情報の最尖峰であり、リードしけん引する立場のものというイメージでしたが、

この年末に見たレコード大賞や年末番組など皆過去の再放送ばかりで自らテレビの黄金時代は

過去のことですとやっているように見えて仕方ありませんでした。

 

まあこれがテレビの前で集まる家族というのが幻影しかなくコロナでどこにも行けなくなり

今まさにテレビは絶好の立場にありながらその場を降りてしまったかのような番組だらけ

なのでした。

 

まあ私はそんな愚痴を話す機会もなくただ仕事に追われ忙しくすごしましたが、それは

昨年末に仕入れたグアテマラのバカマラの評判と飲んだ人があの人にも上げたいとまた買いに

来ていただいたからで何度も焼くことになりました。

 

家族と過ごされる方がいつもより珈琲の消費が早いと新年早々見えるのも毎年のことで

なかには当店の初日に試飲をするのを楽しみにくる方もいたりしていつもお正月はそれなりに

人が来ます。ただ、今年はコロナ対策で試飲は自粛中で店内の会話も短めということで

みなさん残念そうです。それでも今年も豆が買えたと喜ばれ、さらに今年も安い掘り出し物を

手にしたと喜んでいただけたのは幸いです。

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今月のブレンドは

2021年01月01日 12時18分32秒 | 珈琲

明けましておめでとうございます。

とはいえ当店のように年中無休で大晦日も元旦も仕事をしていると

改めてこういうあいさつも白々しいしもう何年も改まった挨拶をしていると

もういい加減いいんじゃあないかなという気もします。

世の中の変化は常にあり、秩父の町の様子もどんどんと変わっています。

 

昨年辺りから秩父に待望の映画館ができるという話も今更な感じがします。

 

コロナで自粛が続く中、明るいニュースはないのですが、毎日見るテレビも

今年はお正月番組がみんな過去のビデオを編集したものばかりで各地の新年を

中継するようなものはなく、いつもの駅伝やサッカーやフットボールも人が

いない中継で寒々しい感じがするだけでした。

 

町の様子といえば秩父の街並みでふとんやというのが多い街だったのですが

桶屋と同様、これもいつの間にか開店休業のような店ばかりとなったのも

誰も話題にしませんが不思議な感慨を抱かせます。

なぜ布団はすたれてしまったのかというのは人々の生活が豊かになったせいか

様式の変化なのか判然としないのです。昔の家と違い高気密高断熱の家という

住宅の進化と生活の質の変化で昔のように綿の重い布団にくるまることなく

せんべい布団などという言葉を口にする機会も聞くこともなくなりました。

布団といえば田山花袋の小説などを直ぐ思い浮かべますが、この冬風邪で

臥せって重い布団の押し包まれる思い出も私には強くあります。

 

それと一昨年引越しして熊木の家の中でも氷が張るような寒い家から隙間風は

防げる人様なりの家になったことへの期待感が実質生活に与える変化や快適性は

思うほどではなく、広くなった分あちこち暖房したりコストはそれなりで快適性

より秩父の冬の寒さを思うことになるのでした。

寒いだけでなく乾燥して体中痒くなるのも特長で温泉が俄然恋しくなるのでした。

 

それはまだ温泉の魅力を知る頃、各家庭はどこでもバスクリンなるものをお風呂に

入れてました。それはすごい発明品のように感じてそのオレンジの粉末が湯に融けて

グリーンになるさまを思い出します。大人になりその入浴剤も炭酸ガスが出るものが

発売され各地の温泉名のついたものなど色々と流行りましたが、私のお気に入りは

ミルク風呂でした。

 

それを売っている薬局もひとつだけでよくそれを求めて通いました。それを使うと

肌のかゆみも起きないのでした。しかし、その販売もいつのまにかなくなりそれを

使うことも入浴剤自体も入れなくなりました。それに代わり温泉に行くことが

もっぱら冬の重要任務に加わりスキーと温泉というテーマにもなりました。

 

それがにわかに崩れだしたのが昨年の暖冬でそれを打ち消すかのように今年は

寒波でどこも大雪なのですが、昨年のイメージと のせいコロナでまったくその

冬のテーマと人生の目的のようなスキーと温泉も心が動かないのでした。

 

それでも新しい年は来て今年も新年は季節のブレンド『雅』を作りました。

 

これはとりわけ新年のご来光を特別なものとして眺める日本人の心にいつも

流れる琴の筝曲をイメージしていてとにかく華やかで明るいイメージの

珈琲です。

 

このフルーティーで明るく華やかな豆はこの時期味を増す深煎りの豆と違い

難しいぎりぎりの見極めで二ハゼ手前で止めるという焼き加減です。

そのぎりぎりで出る味と風味がこの華やかさとこの豆の特性を引き出す

ものでキューバなどにつながる譜系です。

ところがここのところの天候の峻烈化でサイクロンが増えてなかなかその地域の

豆も入手が困難で高くなっているという現実があります。

 

様々な裏技や入手経路によりまだ手当できていますが、温暖化やグローバル経済と

国際関係の変化はこの先どうなるかという感じです。

 

厚い布団が家庭から消えそれについて誰も気にもしない世の中と町の布団も

昔のように婚礼嫁入り道具などで仕立てられ一生ものの宝物のようなものも

簡単に安っぽいあったか化学繊維や羽毛布団に占拠されてしまうという変化に

誰も気を配る事さえしません。

 

まあそんなの気にする方がへんなのか、それよりコロナ収束なのかまあ今年も

オリンピックだあと浮かれる感じでもなくスタートしました。

 

 

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