King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

気が付いた変化

2019年10月31日 09時54分13秒 | 珈琲

季節が進み雨続きの10月も最終日となりました。

 

秋ということでいろいろな旬の食べ物や実りで食のフェスも多く、そんなイメージの

ものを季節のブレンドにもずっと考えていました。しかし、今月はまさに風と雨と天災に

耐える月でした。

 

明日からはどんな月になるのかそれをイメージして来月の季節のブレンドを作っていきます。

 

柿やら夕景やら豊かな実りやらの今までのキーとなる言葉に反応してすぐ今までならこれと

迷わず浮かんだイメージが今はありません。それより舞い込んだ注文に朝から焙煎が続き

月末と移転作業とやることは立て込んでいます。

 

この急な変化に珈琲についても気が付いた方がいたようです。それは自身の体調の変化など

いつも飲んでいるものでも時に妙な味の変化を訴えたりする人は時にいます。ただ、それほど

格別にいつもの珈琲を入れるテクニックがあるのか、頑なな自身のルーティンを持ち淹れて

いるのかというとそうでもなく、あれほど熱湯でなくドリップポットで細く継続的に注ぐと

いうことと、最初のお湯を入れて少し置く蒸らしも忘れずにということすら守れず、見ていると

沸かしたやかんからぞんざいにドバドバと注がれて注ぎ込みもぞんざいでそれなのにいつもの豆と

違うなどとクレームをいただいたりするのです。

 

まあこれも当店のような弱小店ではよくあることです。使い始めてしばらく続けているとそんな

ことを言ってくるお店の人はたまにいます。こういう季節の分かれ目のような夏日が続いたのが

いつの間にか手足が冷え込むような霧に包まれた朝などにそんなことを言われます。

 

よく有名喫茶店では入ってきた人の雰囲気から即座にどんなコーヒーを飲むかを判断してカップを

選び提供するという話があります。カウンターにはいくつものカップがつるされて後ろの棚にも一品物の

高いカップなどが並び、この人にはというチョイスをするというのです。もちろん会話の途中でどんな

珈琲を飲むかも判断して好みのドリップに仕上げるのも当然なのでしょう。その日の気温や天候にあわせ

落とす温度や濃さを調整してその人の気分と雰囲気に合わせて落としているのでしょう。

 

そんな人だから豆がおかしいというコメントもさすがに駆けつけてどんな感じかと落としているものと

様子をうかがうと先のようにぞんざいにやかんからドバドバと適当に入れているさまを見せられるわけです。

 

まあそんなことがあっても毎日やることは同じで、天候や天気湿度などで豆の日の入り方が違うので

各メーターと記録に従い豆を仕上げます。いつもと違う豆ならその場で解ります。焙煎が失敗したかどうかも

その膨らみ方やハンドピックする豆の数などから違いがあれば解ります。でも、お客様からの反応は

そんな万全の態勢で臨んでいても一蹴するわけにもいかず、対応が迫られます。

 

以前にも試飲して買っていった豆がまずかったというお客様がいて今度は前と違う豆を買って来いといわれた

と来店された方もいました。試飲もして納得して買っていかれてまずいと感じたならもう来ないとなるはずです。

それなのに違う豆を買いたいという望みもよくあります。

 

そんな希望も何が不満かまずいという根本も探って解決していく努力をします。試飲していただいての反応は

重要な手がかりです。贅沢な飲み比べ試飲などと気にしますが、それよりも相手に気付かせるブレンドというのも

最近は使います。酸味が嫌いという方には特に有効です。気が付いた変化は重要です。

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他人の旅日記、滑走記から見る曼荼羅

2019年10月30日 09時46分17秒 | 珈琲

昔から旅行記とか人の冒険話は人気のジャンルでした。

 

日々他人のブログやスキーの滑走記録を読んできました。

 

それらを見るとどうしてもその人の技術とかその人の経験値と技能、経てきた人生とか

人間のスケールとか能力全てが現れるので、ときに小学生レベルの行動のようなよくこんな

ものを公にしてしまったというよなものもあります。

 

私が不動産会社にいた時代に様々な人生とその成果を見させていただきましたが、どんなに人脈

を築き多くの実績を仕事上でなした人でも専門的実務的職能が必要になるという事態の前では

築いてきた実績や人生も役に立たない事態やたちははだかる法の規制やら専門知識の欠如は平等に

人生の関門になるというケースをいつも際立たせなにかと立場上の上下関係を持ち出したり、自分の

こだわりとかそのものにまつわる事件やら手に入れるまでの人生とか持ち出し語る場面を経験して

きましたが、それらは何にも事態の解決にならないばかりかその人の人生や事態の解決にはならない

のです。

 

不動産についてそのまつわる話も多く、人生の重大課題にかかわることも珍しくないこの処分という

事態に人はその理不尽な現実は理解も解決も自身の築いた知識や費やした時間も何の助けにもならず、

自らの無力さと世の矛盾を思い知らされるという場面も数々と経験しました。そんな時にも所詮他人事で

思い切った解決方法を提示してそれしかありませんよと随分乱暴な決断と処理を迫っていたと今では

ぞっとするようなことだったと思うこともあります。

 

それはまわりまわって自分の立場で当時の解決策を自身に迫ることが度々あると余計強く感じるのです。

 

まあ他人だから人の人生にかかわっても法律上実務上こうするしかないと切り捨てるのも簡単ですし、

仕事なので人の事情や人生に思い入れするのも毎日の仕事となればそれは立ち入りがたいのも当然です。

 

職業上その気持ちをおもんばかるとか気持ちの処理に必要なこともテクニックとして身に付けてきたつもり

でした。それは時に最後の踏ん切りをつけさせる決まり文句だったり、あきらめを迫るいつものセリフだったりと

いうものです。それは仕事だからの行為であり、友人としてならどうでしょう。結論から言えば、他人から

見たそれらの行為や助言はすべて余計ごとであり、無駄で無責任で何の解決策にもならないくだらないものと

いうことになります。

 

だから他人のこだわりの詰まったブログやら旅行記やら滑走記などはいくら読んでも知りたいことや

事情などは手に入らず、一番重要な費用や必要な時間などという実体験もその記録がもうすでに10年も前と

いうことで全く資料としての価値もないものだったり、当時はそうだったんだという歴史的遺物でしか

ないということです。個人のブログなどだとそういう細心の記録より、その時友達の誰々がどうしたとか

邪魔したとかそんなことばかりで結局何の役にも立たないということにがいまさらに解るばかりです。

 

さて、昨日は雨の中工事業者からの連絡で、新居の駐車場のコンクリート打ちが今日から始まるのでと

その前に門の出入り口の開放とか鍵の解除とかの連絡があり、行ってみると現地にまだ作業員が作業中な

もののすっかりと基礎が入りあとはコンクリートを流すだけとなった現地の様はああだこうだと色々心配し

ちゃんと実現できるのかという不安や心配も払しょくする出来でこんなことならなぜ早くできなかったのかと

余計腹立たしくも感じるのでした。それでもその様子はまだ一抹の不安を残すもののやっと今日には決着も

着くという思いをさせやっと晴れた肌寒い朝の空気とともによいよだという気にさせるのでした。

 

そもそも、この事業は消費税増税前に発注してその効果が表れないよう念を押してのものでしたが、それを

うやむやとするかのような今月中の完成を見ないという引き延ばしやその原因を天災という人知を超えた

もののせいにすることで増税前の値段ということもなんだかあやふやなものとなってしまいました。

 

反面増税対策の5%還元が今では色々な物に使えるようになり、遅れたことにより得したかもという事態も

あるので後は無事完成を祈るばかりです。

 

その駐車場自体自分でタイルを敷いて作るつもりで試しに10枚敷はじめてそのままになっていたのです。

 

さて、それらもプロが介入するといとも簡単に形になり、あとは使うだけとなるのです。どんな文句や

自分がなした今までの努力や時間も抗しようのない事実です。

 

なれば、それを味わい使い前を向いていくしかないでしょう。そんなことをいつまでも考えて待たされた時間と

かかってしまえばできたものの簡潔なさまとを思い朝飲む珈琲とともにいつまでも余韻に浸る朝でした。

 

 

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ゴールデンマンデリンの大伽藍

2019年10月29日 10時22分59秒 | 珈琲

昨日当店の近くの野坂町で火災があり、昨日私が夜ランニングをしている最中

また日野田町二丁目で建物火災が発生したという火災放送がありました。

そして、うちに帰り風呂に入ったころにはまた外は焦げたような臭いが立ち込めて

いました。

 

普段は季節の花や季節の空気の臭いが立ち込めそれを味わい走ることによりそれをより感じると

いう毎日の行為がこの異常な事態にニュースなどで見るテロの現場や戦争でがれきの山となった町

と災害の風景もきっとそれぞれひどいにおいも立ち込めているのだろうと想像されるのでした。

 

それから比べれば続けて起きたという特異な感じと、この立ち込める空気は何かまた感じる以上に

息苦しくさせるものがありました。

 

日曜の夜に感じたのは全く人通りがない人けのない空っぽの町といった感じで実に寒々しい

感じでした。これは以前にも似たような感じを抱いたことがあり、それはあの東日本大震災の

あとの計画停電の時のランニングのイメージです。

 

あの時は町の電気が消え、星の光とか電気以外の光が違うイメージを与えてくれ今の寒々しい

感じとはまた違う幻想的な物でした。しかし、今回感じた街灯だけが点いていて後は人けがなく

車さえ通らないといった町が死んでしまったかのような印象は実に不気味な物でした。

 

そのあとの火事が続いたこととこの時の感じは何か通じているようで、夜は何かを暗示して

いたのかと考えてしまいました。

 

さて、それとはまるで違う朝の啓示というようなものも感じていて、移転が滞りしばらくあきらめて

いた新豆も届きだし、届くやいなやすぐ焼いて飲んでしまうという繰り返しでその実力を確かめたく

毎日焼いては飲んでいます。

 

良質な大粒豆というのは当店では一つのテーマといえるほど仕入れにはこのケニア、インドネシア、

中米のバカマラといった豆をずっと厳選して入れています。

 

ここのところの気候変動でこれらの大粒豆というのは非常に入手しずらく、またあっても高いと

いうことになっています。

 

その中で面白いことにインドネシアというのはあまりサードウェーブとか大手チェーンなど

が手掛けてなくて味がいいのに安い豆があります。

 

今回手に入れたゴールデンマンデリンもこれは他のマンデリンとかインドネシアのブランド豆から

すると200g2000円はするトバコとかタブーとかいう豆より味は良いのです。

 

ここで指摘しておかなくてはならないのはマンデリンのイメージです。

これは昔から喫茶店のメニューにもあるマンデリンという珈琲のイメージが世では苦くてしっかり

主張してくる豆というものであり、端的に酸味がなくというコメントもよく聞きます。しかし、

実際のマンデリンはレギュラーのG1でもしっかりと酸味も甘味もあるのです。それなのにその

味を知らない人たちの勝手な勘違いにより、どこの自家焙煎店でもケニアとかマンデリンというと

やたらと深煎りにしているのです。

 

バッハのヴアィオリンパルティータ終楽章シャコンヌは一台のヴァイオリンが何とこうも荘厳な

音の大伽藍を築けるのかというまるで目の前にそびえる建物が徐々に姿を露わにするかのような

精神を音を通して目の前に具現化しているかのような幻想にとらわれるのですが、珈琲一杯でも

まさにこのようなイメージがどんどんと重なり大伽藍を築くような種類のものがあります。

 

かと思うとエクアドルのアンデスマウンテンのようにどこまでも一本の道がまっすぐ伸びる

ブレのないものとかただすっきりと一つのイメージをきっちり残すものがあります。

 

このゴールデンマンデリンは前者のタイプで様々な顔を見せイメージを刺激します。

 

ジャングルの中に突如現れる大寺院のようなイメージです。

 

そんな楽しみも知らず、マンデリンは苦いものという誤った認識はなかなか崩せず、

売り手の自家焙煎珈琲店でさえとにかく深く焼き苦みを出すことだけの認識しかない人もいる

事実と豆の味をまず引き出す努力をなさず、出来合いのイメージと誤った認識に沿った味しか

出そうとしない手合いがはびこっているという現実です。

 

それは数あるブランド豆や名前だけで高い豆を買わなくてよいことになり、安くてもこれだけの味が

ある豆を仕入れられることができ当店の役割を感じる原動力にもなっています。

 

ブランドや値段でなく珈琲豆は味で選んでもらいたいそんな思いを強くするゴールデンマンデリン

です。

 

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動き出す朝

2019年10月28日 09時48分03秒 | 珈琲

昨日のラグビーワールドカップは準決勝ウェールズ対南アフリカでした。

見ていて力が入るぶつかり合いで迫力ある一進一退と土壇場で追いついた

ウェールズのトライに興奮したのでした。そして、南アフリカの最後ゴール前でのスクラムで相手

の反則を得てフリーキックでリードをして終わりました。

 

そのさなか外ではかんかんと鐘を鳴らして消防車らしい車が行きかい騒々しくなり、

なんと我が家の前の貯水池のところでがやがやと人の気配がします。出て行ってみると

貯水池に消防車がいてポンプにホースをつけていました。

 

そして南側を見るともうもうと白煙が上がっているではないですか。わずか数百メートル先に

火事の現場があったのです。消防の人が行きかい、近所の住民もこの火事を見に出てきていました。

私もそのまま近ずいてみましたが、通りには消防車が止まり道をふさぎ、実際の火元の近くまでは

いけませんでした。

 

消防の車がいないところでは警察が非常線を張り通行を止めていて様子を聞くと人が住んでいない

うちだとかでけが人もいませんということでした。

 

住んでいないうちがなぜ出火したのか謎ですが、こんな近所でラグビーで熱狂している最中に

火事騒ぎとはという感じです。

 

火事はすぐに鎮火したらしく辺りに焦げたようなにおいが立ち込めていましたが、消防も徐々に

撤収をはじめどうやら大ごとにはならずに済んだようです。

 

一夜開け明日はまた雨の予報で駐車場の工事はそのあとになりそうで、でももろもろが動き出した感じが

する今朝でした。それも新豆の売り出しと同時に色々物事が進みだしたような感じになり、

少しではありますが前進できたと感じました。

 

昨日の南アフリカとウェールズの試合では、お互いの弱点を探るようにハイパントで揺さぶりミスをさそったり

突発的展開を作ろうとしますが、どちらも譲らずという感じで積極的にハイキャッチをして崩れません。

そんな時に飛ぶのが遅れたのか空中に飛んだ選手にタックルしたり空中でのぶつかり合いもあり、ゲームが

止まった後どつきあったり胸ぐらをつかんで引き寄せたりするシーンもありました。

 

こういうのはサッカーやバスケットならイエローカードやテクニカルファールです。ところが、ラグビーでは

レフリーが注意したり間に入ったりしません。ほとんどが無関心でほっと置かれ、すぐさまチームメイトが

お互いを分け乱闘にもなりません。激しいぶつかり合いで一発退場になったりイエローカードで一時出場停止と

いうシーンはありますが、それなども主審がチームの主将に何やら説明して反則をした選手同士を呼んで握手

させたりと実に紳士的な展開です。へえラグビーってそうなのという感じで、バスケットなど血が少しでも

流れるとゲームが止まり止血ができないと再開されませんが、血が流れていても構わずゲーム再開されたり、

ろくに治療もないままジャージが血だらけなんてシーンもざらです。

 

よくもまあこんなスポーツがあるものだという感じで、流血に神経質にならないのは健康診断とか前もって

必須で選手がどんな病気かなんての調べられているのかという気もしました。

 

オールブラックスの試合ではアナウンサーがボールを持つだけで名前を出される選手がいてそれが只者で

ないことが知れ、彼がボールを持つと何十メートルもボールが進んだりトライにつながったりとする変化に

なるほどこれがオールブラックスの試合かという感じですっかりそのボーデン・バレットという名前を

記憶するのでした。

 

最初は何かの反則なのかと感じた何とかバレットも試合を何度か見るたびそれは一人でなく、なんと三人の

兄弟だという事実に接して魔法のような彼の走りにびっくりとさせられるのでした。

 

他のむくつけき大男という感じとは違いスタイルもすらっとかっこよく他の入れ墨やひげの男とは違う人種の

スター性を感じる見た目なのです。そんなボールを持つだけで名前を呼ばれてもイングランド戦では彼の

ロングランからのトライは見られず、しっかりと止められた感じでした。逆にイングランドは開始2分もたたずに

トライを決めたのです。これは意外であまりの早さに戸惑うニュージーランド代表もなんか違うぞという雰囲気

のまま負けてしまった感じでした。とにかくしっかりと止めるという守りの硬さと日本などやらないあのいやらしい

ジャッカルという相手のボールを寝ている選手から奪い取る行為はあまり気持ちのいいものではないのです。

 

このイングランドと南アフリカの決勝になるわけですが、ラインアウトからモールで押すという後半の疲れの中でも

強いフォワードの機動力を見せる南アフリカとバレットの走りの切れ味が見られるような試合ではないでしょうが、

これは力と力のぶつかり合いでイングランドがまた最初からラインに寄せて突破するような勢い良いプレーで圧倒

できれば南アフリカを抑えて優勝するのではと思います。日本が負けた南アフリカを応援する人も多いとおもいますが

どうなるでしょう。それと三位決定戦でまたオールブラックスの試合も見られます。まだ一週間は楽しめます。

 

 

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選挙の朝

2019年10月27日 09時51分57秒 | 珈琲

選挙の朝となった今日の日曜日。

 

しかし、今回の選挙ほど複雑な思いで足の重い感じにするのも珍しいケースだと思うのでした。

 

そもそも今回の参議院補選は先日の埼玉県知事選に参議院議員の大野元裕氏が議員辞職せず

わざわざ補選となったもので、それに前知事の上田清司氏が立候補するという有権者の理解が

追いつかないものなのです。さらに参議院選で議員になったN国の立花孝志氏は辞職して立候補

するというさらに意味の解らないことをしているのです。

 

それにそんな有権者の理解の外で行われていることにさらに拍車を掛けることになっているのが

その二人しか候補者がいないのです。つまり有権者はどちらでもいいやという人がほとんどの上

さらに関心がないところにどちらがなっても同じという選択肢のない選挙とこれは埼玉県の人の

不幸というしかありません。

 

こんなことだからどんどん選挙に行く人が少なくなってしまうのです。

なぜ自民党は候補者を出さなかったのかという疑問もさることながらここにもあえて候補を出さない

で上田氏との戦いを避けたのは無所属での出馬でむしろ改憲補完勢力との思惑も指摘され、ここでも

安倍氏改憲思惑を指摘する声が聞こえるのです。政権与党が候補者を出さないというそんな人材不足

なのかというのも感じますし、野党も全く無反応のようなこの二人でやるのかというおかしさはずっと

強く首都圏の人口の多い地でもこんな人材しか出てこないという情けなさにがっかりとするのでした。

 

昨日の夜はラグビーワールドカップのイングランドの戦いに心熱くし、あのオールブラックスを

しっかりと守り走らせなかったという日本のラグビーを見るかのような武骨なスタイルに朝の

自信があると堂々と準備はできていると言い放ったエディ・ジョーンズの言葉が現実になった

瞬間にラグビーの面白さと感動を感じましたが、そんなことも土曜の雨でまた10人もの人が

死亡したというこの災害列島にすっきりとしない思いは消えません。

 

この雨こそが今月移転を阻んだ要因であり、私にも重く影を落としたのですが、そんなことに

負けているわけにもいかず今入るベストの豆をまた手に入れました。

 

ニカラグアのニカラグアらしい豆も最近は手に入るようになり、あとはベストのタイミングで

次の入荷を見ているところで、そんな時に入ってきたマンデリンの話にこれはと飛びついて

入れてしまいました。ひところマンデリンの一番はゴールドトップマンデリンといわれていました。

 

それは入れる商社により、ゴールデンだったりゴールドトップだったりと名前が違うのですが、

これはこの地域の零細な農家ゆえ一つの資本が占めた企業ブランドでなく、企画する商社により

いつも名前が変わるというものです。このほかビッグアチェとかトバコとかタブーとか色々な

ブランドがあり、リントンとかニフタとか地名で出るものとかある中で、当店でも出している

クィーンスマトラとこのゴールデンとかゴールドトップでは同じマンデリン、スマトラ北部でも

木の種類は違い味も違います。

 

そこまで解っていて値段と味の違いにこだわり仕入して今回このゴールデンマンデリン銘の規格の

ものを200g1200円という値段で出せるのも今回だけかもしれません。

 

今回発売を記念してひと月はこの値段での売り出しにします。

 

味は非常にクリーンでいて深煎りにしてインパクトのある強さも出て、もちろん強い甘みも出ています。

 

これが焙煎から日がたちまたまったりとした甘みの強い味になった時、これからの冬の季節に向けて

味わいたい深い味わいが期待できます。

 

見事なまでの大粒のマンデリンをお楽しみください。

 

 

 

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珈琲とバナナ

2019年10月26日 23時54分55秒 | 珈琲

トランプ政権の誕生とともにメキシコとアメリカに国境の壁を作り、その費用は

メキシコ持ちという政策が注目を浴びてきました。そんな時に難民が徒歩で国境に

向かうというニュースが流れましたが、あの人たちのその後どうなってしまったのか

気になります。

 

昨年の11月からホンジュラスやグアテマラで内乱や経済苦で国を脱出して米に向かう人が

集団で徒歩移動するというニュースがありテレビでも流れました。しかし、それから一年

メキシコにたどり着いた彼らはそのまま留め置かれ、結局、彼らに対して厳しく対処する

ことで票になると知ったトランプ氏は従来より入国審査は厳しくなり、受け入れられない人が

国境付近でキャンプする状況でしたが、その衛生面と状況悪化にキャンプは閉鎖され彼らも

多くは帰国したというのが結論のようです。

 

もともとそのようなことがないように中米各国に対しての経済援助や補助金を米はしており、

ただ、国境で追い返すのでなく、国内で貧困のない社会のための支出をしていたのです。でも

それは票を得る強い大統領を演出する政治的側面をみせ本当は有効な中米各国への働きかけが

必要なのにギャングを輸入するなという悪者史観で正しい政策を見えなくさせてしまいました。

 

昔から中米は米の思惑とか資本の意向とかの餌食になり、パナマの独立とか植民地後の経済に

米が果たした役割とか企業のかかわりとか税金回避地としての利用とか麻薬とマフィアの温床とか

様々な舞台となっています。

 

そんなところが珈琲産地なのでその歴史やどんな経済背景とそれぞれの国の経済規模を知らないと

これは珈琲の仕入れに対してもかかわることでパナマのゲイシャをただありがたがって高値で仕入れるだけでは

いけないことなのだと知るべしです。

 

よく知られる対共産主義への資本主義的アプローチによるバナナ帝国の支配というのが語られますが、

大規模プランテーションになじまない中小珈琲農園の人たちはここのところの自然環境の変化で収量が

落ちてしまい難民化したり、バナナ帝国の崩壊や大規模農業の弊害としての病虫害被害と気候変動と

資本主義に対抗するため右傾化勢力のゲリラ化とそれが潜みやすいジャングルなど複雑な様相は中米

の繁栄や農業以外の産業とか考えなくてはいけないことは多そうです。

ですが、昔ながらの手摘みとジャングルシェードで作られる良質な珈琲がなくならないよう我々としては

あんまり都会化しないで昔ながらの環境と農園が存続するように願うしか手がないのです。

 

そんな中米には多くの遺跡があることから昔から豊かな暮らしと文明があった事がうかがわれ貧しい

農村の生活しかいまはないと明るい未来も望めないとみるのは誤りです。

 

現在ニカラグアでは第二パナマ運河の建設が進められていますし、もしこれが開通すれば共産主義国の

影響が今後どのように変化してかつてのキューバ危機とかベネズエラなどがどう変化していくのかとか

経済的軍事的つながりやパナマの発展がまたニカラグアで起きるのかといった問題と遺跡の破壊とか

自然環境に与えるインパクトやジャングルや環境破壊の影響とかかなりの影響があると思われますが、

今見る限りではそんなまたまた中国的な事業で実際できるのかと眉唾物で見ている向きの方が多く、

そもそも資金不足で完成できないだろうという人もいます。

 

ニカラグアの政権が台湾との国交を持つ左傾国家というのも事態を複雑にしていて、中国主導といっても

香港の会社が建設しているというのもことを一層複雑にしていて現在ずっとデモなどで不安定化している

一国二制度が揺らぐ事態もこのまま頓挫してしまうのか、それとも新たな経済の動きを作る新動脈となるのか

全く見通せないのです。

 

色々な契約や租借地などはそのままで、工事自体は2018年2月に中止したと報道されています。

 

中国の資金送金ストップで開発が止まってしまうプロジェクトのよくある例で、開通すれば年々高額化する

パナマ運河のライバルとして影響は計り知れないものがあったのにこのまま中止なのかそれとも再開があるのか

何とも言えません。

 

もともとパナマはコロンビアの一部で運河のためにアメリカにより独立させられ、結果高層ビルの建つ大都会となり、

租税回避地としての側面もパナマ文書流失で有名になりました。そこの珈琲が世界一の珈琲と評価されている側面と

コロンビアにも同じゲイシャがあることや珈琲としてただやみくもに仕入れていたのではいけない地政学的側面は

多いのです。そのパナマからコロンビアへの陸路でのアプローチがないというのもなかなか知られていない事実で

同じ大陸ながらパナマから南米に入るのに船か飛行機の利用になります。

 

コロンビアはかつては世界第二位のかつては珈琲産地でしたが、珈琲より麻薬生産の方が有名で危険な国としての

認知度が強いと思います。バナナと同様珈琲もさび病という病気が広がり昔ながらの味で無農薬で手摘みの農園は

少なく、良い味の品もなかなか見つけられなくなっています。

 

ゲリラ対策や麻薬対策で珈琲により力を注ぐ政策が望まれます。

 

いずれにしろ中米やコロンビア、ブラジルなどおいそれと訪れてその現地の状況をより知るという簡単なことも

果たせない状況ですが、珈琲産地にも消費地にもより良い関係と発展を望まずにはいられません。

 

 

 

 

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今月は雨の月に

2019年10月25日 09時17分48秒 | 珈琲

昨日に続き雨でさらに強くなっています。このように雨続きだと駐車場の

着工はいつになるのかというもうあきらめと落胆の日々です。

今月中に移転すると連絡していましたが、まだ当分今の羊山の下で営業となります。

 

というわけでしばらく新豆も我慢していましたが、もうこうなればいつ入れようが同じです。

とりわけ今欲しい豆とか気になっている豆があり、順次発注します。

 

肌寒い感じの日が続き、やはりこういう時には珈琲でのぬくもりというのが恋しい季節です。

 

なんて言っても寒くなるのはまだ先。ついこの間まで熱中症に注意という天気予報が大雨に警戒に

変わり、日本で一番早いスキー場は今日オープンです。

 

韓国でも疑惑の法相が辞任して、日本でも菅原経産大臣が辞任しました。毎回失言したり、資金問題とか

国会でその資質を問われやり玉になる人がいて辞めるというのもいつもの風景となっています。

 

もう少し事前調査して選んだらとどうしても思いますよね。それにしても選挙違反だったら国会議員も

辞めなくてはいけないはずなのにそこは結構うやむやですね。党を除名されても辞めなかったりと

選挙に受かってというのは試験を受けてなるのより難しいのはわかりますが、資質とか疑惑のある人は

はじかれるようにもっと制度ととして導入していかないといけないのでは。

 

新豆を購入した際、いつも格安で珍しい豆とか訳あり品を分けていただく問屋さんに珍しさで

ついひかれて注文を入れて別ルートだと決済方法により5%還元が使えることが解りいまこれは

買い時なんじゃないかとにわかに思いました。

 

珈琲業界では今回の増税では目立った値上げや仕入れについて増税分が加味されたり仕入れ値段が

変わったりしたことはなく全然普段通りだったという印象でしたが、この5%還元を使用できる

業者は普段でも他より安いうえに輸送コストも他より安く使いやすいところでした。ただ、発送日

が限られるようになりいつ注文していつ荷が着くというのは気を付けないといけないのでした。

 

つまりこれは行政の宅配業者と輸送業者の区別が存在し、免許制度とか貨物制度とかがあり

定期貨物とか輸送運賃なども最低運賃とか規定運賃とか法定になっていたりしてなかなか

安易に比べられないことになります。

 

最近は珈琲の一俵というのが小さくなり30K以下もたくさんあります。すると今までの定期貨物便

では送れず宅配便とか郵便貨物とか小口配送になったりします。小さな業者の小さな発注に決算システムが

合わさった宅配決済は今まで大手問屋が扱わなかった小売りにも参入する道を開き、年々その様相は

変化していきました。

 

今まで一俵販売が普通のところが小口小分け販売に特化したりという変化も見せました。自家焙煎珈琲店の

釜も年々小型化し、各店で特色と品ぞろえに特長を出したいので各ロットは細分化する傾向です。ただ、

その売り手の人のセンスというのが大きく問われる状況ながらは原産国の経済規模とか経済事情まで

知らないと中米の小さな国のどこに良い豆があるかというのは経験と味の見極めができないととんでも

ない高値で珍しいからと手を出すことになります。

 

中米の豆はほとんど狭い地域で同じブルボン系の豆だという知識すら持たず、さらに歴史的背景や

宗主国の違いとか経済規模と現農園主の関係など知らないといけないことは多々あり、新豆がいつ

とれるのかというのもどの国がどこにあるのか知らないと判断できません。しかし、売っている人で

これをよく理解して銘柄としてそろえている人は少なく、各国の特長とか味の違いを明確に説明する

人も稀です。

 

特に昨今はこの地域のゲイシャとかマラゴジッペやバカマラという希少種がもてはやされ、中米の豆は

争奪戦的に買われスペシャルティグレードの豆は非常に少なくなってしまいました。

 

昔からバカマラ温泉として日本ではその豆は喫茶店でストレートで売られるほどポピュラーな豆ですが、

どこの商社でもあるという豆ではなく、人によってはずっと扱ったことさえないという豆になってしまい

ました。

同様にニカラグアも昔から安くて味の良い豆でしたが、そのニカラグアらしい豆というのも非常に

少なくなっています。

逆にパナマというのは中米の国の中でも政治経済的にも安定していて、一番都会で豆の入手も簡単です。

ただ、それは単価の高騰にもつながり、高くて味も良い地というイメージが定着してしまいました。

一方田舎のグアテマラは人気がなくなり、さらに政情不安でゲリラなどいる地の珈琲はなかなか入りづらく

ブランド力も落ちています。

 

そんな地勢的な知識とブランドによらない味による認識を持たないで今仕入れられる豆を入れている

という感じの店と味に基づいて仕入れしているところはその並びも違ってくるわけですが、高く豆を

とかく売るという店はここが旬というのがずれているのですぐわかります。

 

新豆というのがはやり一番豆とか一番摘みという豆もよく見かけます。

 

また桜ブルボンとかストロベリーといった豆もその時期に合わせて商社は入れたのでしょうが、

一年中桜やストロベリーがあるというのもこれはどうしたことかとなってしまいます。もともと

お客様はイチゴ摘みの時季にこの珈琲を飲みたいというわけでもなく、季節に適しているからと

好むのでもなく買うのでしょう。ただ商社の人は季節に合わせて売り込みしたので、それをはずした

時期に入れた豆をどう売るのかまで考えていたのかという問題は全く頭になかったのでしょう。

 

季節と珈琲とはどんなものか商社の売り手の頭には違う風景が流れていることは確かで、私が

いつも言っていこの時期はこの豆が飲みたいというイメージなんて及ばないのです。

生活と密着した珈琲を考えたとき、やはり季節と珈琲は切っても切れないものがあると

感じます。明日は新豆について書きます。

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知らないということ

2019年10月24日 18時35分32秒 | 珈琲

ひところ住宅エコポイントとか電化製品の省エネについていろいろといわれて

いましたが、政府でエコポイントを還元するとか言われて照明を全部LED 化した人も

いることと思います。

 

私はこのLED照明とは器具からすべて交換しないといけないものだと思っていました。

私のうちは古いので照明が各部屋とも40形という直管の蛍光灯が二灯付いているもので

これは大体二年弱で管が切れます。だから年中どこかの蛍光管や点灯管が交換を迫られます。

 

居間だけはインバーターの蛍光灯にしていたのですが、今度移転するうちの蛍光管も切れていたので

近所の電気屋に管を求めに行くと一本1800円もします。ネットで照明を調べたときに器具込みでその

値段なら新しいLEDが付くのではないかと質問すると今の直管のLEDなら管に直接100Vを掛けるだけで

点くというのです。であれば電気代も器具代も節約できます。

 

早速ネットで注文すると半額以下で買えました。

 

ちょっと前なら蛍光管一本が1000円弱だったのです。

 

その感覚からすると知らずに電気屋に管の交換など頼んでいるお年寄りなどいい鴨でそれもネギをしょって

いるぐらいのものでしょう。

 

それに今は消費税の還元も行われていて店により現金バックされます。アマゾンも直接値引きしてくれますので、

これはいい機会かもしれません。ところがそんなことを知らないととても高い買い物を強いられ知らず知らずに

差がついていると思います。

 

私の携帯電話もDカード払いになっているのにポイントが付いていません。他の家族の回線は私が支払っているのに

なぜかDポイントが付いていてしかも一度も処理してないので二ヶ月分の支払いに充当できました。この差はなんなのか

と不思議でなりません。今の世の中そんな見逃しているポイント還元とか知らずに損していることがまだあるのかもしれ

ません。携帯電話の会社で格安スマホのシムなども扱っていてスマホなんかも実は安く便利に使える方法がいくらも

あるのかもしれません。私は料金と契約体系をどんなものを利用しているのか知り合いに会うたびに聞いたことが

ありますが、それについて明確に答えられた人がいません。

 

スマホ大手三社の形態というのはギガ放題とかそのデーター量により段階があるにしてもおおよそ三つしかなく、

つまり携帯会社とその三種のどれかのはずなのに使っている本人が何Gの契約で普段どの程度のデーター使用か

をこたえられた人は皆無でした。さらに月いくらの電話料なのかも答えられないのです。

 

そんな世界があるものかという感じです。

 

私はいまだにdocomoのフォーマで月1000円の無料通話が付く一番安いタイプです。

それを見て不便でないかと問う人もいますが、ネットにもつなぐ気になればつなげられるし

メールもできます。さらにGPSも内蔵で地図も検索できます。

ま、使わないのですが、何も携帯でやるべきことではないので出先で電話ができればいいので

不便はないのです。

 

それなのにこのFOMAという形式を携帯会社ではもうやめるとかとスマホに買い替えろと毎回

言ってきます。しかし、そうすれば器具代金とデーター使用料で今の料金の5倍の料金になって

しまいます。

 

格安simと格安携帯なら今の料金と同じでスマホになるのですが、その格安sim自体がどこの回線と

大手の会社のものを使っているので下手をすると全くつながらない使えないものである可能性も

あるのです。それに格安simを扱っている会社が大手携帯会社の子会社のようなものや異業種の

ゲーム会社やスーパーとかネット通販会社とかなので何か遠回しに安物を買うものがさらに食い物に

されている形態を見るようでこれはいっそ大手回線を確保してそれもなるべく縛りのない形で最新の

スマホを買うのがいいのではと日々検索して結論しました。

 

とにかく今は消費者は節約もただ便利だからとか見栄とかでなく実質の価値を見る力が問われていると

思うのでした。

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カニ食べ放題にまつわる珈琲

2019年10月24日 14時55分49秒 | 珈琲

当店の移転は本当ならもう完結しているはずでした。

それなのにまだ駐車場はできず、いつになるかも連絡もなく、放置状態に

苛立だしく作業も全く停滞しています。

 

同じく停滞しているということでは、スキーと珈琲問題でどんな冬にするかという構想も

まったく計画が進まず、できるうちにできうるスキーと珈琲の日々にしたいのに、草津の噴火に

よりそのゲレンデも選ぶことができず、スキーシーズンもどんどんと近づいています。

 

昨年は結局ビレッジのカニ食べ放題に一度も参加できず、それではと出かけた千葉房総のウミサトホテルでは

浜焼とカニ食べ放題ということで予約したのに私の望むレベルではなく、ただ残念な思いがいや増した

だけでした。

 

さて温泉とスキーという毎年の旅ではよりリゾート感がある地とかまだ見ぬゲレンデとかいろいろと

欲はあり、もう散々行ったゲレンデでなく、新たな出会いとスキーシーンに期待していろいろな情報を

検索してはどうしたものかと思いを巡らせます。

 

とかくスキー場の情報というのはゲレンデのマップと写真と見ても現地の雰囲気とかそこを滑る快感など

なかなか伝わりません。逆にどこのゲレンデも今見るとただの山であり、コースのほとんどはげんなりする

なだらか長い斜面です。たまにこんなところを滑れるのかというコースも見かけますが、ただ一本のその

斜面のために行く価値があるのかとかそんなことまで考えだすと、上越の日帰り圏でも十分であり、

上越なり群馬なりの温泉とそれらが与えてくれる休日感も冬の日常として今年も繰り返せばいいことで

とりわけ遠くなり知らないところに出かける必要があるのかという問いも上がります。

 

ネットでいろいろ検索できる世の中でもこの雪と温泉とがどんな気分にさせてくれるかという入口と

してはなかなかおいそれとは乗れない落とし穴も含んでいて厄介なのです。私の好きなカニというキーワード

も検索でいくらも引っかかるものの、私を満足させられるカニの食べ放題かという点についての答えは出て

こないのです。

 

そんなわけで珈琲豆もいくらもある自家焙煎店もお気に入りの店を見つけるというのは至難の業で

たどりつけずに私も自分で焼いたわけで、とりわけ何をいつ焼くかということにたどり着いたのも

季節のブレンドができたのもその自分で焼いて季節を味わい生きていくという自分の生活があり、

毎日その季節を肌で感じる生活があってこそです。

 

スペシャルティという珈琲が世にあふれ高い珈琲はたくさんあるわけですが、うまいかという点で

選別して仕入れされているのかというとやたらと国別に間口だけを広げただけという感じもします。

ショッピングモールに入る量販店なんかだと200g2000円から3000円なんてのもざらですが、

その開きに対して有効な説明や味の基づきがあるのかというと大変疑問です。

当店にも希少で高い豆とかコンテスト入賞の豆とかありますが、ハイおすすめですと高値で売る気に

なれません。

ところがバカマラ温泉とかクリスタルマウンテンとかケニアレッドマウンテンなどはこれは高いですが、

その価値があると常に入れて売りたい豆です。

 

マンデリンの希少豆とか高い豆はたくさんあり、そのほとんどが試さない方がいいよという感じの

味なので当店でもなかなか仕入れに至りませんでした。

そんな中カロシトラジャはまれにみる優良産地でそれがあれば高いマンデリンまで買わなくてよかった

のです。ところが最近のマンデリン事情は普通のG1が高くなり、質が落ちてトラジャは値が上がりつづけて

マンデリン上級種を選別する必要に迫られました。

 

常にそんな値段と味を選別しているので安くてよいインドネシアについてはその答えを用意できて

いると自負します。

 

今度もよい買い物ができまた発表できるでしょう。

 

段々手足が寒いような日も増えてきて珈琲の恋しい日になっています。

 

誰もがぬくもりを感じほっとする感じを味わいたいとその珈琲の香りと味に意味を求め

おいしいと満足するためか、味に納得したいのか、まだ見ぬ味を探る人は多いのです。

そんな探究者に一つの答えを与えられたらと季節のブレンドと今飲みたい豆をいつも焼いて

用意しています。ここのところ試飲はバタバタして提供していませんでしたが、まだ移転の

時期は伸びそうなのでしばらく試飲もできると思います。

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外から見る日本は

2019年10月23日 09時19分04秒 | 珈琲

ネットで流れる日本の現状に即位礼という儀式を行うことに降る雨も

それに合わせて草薙の剣の力だとか慶事だとこじつけている人が多く、

結構神話性に付き合っている人が多く、また総理妻の服装を批判して攻撃する

人が多いのも少しびっくりでした。今朝その妻と同じような服を着ていた和久田アナに

ついてはその服装批判をされる人はいないという現状に面白みを感じるのでした。

 

マラソンと競歩を北海道に移すという唐突なニュースがありましたが、それは

海外の人から見た日本という国がどういう風に見えたかということに起因していると

思われました。海外に住む記者の報告によると会う人がみな台風の被害とラグビーに

触れてきたて言います。その被害とは福島で除染廃棄物が川に流失したということと

ホームレスが台東区で避難所に入れなかったことだそうです。

 

つまり、東京というのは危ない都市とみているということらしいのです。外国人が

来年東京に訪れても台風が襲い、納税者でない者は避難所も利用できないし、放射能汚染の

危険もあるというイメージになるらしいです。ですからマラソンが北海道に移転するのも

最もだという受け止め方だったようです。

 

私は今回の台風被害では首都の災害対策は完ぺきであれだけ各地で被害を出した巨大台風でも

東京だけは死者ゼロで氾濫したのも多摩川ぐらいで電車も次の日から動き出したので東京の

安全性は他の地方とは別レベルにあると感じています。そして、各国から国家元首や王族を

集めて予定通り今日即位礼正殿の儀も東京で行われました。

 

即位を宣言した時、日が差したと夜のニュースでも伝えるなどその神話性に加わりました。

 

日本人としては天皇のいる東京こそ一番安全な都市というイメージはあるでしょう。

実際には首都機能ということでそれだけインフラや防災に投資されているし、東京で二度目の

オリンピックということでかつての隆盛を取り戻したいという思惑もあり、さらに今度のラグビーの

成功の勢いのままオリンピックにつなげたいという思いなども実は外国人はこんな見方でみているんだ

ということは実に有効に今の東京を判断し何を伝えて何を変えていかなくてはならないか知らしめたのでは

と感じました。

 

昨日とは打って変わって気持ちよく晴れた朝に珈琲を飲み心静かにこんなことを考えていました。

 

昨日は小雨が降る中、夜の街を走り、いつもより少し厚着して走り出さないととても寒くて走る勇気もいる中、

半分も走るとまたいつものように体中のスイッチが入りだして忘れていたものが蘇る感じがします。

 

毎日走ること、毎日珈琲でほっとした時間を持つこと。そんないつものことが大事だと感じる瞬間です。

 

そのいつもということではブラジルの豆はそのいつもの味であり、実に大事な豆だと思います。

 

それなのに事情コーヒー通の人たちほどこのブラジルを馬鹿にしたような扱いをしたり反応したりしますが、

人生の基本に珈琲がある生活とブラジルの豆は切っても切れない特別な関係にあるといえます。

 

 

 

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『羊の木』『サバイバルファミリー』ついでに『サ道』最終回の感想

2019年10月22日 09時56分56秒 | 映画

今朝はまた雨です。昨日は引っ越し作業で全身汗まみれになり走るのを中止、

夜中の強い雨でなぜか寝付かれず、この雨でまた作業が遅れ全体の計画も遅れて

しまうことをずっと考えていました。今月中に焙煎事業を新店舗に移すのもこの

雨続きで今月移行が遂行できるのか不透明になってしまいました。そんなことを

つらつら考えて先月と今月の違いがあまりの変化とそれを人生というステージで

見た場合とか比較しているのでした。

 

ただ、考えてみると当初の予定の変化とアクシデントから今のこの店舗とこの場所を完全に明け渡すと

いうこともなくなり、きれいに全部移転させることもないとなると果たして店は

移転するべきなのかということもふと考えてしまうのでした。

 

この雨の朝、いろいろの予定も実は今日は即位礼正殿の儀で国民の休日だというので

また全体の行動計画が変更を強いられ世の中と同じで休日モードとなってしまいました。

雨によりお客様の出足も少なく、時間も空いたのでここのところ見た映画の感想など

書いておきます。

 

『羊の木』というのが一番最近見たアマゾンプライムの映画です。

これは名前からつい見てしまいました。我が家の上の羊山と秩父の羊太夫の伝説から

三四郎や村上春樹までなにかと縁のある羊を題にする作品には強い引力を感じます。

昔から羊がいた羊山公園はなぜ羊山公園なのかというのは諸説あり、羊がいたというのも

その起源もはっきりとした起源とか時期とかの記録も定かでなく、だれが何のためにと

いう問題もあいまいなまま、ただ昔から市民の憩いの場であり、そこには羊がいたという

ところです。そこにまつわる思い出とかイメージは実に色々な物を含み、なぜか今でも

夢で何度となく見るその山をさまよい体験したイメージとか出会ったこととかいろいろなストーリーが今でも

展開しているステージなのです。

 

そんな羊が木に生るというイメージがどうこの映画に絡んでいるのか不思議な感じと謎的に

引き込まれてつい鑑賞に及んでしまいました。

 

出ている俳優陣の割にストーリーとかテーマが実際に何なのか、何が羊の木のイメージと

重なるのか全然意味不明であり、現代的なテーマながら何を意図したのか最後まで不明と

いう感じの悪い消化不良でつまらない話でした。それなのに羊の木の意味を知りたくて

また原作も読んでみるということに及んでしまいました。そして、原作を読み作者のインタビュー

記事などを読んだところでああなるほどと感じて何がしたかったのかは了解しました。

ただ羊に起こされた私の感情は何かと収まらず、ものすごい消化不良のままとなるのでした。

 

そのしこりの事を書くと長くなり、傘に傘を重ねるようなことになりそうなので次にその前に

みた『サバイバルファミリー』に移ります。これは当時映画館で何度も予告編を見ており、テーマ

としても面白いと思っていたので、プライムにあったのでちょっとした空き時間に見たのでした。

 

しかし、これが期待したものがすべてなく、これは何のために何を描くためのものかという疑問が

残るのでした。つまり現実的でなく、いきなり電気が使えなくなる世界を描くのですが、なぜか

主人公家族は高速道路を東京から鹿児島まで自転車で向かうという設定にありえないおバカ設定に

最初から物語についていけないのです。電気の消えた理由が太陽フレアによるものということですが、

もしそれが原因とするならものすごいパニック映画となりそのパニックぶりを描くのが主題でしょう。

ところが電気と電気製品やデーターが消失した世界を描くことなく家族がその世界で無傷でお気楽に

自転車で鹿児島に行くという発想がまずありえないことであり、電気のない世界を生き抜くことがテーマ

でないばかりか、電気が使えない状況で旅をして家族がまとまったというテーマを描きたいという

監督の意向はあまりばかげていてそんな設定にしないと描けないテーマだったのかお金をかけて

作る作品だったのかという作品の存在意義が最初からないようなイメージなのです。

 

実際に毎年夏の暑さだけでも死者が出て、台風や前線の接近で大雨が降り、その他火山の噴火や地震と

災害で毎回死者が出ている現在ではもっと国民の安全は切実なテーマなはずです。自然災害が身近となり

現実に長期停電を経験している人も多くいる中、こんなおバカな家族のことなど誰が見たいと思うでしょう。

 

まず電気がなくなるとお金は何の役にもたたず水や食料が一番大事という世界を描きたかったのか、

そういう世界では家族が一つにまとまるということを描きたかったのかいずれにしろそのどちらも

現実味とか切実とした世界とはかけ離れており、そんなお気楽なことで世の中済むはずがないという

現実を実際に今の人たちは生きており、被災地の人の苦労は今も続いているのです。

 

かといってそれが悲劇として描くものではなく、実際には起きるべきして起きていることで、

高村薫の『土の記』のごとく描いてしかるべきなのです。

 

私はことあるごとに地方の貧しさとか都市部との格差とか考え地方の不利をいつも思うのですが、

それは必ずしもハンディとはならないことも最近感じます。というのは地方ではよい教育とか

ビジネスチャンスとかやはり不利で地方から飛躍したり、能力を生かすことも無理があるとずっと

思っていましたが、現実に地方で生き生きと生き抜く若者の生きざまとかを見ていると地方だからと

言い訳をしていることの方が強く、実際に進路も既定の進学校に通い良い大学に行き、一流企業に

就職するという考えの人より、あえて通信制の高校に行き、高校生のうちに起業する人が現実にいる

のを目の当たりにして今はそれだけ自由であり、学歴社会だとかいう身分制度が残る国だと国際競争力も

なく埋没してしまうのです。

 

今や企業がネット資産を保証する時代になり、もはや国の役割とはどんどん境がぼやけてくる傾向にあり、

実際の国土面積とか経済規模とか軍事力という画一的基準が当てはまらない事態はどんどん増えていく

でしょう。そんな事態ながら日本の考えはこんなおバカ設定の映画しか作られないというのはなんとも

情けない話です。先の羊の木の原作も描きたいのは身近の犯罪者の存在に対して感じる肌感覚というもの

でした。つまりこんな肌感覚が今後新たなコミュニティとか人間関係とか新たな発展を見させてくれるの

ではというのが作者の意図であり、それがただのサスペンスや喜劇や悲劇としない映画の世界を作るのが

日本の映画のすべきところなのにと各予算が限られているとか言い訳やこだわりでくだらない娯楽作品

ばかりになっているのを感じます。

 

そんな中、低予算でもヒットするという話題作は今でもあり、これは通信制高校にあえて通うような人も

映画界でもいることを感じさせます。いまや映像のネット配信というのが当たり前になり、映画のように

同時に大勢の人が見て一つの映画がずっと一つの映画館にかかるという状況より、どれだけの人がみたかと

いう単純に面白いものを作る世界に代わりつつあり、そのテーマにしろ大勢の人が一緒に見て感動できる大作より、

空いた時間にひっそり一人で見る世界で誰も見たことの世界を描くという個人的な趣向のものに変化して作る方も

特異な世界とか設定とかどれだけ話題を作り出せるかにかかっておりどこまでやるかの世界でその予算も

一つの映画の脚本に金が付くという形式より良い企画にシリーズで金を集めやすくなっている感じもします。

だからゲームオブスローンズ一話の予算が一つの映画以上の予算で作られたりしているのです。

 

日本でもwowowだけに流れるドラマとか流通方法が変わり、安易にアイドルを主役にしたからと言って

簡単にヒット映画はできる時代でなく、テレビでヒットしたから映画を作るという世界とも違う状況は

解っているはずですが、あまりに内容が伴わない原作の意図を無視しし金をかけているのに駄作が多いと

感じます。

 

さて、これは書こうとしていてそのままになっていたサ道の最終回の事を書いておきます。このドラマは

サウナの紹介ドラマのようなサウナの世界を描いたものでこれは原作よりドラマの方がよいと感じたもの

でした。最終回だけ少し間が空いてやったので危うく見逃すところでしたが、どうにか録画してみたのですが、

この最終回を見たことで全体のこのドラマの価値とかテーマとかをまた考えたのでした。

 

テーマは単純にサウナの魅力の紹介という隙間的なものです。昔からサウナ好きはいて日本にはスーパー銭湯

とか温泉ではないけれどそれをしのぐ入浴施設があり、そこに熱心に通う人たちもいました。この原作は

一つのブームを生むくらいヒットしてプロサウナーという言葉を生むくらいの成功があり、人々はこの

整うというのを体験したいと興味を示した結果サウナの聖地とかサウナーや熱波師なる人が現存し、あたかも

道があるかのように感じたのが実写化も試みられるヒットとなったのでしょう。

 

原作はサウナで整うということをテーマにしたのでなく、自身のサウナへの傾倒を幻のサウナーZを創造する

ことでストーリーとすることに成功したのです。毎回独特なサウナを紹介し、そのオーナーや店主にサウナとは

という質問とサウナーZを知っているか聞くという行動が物語性を与え、別に整う経験のあるなしにかかわらず

物語を見続ける目的を生み出すことに成功し、見るたびサウナの世界の広さと面白さを感じさせたのです。

しかし、最終回は突如整わなくなった主人公がサウナーZに再会を果たし、また整えるようになるのかという

大団円なのかというとそうではなく、その落ちと合わせるとそもそも整うとはだれでも到達できる確実なものか

それともただのサウナ好きの言い訳なのか良く解らないとなってしまい、サウナの王道=整うなのかもぼかした

ところがまた秀逸な感じを受けました。だから原作の漫画よりこのドラマの方が実用的価値の高さや見るだけで

楽しめるしよく映像化したと思うのでした。へたな虚構性やコントのような演技しか

できない俳優が演じる映画が多い中映像作品という意味では存在感が前の二作よりあるのでした。

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一色に染まる国民性

2019年10月21日 10時31分56秒 | 珈琲

我が家の庭にある銀木犀も花をつけました。

金木犀はオレンジ色の花が今盛りですが、当家にあるのは白い花の銀木犀で昨年

枝を刈込今年の開花が危ぶまれたのですが、どうにか今年も花をつけてくれました。

香りは同じ系統ですが、わずかに淡い感じがするのが銀木犀です。

 

今市内を走るとこの香りに染まっているのですが、今朝見たネットでラグビー一色に

染まる国民性について疑問を呈する人の書き込みを見てそうかなという感じを持ちました。

 

というのも私自身この一か月というものこのラグビーの盛り上がりに心奪われ熱心に

中継を見てもしチャンスがあればスタジアムにも出かけてみようかと思ったからです。

昨日の日本と南アフリカの試合で観客席に渡辺謙が映されましたがが、何もアナウンスなしで

今朝のネットで本人の書き込みとか多くの人がそれに触れていました。

検索してみましたが、彼がどういう経緯でサイン入りのジャージを贈られて観客席に

いたのか良く解りませんが、批判している人はワールドカップというだけで日本中が

一色に染まってしまう国民性を危険視していてそれにより日本は過去戦争に突き進んだ

ことやアメリカではそんなことがないと批判しています。

 

アメリカではサッカーやラグビーはマイナースポーツで中国でバスケットボールのワールド

カップがありましたが、それなども関心が低かったのか派遣選手は有名選手や若手というより

無名で30代でも顔を知られているという選手はいない構成でした。それを指して一色にならない

国民性というのと日本の今の状況を見て国民性が熱狂して一つに染まる危険性を語るのはどうか

という気もします。

 

祭り好き、ミーハーという単純な性向ということもできますが、ここは素直に日本代表のすばらしさを

讃えていいい場面のような気がします。

今、フランスとウェールズの試合を見ていますが、フランスは世界ランキング八位なのを考えると

日本の実力はベスト4くらいの力があるのではと考えてしまうのは私だけではないはずです。

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イメージのかなたに

2019年10月20日 23時54分55秒 | 珈琲

煙突やサイクロンまで手を出した焙煎機のチューニングは功を奏し、

週末の焙煎はとても満足のいくものとなりました。

難しいブラジルや硬いグアテマラも何のそのと熱効力火が入りふっくらと

香り立つ豆が焼けました。

これでシーズンインして冬の大粒豆にもいい結果を期待できます。

ただ、現在進行中の移転計画は台風の影響などでなかなか進まず、業者の

駐車場建設も進んでいません。

これは色々とまた計画を立て直すことになりそうで、厄介な問題です。

この事業の停滞は今の場所に焙煎所を作る時にも似たようになかなか工事が進まず、

事業スタートが遅れたのを思い出させます。

 

さて、そんな中土曜は久しぶりにバスケットの練習会に参加して、いつもと違う

運動をしました。雨で走るのが少なくなっていたり移転作業で体中に疲れが広がり

走るのをあきらめたりしていたので、これはまた刺激となりました。

特に最後のゲームで自分でも納得のシュートシーンがあり、今でもこんなシュートが

できると満足して寝たのでした。そして、日曜日は久しぶりの試合です。市のリーグ戦

でいつものチームが集まります。前日の練習でいいイメージがあったのに肝心の試合では

最初から絶好のチャンスでことごとくシュートを落とすミスが続き、いつも感じリミットが

外れる感覚もなく、ただ体が温まったぐらいの動きしかできなくて随分落ち込んでしまいました。

 

そんな感じの中決勝トーナメントに進んだ日本対南アフリカのラグビーの試合をほぼ生放送で見て

今月のラグビー的感覚を再確認していました。試合は今までのゲームと違い、スクラムでの力の

違いを見せられてそこから反則を取られてドロップゴールを決められ、それが結局RPGでいう

所の削りとなり、徐々に日本を追い詰めました。まずいのは反則からラインアウトを取りボールを

進めてもスローインのボールを取られるというミスを再三冒し、ボールを占有する時間が長いのに

ボールを進められず後半にはモールで押されてそこからトライされるという完全に力負けしている

印象を与えます。

 

このモールで押されるというのはフォワードが消耗して出遅れるのでウィングに振られたときには

もうそれを止められるタックル要員がいなくてトライまで持っていかれるという見事に日本の弱い

所をついたスピードとパスと切り替えの早さという日本の特性を消して自分たちの強いところで

勝負してきたという完ぺきな勝利でした。

 

そんな試合内容を見ているとなぜ自分は前日に良いイメージのシュートを出しながらいつもの

力が発揮できなかったのかとつらつらと考えるのでした。結局思い至るのは無心に走るという

単純な行動に出れなかったことではないかと結論して来月の試合に新たな気持ちで挑もうと

するのでした。

 

こうして十分楽しんだワールドカップも準決勝と決勝を残すのみです。

 

日本はいなくなりましたが、トップに立つのはどの国か最後まで楽しみたいと思います。

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これからの秋の行楽地

2019年10月17日 23時54分55秒 | 珈琲

台風の被害がいまだに報告される朝のニュースにふと思ったのは秩父は

この秋絶好のチャンスなのではということです。

千葉はまた停電の被害が出たとかブルーシートの風景となっていてこれからの

紅葉シーズンに千葉や甲府、箱根など今回の台風被害の地以外というと近くて

紅葉と今話題の三匹目の柳の下のドジョウのようなご当地アニメと話題がある秩父は

おいそれとアピールは控えられるが、ライバルがみな年内はダメという被害が毎日

報告されると紅葉と温泉とグルメと出かけるのにちょうどいいのではと思ってしまいます。

 

そんな折に秩父の温泉施設がこぞって100円で入れるというニュースが流れみてみると

秩父でも停電や冠水で風呂に入れない人に温泉施設は100円で入れ、公共の湯は無料に

なっているといいます。自宅の土砂の捨て場も用意したとかいろいろと行政の手当てがある

ようです。しかし、これはどれだけの人が被害がありやる価値があったのかという気もします。

これなどかつての大雪の後各町会に一台除雪機を配布したのと同じで過剰な対応に感じるのは

私だけでしょうか。

 

その風呂のある地域を見ていたらかつてうちの上の羊山にも風呂があり、かつて羊山でジョギング

したときに利用したものでした。

 

そんなお年寄りの施設がなくなり、自分が年寄りになった時にはそういうものもない状況に

自分が子供の時にできた福祉センターとか年金融資施設などの箱モノがどれだけ住民のために

なってどのような機能を果たしていたのか考えると複雑な思いが去来します。

 

セメント工場跡地に市役所ができると一時言われて結局元の所に作られてその後もその工場跡地に

何ができるとか都内の遊園地が来るとかいろいろな話が聞こえてきては消えていく中、昨日の

市報にホテルができるようなことが書かれていて結局は中途半端な開発にしかならなかったような

印象を与えました。

 

温暖化で今後毎年このような災害が襲うといわれている中、どうやってその被害を減らしていくかと

いうのは今後重要な課題でしょう。それなのにオリンピックやらカジノや万博だとか大型公共事業などに

頼り、巨額の税金がゼネコンやらに流れるものの、肝心のインフラは老朽化した橋とか放置された

水道管の老朽化とか本来つぎ込まれなければならないものには使われず、さらに使いもしないミサイル防衛

システムだとか最新鋭戦闘機とかに使われています。

 

今回の台風でも全く警戒していないところとか普段気にもしていない施設がいとも簡単に破綻して

多くの被害を招きました。ハザードマップやら予測システムやら河川監視システムのためにつぎ込まれ

作られた特別法人など何の価値もなかったことを露呈しています。こういう税金の使い方や仕事の仕方を

チェックしたり、検証するシステムがないと今後も無駄な税金と大型公共事業による景気の牽引という

考え方は改まりそうもありません。

 

秩父の入浴施設100円は運転免許証を提示でいいようなことが今テレビで流れています。

 

市役所のホームページでは住所と氏名を登録となっていて被災した人が利用できるとなっています。

でもテレビを見て免許証で安く入れると被災していない人も今日は風呂を沸かさず利用しようと

考える人もいるのではと思ってしまいます。利用施設では税金補填なので別に不正利用だろうが、

お客が増えればいいのだろうしいちいち被災者ですかという対応もしないで免許証だけで利用

されてしまうのでしょう。

 

災害は色々な物を顕にします。死んでしまった人の数を見るとあれだけ避難しろとか命を守る

行動をしろと言われていたのに何でという思いもします。昨年もおひとりのお年寄りが取り残されて死亡

という事件がありどう避難させるかが課題と言っておきながら実際にまた繰り返された感は強いのです。

自治体の機能などという議論も結局過疎地の行政機関に過大な期待はできないし、責任を押し付けるのも

無理です。

 

昨日は雨で走れなかった分をいつもより余計に走り、稲刈りされた田んぼを見たりちょっと違う風景を見たり

いつもの空気と違うにおいをかいだりしました。いまだに下水が腐った水のような異臭を放つ地域やまったく

火の消えたセメント工場とか川の増水した音とか走ってみるとその場その場で肌で感じるものが変わりその

空気も変わっているのでした。車で走り去るだけでは感じない空気感はいつもながら強烈に感じるものです。

 

あの崩れた羊山も商店などがへばりつくように立っていた地域ではなく道を広げて傾斜がきつくなった山が

崩れた様が見て取れ、その土地の履歴とか利用のされ方というのは重要だと改めて感じました。

帰って風呂の後、珈琲と甘味で締めくくり遠くでなる花火の音を聞きました。

 

台風の後秋祭りは相変わらず各地で続いて行われているようです。

 

 

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曇天と煙突掃除

2019年10月16日 14時21分44秒 | 珈琲

台風の災害が次々に明らかになり、毎年何らかの災害で毎度見る

見出しと横流れの文字情報がカギカッコになった画面にまただという

思いと我が家には被害もなくこれはありがたいと感じることなるかと

自問する日々です。

 

福島の被害など見ると原発事故で故郷を破壊され、避難した人々もその先で

今回の洪水に合われた人もいるだろうと思うと21世紀になり、IT革命などで

ハイテクに囲まれて生活も豊かになっているはずなのに、実は温暖化で災害は

日常化し雨が降るだけで100人以上が毎回死んでしまうという世の中になって

いるなんて誰が想像したでしょうか。

 

オリンピックを前にして前回のオリンピック時に起きたことを振り返る番組などを

見ると前回の東京オリンピックは悪夢の中で欲と悪事にまみれたもののように見えました。

オリンピックに合わせたかのような中国の初めての核実験で日本はひどい核汚染を受け

ましたが、その線量からすればたまり続ける汚染水など全量海に流したところで大してこと

ない量であると思えるものです。先日森ゆう子議員がこの汚染水がどうなっているのか

質問していましたが、危ないのか安全なのか現実のところをしつこく聞いていましたが、

なんらはっきりした答弁はありませんでした。

 

当時オリンピック時は汚水処理はバキュームカーで集めたものが東京湾に放出されていたとか

わずか50数年前のことながら随分と変化したものだという感じもします。今回の台風でも

首都は無事で大きな対策がされてそれが機能したことがワイドショーなどでもとりあげられて

いました。

 

それに比べ東北や神奈川の被害はその死者数の数も多く、首都一極集中がもたらした弊害を

まざまざと感じるのでした。そして来年またオリンピックが東京であり、無策と強欲と利権の

渦巻く首都はまだ多くの人と金を飲み込んでいくのかという感じです。

 

掃除と片づけの日々ですが、そのせいで夜走りに行く時間も減り、気になっては掃除をして

ついでに考えたのが焙煎機の煙突とサイクロンの掃除です。

 

焙煎機がきれいになり、それと同じぐらい煙突もサイクロンもきれいになるのではという

考えが消えず、オリンピックの利権だとか汚いことにまみれた世の中にせめて自分の珈琲は

きれいな中で生産しそんな世の中でもわずかホッとできるものを生み出したいという気持ち

からまた焙煎機をばらしだしました。

 

焙煎機は固く固着して金属の元の色もわからないほどになっていましたが、こちらは銀色の

地肌は分かるもののもっと埃のようなふわふわした堆積物がもこもこと積もっています。

 

これもブラシとへらと掃除機ですっかりきれいにして、また元通りにしてみるとすぐに

豆を焼いてみたくなり、さっそく火を入れてしまうのでした。

 

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