King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

かつてのボールドグレインや

2015年09月29日 12時56分58秒 | 珈琲
エチオピアの豆がしばらく欠品状態でした。

人気のイルガチェフも色々あって買う気になれませんでした。

というのはこの人気のせいで、色々とプレミアムを謳う品が増え
その芯の良さがどれも見えてこなかったからです。

となれば片っ端から試飲して徹底的に比べるしかありません。

そのうちの味のよさそうなのをとにかくある程度の量を仕入れ
試してみました。

この時点で何が特別なのかどう違いがあるかという事に頭が
行って以前買っていた値段と比べてという視点が落ちてしまいました。

つまり以前のものより確かに味がいいのですが随分割高でした。

このところのコーヒー界の動きとかサードウェーブなどという
騒動にまで達したスペシャルティコーヒーを巡る動きで高値安定の
高級豆はさらに品薄という状況にまで至り、待つ者と持たざる者の
戦いのような様相になってきたのです。

いずれにしろ高い値段に成り果ててもイルガチェフが飲めるという
幸福を感じていただくために、その素晴らしさを実感していただき
くのが本筋かと思います。

特別のイルガチェフという品のなかで納得のいく品質を感じて
いただけると思います。

というのも当店なら実際に飲んで比べていただくことも可能ですし、
他店ではできない普通の国の一番品質、ブラジルサントスNO2、コロンビア
スプレモなどスペシャルティでないものとでも比べることができるのです。

特定の比べ方をしたい方はもちろん事前の連絡が必要ですが、
これは簡単にできそうでできないことです。

その辺の詳しい事情や日本での特別事情などは来店の際に
ご説明いたします。

まあ実際当店に来店されて徹底的に飲み比べる人はまれで、
これはいいですよというものを飲んでそれを納得するか
実感されていただけるので、より多くの方に試飲して
いただきたいと思います。

試飲希望の方は三時までにご来店ください。

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イルガチェフG1売り出しました。

2015年09月26日 15時33分21秒 | 珈琲
イルガチェフG1が焼けました。

ナチュラルとウオッシュッドとあります。

とにかくフルーティーで香り、味ともに申し分なしです。

しばらく欠品中でしたが、どちらも今焼けてますので
お出かけください。
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そして雨

2015年09月25日 13時22分44秒 | 珈琲
最近言われるようになったシルバーウィーク
ですが、この五連休中はなんとも気持ちよい天気が
つづきました。

色々の予定も恙なく過ぎ、連休を乗り切ったという感じです。

そして見事に天気は反転し、昨日からはまた雨続きです。

先週は雨の中でも走りましたが、今週は素直にジムに行きました。

なかなか運動をできる時間もとれなくなっていますが、それでも
いつものジムのメニューをこなすといつも約束されたように
快感と達成感のようなものが去来します。

誰かに肯定さたかのような後ろでうんうんと言われているような
そんな感じもするのです。

とにかく人にはいちいち言わないけれどという努力は誰でも
しているし、飲食会やサーピース業では当たり前という私が
思う努力も実は意外と身の回りでなされている例は見ません。

それをいちいちあげつらうごとく指摘はしませんが、最低の基本と
いうものも時にないがしろにされている例にはいつも心寒い思いを
します。

ひとつだけ言わせてもらうと飲食業で味にこだわりを持つという
店の店主がうんちくを語るときにタバコを吸いながらいやあ俺の
店はこういうことをしているから他とはいや味が違うんだよと
自慢げに語るシーンがよく秩父にもあるのです。

まずは禁煙してからにしてくれと思うのですが、秩父今はやっている
店というのがホルモンとかわらじカツとかミソ豚丼などですから、
繊細な味がどうこう言うほどのこともないのかもしれません。

呑兵衛でだらしなくて賭博打ちで小汚くてぶさいくなのになぜか
憎めない魅力あふれた人なんてのも中にはいます。

どんなことをするにもまず清廉潔白で心も体も健やかで酒もタバコも
吸わずという健全性を求めることも必然といいませんが、いつも
タバコを吸う飲食関係者を見ると美味しんぼのあるシーンが浮かぶ
のです。

悠山とシロ―が天ぷら対決をするときにまず天ぷら職人をオーディション
するシーンで手の先をみて清潔感とたばこを吸う職人がまず先に
落とされるのです。

肉体労働者や料理人、タクシードライバーなど長時間労働者で待ち時間
が多かったり、接客業でストレスの多い職種にも喫煙者は多いようです。

びっくりしたのは医者のように医療関係者にも若い医師でもまだ喫煙者
という人もいることです。

という喫煙率が国内で20%となったという現代でも秩父はなぜか
喫煙率が高く、レストランや寿司屋などでもたばこ臭い店が
多いのです。

ひと時はテレビや映画で主人公が喫煙するシーンがまったくなくなった
時期がありましたが、ここのところの作品では逆に喫煙シーンが
増えているのが気になります。

私は他人の趣味にとやかく言うつもりもありませんが、その喫煙で
他の人の健康に被害を与えるばかりか街の景観やはたまた火災の原因
となっている現状を憂えるのです。

驚くのはそんななんでも合理化とか大量生産で効率とかが重視される
世の中で、いまだに昔ながらの作り方でそれが普通に人々の手に届く
社会が続いてる地があるのです。

これはいろいろな面で注目される京都の文化です。

京都では普通に昔のように店先やリヤカーの挽き売りでとうふが売られて
います。

別段こだわりのとうふとか天然にがりとかも謳わずにつくられています。

しかし、そのつくられ方は恐ろしいほどに昔ながらのままなのです。

確かに京都のとうふはうまい。

秩父にもうまいとかこだわりのという豆腐屋がいます。

京都のとうふはわざわざ食べに行きますが、他のとうふにその力があるか
といえばスーパーで買える豆腐より勝るのかというとそれほどのこともない
といわざるを得ません。

珈琲の場合も最近はナチュラルとかウオッシュドと製法まで選べる時代に
なったのですが、ナチュラルというと本当に手作りで自然な感じがしますが、
機械で身を脱穀して甘皮ひとつにして乾燥は半分天日で半分機械で乾燥と
いうのが多く、まるきり昔ながらの野ざらしの乾燥から手生産なのは
エチオピアぐらいなのかもしれません。

その製法もそもそも貧しくて水洗設備や乾燥ドラムも何もないからに過ぎない
のです。

珈琲には様々や認証があり、有機栽培から減農薬とか自然環境をアピール
するものからフェアトレードまで、あるのですがどれも味に結びついている
とも思われません。

特に大農園の大量生産の豆は品種もカツーラ、カツアイ、ブルボンまで
混ざるのが普通で、機械選別でとてもきれいに仕上がっています。

様々なコンテストに輝いてきた農園はやはりそれだけの品を出します。

それに引き替えエチオピアやイエメンなど農園名などないものが多く、
値段と味が伴わいなものも多いのです。

仕方ないので今回は手に入る物を少量を片っ端から仕入れて高いのから
安いのまで届いた中から売り物になる物だけを売るという方法になり
ました。

ですから今度のエチオピアは是非試飲してみてください。

今手に入る豆でこれならと思うものですから。
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満を持して

2015年09月23日 15時05分26秒 | 珈琲
スペシャルティの豆が品薄で高値になってから
仕入れをずっと慎重に進めていましたが、高くても
おいしいスペシャルティの豆がほしくなり、発注を
かけてしまいました。

徐々に紹介したいと思います。

一番欲しかったエルサルバドルのバカマラですが、
やっといくつか選べる状況になり、今のニカラグア
のバカマラの後継となります。

どちらがうまいか決めたいところですが、その前に
ニカラグアは売れ切れそうです。

新豆は連休中発送がないようで全く届く気配もありません。
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雨上がりそして連休

2015年09月19日 10時47分23秒 | 珈琲
今年の九月はとにかく涼しかった、そして雨が多かった
のです。

今までにきれいな夜空を見たのは二日くらいのものです。

昨日もしとしとと雨が降っていました。

今朝は爽やかな風が吹き抜ける晴天です。

皆さんの予定はどんなものでしょうか。

この5連休はお出かけ日和だそうです。

この5連休も実はこの先、11年くらいはないという特別な
年らしいです。

無理やり休みを増やして毎年繰り返されるのかと思ったら
そうではないようです。

休みになればなったでいろいろ準備やら不便やらも感じるのですが
やっと晴れた朝に何か少し余裕があるような少し幅を持てる感じ
がしました。

その幅というか奥行を彩るのが朝の珈琲であり、その本命が
バカマラです。

香りと味全てが別格な感じのこの大柄豆が一番今のお勧めであり、
満を持して晴れたような今日こそ飲むのにふさわしいと感じました。
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『スクラップアンドビルド』読了

2015年09月17日 11時02分31秒 | 読書


今回の芥川賞受賞作の火花のもうひとつの方です。

このもうひとつの方という言われ方で日陰者の扱いのよう
ですが、内容と文体や構成など質としてはなぜ今回受賞作が
ふたつなのかの意味を知る所となっているようにも感じます。

まず感じるのは非正規雇用といわれる人々が40%を超え、
日本の将来の社会保障制度や国民皆保険などの社会制度が
この先維持できるのかという懸念を生んでいます。

そればかりか、人口減や高齢化社会など社会の持つダイナミズム
がそがれ日本がどんどん斜陽化していく近未来をえが描く人が
多くなっています。 

増える医療費や介護問題にどんな解決策や対応策があるのか、
向き合う人達に今潜む問題点と現代の社会構造にこの小説は
スクラップアンドビルドで人生が動いていくさまをまざまざと
見せてくれたように思います。

そこに新しい活力を見出すとか新しい形を感じるという事より、
自身の再生と老人との接し方にも変化があるというひとつの
モデルケースを通して現代を透過するという事がテーマだと
思います。

しかし、実際に我々が考えるべきことは様々なチューブや機械
につながれて生きる老人に対してどんなことができるのか。

人の人生と生きる目的や価値という本質を問うものが潜んでいる
ところに社会問題として解決すべき諸問題が重く立ちはだかる
のです。

先進国の中には安楽死を認める国が現れています。

そして問われるのは人間の終わり方です。

ただ楽に死にたいからの安楽死なのか、現在の日本の老人介護や
寝たきりの老人や介護施設の不足や介護スタッフの不足など
死にまつわる今後の問題に我々ひとりひとりが答えを見つける
ことが真のスクラップアンドビルドとなるのでしょう。
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雨を前にブラジル

2015年09月16日 22時49分59秒 | 珈琲
最近は何でもネットで買えるのでついつい
出不精になり、今月は雨が多く、それに拍車を掛けます。

いつも米は農協の直売所で買いに出ました。

これはつや姫を買うためなのですが、これが今日行ったら
なくなっていました。

これで毎月の習慣もなくなってしまうかもしれません。

帰りにホームセンターにも久しぶりに寄ってみてある発見をします。

秩父のホームセンターは猫が安いのです。

先日行った群馬前橋のけやきウォークでは20万30万という値段が
ついていましたが、秩父では定価の20万から7万引きという破格の
猫もいました。

最近の流行は顔が踏みつけられてつぶれたような顔の猫や耳がタレ
ている猫らしいです。

一昔はやったアメリカンショートヘアなどのような派手な模様の
猫は安くなっています。秩父では売られていますが、よそでは
あまり見かけなくなっている感じです。

さて、夕方から走りに出ようと思いましたが、何となくこれから
雨となる予報で心も重く外に出る気持ちも重くなり、それを払う
かのように珈琲で喝を入れます。

ダテーラサンライズ。ブラジルの豆です。

今宵走り終わったらひとつの楽しみは新しい枕で寝ることです。

最近どこを探してもないそば100%の枕でないと私は眠れないので

すが、最近ちょっと硬くなったような気がしていたのです。

それで、新しいのを買ったので今日から使うのです。

そばの固いけどやわらかい感触が何ともいえずに心地よい眠りに誘います。

先程夜のランニングを終え心地よい疲労感もあるので今日の安眠は
約束されたようなものです。
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『火花』読了

2015年09月14日 12時35分12秒 | 読書


芥川賞受賞という事で読んでみました。

同時受賞の『スクラップアンドビルド』があることから、この
本の意味というか受賞価値が自ずと感じられます。

なぜ芸人として完全に破滅に至る話か売れていくが新たな狂気に
陥ってしまうなど型としてはあるはずなのにあえて中途半端な数多
いる食えるか食えないかの芸人の話にしたかのかという疑問が
沸きます。

これはやはりこの本に出てくる諸々のイメージがどこか借り物というか
何処かで見た物語だったりにダブるのはいまいち鮮烈な読書体験に
至らない原因なのかと思います。

もっとこの人の話を聞きたいとかこの不思議な世界に浸かりたいという
ものもなく、どこかで聞いたような話の中でリズム感の悪い文章を
我慢して読んで行っても結局あまり面白くならずに終わったという
本でした。

尊敬する先輩はもっと破綻に満ちていてもいいし、その才能がある
という尊敬に値する人物なら終わり方として借金まみれになっても
臓器を売りそれをテレビで話して人気者になるとかの方がリアルで
物語が浮かび上がってくると思います。

そのような事例が所々にあり、まあ、そういうことかという受賞作
なのだと思いました。

この本の受賞の直後、太宰治が佐藤春夫に宛てた書簡が発見された
というニュースがありました。

芥川賞受賞を懇願する内容という中身の紹介があり、昭和を代表し
誰もが知る作家で今でもファンの多いあの太宰にしてもこれだけ
受賞にこだわっていたのかと思わせるこの事件と漫才師の受賞は
どうしても相反する行為のような思いにさせる作品のできだと
思いました。
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さわやかな風に

2015年09月14日 11時22分15秒 | 珈琲
やっと雨もやみ、それでもまだ降り足りなそうに雲が居座るものの
静に風が吹きわたっています。

暑くもなく寒くもなく、からっとした感じです。

そんな爽やかな朝、コロンビアの珈琲はいかがでしょうか。

また、こんな朝のさわやかさにはブラジルのファゼンダの
豆でもいいでしょう。

朝に似合う珈琲というのもある物です。

それが、このさわやかな風に似合うとなるとまた違う想念も
沸いてきます。

いくつかの候補があるものの、段々余計な味は必要ないと
いう結論にたどり着きます。

人は迷った時に人に判断を丸投げしたくなります。

珈琲の場合は何の気はなしにお客様はブレンドと注文します。

まあ当店のブレンドというのがどういうものか知っていての結論でも
あるし、まるで初見のお客様でもじゃあブレンドをという注文を
いただきます。

今月はいつもこの九月にお出ししている『林檎』です。

まだ飲んでいない方は是非飲んでみてください。

試飲希望の方は三時までにご来店ください。
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ガタガタのかなた

2015年09月11日 11時53分41秒 | ジョギング
ジムの次の日、テレビのニュースは泥水に浸かる家の
映像ばかりになり、他のニュースは一切入らなくなり、
それでも何度も繰り返される救出映像を見続けて
しまいました。

さて、という事で夜、まだ小雨が降る中走りに出ました。

いつもの影森コースです。

このコースは自宅を出てまっすぐ影森まで走ってただ
帰ってくるだけですが、最初からゆるくずっと登りが
続き、これがかなり久しぶりのランニングを気持から
挫く力を持っています。

それを調子が出るまでどうにか苦しくとも頑張って
色々なことを考えてこらえます。

当然、帰りは下りですから加速とスピードに乗った
走りが楽しめます。

昨日は小雨混じりながら同じように走っている人が
何人かいてまた最近増えているようです。

散歩やウォーキングの人はこういう日にはいません。

行の時に南の空がオレンジ色なのが目に入ります。

どうやら武甲山の上でライトをつけているためのようですが
雲に隠れてよく見えません。

そんな怪しい雰囲気の夜も無事走り終え、体中の痛みが
増す中体の調子が正常に近づいた感じを得て即ランニングの
効果を噛み締めるのでした。
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マーククシュナーと秩父路

2015年09月10日 11時48分25秒 | 日々のこと
台風一過の朝はどんよりとまだ降りたそうな
そらです。

そして、涼しいのか蒸し暑いのかよく解らない中途半端な
気温に不穏な雰囲気が満ちています。

朝のニュースは未だに普通の電車や溢れ返った川の水や道路の
冠水などの映像ばかりです。

昨日は秩父は午後には雨も上がり、そこから走りにも出れた
のですが、足元も悪いことからジムでいつものメニューをこなす
ことに。

同じようにこの悪天候を避けた人々がジムにはたくさんいました。

その時にビギナー講習に来ていた人がいて、その様子を見ることが
できたのですが、かつて自分が受けたものと内容が違うようで気に
なりました。

まず、ジム来た目的と運動に期待するものを最初に聞かれ、当時
スキーやバスケットの各競技に活かす様に基本体力の向上と敏捷性を
養いたいといったとかつていったことを思い出します。

それに従い運動メニューやら各マシンの説明やら運動の進め方などの
レクチャーがあり、さて実際にこれをやれとかあれをやれとか
付きっきりでやらされてとにかく疲れたことを思い出します。

そして、次回から行くとインストラクターがにこやかに声をかけ
トレーニングの進み具合を聞いてくれたものです。

インストラクターは何人かいてどの人も個性豊かで元気いっぱい
で、タレント性十分でした。

そんなことを思い出したのは現在のインストラクターがただ、
マシンの説明を淡々とやっているだけで、記録シートの書き方
や運動のやり方、個々の運動の目的やそれに合ったメニューの
説明などが一切なくなったことを知ったのです。

マシンがいくつか変わり通ってくる人も変わりましたが、今の
インストラクターはかなり長い間同じ人でそれもひとりだけの
ようです。

ここらあたりの予算が変わったせいでしょうか。

もし車を持っていなかったらこのジムも決して安い施設という
訳でもなく、使いやすい施設でもありません。

豊島区のいつも交流に行く体育館は秩父より安くしかもシャワー
無料で使えたり電車の駅からも近く便利です。

そんなことを考えると利用者の顔を見たものになっているのか
という疑問を抱きます。

今朝録画したマーククシュナーのプレゼンをみたら今秩父にある
問題を言い当てたような内容で実に正鵠を得たものでした。

いやこれは秩父だけでなく日本の建築物やオリンピックで造られる
様々な建物にも及ぶものです。

市役所の建築予定地のアホなキャラクターの描かれただけの
遮蔽物をみるとマーククシュナーの表現した以前の時代遅れの
感覚をまたも感じるのでした。

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『ディアハンター』みた

2015年09月08日 12時52分23秒 | 映画
最近長い映画というと体力的になかなか見れないと
いうイメージを持っています。そして、中身が何も考えずに
観るとスカッとするようなアクションものばかり見てしまいます。

そんな中、ミッションインポッシブルとか007慰めの報酬とか
見比べて最近のアクション映画の質の高さとかストーリーと
カメラワークなどの進歩とやはり映画の肝は追っかけなんだと
納得したりしていました。

さて、自らの体力に挑戦するかのように雨ばかり降る近頃に
反抗するがごとく、マイケルチミノの大作『ディアハンター』を
みました。

そして、この映画かつて何回か挫折した記憶とともに若い時に
映画館で見たのを思い出しました。

主役のロバートデニーロはイタリア系ですが、この舞台の町は
ロシア系の人達の街らしく、ウォーケンはもろにそんな感じで
この映画で独特の存在感を示していて、ベトコンが捕虜にロシアン
ルーレットをしてまわりで金を掛けるのがなぜか陥落間近の
サイゴンの街でもやっているというのはベトナム人がそのような
ゲームを好きなのかとにかくロシアつながりでこれを入れたのか
謎です。

とにかく作品のイメージとしてロシアンルーレットのシーンが
強烈に残るわけですが、そもそもは戦争の愚かさやそれにより
狂わされる若者の生活を描いたもののはずですが、なぜかロシアが
強烈にそれに割って入ってくるのです。

それでも主役はデニーロというのは何かの皮肉のように。

そしてデニーロは一人故郷に帰り、親友が残したいいなずけと
肉体関係になり、昔のように仲間と鹿狩りに出るも絶好のチャンスに
その生命の輝きに対して引き金を引けないという戦争の結果を
印象付けますが、それはそれで正しいことのように感じます。

ですが、戦争で命の大切さを知るというのは戦争を正当化させるようで
違和感が残ります。

しかし、ウォーケンを救いに行き結局は救えなくて、結果をみれば
デニーロとメリルスリーブは関係を続けてもいいことになるし、
何も説明もなかったものの故郷に帰ったデニーロは制服を脱がずに
いて、陥落間近のサイゴンにすんなりアメリカ大使館から入国できたり
軍人としての立場を離れていないことが見て取れこれはこの後の
人生も軍とかかわって生きていってめでたしめでたしの話なのではと
思ってしまうのです。

心の弱いものは精神を病んだりして脱落していくが、芯がしっかりとした
者は厳しいミッションもこなして友も救い自身もぶれないことを表して
いるのではと思ってしまうのです。

つまりは見る側の故郷とか愛国心とは別に友を失ったり人生を壊して
いってしまうということもあるけれど戦争が強くして成功する
こともあるという事もテーマになっていると思うのです。

誰かがデニーロのように強く時には友を救い、救出に舞い戻ったりして
強くリードする存在がいてそれは戦争という経験を自分のものとして
さらに強くなるという事を訴えかけられたように感じます。

観る側は壊されるものの方が多いとかよその国に行って介入するから
こんなことになり、アメリカ最悪の戦争となったと反戦ムードに
浸りたいベトナム戦争ですが、マイケルチミノはそういってないと
みえます。

それでいいのかはそれぞれが思うことで故郷に戻ってまた昔のように
鹿狩りに出るも仲間はまた酔っぱらいながらいたずらに鹿を打ち
一発で仕留められなくて素手で追いかけまわしたりしているのと対比で
デニーロは追いかけ一発で仕留めるチャンスがありながらわざとはずして
満足かと鹿に問いかけるところはまさにどちらが正しいのかといわんばかり
のシーンなのです。

この青春の一ページの後を想像するとデニーロはその後も軍にかかわり
故郷には戻らず、それなりに出世していきメリルストリーブと幸せに
暮らすのです。そして、故郷の仲間は製鉄場は廃工場となり酒場も
当然つぶれて故郷の仲間はてんでんとなり、戦争で下半身不随と
なったステーブンは年金でどうにか生き延びる物の後はホームレス同様
の生活で行方不明の人もあるという感じなのではと考えます。

それでもこんな狂気を繰り返してはならいというメッセージと
受け止めるべきなのでしょうか。

私はベトナム戦争などその後のイランイラク戦争など果たしてアメリカが
介入するべきだとは思っていません。

逆に武器の流通を減らして世界の内戦をなくすことも本来なら
可能なはずです。

まずは武器を捨てることを国内からそして海外につなげることこそ
今のアメリカに必要なことに思います。
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『流』読了

2015年09月04日 13時24分46秒 | 読書


これはNHKのラジオで今読みたい本の中で今回の
直木賞に審査員全員の得票で選出された作品で
とにかく審査員が皆楽しい読書時間であっという
まに読んでしまったというお墨付きを得た作品だと
いうので、先月のオール読物を買ったわけです。

ところが、なんとオール読物ではほんのさわり程度の
掲載で後はその後のストーリーがかいつまんで紹介
されるというお座成りな扱いでした。

でもそのときのこの作品の印象は変わった設定ではあるが
これは井上靖の夏草冬濤だなと思いました。

夏草冬濤は中学の時、教科書で読み少年期の生き方に
影響を受けた本です。

これは夏休みという解放された子供の純な心がたどる冒険の
話とも読めるし、その冒険の指針にもなり、自身の夏の記憶が
甘くほのかに浮かび上がり心の奥底からボウと照らされる
不思議な感覚に浸る青春の書です。

そんな自身の夏草冬濤を皆持っているのです。

その連帯を感じさせる物語群として、この流も同じ臭いを
発していました。

それはオール読物が番長との決闘シーンで途切れていた
せいなのでしょうが、そのあとの続きを読んで視点として
国民党側の中国人がたどった変遷流転の物語と肉親を殺された
犯人を追うサスペンスの色合いもあり、夏草冬濤のイメージは
なくなるのですが、根底にある基調が南米暴力映画の乗りがあり
これは人により好き嫌いが分れるかもしれません。

いま安保法政が国会審議され可決されようとするときに中国と
台湾、日本の立場からみる歴史観をそれぞれ見てみるとこうも
違うものかという思いもします。

台湾の親日的感情をよく日本の植民地支配が必ずしも悪ではないと
いうイメージに使う人がいますが、そんな簡単なはなしでない
のがこの小説でよく解ります。

日本人の知らない欠落した戦後史観というのが歴然としてあり、
今もそれに悩み苦しんでいる人がいるという事を認識することも
重要であると思います。

まず、終戦の日が8月15日であるとする日本の立場も未だ各式典を
行いますが、それが不戦の誓いとなっているのかときに疑問を
感じます。

というのも戦闘はその後も続き多くの日本人が抑留されたり、
強制労働されたりして、祖国に帰れずにいたのです。

アメリカも中国も戦争が終わった日を8月15日とは思っていません。

ポツダム宣言受諾なら北方四島や樺太南部や南方の島嶼群や各地
権益地までも一方的に放棄する必要があったのか納得できない
こともあります。

そして、戦後70年とする間もアメリカは新たな戦いを続けて
日本では戦後といえば第二次世界大戦ですが、世界的には
未だにテロとの戦いのさなかにあり、そんな感覚のずれの
なか国際的に事情が変わったから集団的自衛権を行使する
法律が必要になったというのはどうしても理解できません。

中国の海洋進出だとかホルムズ海峡に機雷だとか必要な事態を
色々出されても先日の抗日勝利の軍事パレードなどのニュースと
この小説の世界を考え併せても日本人にはまだ欠落している
情報があるように感じます。

この作品は作者の先祖の物語という事で自伝的な要素が強いと
いいますが、読後作者のプロフィールを見ると9歳の時に日本に
移住とあり、その後日本名の名乗りをしていることから、あれ
これは自分の物語じゃなかったのかと少しがっかりした感じを
受けました。

今まで触れない中国と日本との間の話だったので今を知るうえ
でも貴重な読書体験になったと思います。
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暑さ復活

2015年09月02日 16時44分32秒 | 日々のこと
久しぶりに夏の暑さが戻り、青空も見える日と
なりました。

しかし、この暑さの中大量注文をいただき、朝から
ずっと焙煎をして今終わり、しばし休憩中です。

途中配送の手配で焙煎室を抜けていたら、焙煎室の換気扇から
大量の煙が出てあわてて戻ったものの、焼きが進んで真っ黒の
豆になってしまいました。

このフレンチに焼けた豆はどうするんだろう。

自分で飲むか脱臭剤にするかまあしばらく眺めて考えます。

これからこの豆を詰めて配送までやらないといけません。

新豆の発注もしないといけないし、帳簿関係など次から次に
仕事が押し寄せてきます。

ちょっと出かけてみたい絵だとか買いたいものなどがあるのですが、
これは来週に持ち越しです。

予定していたバスケットの試合も急遽なくなり、秋深くなるかと
思われた天気と同様また逆戻りという感じです。

先週の甲府探訪をまたしたいという思いもあったのですが、
そんな余裕もありがたい大量注文でしばらくは無理そうです。

それでも暇より、忙しい方がいいなんて貧乏性なのでしょうか。

さてもうひと踏ん張り。
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